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安全管理体制に係る 内部監査について 国土交通省 大臣官房 運輸安全監理官室 ~内部監査の概要と実施のポイント~ VERSION DATE

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1 安全管理体制に係る 内部監査について 国土交通省 大臣官房 運輸安全監理官室 ~内部監査の概要と実施のポイント~ VERSION DATE
REMARKS Ver1.1 2010/01/10 Ver1.2 2010/12/15 Ver1.3 2011/10/06 Ver1.4 2011/11/07 Ver2.1 2012/03/26 Ver2.2 2013/05/15 Ver2.3 2014/06/06 スライド7,8,30,31,58,59, 60,61,74,75,85~91の改訂 国土交通省 大臣官房 運輸安全監理官室

2 本講義の位置付け・留意点 1. 本講義は、主として運輸事業者の安全管理体制に係る内部監査業務に従事される皆様を対象としたものです。
2. 以下に該当する方は、よりイメージしやすいと思います。   ① 「運輸事業者における安全管理の進め方に関するガイドライ      ン(平成22年3月版)」の知識を有する方   ② 運輸安全マネジメント評価を受けた方 3. 本講義は、ISO規格のマネジメントシステム等を参考にしております。 4. 本資料は参考例ですが、御社の内部監査手法のご参考としていただければ幸いです。 5. 引用/転用する場合は、大臣官房運輸安全監理官室に お問い合わせ下さい。

3 本講義のポイント 1. 内部監査とは何か。 2. 内部監査計画をどのように作成するか。 3. 内部監査をどのように実施するか。
4. 内部監査の結果をどのように報告するか。 5. 措置とフォローアップをどのように行うか。 6. 内部監査要員をどのように育成するか。

4 目 次 1 1. はじめに 2. 内部監査の計画 1-1. 内部監査とは何か 1-2. 内部監査の流れ 1-3. 内部監査の留意事項
目 次 1  1. はじめに 1-1. 内部監査とは何か 1-2. 内部監査の流れ 1-3. 内部監査の留意事項 2. 内部監査の計画 2-1. 内部監査計画の流れ    2-2. 内部監査計画を立案 2-3. 個別の内部監査計画

5 目 次 2 3. 内部監査の実施 4. 内部監査の報告 5. 措置とフォローアップ 6. 内部監査要員の育成 7. 内部監査(はじめの一歩)
目 次 2  3. 内部監査の実施 3-1. 内部監査実施の流れ 3-2. オープニングミーティング 3-3. 監査技法 3-4. 指摘事項    3-5. 優良事例 3-6. クロージングミーティング 4. 内部監査の報告 5. 措置とフォローアップ 6. 内部監査要員の育成 7. 内部監査(はじめの一歩)

6 ページ調整用スライド

7 1. はじめに 1-1. 内部監査とは何か 1-2. 内部監査の流れ 1-3. 内部監査の留意事項

8 「監査」とは(参考1/2) 判定するために、監査証拠を収集し、 それを客観的に評価するための体系的で、独立し、文書化されたプロセス」
1-1. 内部監査とは何か 「監査」とは(参考1/2) 「監査基準が満たされている程度を 判定するために、監査証拠を収集し、 それを客観的に評価するための体系的で、独立し、文書化されたプロセス」 (ISO19011 3.1)

9 「監査」とは(参考2/2) ・ 監査基準:監査証拠と比較する基準として用いる一連の 方針,手順又は要求事項 。
1-1. 内部監査とは何か 「監査」とは(参考2/2) ・ 監査基準:監査証拠と比較する基準として用いる一連の 方針,手順又は要求事項 。 ・ 監査証拠:監査基準に関連し,かつ,検証で   きる記録,事実の記述又はその他の情報。 マネジメントシステムの内部監査は、自分たちの決めたことが実行さ れていて、効果的であることを、客観的に確かめる仕組み。

10 1-1. 内部監査とは何か 監査の種類 荷主 外部委託先 第二者監査 第三者機関 (国等) 事業者 第一者監査 (内部監査) 第三者監査

11 1-1. 内部監査とは何か 内部監査の目的 ・ 安全管理体制の構築・改善における取組の適合性及び安全管理体制の有効性の確認を行うことにより、 安全管理体制上の課題や問題点を見出すことです。 ・ また、監査において見出された優良事例、アドバイスなどについては、水平展開することで全社の改善を図ることも可能となります。

12 適合性の監査と有効性の監査 1. 適合性の監査 要求事項を満たしていることの視点。 関係法令、安全管理規程、その他社内規程・手順
1-1. 内部監査とは何か 適合性の監査と有効性の監査 1. 適合性の監査    要求事項を満たしていることの視点。      関係法令、安全管理規程、その他社内規程・手順   通りに実施され、その徹底が図られているかの状況を確認すること。(合致状況を確認するなど。) 2. 有効性の監査    安全管理の取組が効果的に実施されているか    の視点。      安全管理体制に係るPDCAサイクルが適切に機能しているか。(目標の達成状況、安全の取組の見直し・改善の状況を確認するなど。)

13 適合性の監査 1. 手順に基づく監査 - 社内規程、手順通りに行っているか。 - 関係法令等で規定された記録があるか。
1-1. 内部監査とは何か 適合性の監査 1. 手順に基づく監査  - 社内規程、手順通りに行っているか。 - 関係法令等で規定された記録があるか。 2. 要求項目毎の監査 - 各部門に該当する関係法令等の要   求事項が満たされているか。

14 有効性の監査 Plan(計画) ガイドラインの14項目について、PDCAサイクルを見る監査 Do(実行) Act(改善) Check(評価)
1-1. 内部監査とは何か 有効性の監査   Plan(計画) ガイドラインの14項目について、PDCAサイクルを見る監査 Act(改善) Do(実行) Check(評価)

15 有効性の監査の事例 安全管理の取組が効果的に実施されているか。 安全管理の取組の結果が期待するものになっているか。
1-1. 内部監査とは何か 有効性の監査の事例 安全管理の取組が効果的に実施されているか。 安全管理の取組の結果が期待するものになっているか。 安全重点施策で設定した目標の達成状況はどうか。

16 内部監査の効果 安全管理体制を構成する各種の取組の強みと弱 みが把握できる。 - 強み:自社の取組みの優れている点。
1-1. 内部監査とは何か 内部監査の効果 安全管理体制を構成する各種の取組の強みと弱    みが把握できる。   - 強み:自社の取組みの優れている点。   - 弱み:自社の取組みの劣っている点(脆弱性)。 2. 安全管理体制を改善する機会が得られる。 安全性の向上に寄与 3. 内部監査要員がアドバイスを行うことで仕組みの 改善を行い安全性の向上に貢献できる。

17 内部監査の流れ 経営トップ 1-2. 内部監査の流れ 年間及び個別監査計画の立案 被監査部門、重点監査項目、監査員指名 監査手順の見直し
監査手順の見直し          監査員教育の見直し 年間及び個別監査計画の立案   被監査部門、重点監査項目、監査員指名 監査計画の立案 全体監査方針の策定     全体監査計画の報告・承認 監査員打合せ(全体、チーム単位) 個別チェックリスト作成 改善の指示 経営トップ 安全統括管理者 内部監査の  レビュー レビューの報告 内部監査の実施 次回監査方針、監査計画への 情報提供 監査報告 監査結果に対する指示 是正状況の報告 報告書の作成 フォローアップ監査 被監査部署での 是正措置 不適合の提供、是正要求全体の報告書作成 是正状況の確認

18 内部監査に関わる人々の役割 経営トップ 安全統括管理者 内部監査要員 1-2. 内部監査の流れ
1. 監査方針(監査の目的及び意図等)、重点監査項目   に関与する。 2. 結果をレビューする。 経営トップ 1. 監査の目的を明確にして監査を計画する。  (例:年間実施計画) 2. 監査結果を分析し、経営トップに報告する。 3. 監査の質を向上する。 安全統括管理者 1. 具体的な実施計画を明確にする。 2. チェックリストを作成する。 3. 計画通り監査を実施する。 4. 結果を安全統括管理者に報告する。 内部監査要員

19 内部監査対象範囲の例 経営管理部門 *監査役 経営トップ 安全統括管理者 *安全推進部 総務部 運行管理部 車両管理部
1-2. 内部監査の流れ 内部監査対象範囲の例 経営管理部門 対象範囲 *監査役 経営トップ *安全推進部、 又は監査役が各 部から内部監査 要員を集める。 安全統括管理者 *安全推進部 総務部 運行管理部 車両管理部 経営管理部門: 現業実施部門を管理する責任及び権限を持つ部門及び階層(経営トップを含む。)

20 内部監査の留意事項(1/6) 計画 1. 内部監査の対象範囲を定める。 対象範囲 ー 経営管理部門(経営トップ、安全統括管理
1-3. 内部監査の留意事項 内部監査の留意事項(1/6) 計画 1. 内部監査の対象範囲を定める。   対象範囲 ー 経営管理部門(経営トップ、安全統括管理           者等)及び必要に応じ現業実施部門。 2. 関連文書 ー 安全管理規程、ガイドライン 等。 3. 重点監査項目を定める。 4. 一定の期間で、輸送の安全に係る全ての経営管理部門   を一巡し、かつ可能であればガイドラインの14項目を全   てカバーすることを考慮して、計画を立てる。

21 内部監査の留意事項(2/6) 頻度 少なくとも1年毎に実施する。 下記のような場合には臨時の内部監査をするとよい。
1-3. 内部監査の留意事項 内部監査の留意事項(2/6) 頻度 少なくとも1年毎に実施する。 下記のような場合には臨時の内部監査をするとよい。 1.大きな監査項目の変更(事業法、ガイドラインなど)。 2.大きな組織変更(事業者の合併、分割など)。 3.その他、大きな安全に関する仕組みの変更、重大事  故等の発生等。 21 21

22 (内部監査を受ける部門の業務に従事していない者が実施する。)
1-3. 内部監査の留意事項 内部監査の留意事項(3/6) 内部監査要員の指名 客観性と公平性が確保できるように選定 する。 (内部監査を受ける部門の業務に従事していない者が実施する。) 22

23 内部監査の留意事項(4/6) 指摘に対する措置 フォローアップ
1-3. 内部監査の留意事項 内部監査の留意事項(4/6) 指摘に対する措置   内部監査で指摘を受けた被監査部門は、  問題点の原因を遅滞なく除去するために必要な是正措置・予防措置を実施する。 フォローアップ 1. 実施した是正措置又は予防措置の事後の 有効性評価を実施する。 2. とられた措置の検証を行い、安全統括管理者等に検証結果の報告を行う。        

24 内部監査の留意事項(5/6) 内部監査結果の報告 監査終了後、速やかに監査結果を取りまと め、経営トップ及び安全統括管理者に報告 する。
1-3. 内部監査の留意事項 内部監査の留意事項(5/6) 内部監査結果の報告 監査終了後、速やかに監査結果を取りまと   め、経営トップ及び安全統括管理者に報告   する。 2. 被監査部門関係者に監査結果を説明・伝達する。 3. マネジメントレビューのインプットにする。

25 1-3. 内部監査の留意事項 内部監査の留意事項(6/6) 内部監査の手順を定めて、文書にする。 手順の文書化

26 1. まとめ(その1) 1. 内部監査の目的を考える。 2. 内部監査の仕組みを構築する。 監査方針、重点監査項目等を定める。
1. はじめに 1. まとめ(その1) 1. 内部監査の目的を考える。   監査方針、重点監査項目等を定める。   適合性と有効性の両方を監査する。 2. 内部監査の仕組みを構築する。   一連の流れを明確にして手順(書)を 作成する。   内部監査の仕組みもPDCAを意識する。

27 2. 内部監査の計画 2-1. 内部監査計画の流れ 2-2. 内部監査計画の立案 2-3. 個別の内部監査計画

28 内部監査計画の流れ(例) 2-1. 内部監査計画の流れ 年間内部監査実施計画の立案 経営トップ等 個別内部監査実施計画の立案
監査方針 年間内部監査実施計画の立案 安全統括管理者 経営トップ等 計画承認 実施時期、被監査部門、重点監査項目など 重点監査項目の確認、承認 個別内部監査実施計画の立案 安全統括管理者及び監査員 監査方針、部門毎の重点監査項目の確認 など 内部監査要員(監査チーム)の指名 安全統括管理者 計画に基づく部門毎の監査員(チーム)の指名 被監査部門への通知 チームリーダー 監査チームミーティングの開催 チームリーダー 監査実施時の担当、監査項目の確認 など 内部監査チェックリストの作成 チームリーダー 被監査部門に応じた監査チェックリストの作成 監査の実施

29 内部監査実施計画立案時の留意点 1. 内部監査の目的を明確にして、その目的が達成できるように内部監査を計画する。
2-2. 内部監査計画の立案 内部監査実施計画立案時の留意点 1. 内部監査の目的を明確にして、その目的が達成できるように内部監査を計画する。 2. 部門の取組状況、過去の監査結果等を考慮して、監査方針、重点監査項目を含めた内部監査実施計画(対象部門、頻度等)を策定する。 3. 一定期間で全ての部門を監査するように計画する(ガイドラインの項目も配慮)。 4. 部門の規模を考慮(部単位又は課単位で監査)。

30 経営トップへの内部監査(1/2) 1. 結論からいうと“必要”。 2. 安全管理体制におけるプレイングマネージャー。
2-2. 内部監査計画の立案 経営トップへの内部監査(1/2) 1. 結論からいうと“必要”。 2. 安全管理体制におけるプレイングマネージャー。 3. 取組む姿勢は安全管理そのものを左右する 。 4. 安全に特化したマネジメントの関与を確認する。 5. 安全管理体制においては構成員であり、経営者の責務について、それが適切に果たされているか確認する。

31 経営トップへの内部監査(2/2) 監査手法の例 1.監査要員に経営トップ以外の監査で経験を積ませる。
2-2. 内部監査計画の立案 経営トップへの内部監査(2/2) 1.監査要員に経営トップ以外の監査で経験を積ませる。 2.経営トップの発言、会議の議事録、特にマネジメントレ ビューから内部監査を実施 3. 段階的にインタビューによる監査に移行。 1.事業における安全に関するリスクの把握状況   (ハード:設備、ソフト:人、システム:手順) 2.リスクへ対応の考え方(短期、中期、長期) 3.リスク対応の実施状況と効果把握、見直し改善状況 監査手法の例 質問内容の例(大きな視点でのPDCA)

32 どの部門に焦点をあてるか (内部監査の優先度が高い部門の例)
2-2. 内部監査計画の立案 どの部門に焦点をあてるか (内部監査の優先度が高い部門の例) 事業者の安全性に大きな影響を直接与える部門 2. 事業者が目指している安全方針・安全重点 施策を実現(達成)する上で重要な部門 3. 関係法令遵守のために重要な部門      (遵守しないと大きな問題になる可能性) 4. 特に改善が必要とされる部門

33 漏れのない実施計画を立てる(例) 2-2. 内部監査計画の立案 経営トップ 安全統括管理者 △△部 ガ イ ド ラ ン の項目 (1) ◎
XX部 △△部 □□部 の項目 (1) (2) (3) ◎   (4) (5) (6) (7) (14)

34 年間実施計画の立案(例) 2-2. 内部監査計画の立案 年間内部監査実施計画表(例) 予定を○で実施したら●などの工夫ができる。
年2回監査を実施する事例 上期の開催予定及び監査目的を考慮して設定する。 予定の変更があった場合にこのような記載で工夫できる。

35 個別内部監査実施計画(例) 監査日時 平成○○年7月1日 13:00~14:30 被監査部門 ○○部 監査チーム
2-3. 個別の内部監査計画 個別内部監査実施計画(例) 監査日時 平成○○年7月1日 13:00~14:30 被監査部門 ○○部 監査チーム ○○太郎(リーダー)、△△次郎 重点監査項目 ガイドライン (2),(3),(6),(7),(10)   スケジュール 13:00~14:00 部長インタビュー 14:00~14:30  記録の確認

36 年間監査計画立案時の今年度の監査目的、前回までの監査結果等から個別の監査ポイント、監査項目(ガイドライン項番)を設定する。
2-3. 個別の内部監査計画 部門毎の重点監査項目(例) 重点監査項目 部門名 平成 ○○年度 重点監査項目 経営トップ 項目:経営トップの責務、マネジメントレビューの実施状況 安全統括管理者/ 安全推進委員会 特に安全管理体制全般活動の監視・改善活動を中心 項目:安全統括管理者、教育、内部監査、マネジメントレビュー 安全推進部 情報伝達及びコミュニケーションの確保 事故、ヒヤリ・ハット情報等の収集・活用 、 前回監査時の不具合の改善状況  文書、記録の確認 監査室 □□部 ●●課 現場○○部 ××課 年間監査計画立案時の今年度の監査目的、前回までの監査結果等から個別の監査ポイント、監査項目(ガイドライン項番)を設定する。

37 内部監査要員(監査チーム)の指名(例) 2-3. 個別の内部監査計画
個別の内部監査計画立案時に部署、重点監査項目を考慮して、内部監査要員を指名してチームを編成する。

38 個別の重点監査項目計画書の重点項目を考慮して、タイムスケジュールを作成する。
2-3. 個別の内部監査計画 被監査部門への通知(例) 個別の重点監査項目計画書の重点項目を考慮して、タイムスケジュールを作成する。

39 2-3. 個別の内部監査計画 監査チームミーティング(参考) 内部監査チームは、内部監査リーダーを中心に、個別の内部監査計画、重点監査項目、役割分担、内部監査スケジュールなどを確認する。 2. チェックリスト案作成等の役割分担、作成期日、作成後の内容確認などを実施する。 実施例

40 内部監査チェックリスト 1. 適合性 ー 基準通り実施されているか。 2. 有効性 ー 効果的に実施(PDCAが機能して
2-3. 個別の内部監査計画 内部監査チェックリスト 1. 適合性 ー 基準通り実施されているか。 2. 有効性 ー 効果的に実施(PDCAが機能して          いるか)されているか。 3. 上記1. 、2.を点検・確認し、その結果を記入するための一覧表。 4. あらかじめ点検・確認するための質問項目(チェックポイント)を具体的に記入しておくと利便性が高い。 <メリット> わき道にそれず、効率的に要点を押さえた監 査が可能。 <デメリット>質問することが目的となる可能性がある。

41 チェックリスト作成時の留意点(1/2) 1. PDCAサイクルを意識する。 2. 監査目的、重点監査項目を意識する。
2-3. 個別の内部監査計画 チェックリスト作成時の留意点(1/2) 1. PDCAサイクルを意識する。 2. 監査目的、重点監査項目を意識する。 3. インタビュー内容との調和を図る。                       (後述「質問のしかた」を参照) 4. 安全重点施策(目標と取組計画)を意識する。 適切な目標が設定されているか。 目標を達成するための適切な取組計画が立てられているか。 目標は達成されているか、 達成されていなければ、何らかの対応が取られているか。

42 チェックリスト作成時の留意点(2/2) 5. 手順通りに実施されているかだけでなく、 その手順自体が適切かについても考える。
2-3. 個別の内部監査計画 チェックリスト作成時の留意点(2/2) 5. 手順通りに実施されているかだけでなく、 その手順自体が適切かについても考える。 安全管理体制を運用するためにその手順が適切か。 6. インタビューの質問/回答だけで済ませず、現場/関連記録類でも確認する。

43 被監査部署の業務の理解 2-3. 個別の内部監査計画 教育の取組み 活 動 実施時期 実施者 インプット アウトプット P D C A
活  動 実施時期 実施者 インプット アウトプット P 教育実施予定の作成 毎月末 教育責任者 年間教育計画書 個別教育実施予定書 D 教育の実施 予定月/日 指定講師 教育実施予定 個人別教育記録 教育実施報告書 C 教育効果の確認 教育実施後 直属上司 ヒアリング 効果確認結果 A 必要な処置の実施 必要時 処置実施結果 43

44 チェックリストの様式例(適合性の監査部分)
2-3. 個別の内部監査計画 チェックリストの様式例(適合性の監査部分) 左の要求事項に基づいて確認した結果、どういった状態であったか内部監査時に確認したことを記載する。 社内で決められている各種手順(安全管理規程、各種の手順など)の内容を記載。確認する記録も記載しておくと漏れを防げる。 実際に確認した結果、判定を記載。不具合となった場合は、改善を要求する必要性も検討。

45 チェックリストの様式例(有効性の監査部分)
2-3. 個別の内部監査計画 チェックリストの様式例(有効性の監査部分) 左の要求事項に基づいて確認したインタビュー、記録確認の結果どういった状態であったか、内部監査時に確認したことを記載する。 ガイドラインの項目、社内の各手順を意識して記載。特に一連の活動の計画、実施、確認、改善の一連の流れが適切か、社の方向性に合致しているか。 改善を求めない記載の主旨を入れる。 実際に確認した結果、判定を記載。不具合となった場合は、改善を要求する必要性も検討。

46 2. まとめ(その2) 1. 全体の計画を立てる。 2. 個別の内部監査計画を立てる。 重要な部門、重点監査項目を考慮する。
2.内部監査の計画 2. まとめ(その2) 1. 全体の計画を立てる。 重要な部門、重点監査項目を考慮する。 もれのない計画を立てる。 2. 個別の内部監査計画を立てる。 個別の内部監査実施計画を作成する。 チェックリストを作成する。 PDCAサイクルが見られるようなチェックリストにする。   (適合性のみでなく、有効性監査を意識する。)

47 3. 内部監査の実施 3-1. 内部監査実施の流れ 3-2. オープニングミーティング 3-3. 監査技法 3-4. 指摘事項
3-1. 内部監査実施の流れ 3-2. オープニングミーティング 3-3. 監査技法 3-4. 指摘事項 3-5. 優良事例 3-6. クロージングミーティング

48 内部監査実施の流れ(例) 3-1. 内部監査実施の流れ オープニングミーティング インタビュー、記録確認 優良事例、不具合等の抽出
チームリーダー 監査目的、実施方法、スケジュールの確認 など インタビュー、記録確認 内部監査チーム チェックリストを基にインタビュー、記録の確認など 優良事例、不具合等の抽出 内部監査チーム 監査結果まとめ チームリーダー 被監査部門に対する評価点、是正要求項目などの説明する事項のとりまとめ クロージングミーティング チームリーダー 被監査部門に対して、上記でとりまとめた結果の報告 監査結果、 改善提案の報告 内部監査報告書の作成 内部監査チーム 経営トップ等 監査結果のとりまとめ 監査の見直し、是正措置へ

49 オープニングミーティング(参考) 実施例 1. 内部監査チームの紹介 2. 内部監査の目的について説明 3. 内部監査の実施方法の説明
3-2. オープニングミーティング オープニングミーティング(参考) 実施例 1. 内部監査チームの紹介 2. 内部監査の目的について説明 3. 内部監査の実施方法の説明 4. 重点監査項目の説明 5. 内部監査スケジュールの確認 6. 「不具合」等の説明 7. 「サンプリング」で監査することの説明 8. 質疑応答

50 監査の進め方 監査は、インタビューと記録の確認がツールとなる。
3-3. 監査技法 監査の進め方 監査は、インタビューと記録の確認がツールとなる。 安全管理規程、社内規程、各種手順等が確立されているか。(インタビュー、記録確認) 監査基準 関係法令、社内規程等(方針・手順を含む)に適合しているか。(インタビュー、記録確認) 適合性 PDCAサイクルが機能しているか。効果が上がっているか。 (インタビュー、記録確認) 有効性 注:不具合を発見した場合、必要に応じて矢印をさかのぼることも必要。

51 質問のしかた 1. 全体から幹へ、幹から枝葉へ。 2. オープンクエスチョン(5W1H)を多用する。
3-3. 監査技法 質問のしかた 1. 全体から幹へ、幹から枝葉へ。 2. オープンクエスチョン(5W1H)を多用する。 3. 簡潔、明瞭に質問する。(一問一答) 4. 期待した回答が得られないときは、質問の仕 方を変える。 5. 不具合として適/否の判断ができるまで、相 手の回答から更に発展した質問をする。 6. 現在の質問内容と関係ない質問をしない。

52 メモのとり方 得られた客観的事実は監査結果としてとりま とめる。 メモの記載例 3-3. 監査技法 1. 対象部門名、出席責任者名
2. 確認した文書・サンプル (後で検索できるように、名称を記載する。) 文書(文書の名称/文書番号、作成日、改訂日/版数、承認者など。) 記録(記録の名称、作成日、承認者など。) 3. 不具合の内容と社内規程類の項目/ガイドラインの項目 4. 保留事項 事務局と相談をして、後日、正式に連絡することが必要なもの。 他の部門で確認が必要なもの。      →識別をしてわかりやすくメモしておく。 52

53 サンプルのとり方 時間の制約もあることから、網羅的に実施し難く、 サンプルを取ることとなる。 1. サンプルは監査員が自ら選択する。
3-3. 監査技法 サンプルのとり方 時間の制約もあることから、網羅的に実施し難く、 サンプルを取ることとなる。 1. サンプルは監査員が自ら選択する。 2. 監査目的・重要性を考慮してサンプリングする。 3. 必要なサンプル数は調査対象に合わせる。 4. もし、不具合が見つかった場合には、サンプル数   を増やして、単なる「不注意」なのか、「体制」の問題なのかを見極める。 5. 相手の了解を得てサンプリングする。

54 監査時の留意事項(1/2) 1. 現在実施している内容から外れない質問をする。 関連して他の問題が出てきた場合は、その問題に決
3-3. 監査技法 監査時の留意事項(1/2) 1. 現在実施している内容から外れない質問をする。 関連して他の問題が出てきた場合は、その問題に決 着をつけてから元の問題に戻る。 2. 客観的な事実で確認する。 3. 有効性の観点を意識する。 4. 不具合の指摘をする場合には、「仕組み」の問題であ ることを見極めてから宣言する。 5. 不具合(問題点)、改善事項の内容については、被監 査者の同意を得ておく。 6. 時間を守る。

55 監査時の留意事項(2/2) 1. アドバイスする。 2. 仕組みが自社に見合っているか確認する。 3. 良い安全文化に誘導する。
3-3. 監査技法 監査時の留意事項(2/2) 1. アドバイスする。     「~をすると、更に良いでしょう」など。 2. 仕組みが自社に見合っているか確認する。 3. 良い安全文化に誘導する。

56 指摘事項の種類(例) 内部監査では、以下のことを報告書にまとめる。 監査基準を満たしていない事項 不具合(問題点) 改善事項 優良事例
3-4. 指摘事項 指摘事項の種類(例)  内部監査では、以下のことを報告書にまとめる。              監査基準を満たしていない事項   重大さに応じて、その後の措置の取組みを変える場合もある。 不具合とまでは言えないが、改善が望まれる事項。 取組内容が良く、水平展開して安全管理体制全体の改善が望まれる事項。 不具合(問題点) 改善事項 優良事例

57 不具合の事例 体制、規程、手順の仕組みに欠落がある。 体制、規程、手順が実施されていない。 安全を確保する上で重要な部門/項目が
3-4. 指摘事項 不具合の事例 体制、規程、手順の仕組みに欠落がある。 体制、規程、手順が実施されていない。 安全を確保する上で重要な部門/項目が 安全管理体制から欠落している、または 管理がなされていない。

58 不具合として記述する事項 何に対して、どのような不具合かを記述する (a) :部門(どこで) (b) :基準(何に対して)
3-4. 指摘事項 不具合として記述する事項 何に対して、どのような不具合かを記述する (a) :部門(どこで)  - A部において (b) :基準(何に対して)  - B手順書(第2版)には○○を実施することと     定められているが  - C部の部長の説明では、○○を実施することに     なっているが (c) :事実(不具合の事実)  - ところが、○○が実施されていなかった。 58

59 不具合の記述例 教育管理規程(第4版)では、実施した教育・訓練の有効性を把握し、当該教育・訓練内容の改善を図ると定められている。:(b)
3-4. 指摘事項 不具合の記述例 教育管理規程(第4版)では、実施した教育・訓練の有効性を把握し、当該教育・訓練内容の改善を図ると定められている。:(b) ところが、人事部が平成24年度に実施したコミュニケーション向上研修について:(a)、有効性の把握が実施されていなく、改善が図られていなかった。:(c)                  ガイドライン(10)1)に関連 どこで(a)、何に対して(b)、どのような不具合があったか(c)を明確にする

60 3-4. 指摘事項 改善事項の記述例 運輸部では、今期の安全重点施策を『全ての路線に対して輸送障害の発生件数を10件/年以下にする。輸送障害発生件数は毎週把握する。 ・ ・ ・』等、と設定している。 一方、A経路とB経路の輸送障害発生件数が把握されていない月があり(6月~8月)、安全重点施策の進捗状況を確実に把握する余地があった。                    ガイドライン(3)4)に関連

61 調査により得られた情報の客観的事実に基づき、何が問題か「指摘内容を記載」する。
3-4. 指摘事項 是正/改善措置要求書の事例 調査により得られた情報の客観的事実に基づき、何が問題か「指摘内容を記載」する。

62 3-5 .優良事例 優良事例の記述例

63 クロージングミーティング(参考) 実施例 1. 謝辞 2. 不具合/改善事項/優良事例の報告 3. 保留事項の説明
3-6. クロージングミーティング クロージングミーティング(参考) 実施例 1. 謝辞 2. 不具合/改善事項/優良事例の報告 3. 保留事項の説明 4. 是正/改善措置の依頼 5. 「サンプリング」の説明 6. 質疑応答

64 3. まとめ(その3) 1. オープニングミーティング 2. 適合性と有効性の監査 3. 不具合事項/改善事項の記述 4. 優良事例
3. 内部監査の実施 3. まとめ(その3) 1. オープニングミーティング 2. 適合性と有効性の監査 3. 不具合事項/改善事項の記述 4. 優良事例 5. クロージングミーティング

65 4. 内部監査の報告

66 監査報告書の記述項目(例) 監査責任者及び被監査責任者に対する報告 1. 監査実施日 2. 監査チーム 3. 被監査部門
4. 内部監査の報告 監査報告書の記述項目(例) 監査責任者及び被監査責任者に対する報告 1. 監査実施日 2. 監査チーム 3. 被監査部門 4. 監査の進捗状況 5. 不具合、改善事項、優良事例の内容 6. 是正措置計画書の提出期限

67 監査報告書の様式例(1/2) 4. 内部監査の報告 監査計画時に定めた監査方針、目的を記述
全部門の監査を行って見受けられた問題点や優良事例等の傾向を記述 重点監査項目に沿って監査した結果、傾向や状況などを記述

68 不具合、改善事項が適切に導入されて、改善になっているかを確認する計画を記述
4. 内部監査の報告 監査報告書の様式例(2/2) 各部門の監査結果を記述 不具合、改善事項が適切に導入されて、改善になっているかを確認する計画を記述 改善結果を確認した結果

69 4. まとめ(その4) 1. 指摘事項 2. 報告書の記述 不具合、改善事項、優良事例 目的、講評・所見、重点監査項目の所見
4. 内部監査の報告 4. まとめ(その4) 1. 指摘事項 不具合、改善事項、優良事例 2. 報告書の記述 目的、講評・所見、重点監査項目の所見 前回監査の改善事項 監査結果(不具合、改善事項、優良事例) 前回指摘に対するフォローアップ監査の結果

70 ページ調整用スライド

71 5. 措置とフォローアップ

72 内部監査実施後の流れ 5. 措置とフォローアップ 被監査部門 被監査部門 フォローアップ 内部監査の実施 経営トップ等 監査結果の報告
内部監査チーム 内部監査結果の報告 不具合、改善事項の摘出など 経営トップ等 監査結果の報告 内部監査チーム 監査報告書、是正措置要求書の作成 など 是正措置計画書 被監査部門 是正措置計画の確認 内部監査チーム アドバイス 是正措置計画書の妥当性確認 是正措置の実施 被監査部門 被監査部門での是正措置計画に基づく措置の実施 有効性確認、アドバイス フォローアップ 被監査部門 有効性の確認 内部監査チーム 取られた措置の有効性を確認 不具合の改善状況の報告 安全統括管理者 経営トップ等 有効性検証結果の報告

73 是正措置の流れ P D C A 5. 措置とフォローアップ 明らかとなった課題等の内容確認 類似点調査 同一事象の存在、他部門での発生の有無
同一事象の存在、他部門での発生の有無  原因の分析 発生している問題点を除去(応急処置の実施) 再発防止策の必要性検討(実施する必要性はあるか。)   原因を除去するために必要となる改善策の立案 原因が除去できたかを改善後に確認する方法 いつ? 誰が? 何を? どこで? どのように? 発生した問題点の除去 再発防止策の検討 有効性確認方法立案 再発防止策の実施 上記で計画した再発防止策を実施 有効性確認 確認方法に基づき有効性確認 効果確認を行い、有効性の判断、有効でない場合、  再度再発防止策の立案に戻る。 評価

74 内部監査時に出された指摘事項(不具合)の内容(全段で説明)監査員が記述
5. 措置とフォローアップ 是正/改善措置報告書の事例(1/2) 内部監査時に出された指摘事項(不具合)の内容(全段で説明)監査員が記述 是正措置等の必要性の判断結果を記述

75 是正/改善措置報告書の事例(2/2) 5. 措置とフォローアップ
指摘事項(問題点)がなぜ、発生したか「なぜなぜ」分析などにより、階層的に原因を分析。 発生している問題点の当座の解決を実施。 根本的な対策になる改善方法を検討する。 計画した根本的な対策が定着しているか、社員が理解しているか等の有効性の確認結果を記載する。

76 内部監査システムの改善 内部監査実施 内部監査自体の見直し 課題解決の実施 監査手順、次回監査へ反映 5. 措置とフォローアップ
内部監査システム自体に関する課題を見いだし解決を行う。 内部監査自体の見直し マネジメントレビューへ インプット 課題解決の実施 監査手順、次回監査へ反映

77 5. まとめ(その5) 1. 不具合の問題を解決する。 2. 改善後の活動を行う。 当面の問題を一時的に修正する。
5. 措置とフォローアップ 5. まとめ(その5) 1. 不具合の問題を解決する。 当面の問題を一時的に修正する。 問題の根本を見極め、再発防止策を行う。 2. 改善後の活動を行う。 フォローアップで改善状況(有効性)を確認する。 内部監査システムそのものを見直す。

78 ページ調整用スライド

79 6.内部監査要員の育成

80 内部監査要員育成の流れ(例) 6.内部監査要員の育成 監査員候補の選定 基礎教育の実施 内部監査要員の任命 内部監査実施(OJT)
安全統括管理者 監査計画立案時にメンバーの客観性、公平性を維持できる など 基礎教育の実施 安全統括管理者 外部研修の利用、内部での育成、OJT計画など 内部監査要員の任命 安全統括管理者 内部監査員としての登録 内部監査実施(OJT) チームリーダー 被監査部門に対する評価点、是正要求項目などを伝達事項のまとめ 力量の評価 安全統括管理者 監査後のレビュー、面接、試験等 定期教育の実施 安全統括管理者 教育内容の充実、教育制度の改善

81 倫理的である、心が広い、外交的である、観察力がある、知覚が 鋭い、適応性がある、粘り強い、決断力がある、自立的である。
6.内部監査要員の育成 内部監査要員の力量 内部監査員に特有の知識及び技能 ガイドライン用語、安全管理規程の内容、 業界特有の知識、業務内容、 技能(インタビュー、記録確認)  など。 教育 業務経験 内部監査要員 訓練 監査経験 個人的特質 倫理的である、心が広い、外交的である、観察力がある、知覚が 鋭い、適応性がある、粘り強い、決断力がある、自立的である。

82 内部監査要員として必要な 一般的知識・技能 1. 監査の手順、方法、技法 2. マネジメントシステムの基本 (ISO9001等の知識)
6. 内部監査要員の育成 内部監査要員として必要な 一般的知識・技能 1. 監査の手順、方法、技法 2. マネジメントシステムの基本   (ISO9001等の知識) 3. ガイドライン及び安全管理規程 4. 事業者内部の状況(業務内容) 5. そのモードに適用される関係法令及び その他の要求事項

83 内部監査要員の心構え 1. 相手の話しをよく聞く謙虚な態度と柔軟 性を持っていること。 2. 人間的に穏やか且つ冷静で、感情的に
6. 内部監査要員の育成 内部監査要員の心構え 1. 相手の話しをよく聞く謙虚な態度と柔軟 性を持っていること。 2. 人間的に穏やか且つ冷静で、感情的に ならないこと。 3. 偏見のない客観的事実に基づく監査 に徹すること。 4. 自社の安全管理体制を良くしたい気持ち を持っていること。

84 6. まとめ(その6) 1. 力量、資質 2. 研修制度 組織を良くする熱意を持つ。 感情的にならない。 知識を常に新しくする。
6. 内部監査要員の育成 6. まとめ(その6) 1. 力量、資質 組織を良くする熱意を持つ。 感情的にならない。 知識を常に新しくする。 2. 研修制度 新規内部監査員を育成する。 内部監査要員としての力量向上を図る。

85 7. 内部監査(はじめの一歩)

86 柔軟な考え方(1/2) 1. 日本語「監査」の用語は、監督検査 、 監視検査、監察審査の略語から発していると言われている。
7. 内部監査(はじめの一歩) 柔軟な考え方(1/2) 1. 日本語「監査」の用語は、監督検査 、 監視検査、監察審査の略語から発していると言われている。 ⇒何か疑いを持たれて、点検を受けるとの悪印象を持たれがち。 86

87 7. 内部監査(はじめの一歩) 柔軟な考え方(1/2) 2. 欧州では、ラテン語「AUDITUS」を語源に「AUDIT(英語)」 「AUDITION(仏語)」 等 「注意を払って聴く」という意味も持っている。 ⇒相手の説明を注意して聴き、証拠を注意してみるという意味を持っている。      「注意深く聞いて、見てみる。」                      87

88 実施してみる(1/2) 1. 現状の安全管理体制を確認する。 ー 組織と体制はどうか。 ー 現在の方針、目標、手順等は妥当か。
7. 内部監査(はじめの一歩) 実施してみる(1/2) 1. 現状の安全管理体制を確認する。     ー 組織と体制はどうか。     ー 現在の方針、目標、手順等は妥当か。     ー 安全管理面の活動はあるか。 監査要員を割り当てる。     ー 安全について関係のある部署の人員。     ー 何人かで、まずは、開始してみる。

89 実施してみる(2/2) 3. 協力を得られる部署から実施。 ー ガイドラインの項目が網羅できなくてもよい。
7. 内部監査(はじめの一歩) 実施してみる(2/2) 3. 協力を得られる部署から実施。   ー ガイドラインの項目が網羅できなくてもよい。     ー 従業員に理解を得られることを優先する。        ー 慣れてきてから経営トップに実施する。 4. 実施日を決める。   ー 部署の了解を得る。   ー 最初は短時間で開始。

90 簡単な前準備(例) 質問シートを事前に渡しておく ⇒ インタビューの中でお互いに安全に関す るリスクを探す。
7. 内部監査(はじめの一歩) 簡単な前準備(例) 質問シートを事前に渡しておく ⇒ インタビューの中でお互いに安全に関す     るリスクを探す。    (例:深夜運行便数、稼働日数等の傾向) 2.チェックリストの点数化   ⇒3点くらいの基準にして、終了後、全体の    傾向をつかむ。

91 見直し 現状で良い点、改善する点をお互いに共有 ⇒ 現状の安全管理体制の構築状況を知る 取組み易い課題から改善していく
7. 内部監査(はじめの一歩) 見直し 現状で良い点、改善する点をお互いに共有 ⇒ 現状の安全管理体制の構築状況を知る 取組み易い課題から改善していく   ⇒ ひとつづつ、できるものから見直す 不足している情報をつかむ   ⇒ 足りない点があれば、再度実施する

92 ご清聴 ありがとうございました 国土交通省 大臣官房 運輸安全監理官室


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