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慢性腎不全 Chronic Renal Failure
慢性腎不全の治療薬について 慢性腎不全 Chronic Renal Failure
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腎機能 血液中の老廃物を体外に排泄 体内の水分量を調節 体内の電解質のバランスを保つ 血液を弱アルカリ性に保つ 血圧の調節
レニン分泌 造血刺激ホルモンの分泌 エリスロポエチン分泌 ビタミンDの活性化
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慢性腎不全の症状 Na+排泄障害による細胞外液 過剰 高血圧 傍糸球体装置の虚血によるレ ニン分泌亢進 糸球体硬化によるGFR低下
HCO3-再吸収障害 リン酸蓄積 アルドステロン分泌低下によ るNa+-K+-ATPaseの作働低下 エリスロポエチン産生低下 カルシウム再吸収の低下 ビタミンD3産生の低下 高血圧 高リン血症 高カリウム血症 アシドーシス 貧血 低カルシウム血症
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治療法(保存療法) 安静療法 食事療法 薬物療法 運動によるタンパク質分解を避ける 低タンパク質食 高カロリー食 低塩食
カリウム、リン摂取制限 薬物療法
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薬物療法 慢性腎不全 アンジオテンシンⅡ 受容体拮抗薬(ARB) 高血圧 ACE阻害薬 高リン血症 リン酸塩結合薬 カリウム吸着薬
(イオン交換樹脂) 高カリウム血症 アシドーシス 炭酸水素ナトリウム 貧血 エリスロポエチン製剤
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レニン-アンジオテンシン系 肝臓 アンジオテンシノーゲン(血中) レニン(腎) アンジオテンシンⅠ ACE(肺、血管内皮)など
ARB ACE(肺、血管内皮)など アンジオテンシンⅡ アンジオテンシンⅡ受容体 腎尿細管 副腎 集合管 下垂体後葉 細動脈 Na+, Cl-再吸収 アルドステロン分泌 水再吸収 ADH分泌 収縮 K+排泄 水再吸収 ネガティブフィードバック 血圧上昇
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降圧薬:ニューロタン ロサルタン、losartan 作用機序: 副作用: 禁忌:
アンジオテンシンⅡ受容体拮抗によるアルドステロン産生低下→血中Na+低下 (アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬、ARB) 副作用: 強いめまいや立ちくらみ 高カリウム血症 禁忌: 妊婦、肝障害
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降圧薬:レニベース エナラプリル、enalapril 作用機序: 副作用: 禁忌:
ACE阻害によりアンジオテンシンⅡ産生を抑制(ACE阻害薬)、ブラジキニン分解抑制 副作用: 咳(ブラジキニン蓄積) 高カリウム血症 禁忌: 妊婦、血管浮腫
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降圧薬:ノルバスク アムロジピン、amlodipine 作用機序: 副作用: 禁忌:
カルシウムが細胞内に入るのを抑制することで、血管が拡張して血圧が下がる (長時間作用型カルシウム拮抗薬) 副作用: 顔のほてり、動悸、めまい 禁忌: 妊婦
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電解質補正:アーガメイトゼリー ポリスチレンスルホン酸カルシウム、 calcium polystyrene sulfonate 作用機序:
腸管内カリウムイオンを本剤のカルシウムイオンと交換し、過剰カリウムを体外に排泄 (イオン交換樹脂製剤) 副作用: 便秘、吐き気、食欲不振、嘔吐、下痢、発疹など 禁忌: 腸閉塞
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電解質補正:フォスブロック 塩酸セベラマー、sevelamer hydrochloride 作用機序: 副作用: 禁忌:
消化管内でリン酸イオンと結合、リン吸収を阻害→血中リン濃度が低下(リン酸塩結合剤) 副作用: 便秘、腹痛、腹部膨満、消化不良、吐き気、食欲不振、軟便、下痢、胃炎 禁忌: 腸閉塞
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その他:炭酸水素ナトリウム 炭酸水素ナトリウム、 sodium hydrogen carbonate 作用機序: 副作用: 禁忌:
血中HCO3-上昇によりアシドーシスを緩和する 副作用: 一過性の吐き気、むかつき、腹部膨満感 ナトリウム負荷増大による高血圧 禁忌: ナトリウム摂取制限を必要とする患者
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その他:クレメジン 球形吸着炭、spherical carbon adsorbent 作用機序: 副作用: 禁忌:
腸内で有害物質を吸着し、便とともに排泄 →尿毒症の治療(腎機能低下抑制) 副作用: 便秘、食欲不振、吐き気、腹部膨満感 禁忌: 消化管に通過障害を有する患者
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まとめ ARB ロサルタン エナラプリル ACE阻害薬 カルシウム拮抗薬 アムロジピン リン酸塩結合薬 塩酸セベラマー
高血圧 ARB ロサルタン エナラプリル ACE阻害薬 カルシウム拮抗薬 アムロジピン 電解質異常 リン酸塩結合薬 塩酸セベラマー ポリスチレンスルホン酸 カルシウム カリウム吸着薬 (イオン交換樹脂) その他 炭酸水素ナトリウム 炭酸水素ナトリウム 吸着炭 球形吸着炭 エリスロポエチン製剤 エポエチンα, β
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その他の薬 降圧薬 活性型ビタミンD3製剤 ループ利尿薬:フロセミド サイアザイド系利尿薬:クロロチアジド β遮断薬:プロプラノロール
活性型ビタミンD製剤:アルファカルシドール
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おまけ:慢性腎不全とは? 病名ではなく病態 ネフロン数の減少による腎機能の低下 進行性 血清クレアチニン値が2~3mg/dl以上
合併症のリスク 進行すると、血液透析や腎移植が必要
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慢性腎不全の原因 腎臓病(慢性糸球体腎炎、悪性腎硬化症 など) 膠原病(全身性エリテマトーデスなど) 代謝性疾患(特に糖尿病性腎症) 高血圧
各種薬剤など
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