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熱海健康福祉センター 後藤 幹生 (熱海保健所)
熱海の介護 - 今とこれから - 第13回地域医療講座 ちゃっぴー & あつお C 熱海温泉ホテル 旅館協同組合 C 静岡県健康福祉部 静岡県の熱海健康福祉センターの所長兼熱海保健所の保健所長をしております、後藤幹生でございます。 わたしは、熱海の介護について、今の様子とこれからの予想についてお話しさせていただきます。 最後の題目で、みなさんお疲れのことと存じますが、もうしばらくご辛抱ください。 あつおは、熱海が誇る温泉大好きのおじさん妖精ゆるキャラですが、ちゃっぴーは、静岡県庁健康福祉部の生きがいと健康づくりのゆるキャラで、お茶の妖精ということになっています。 熱海健康福祉センター 後藤 幹生 (熱海保健所)
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介 護 介護とは 「介」の甲骨文字 「介」の甲骨文字は、 よろいの中に入った人の形 人を守る、助ける、支える、 仲立ちする等の意味
「介」の甲骨文字 介 護 人を守る、助ける、支える、 仲立ちする等の意味 まず最初に、介護の「介」の字について、調べてみました。「介」の字の甲骨文字は、よろいの中に人が入って守られている様子を表しているそうで、そこから、人を守る、助ける、支える、仲立ちするといった意味になったそうです。 介護の「護」の字も守るという意味ですから、介護とは、周りの人々がよろいになって、高齢者を守る、支えるということになります。
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熱海市の人口の推移 推定 ♨ 熱海市の65歳以上の高齢者人口のピークは、おそらく今。
国立社会保障・人口問題研究所 日本の地域別将来推計人口 より 推定 これからしばらくは、熱海市の人口に関するグラフをいくつか見ていただきます。 これは、平成25年に人口問題研究所が発表した4つの年代別の熱海市の人口の変化で、平成27年以降は推定値となっています。昭和55年には、5万人あった熱海市の人口は、平成20年ごろに4万人を切り、今から約25年後の平成52年には約2万人になると予想されています。 高齢者人口は、ピンクの部分の65歳から74歳までの前期高齢者と赤い部分の75歳以上の後期高齢者を合わせたものですが、平成27年、つまりほぼ現在が、おのおの約8,000人ずつ計約1万6000人でピークと思われます。その後ピンクの前期高齢者は減っていきますが、赤い後期高齢者は逆に増えていき、10年後の平成37年に1万人を超えてピークを迎えます。 ♨ 熱海市の65歳以上の高齢者人口のピークは、おそらく今。 ♨ ただし、75歳以上の後期高齢者の人口のピークは、10年後。
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熱海市の人口の推移 H22年を100として 100 推定 ♨ 熱海市の74歳以下は、25年後には今の約半数に減少する。
302 国立社会保障・人口問題研究所 日本の地域別将来推計人口 より 219 推定 164 198 117 64 49 57 44 30 38 14 もう少し分かりやすいように、熱海市の平成22年の各年代別の人口を100として、前後30年間の人口の変化を示したのがこのグラフです。 昭和55年の熱海市には、緑のペケで示す14歳以下の年少人口つまり子どもが、今の3倍もいました。青四角の15歳から64歳の生産年齢人口、働く世代も今の1.5倍以上いました。逆に、オレンジ色の丸の65~74歳は今の半分の人口で、ピンクの三角の75~84歳も今の3分の1、赤い菱形の85歳以上は今の14%に過ぎない人口でした。 一方、これからの25年間では、74歳以下の人口である黄色、青、緑は、増えることはなく減っていく一方で、平成52年には現在の約半分にまで減ります。ピンクの75~84歳は、10年後までは少し増えて今の約1.2倍になりますが、その後は減少し今の3分の2になります。しかし、赤の85歳以上の人口だけは、どんどん増加して今の約2倍に達します。 ♨ 熱海市の74歳以下は、25年後には今の約半数に減少する。 ♨ 85歳以上の高齢者は、25年先まで増加し、今の2倍になる。
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熱海市の年齢別要介護(支援)認定者の割合
H27年3月分介護保険事業状況報告暫定版および H27年4月高齢者福祉行政の基礎調査 より このグラフは、介護保険で介護を受けることができる65歳以上の方を5歳ごとに区切って、介護を受ける認定をされた方の割合を示しています。熱海市と静岡県全体では、認定の割合に大きな違いはありません。 今後25年で約2倍に増える85歳以上の高齢者の方々には、介護を受ける方がかなり多くいらっしゃいます。65歳から84歳までに比べて、85歳以上の方では介護を受ける割合が急に上昇していることが分かります。 ♨ 85歳以上になると、介護を受ける人の割合は急上昇し、 男性よりも女性のほうが、介護を受ける割合は高い。
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熱海市の人口ピラミッドの推移 昭和55年 (1980年) 平成22年 (2010年) 平成52年 (2040年) 90歳以上 80歳代
0~9歳 10歳代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代 80歳代 90歳以上 昭和55年 (1980年) 平成52年 (2040年) 平成22年 (2010年) しめじ形 松明形 モスク形 国立社会保障・人口問題研究所 日本の地域別将来推計人口 より 今度は、熱海市の最近平成22年の人口を5歳刻みの人口ピラミッドの形で見てみます。一番下、根元が0~5歳で、上に行くほど年齢が上がってゆき、てっぺんが90歳以上です。右側のピンクが女性、左側の青紫が男性の人数です。今は、60歳代の女性が最も多い勢力になっています。人口「ピラミッド」と言いますが、今の熱海市のグラフの形は、高齢者が多い頭でっかちの「しめじ」の形になっています。 35年前はどうだったかというと、昭和55年には30歳代の女性が最大勢力で、それ以下の若い世代の人口も多く、どっしりと安定した宮殿のドーム、「モスク」の形でした。 では、25年後の平成52年はどうでしょう。なんと90歳以上の女性が最大人数派閥となり、その次は70歳前後が多く、それより下の年代は下に行くほど先細りになっています。倒れる寸前の「松明(たいまつ)」といった形です。介護を支える若い人たちがこんなに減ってしまうのに、介護の必要な方が多い85歳以上の人数は今の2倍になる、…それが今から25年後の熱海です。 ♨ 熱海市の年齢別人口で最多は、35年前は30歳代女性、 現在は60歳代女性、25年後は90歳以上の女性となる。
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今の熱海市の高齢者世帯の特徴 ♨ 熱海市の現在の世帯は、4軒に1軒が高齢者のひとり暮らしで、 全国平均の2倍以上高率になっている。
H26年 国民生活基礎調査 より H26年 高齢者行政の基礎調査 より 今度は、世帯の中に高齢者の方がいるか、いないかで4つに分けて、平成26年の熱海市と全国の世帯を見てみます。 熱海市では、赤で示す高齢者のひとり暮らし世帯が24%を占め、全国の2倍以上です。逆に、黄色で示す、高齢者が若い世代と同居している世帯は少なくなっています。 このように、熱海市では、高齢者が若い同居家族から介護を受けることがかなり難しい状況にあることが分かります。ですから、ご近所みんなで助け合ってゆくことが重要になってきます。 ♨ 熱海市の現在の世帯は、4軒に1軒が高齢者のひとり暮らしで、 全国平均の2倍以上高率になっている。
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熱海市の要介護(支援)認定者の推移 推定 ♨ 熱海市の要介護認定割合は、県並みで、全国よりは低い。
H27年 第6期熱海市介護保険事業計画 より 推定 ここからは、熱海市の今の介護の状況について見てゆきます。 このグラフは、昨年作成された熱海市の介護保険事業計画書から頂戴したものです。平成25年までが実際のデータ―で、平成29年以降は推定値です。折れ線グラフは、65歳の方のうち介護認定を受けている方の割合です。先ほども示しましたように、赤四角の熱海市と青三角の静岡県全体では、認定割合はほとんど差はありません。緑の丸の全国と比べると、熱海市・静岡県はやや低い認定割合となっています。しかし、今後は、85歳以上人口の増加に伴い、認定割合は上昇が予想されます。 赤い棒グラフは、介護認定を受けている方の人数ですが、これも年々増えています。 次に、平成22年と25年を比較してみます。 ♨ 熱海市の要介護認定割合は、県並みで、全国よりは低い。 ♨ 熱海市の要介護認定者数と認定者割合は、年々増加中。
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熱海市の主な介護サービスの利用状況 1.1倍 1.2倍 1.6倍 H27年 第6期熱海市介護保険事業計画 より 1.1倍 (回/月) (回/月) (回/月) (人/月) (人) (日/月) (人/月) このグラフは、水色の棒が平成22年、赤が25年で、左端に介護認定者の人数を示し、その右側には、1か月あたりの主な介護サービスを受けている回数や人数を示しています。 この3年間で、介護認定者は約1.1倍に増えましたが、介護サービスを受けた回数や人数はそれを上回るペースで増加しており、特に通所サービスは1.6倍増加しています。 (人/月) ♨ 要介護認定者数の増加ペース以上に、介護サービスの利用は増加しており、特に通所介護の利用増加が顕著。
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<XX事業所> は、熱海市のホームページに掲載されている事業所数
主な介護サービス 居宅介護支援;ケアマネージャーが、ケアプランを作成し利用者に適切なサー ビスが提 供されるように事業者や関係機関と連絡・調整を行う。<25事業所> 訪問介護;ホームヘルパーが利用者の自宅を訪問し、食事,排泄,入浴等の 身体介護と 掃除,洗濯,買物,調理等の生活援助を行う。<11事業所> 訪問看護;看護師が疾患のある利用者の自宅を訪問し、主治医の指示に基づいて療養 上の世話や診療の補助を行う。<6事業所> 通所介護 (デイサービス) ;利用者が施設に通い、日常生活上の支援(食事や入浴等) や生活機能向上のための機能訓練等を受ける。<26事業所> 福祉用具貸与;指定を受けた事業者が、利用者の心身の状況、希望、生活環境等から 適切な福祉用具の選定・取り付け・調整等を行い、福祉用具を貸与する。<12事業所> 短期入所生活介護 (ショートステイ) ;介護老人福祉施設等が、常に介護が必要な利用 者の短期間入所を受け入れ、日常生活上の支援や機能訓練等を提供する。<5事業所> 認知症対応型共同生活介護 (グループホーム) ;認知症の利用者が、家庭的な共同生 活の中で日常生活上の支援や機能訓練等を受ける。<6事業所> 特定施設入居者生活介護;指定を受けた有料老人ホームや軽費老人ホーム等に利用 者が入所し、日常生活上の支援や機能訓練等を受ける。<7事業所> ここで、主な介護サービスの内容を簡単にご紹介します。赤いカッコの中の事業所数は、熱海市で利用できる事業所の数を示します。 介護サービスは、まず、ケアマネージャーさんにケアプランという計画を立ててもらいます。ヘルパーさんや訪問看護師さんに自宅に来てもらう訪問タイプ、自宅から施設に通う通所タイプ、用具を貸してもらうタイプ、施設に入所するタイプなどがあります。詳細は、後でこの資料を読んでいただいたり、次にご紹介する地域包括支援センターにおたずねしたりしてください。 <XX事業所> は、熱海市のホームページに掲載されている事業所数
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熱海市の地域包括支援センター 「地域包括支援センター」とは…高齢者が住み慣れた地域で生活していくため に、介護サービスをはじめ、福祉・医療などの様々なサービスを適切に利用でき るよう、総合的に支援する専門機関。 地域包括支援センターの主な業務 ● 高齢者とその家族からの相談受付、支援。 ● 高齢者の権利や財産を守る制度の利用促進、虐待の早期発見・ 防止の推進。 ● 地域のケアマネジャーのネットワークづくり、困難事例へ助言。 ● 地域の高齢者の状態の把握、介護予防の推進。 熱海の地域包括支援センター 3か所とその電話番号 ■ 旧市内;熱海地区地域包括支援センター ☎ ■ 多賀,網代地区;南熱海地域包括支援センター ☎ ■ 泉,伊豆山地区;泉・伊豆山地域包括支援センター ☎ そこで、地域包括支援センターのご紹介をします。 地域包括支援センターは、高齢者の方が、住んでいる地域の中で、介護や医療など様々なサービスを適切に受けられるように総合的に支援する専門機関で、「包括」というのは総合的という意味です。 地域包括支援センターの業務には、赤い丸で示したようなものがありますが、これから若い世代が減って85歳以上が増えていく熱海市としては、介護をなかなか受けなくて済むように、健康で動ける状態を長く続ける「介護予防」が特に大事で、地域包括支援センターも力を入れています。 市内3か所の地域包括支援センターの電話番号を載せておきます。 熱海市のホームページ より
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要介護(支援)となった原因(全国) ♨ 要介護となった原因の1位は脳卒中、2位は認知症。
H25年 国民生活基礎調査 より 介護をなかなか受けなくて済むようになるためには、介護を受けるようになる原因をまず知ることが必要です。 このグラフは、下に行くほど介護度が高い状態です。棒グラフが右に伸びるほど原因の割合が高いことを示します。 赤い棒で示す、脳血管障害、つまり脳卒中が、ほとんどの介護の段階で原因の1位か2位を占めていて、総合で1位になっています。特に重い介護の状態ほど、脳卒中の原因割合が高くなっています。2位は薄いピンク色で示す認知症です。また、青で示す関節の病気や、緑で示す転倒による骨折も介護が必要になる原因になっていることが分かります。 ♨ 要介護となった原因の1位は脳卒中、2位は認知症。 ♨ 介護度が重いほど、脳卒中が原因を占める割合が高くなる。
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脳卒中 脳卒中の原因 よろしくない 生活習慣 生活習慣病 栄養過多 高血圧症 喫煙 糖尿病 多量飲酒 脂質異常症 運動不足 心房細動
ストレス など 高血圧症 糖尿病 脂質異常症 心房細動 その他心疾患 など 国立循環器病研究センターの ホームページ より それでは、介護を受ける原因の1位である脳卒中の原因は何なのでしょうか? 栄養の取りすぎやタバコ、お酒の飲みすぎ、運動不足といった、あまりよろしくない生活習慣を続けていると、40歳代の厄年を過ぎた頃くらいから、徐々に高血圧症、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病を発病してきます。 この生活習慣病は、どれも症状がほとんどないので、日常生活に目立った支障はありませんが、突然脳卒中を起こし、亡くなったり大きな後遺症を残したりすることがあります。 ♨ 生活習慣病自体は、日常生活に支障をきたさないことが 多いが、脳卒中を起こす時限爆弾である。
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要介護となるのを防ぐ熱海市の取組 「介護予防」とは…要介護の状態にならないように、 ● 自分自身で、 ● 家族みんなで、
● 自分自身で、 ● 家族みんなで、 ● ご近所さんや友だちと一緒に、 ● 市や県の行事にも参加して、…健康・元気を保つこと。 熱海市のこれからの取組 ① TDAS「ティーダス」…タッチパネル式認知機能評価法 ⇒軽度の認知症を早期発見し、個別に対応を相談 ② ロコモガード…体力測定と問診で運動機能を評価 ⇒個別に体力づくりの助言と運動メニューの作成 ③ 健康づくり講座…90分 X 5回で知識と実技の習得 ⇒1) 栄養改善と減塩、2) TDASとロコモガード実施 3) 認知症予防、4) 口腔機能向上、5) 運動機能向上 問合せ先;熱海市役所 ☎ 脳卒中などから要介護の状態にならないように、自分自身で、 家族みんなで、 ご近所さんや友だちと一緒に、市や県の行事にも参加しながら、健康・元気を保つことが、「介護予防」です。 そこで、熱海市のこれからの介護予防の取組を紹介というか宣伝します。 1つ目は、TDAS「ティーダス」というタッチパネル式認知機能評価法で、これを体験していただいて、軽度の認知症を早期発見し、個別に対応を相談します。 2つ目は、「ロコモガード」という体力測定と問診で運動機能を評価するもので、その結果に基づいて個別に体力づくりの助言と運動メニューの作成を行います。 3つ目は、「健康づくり講座」で、1回90分の講義を5回受けることで、栄養改善と減塩、TDASとロコモガード実施、認知症予防、口腔機能向上、運動機能向上といった介護予防に大切な知識と実技の習得ができます。4月から泉公民館、8月から南熱海支所、12月からいきいきプラザで講座が始まります。詳しくは、熱海市役所のこの電話番号にお問い合わせください。
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TDAS(タッチパネル式認知機能評価法)
♨ 自分一人で約5分間で出来、 高い信頼性がある。 ♨ 健康づくり講座、出前講座、 健康まつり等で、実施予定。 ティーダスの様子をメーカーのホームページから引用しました。自分一人だけで5分間という短時間で、認知症の始まりなのかどうかが評価できます。健康まつりや出前講座でも体験できる予定です。わたしもぜひやってみたいです。 日本光電のホームページ より
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住まい 医療 介護 生活支援 介護予防 「地域包括ケア」とは 地域包括 支援センター 老人クラブ・自治会・ボランティア
病院勤務医 看護師、療法士 かかりつけ医 訪問看護師 ♨ 医療者、介護職員、行政職員、 地域住民が連携して高齢者を支援。 住まい 訪問 通所 医療 介護 歯科医 薬剤師 ケア マネージャ 生活支援 介護予防 入所・居住 地域包括 支援センター そろそろわたしの話も終わりに近づきました。今日皆さんにぜひ覚えて帰っていただきたい言葉をご紹介します。それは、「地域包括ケア」です。 先ほどの「地域包括支援センター」と似ていますが、地域包括支援センターもメンバーに入っています。わたしの前にご講演して戴いた、医師、歯科医師、薬剤師さん、そして看護師さんやリハビリの療法士さんたちは医療のメンバーですし、介護のお仕事をされている方々、そして地域の住民のみなさん方ご自身も重要なメンバーです。そして、わたしのような県の職員や、熱海市役所の方々も入って、みんなで連携して高齢者、さらには身体に不自由のある方々を支援していくのが、「地域包括ケア」の姿です。 これを地域の実情に合わせてうまく作ってゆくことが、これから先の25年間に最も大事なことだと思います。 老人クラブ・自治会・ボランティア
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毎日歩くことで予防出来ること 1日の 歩数 予防できること 2,000歩 0分 寝たきり 4,000歩 5分 うつ病 5,000歩 7分半
そのうち、 早歩きか 登坂の時間 予防できること 2,000歩 0分 寝たきり 4,000歩 5分 うつ病 5,000歩 7分半 要介護、脳卒中、認知症 7,000歩 15分 がん、骨粗鬆症、骨折 8,000歩 20分 高血圧、糖尿病 12,000歩 40分 肥満 最後に、もう1つ覚えて帰っていただきたいことを話します。そして、ぜひご家族やお友達にも教えてあげてください。 東京都健康長寿医療センター研究所の青栁先生が、群馬県中之条町の65歳以上の住民5,000人を対象とした長期研究を行った結果、毎日しっかり歩くことで、いろんな病気が予防できることが分かりました。 特に赤い太字で示すのが、わたしの今日の話にぴったりのところです。要介護状態にならないように予防するため、さらに介護になる2大原因の脳卒中・認知症を予防するためには、1日5,000歩歩くのが良いそうです。だいたい1分間に100~120歩を歩きますので、5,000歩歩くには40~50分はかかります。そして、そのうち7分半の間は、早足で歩くか坂道を登って、うっすら汗をかくくらいの負担をかけることが必要だそうです。 ちなみにわたしは毎日、西山町の第一小学校の上のほうにある自宅から、郵便局の隣の県の総合庁舎まで歩いて通っています。行きは下りで20分弱、帰りは登りで25分以上かかり、往復で6,000歩は歩いています。しかも帰りはほとんどずっと登りで冬でも汗をかきます。そういうわけで、熱海に住んでいる限り、わたしは介護のお世話にならずに済みそうです。 東京都健康長寿医療センター研究所 青栁幸利氏による 群馬県中之条町の65歳以上の住民5,000人を対象とした長期研究 より
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ま と め 1. 熱海市の25年後の人口予測では、74歳以下の人は半数に減り、 85歳以上の人は2倍に増えます。
1. 熱海市の25年後の人口予測では、74歳以下の人は半数に減り、 85歳以上の人は2倍に増えます。 2. 熱海市の現在のひとり暮らしの高齢者世帯の割合は、全国の2 倍以上多くなっています。 3. 65歳になって、介護保険制度の介護サービスを受けたいと感じ たら、市内3か所の地域包括支援センターに相談しましょう。 4. 日頃から、自身、家族、隣人・友人で健康づくり、介護予防につ いて考え、できることから始めてゆきましょう。 5. 熱海市の介護予防事業に積極的に参加しましょう。 6. 熱海の坂道を毎日7分半歩いて登り、あと40分ほど平地を歩くこ とが、自分で出来る介護予防の第1歩です。 最後に、今日お話ししたことのまとめをお示しします。 1. 熱海市の25年後の人口予測では、74歳以下の人は半数に減り、85歳以上の人は2倍に増えます。 2.熱海市の現在のひとり暮らしの高齢者世帯の割合は、全国の2倍以上多くなっています。 3.65歳になって、介護保険制度の介護サービスを受けたいと感じたら、市内3か所の地域包括支援センターに相談しましょう。 4.日頃から、自身、家族、隣人・友人で健康づくり・介護予防について考え、できることから始めてゆきましょう。 5.熱海市の介護予防事業に積極的に参加しましょう。 6.熱海の坂道を毎日7分半歩いて登り、あと40分ほど平地を歩くことが、自分で出来る介護予防の第1歩です。 以上です、最後まで御静聴ありがとうございました。本日は、お疲れさまでした。
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