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「事業運営」について、 考えてみよう。 ~ビジネスモデル設計書 “キャンバス”を使って
はるひの企画室008 fri 第8回活動 まちづくり講座クレイワークス 「事業運営」について、 考えてみよう。 ~ビジネスモデル設計書 “キャンバス”を使って
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ビジネスモデル設計書 “キャンバス”について、 学んでみよう。
はるひの企画室008 fri セッション1 ビジネスモデル設計書 “キャンバス”について、 学んでみよう。 参考図書紹介 「Business Model Generation ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書」 著 アレックス・オスターワルダー&イヴ・ピニョール 発行所 (株)翔泳社 初版 2012年2月9日
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ビジネスモデル設計書 “キャンバス”とは?
はるひの企画室008 fri ビジネスモデル設計書 “キャンバス”とは? ・ビジネスモデルを視覚的に記述、 分析、デザインするためのツール。 ・ビジネスモデルに必要な4つの要素 (顧客・価値提案・インフラ・資金)を 9つの構成ブロックによって、視覚的 に表現する。
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・ビジネスモデルとは、どのように価値 を創造し、顧客に届けるかを論理性 を持って、記述・表現したもの。
はるひの企画室008 fri ところで、ビジネスモデルとは? ・ビジネスモデルとは、どのように価値 を創造し、顧客に届けるかを論理性 を持って、記述・表現したもの。
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では、早速ビジネスモデル“キャンバス”。
はるひの企画室008 fri では、早速ビジネスモデル“キャンバス”。 これが、 “キャンバス”のテンプレートです。 KP KA VP CR CS KR CH C$ R$
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構成ブロック① 顧客セグメント Customer Segments
はるひの企画室008 fri 構成ブロック① 顧客セグメント Customer Segments KP KA VP CR CS KR CH C$ R$ CS 顧客セグメントとは、 簡単にいうと、この事業(ビジネス)が 対象としている顧客(お客さん)です。 セグメントとは、「分割」という意味。 顧客をより、グループ化・細分化し、 分析します。 顧客
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構成ブロック② 価値提案 Value Propositions
はるひの企画室008 fri 構成ブロック② 価値提案 Value Propositions KP KA VP CR CS KR CH C$ R$ 価値提案 顧客 VP 価値提案とは、 この事業が、顧客(お客さん)に提供する価値(製品やサービス)です。 価値提案は、顧客セグメントの抱えている問題を解決し、要求を満たすものである必要があります。
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構成ブロック③ チャンネル Channels
はるひの企画室008 fri 構成ブロック③ チャンネル Channels CH チャンネルとは、 この事業の価値提案をどのように顧客に届けるか。 言い換えると、提供手段、顧客とどのような手段で接するのかということです。 KP KA VP CR CS KR CH C$ R$ 価値提案 顧客 提供手段
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構成ブロック④ 顧客との関係 Customer Relationsips
はるひの企画室008 fri 構成ブロック④ 顧客との関係 Customer Relationsips CR 顧客との関係とは、 価値提案を届ける顧客と、どんな関係を構築するかということ。 顧客は、どのような関係を期待しているか。 企業は、どのような関係を維持していきたいか。 KP KA VP CR CS KR CH C$ R$ 顧客関係 価値提案 顧客 提供手段
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構成ブロック⑤ 収益の流れ Revenue Streams
はるひの企画室008 fri 構成ブロック⑤ 収益の流れ Revenue Streams KP KA VP CR CS KR CH C$ R$ R$ 収益の流れとは、 価値提案が、適切な手段と関係性によって、顧客に届けられた結果、企業に返ってくる収益です。 顧客関係 価値提案 顧客 提供手段 収益
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構成ブロック⑥ リソース Key Resources
はるひの企画室008 fri 構成ブロック⑥ リソース Key Resources KP KA VP CR CS KR CH C$ R$ KR リソースとは、 これまでにあげた要素を提供するのに必要となる資源(人・モノ・カネ・情報)のことです。 顧客関係 価値提案 顧客 資源 提供手段 収益
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構成ブロック⑦ 主要活動 Key Activities
はるひの企画室008 fri 構成ブロック⑦ 主要活動 Key Activities KP KA VP CR CS KR CH C$ R$ KA 主要活動とは、 これまでにあげた要素を提供するのに必要となる活動のことです。 私たちが通常、仕事と呼んでいるものが、これにあたります。 仕事 顧客関係 価値提案 顧客 資源 提供手段 収益
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構成ブロック⑧ パートナー Key Partners
はるひの企画室008 fri 構成ブロック⑧ パートナー Key Partners KP KA VP CR CS KR CH C$ R$ KP パートナーとは、 社外から調達される資源と仕事です。 リース・購入物品や業務委託などがあげられます。 パートナー 仕事 顧客関係 価値提案 顧客 資源 提供手段 収益
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構成ブロック⑨ コスト構造 Cost Structure
はるひの企画室008 fri 構成ブロック⑨ コスト構造 Cost Structure KP KA VP CR CS KR CH C$ R$ C$ コスト構造とは、 この事業に必要な全ての費用ですが、資源、仕事、パートナーに必要な費用が、その大部分になるはずです。また、当然ながら収益を超えることはできません。 パートナー 仕事 顧客関係 価値提案 顧客 資源 提供手段 収益 費用
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では、もう一度、全体を見てみましょう。 パートナー 仕事 顧客関係 価値提案 顧客 資源 提供手段 収益 費用 KP KA VP CR
はるひの企画室008 fri では、もう一度、全体を見てみましょう。 KP KA VP CR CS KR CH C$ R$ パートナー 仕事 顧客関係 価値提案 顧客 資源 提供手段 収益 費用
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今度は、具体例を示します。 ・通信機器 企業 ・通話 ・メール ・コンテンツ 企業 ・データ ・コンテンツ ・インフラ維持費
はるひの企画室008 fri 今度は、具体例を示します。 【携帯電話会社の場合】 KP KA VP CR CS KR CH C$ R$ ・インフラ維持 ・サービス提供 ・サービス開発 ・通信機器 企業 ・コンテンツ 企業 ・顧客維持 ・顧客拡大 ・通話 ・メール ・データ ・コンテンツ 加入者 ・多様な情報を即時に受発信したい ・通信インフラ ・ブランド価値 ・顧客データ ・機器 ・お店 ・Web ・インフラ維持費 ・サービス開発・提供活動費 ・顧客データ管理費 ・パートナー企業への報酬 ・VP提供活動による収益
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今度は、行政サービスについて考えて見ましょう。
はるひの企画室008 fri 今度は、行政サービスについて考えて見ましょう。 【行政の場合】 KP KA VP CR CS KR CH C$ R$ ・インフラ維持 ・サービス提供 ・制度構築 ・財政運営 ・国・県 ・近隣自治体 ・専門業者 ・NPO ・ボランティア ・居住維持 ・公共参画 行政 サービス ・多様なサービス 市民 ・多様なニーズを持つ市民 ・公共インフラ ・職員 ・住民データ ・市報、Web ・公共施設 ・訪問 ・インフラ維持費 ・制度構築・提供活動費 ・住民データ管理費 ・財政運営費 ・市税 ・使用料・手数料 ・寄付金 ・交付税?
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キャンバスは、視覚的に、こう表現しています。
はるひの企画室008 fri キャンバスは、視覚的に、こう表現しています。 【行政の場合】 左のキャンバス=効率 右のキャンバス=価値 KP KA VP CR CS KR CH C$ R$ ・インフラ維持 ・サービス提供 ・制度構築 ・財政運営 ・国・県 ・近隣自治体 ・専門業者 ・NPO ・ボランティア ・居住維持 ・公共参画 行政 サービス ・多様なサービス 市民 ・多様なニーズを持つ市民 ・公共インフラ ・職員 ・住民データ ・市報、Web ・公共施設 ・訪問 ・インフラ維持費 ・制度構築・提供活動費 ・住民データ管理費 ・財政運営費 ・市税 ・使用料・手数料 ・寄付金 ・交付税?
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キャンバスは、また、こうも表現しています。
はるひの企画室008 fri キャンバスは、また、こうも表現しています。 【行政の場合】 左のキャンバス =ロジック 右のキャンバス =感情 KP KA VP CR CS KR CH C$ R$ ・インフラ維持 ・サービス提供 ・制度構築 ・財政運営 ・国・県 ・近隣自治体 ・専門業者 ・NPO ・ボランティア ・居住維持 ・公共参画 行政 サービス ・多様なサービス 市民 ・多様なニーズを持つ市民 ・公共インフラ ・職員 ・住民データ ・市報、Web ・公共施設 ・訪問 ・インフラ維持費 ・制度構築・提供活動費 ・住民データ管理費 ・財政運営費 ・市税 ・使用料・手数料 ・寄付金 ・交付税?
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はるひの企画室008 fri ビジネスモデル・パターンを学ぶ。 ・キャンバスで表現されるビジネスモデルの類似性をパターンと呼びます。 ・パターンは、事業の成立に必要な要素を発見させてくれます。 ・では、次に5つのビジネスモデル・パターンを学んでみましょう。
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パターン1 アンバンドル 分業 Un-Bundling
はるひの企画室008 fri パターン1 アンバンドル 分業 Un-Bundling ・ 1つの事業を成立させるのに、根本的に異な るビジネスが必要な場合、異なるビジネスをア ンバンドル(非結束→分業)、分社化すること。 ・ 根本的に異なるビジネスとは、次の3つです。 ① 製品開発イノベーション部門 ② 顧客関係構築マネジメント部門 ③ インフラ構築管理部門
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パターン1 アンバンドル 分業 Un-Bundling
はるひの企画室008 fri パターン1 アンバンドル 分業 Un-Bundling ・ ① 製品開発イノベーション部門 ② 顧客関係構築マネジメント部門 ③ インフラ構築管理部門 この3つの部門は、それぞれ異なる価値文化、経済戦略、競争原理を持っており、これを一つの会社で事業運営を行おうとすると、それぞれの部門間で対立(トレードオフ)が、発生します。 このため、それぞれを分社化することにより、事業運営の効率性を高める手法がアンバンドルです。 先ほどの携帯電話会社の例を見てみましょう。
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パターン1 携帯電話会社の分社化 ・通信機器 企業 ・通話 ・メール ・コンテンツ 企業 ・データ ・コンテンツ ・インフラ維持費
はるひの企画室008 fri パターン1 携帯電話会社の分社化 【携帯電話会社の場合】 KP KA VP CR CS KR CH C$ R$ ・インフラ維持 ・通信機器 企業 ・顧客維持 ・通話 加入者 ・サービス提供 ・顧客拡大 ・サービス開発 ・メール ・コンテンツ 企業 ・データ ・通信インフラ ・お店 ・ブランド価値 ・Web ・コンテンツ ・顧客データ ・機器 ・インフラ維持費 ・サービス開発・提供活動費 ・顧客データ管理費 ・VP提供活動による収益 ・パートナー企業への報酬
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パターン1 携帯電話会社の分社化 ネットワークインフラ運用 メンテナンス ・インフラ維持費 【インフラ管理会社】 KP KA VP CR
はるひの企画室008 fri パターン1 携帯電話会社の分社化 【インフラ管理会社】 KP KA VP CR CS KR CH C$ R$ ・インフラ維持 ネットワークインフラ運用 携帯会社 ・通信インフラ メンテナンス ・インフラ維持費 ・VP提供活動による収益
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パターン1 携帯電話会社の分社化 新製品 新サービス ・サービス開発・提供活動費 【製品開発会社】 KP KA VP CR CS KR
はるひの企画室008 fri パターン1 携帯電話会社の分社化 【製品開発会社】 KP KA VP CR CS KR CH C$ R$ 新製品 ・サービス開発 携帯会社 新サービス 知的財産 ・サービス開発・提供活動費 ・VP提供活動による収益
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パターン1 携帯電話会社の分社化 ・通話 ・メール ・データ ・コンテンツ ・サービス提供活動費 ・顧客データ管理費
はるひの企画室008 fri パターン1 携帯電話会社の分社化 【顧客関係構築】 KP KA VP CR CS KR CH C$ R$ ・顧客維持 ・通話 加入者 ・サービス提供 ・顧客拡大 ・メール ・データ ・お店 ・ブランド価値 ・Web ・コンテンツ ・顧客データ ・機器 ・サービス提供活動費 ・顧客データ管理費 ・VP提供活動による収益
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パターン1 アンバンドル 分業 Un-Bundling
はるひの企画室008 fri パターン1 アンバンドル 分業 Un-Bundling ・① 製品開発イノベーション部門 他社よりも早く新しい価値を提供することで、優位 性を得る。少数の優秀な人材が求められる。 ② 顧客関係構築マネジメント部門 顧客獲得のための多角化経営が重要。少数の大 手企業が支配する。顧客第一のメンタリティが必要。 ③ インフラ構築管理部門 固定費の単価を下げるため、大規模の経済性が必 要。規模の経済性により、少数の大手が支配する。 コスト志向、負荷の平準化、予測、効率性が第一。
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パターン2 ロングテール 少量多種 The Long Tail
はるひの企画室008 fri パターン2 ロングテール 少量多種 The Long Tail ・ ロングテールビジネスモデルとは、多くのもの を少しずつ販売するモデル。 ・ 例えばオンラインビデオレンタル会社が一部 の愛好家にしかレンタルされない商品を幅広く そろえることで、収益をあげるモデル。 ・ このモデルには、製品調達にコストをかけずに、また、顧客と製品をつなぐ強力なプラットホーム(多くの場合、インターネット)がかかせない。
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パターン3 マルチサイドプラットホーム Multi-Sided Platforms
はるひの企画室008 fri パターン3 マルチサイドプラットホーム Multi-Sided Platforms ・ マルチサイドプラットホームビジネスモデルとは、顧客同士の交流を促進するプラットフォームを提供することで価値を生み出すモデル。 ・ 例えばGoogleのように、Web閲覧者、広告主、コンテンツ製作者が交流する仕組みを提供することで、関係する顧客同士のビジネスを促進し、その対価として収益の一部を得るもの。
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パターン4 フリー戦略 FREE as a Business Model
はるひの企画室008 fri パターン4 フリー戦略 FREE as a Business Model ・ フリー戦略ビジネスモデルとは、少なくとも一つの顧客セグメントに対して、無料のサービスを提供し、顧客との関係性を得ることを価値とし、これに付随するサービスで収益をあげるモデル。 ・ 例えば①広告収入による無料サービス。②基本料は、無料。プレミアムサービスは、有料。③最初は、無料。継続する場合、小額有料。などのモデルが考えられる。
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パターン5 オープン・ビジネス Open Business
はるひの企画室008 fri パターン5 オープン・ビジネス Open Business ・ オープン・ビジネスモデルとは、他のパートナーと組織的に協力し、価値を作り出すモデルです。 ・ 例えば①外部のアイデアを企業内で実行する「アウトサイド・イン」、②社内資産の余地を外部パートナーに提供する「インサイド・アウト」などが考えられます。
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