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Published byきみのしん みのしま Modified 約 7 年前
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仕事と職業の社会学 仕事を持つ、失うという経験に関する研究 仕事とその他の活動にかかわる研究 職業の歴史的変動や専門職労働にかんする研究
仕事の機能にかかわる研究
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分業 division of Labor 近代化された社会では、人々が異なる職につく。
職の違いに基づいて、異なる「運命」へと人々が振り分けられる。 何を基準に異なる仕事が人々に割り当てられるか。 分業の帰結は何か。
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労働市場 labor marketの基本要素
労働者 「形式的に」自由 使用者 「形式的に」自由 職務 企業間および企業内分業の結果 雇用 労働力を統制する権利と賃金の交換 ネットワーク 労働者と使用者の関係 契約 課業、労働条件、労働と賃金の水準を」規制する公式の契約と非公式の規範
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労働市場にかんする理論的仮定 雇用は使用者と従業員が自発的に行う交換である。 完全競争にもとづく 完全情報にもとづく
資源配分と価格設定のための効率的メカニズムである。
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職業威信occupational prestige
職業上の地位に由来する威信のこと。 「職業に貴賎なし」といっても、現実には「望ましさ」のモノサシが存在する。 ホワイトカラー>ブルーカラー 社会経済地位の側面のひとつ。
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White-collar /Blue-collar workers
ホワイトカラーは主として頭脳労働に携わる。 安定、高賃金、良好な職場環境。 ブルーカラーは身体労働に携わる。 ホワイトカラーに比べて一般に不安定、低賃金。 ピンクカラーは女性に典型的な仕事をする人を指す。図書館員、秘書、看護師など 女性はホワイトカラーの仕事からもブルーカラーの仕事からも排除されてきた。
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専門職 profession ☺ 理論的知識に基づいた技能の使用 技能の教育と訓練 試験によって保証される能力 信頼を保証する行動規範
成員を組織化する専門職団体
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専門職の地位と収入 高賃金 高い社会的地位 仕事上の自律性
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専門職の厚遇を説明する:理論A 専門家が社会的に価値あるサービスを履行するので、この特権的地位が与えられる。
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専門職の厚遇を説明する:理論B 専門職の排除戦略―学歴要件を用いて専門職への参入を制限しているから、専門職は特権を維持できる。
資格主義 credentialism ☺ ―教育で得た資格や要件に基づいて地位、とくに職業上の地位をあたえること。資格の取得そのものが目的となったり、資格と業務の関係が不明であるという問題も指摘される(学歴病 diploma disease)。
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アスクリプション・属性ascription ☺
個人の特徴のうち、生まれつきのものや自分で操作できないもののこと。 性別(最近はいちおう変更もできるがきわめてまれ)、年齢、国籍、肌の色、出身地、出身家庭など
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能力主義 meritocracy ☺ 職業構造における社会的地位が、アスクリプション(自分では変えようのない属性)で決定されるのではなく、能力(merit)をもとにして決定される原理のこと。 しかし能力をどうやって測定するのか。 能力と属性はじつは結びついているのではないか。
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人的資本 Human capital ☺ 労働市場の不平等を説明するために使われる、人間の生産性と雇用主に対する価値を指す概念。
教育、訓練、資格取得、経験の蓄積に時間やお金を「投資」する。 所得の差異の一部は人的資本の差異で説明できる。
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能力主義を徹底するための工夫 履歴書に写真を要求しない。 年齢、性別などの要件をつけない。 面接で家族構成などプライベートなことを聞かない。
など。
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理論Aと理論Bを見直す 理論Aでは専門職の厚遇は能力主義の反映にすぎないとする見方。
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「データ」と「説明」 労働にかんして、国の統計には労働力調査・就業構造基本調査などがある。
学術的データに、「社会階層と社会移動」全国調査、日本版GSS Japanese General Social Surveyなどがある。 データからどのようなことが読み取れるか検討してみる。
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平均年収 正社員453万円 パートタイム労働者110万円 派遣社員213万円 (ニッセイ基礎研究所・斉藤太郎) (データ 「労働力調査」)
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仕事からの収入(平成17年労働力調査)・男女別
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仕事からの収入(平成17年労働力調査)・年齢別
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仕事からの収入(平成17年労働力調査)・就業上の地位別
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労働力人口(平成17年労働力調査)・男女別・年齢別
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労働力化率(平成17年労働力調査)・男女別・年齢別
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正規職員としての労働力化率
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都道府県別有職率・失業率 有職率上位5県は福井、静岡、愛知、長野、石川 下位5県は北海道、和歌山、兵庫、奈良、沖縄
失業率上位5県は沖縄、大阪、兵庫、京都、奈良 下位5県は山形、福井、長野、島根、富山
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「変数」と「分析の単位」 変数 variable 個々の観察によって値が変わるもの。「数」のことではない。
年収、年齢、学歴、性別などは分析のレベル「個人」にかかわる変数。 県別有職率や県別都道府県などは分析のレベル「都道府県」にかかわる変数 分析の単位 unit of analysis 注目する観察のレベルのこと。 国、都道府県、市町村、世帯、個人など、さまざまな分析のレベルが存在する。
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正規職員男女比 日本 男性 女性 米国 男性 女性 日本にも米国にも、男性と女性がいることに違い はない。ならばこの比率の差はどこから生じるのか?
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