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2009年3月期 決算説明会資料 2009年5月18日 株式会社バンテック
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本日の内容 バンテックについて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 2
・ 業績の概要 ・ 08年度3月期との差異分析 10年3月期 通期業績予想・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P 6 配当について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P 7 持続的な成長のために・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P 8 ① 足元を固める ② 成長のための布石を打つ 参考資料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P17 ・参考1.セグメントの概要・業績推移 ・参考2.キャッシュ・フローの状況 ・参考3.バランスシート ・参考4.財務関連の指標
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株式交換により統合。2社とも持株会社の100%子会社に (旧)バンテックワールドトランスポート(VWT)
1. バンテックについて(沿革と概要) (旧)バンテック(VTC) <国内物流> バンテック <グローバルSCMサービス> 2005年 3月 2009年 4月 1954年 日産自動車の子会社(横浜輸送)として設立 1997年 (旧)バンテックに商号変更 2001年 MBOにより日産自動車から独立 経営理念 わたしたちバンテックグループは、世界の陸・海・空を結ぶグローバルな物流業務を展開し、常に新しい付加価値を創造することによって、社会・経済の発展と人々の豊かな生活に貢献します 株式交換により統合。2社とも持株会社の100%子会社に 持株会社が2社を吸収合併し バンテックに社名変更 概要 本社 : 横浜市西区花咲町6-145 横浜花咲ビル 代表者 : 代表取締役社長 山田 敏晴 資本金 : 38億4,400万円 従業員数 : 5,400名(連結) 連結売上 : 1,402億円 (2009年3月期) 決算期 : 3月31日 2004年 MBOにより東急電鉄から独立 1976年 東急観光の貨物部門が分離し、東急エアカーゴとして設立 (旧)バンテックワールドトランスポート(VWT) <国際物流>
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(旧)VTC・VWTの合併や国内外の拠点の増設・強化などにより、 中期計画の実現に向けた体制作りは着実に進展
2. 中期経営計画(BASIC&INNOVATIVE)の概要と実績 中期計画の概要 これまでの主な実績 ロジスティクス フォワーディング グループ内再編の進展 子会社間合併 中核事業会社の統合 海外ネットワークの強化 子会社設立:メキシコ、インド 子会社化:タイ、中国(武漢) 駐在員事務所の設立:ポーランド、 オーストリア、ベトナム 物流施設などのインフラ整備 群馬・豊田・北九州・武蔵嵐山・ 原木に物流センターを新設 自動車部品物流事業 に圧倒的強み JIT納入など高度な ノウハウを蓄積 航空/海上輸送などの 国際物流 海外に40以上の拠点 を持つ 経営統合の総仕上げと 融合の深化 企業価値の向上 グローバル展開の基礎固め (旧)VTC・VWTの合併や国内外の拠点の増設・強化などにより、 中期計画の実現に向けた体制作りは着実に進展
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昨年11月以降、自動車業界の急激な減産等が響き、減収減益
3. 09年3月期業績の概要 08年3月期 09年3月期 業績予想の推移 (単位:百万円) 実績 利益率 % 対前期比増減 金額 % 当初 公表 3/24 達成率 売上高 161,902 ー 140,263 △21,639 △13.4 172,000 140,000 100.2 営業利益 7,006 4.3 2,104 1.5 △4,902 △70.0 7,500 1,700 123.8 経常利益 7,425 4.6 2,436 1.7 △4,989 △67.2 7,700 2,100 116.0 当期純利益 4,552 2.8 362 0.3 △4,190 △92.0 4,700 600 60.5 経常利益率 4.6% 1.7% ROE 21.5% 1.5% ROA 10.4% 3.5% ○ フォワーディングがかなり苦戦をした一方、ロジが好調、国内物流が堅調と景気 減速のなか増収増益を確保しました。 ○ 営業外利益でハンガリーへの投資等の持分法の収益がかなり伸び、ほぼ倍増し ました。 ○ 四半期純利益については、中間持株会社の吸収等に伴う税効果等があり、 最終的には6.7%の増益となりました。 ○ 当初の予想との対比については、売上、営業利益については未達でございますが、 経常利益と四半期純利益については、計画を達成したという状況です。 昨年11月以降、自動車業界の急激な減産等が響き、減収減益
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3.08年3月期との差異分析 販売面での影響 (国内物流) ▲40 70 販売面での 影響 (国際物流) ▲24 合理化 +18 作業状況
(単位:億円) 販売面での影響 (国内物流) ▲40 70 販売面での 影響 (国際物流) ▲24 合理化 +18 作業状況 悪化など ▲15 固定費 の削減 +12 21 08年3月期 営業利益 09年3月期 営業利益
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4. 10年3月期 通期業績予想 景気の悪化は当面続くと予想されるものの、 ・ 当社の事業的な特徴を活かした顧客基盤の拡大、
4. 10年3月期 通期業績予想 前期(09年3月期) 予想(10年3月期) 増減額 上期 下期 (単位:百万円) 売上高 140,263 80,644 59,619 120,000 55,000 65,000 △20,263 △25,644 5,381 営業利益 <利益率> 2,104 2,910 △ 805 4,000 600 3,400 +1,895 △2,310 4,205 < 1.5%> < 3.6%> < 3.3%> < 1.1%> < 5.2%> 経常利益 2,436 3,169 △733 +1,563 △2,569 4,133 <1.7%> < 3.9%> 当期純利益 362 2,064 △1,702 2,000 200 1,800 +1,637 △1,864 3,502 < 2.6%> < 0.3%> < 1.7%> < 0.4%> < 2.8%> 通期業績の予想あるいは今後の対策等につきまして、お話をさせて頂きます。 ○ 我々が大きく業務を展開しています自動車を中心とする調達・生産の物流関係に加え、 航空貨物の混載分野のいずれもが大きな影響を受けており、お客様の生産、荷動きが急速 に広く、しかも深く影響を受けているという状況がございます。 ○ こういう状況を我々としても勘案しながら第3、4四半期の業績は、残念ながら前年比あるい は計画比ともに落ち込むものといった想定をしております。 ○ ただ当然ながら我々としても手をこまぬいているということではなく、きめ細かな営業の積 み上げを必死にやらせています、と同時に業容にあった人員体制への適応、特に派遣社員 の方々も含めて、かなりの人員対応を既に行っています。 ○ その他に先程から全体的な固定費の削減等の話もありましたが、これもドラスティックに やっていくといった感じで、様々な対策を打ってきているわけであります。 ○ 現在の我々の予想値としましては、下期につきましては営業利益ベースで前年同期比 17.0%、通期では8.7%の減益を予想、また経常利益ベースでは下期で前年同期比18.1%、 通期で8.4%の減益ということで予想をしております。 景気の悪化は当面続くと予想されるものの、 ・ 当社の事業的な特徴を活かした顧客基盤の拡大、 ・ 設備の統廃合や事業再編等によるコスト削減や収益改善を行う。
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5. 配当について ○ 今年の3月から自己株式の買い取りを始めました。
○ 今年の3月から自己株式の買い取りを始めました。 ○ 3~10月の間におよそ6,800株、金額で9億5千万円程度を買い進めております。 ○ 現金及び現金同等物と合わせて今後のM&Aにおいて活用できるのではないか と思っております。
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6. 持続的な成長のために~現状認識と重点課題
市場・顧客環境 自動車業界はじめ顧客の国内外の物流ニーズが当面は停滞 ①足元を固める (a) 合併によるシナジー効果の早期実現 国内需要の成長は見込めない一方、 海外では成長が期待される市場が多い 売上減に対応したコスト 構造改革 競争 環境 業界再編などにより、特に国際市場では競争が激化 ②成長のための布石を打つ (a) 非自動車事業の強化 自社 中核3社が合併し、経営効率の向上・ スピードアップを図りやすい体制に (b) 海外ネットワークのさらなる強化(質量の両面にて) 自動車物流の分野で国内No1の 実績と高度なノウハウをもつ 自動車(特に日産グループ)・国内主体の収益構造 (c) 自動車事業の顧客基盤の 拡大
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6.①-(a)合併によるシナジー効果の早期実現
バンテックがご提供できるサービス お客様 ロジスティクス(国内・域内物流)サービス アカウントマネジャー 旧VTC社で展開 輸送や倉庫管理のみならず、周辺業務の一括 アウトソースにも対応できる技術力を持つ 自動車部品物流事業では国内No1の実績 フォワーディング(国際物流)サービス ニーズ深掘り・ クロスセル 旧VWT社で展開 国際拠点間の最適な物流設計、輸送の手配、 通関などのサービスをワンストップで提供 世界40ヶ所以上の拠点を有する 旧VTC顧客へのフォワーディングサービス提供 旧VWT顧客への ロジサービス提供 重量機工・引越など 国内のみならず海外もカバー アカウント・マネジャーによる顧客ニーズの深掘りと、部門を跨ぐ営業の マトリックス管理により、旧VTC/VWTの既存顧客への拡大営業を推進
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6. ①-(b)売上減に対応したコスト構造改革
(単位:億円) 合理化 +23 40 販売面での影響 (国内物流) ▲40 固定費 の削減 +67 21 09年3月期 営業利益 10年3月期 営業利益 作業状況 悪化など ▲12 販売面での 影響 (国際物流) ▲19
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国内物流を中心に非自動車顧客の開拓を進める一方で、海外ネットワークを 強化しながら、強みを持つ自動車事業の顧客基盤を拡充
6. ②成長のための布石を打つ JIT納品などの スキルや豊富な ネットワークに 強み 日本 海外 バンテックが提供している サービス 現地輸送 海送 ・ 空送 輸配送・納入代行 お客様 ・ お取引先 お客様 ・ お取引先 フルSCM サービス /三国間物流 フルSCM サービス 輸配送・納入代行 現地輸送 成長への 布石 非自動車事業の強化 海外ネットワークの さらなる強化 自動車事業の顧客基盤の拡充 国内物流を中心に非自動車顧客の開拓を進める一方で、海外ネットワークを 強化しながら、強みを持つ自動車事業の顧客基盤を拡充
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既に日用品や食品などで大口アカウントを獲得。 この実績・ノウハウをベースに顧客開拓を加速させる
6. ②-(a)非自動車事業の強化 競合との差別化のポイント 具体例 首都圏を中心に充実した ネットワーク 首都圏を中心に国内57拠点を有する 高い傭車力(5,000台/日の配車) 自動車事業で 培った強み ワンストップでフルラインの サービスが可能 顧客ニーズに合わせて飲料や雑貨など多数の物流センターを運営 高い効率性を実現 ジャスト・イン・タイム納品などの ノウハウが豊富 複雑なダイヤグラムの設計・調整 新しいビジネス モデルの開発 顧客ニーズ深耕 一括アウトソーシングニーズの取り込み 輸入後の物流ニーズ取り込みなど 新商品の開発 ベンダーズコンソリデーション、リバースロジなど 既に日用品や食品などで大口アカウントを獲得。 この実績・ノウハウをベースに顧客開拓を加速させる
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6. ②-(b)海外ネットワークの更なる強化:基本的な考え方
グローバルSCM サービスプロバイダー 現在 ▼ 海外ネットワークの機能充実 国際物流サービスの高度化 現地におけるロジサービス需要(構内作業、パーツセンターなど)の取り込み 3国間物流ニーズ(米墨間やアジア間など)の取り込み まずは自動車分野から取組む 拠点数の拡充 ロシア・東欧など、今後の成長が期待される地域への新規進出 進出済みの地域への追加進出によるネットワーク強化 拠点網の拡充と共に機能強化やサービスの高度化を進め、まずは強みをもつ 自動車事業でグローバルSCMサービスプロバイダーとしての確かな基盤を築く
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OEM・部品メーカーの中期的な生産拠点展開も注視しながら重点エリアを 選定し、M&Aやアライアンスも視野に入れながら推進
6.②-(b)海外ネットワークの更なる強化:重点エリアの戦略 NAFTA圏での物流ネットワーク構築 アメリカ9拠点・メキシコ1拠点をベースに、メキシコでの日系部品メーカー新規ビジネスや米墨間物流の獲得を狙う 新規進出の加速と事業基盤の確立 ハンガリーに加え、更にロシア・東欧地域で拠点を構築し、日系・欧州系部品メーカーのビジネス獲得を狙う インド ロシア・東欧 北米 中国・ アセアン 日系顧客を中心にアジア間物流のビジネス獲得を狙う 事業基盤の確立 新規設立の子会社をベースに、日系OEM及び部品メーカーのビジネス獲得を狙う グローバルSCMビジネスの深化 既に一定のネットワークを構築しているが、 華北・タイ東南部への進出や旧VTC/VWT子会社の共同営業活動の推進によりビジネスを拡大 OEM・部品メーカーの中期的な生産拠点展開も注視しながら重点エリアを 選定し、M&Aやアライアンスも視野に入れながら推進
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強みを生かした新ビジネスモデルも活用しながら、日系・非日系問わず
6. ② -(c)自動車事業の顧客基盤拡大 自動車業界を取り巻く環境とニーズ バンテックの強み グローバル化の急速な進展により、 カーメーカー・部品メーカーともに新 興国を中心とした国際物流ニーズが 高まる アジアを中心に世界40拠点 以上のネットワークを持つ 今後も継続的にネットワーク を強化 自動車部品物流で国内ナンバー1の 実績と信頼 世界経済の急速な悪化を背景に、 キャッシュフロー改善やコスト削減の ニーズが高まる ミルクランやJIT納入により、 効率性の高い物流サービス を提供することが可能 新ビジネスモデルも開発 競争激化に伴い、非中核事業のアウ トソーシングニーズが高まりつつある 構内物流や部品センターの運 営なども含めたフルSCMサー ビスの提供が可能 強みを生かした新ビジネスモデルも活用しながら、日系・非日系問わず 顧客基盤の拡大を目指す
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6. 成長の方向性(まとめ) 各事業の売上高(2009年3月期)と 今後の戦略 国内(64%) 国際(36%) 非自動車事業の強化 非自動車
*カッコ内は売上構成比 非自動車事業の強化 非自動車 222億円(16%) 381億円(27%) 自動車物流で培った強 みを新規顧客に訴求 フォワーディング顧客へ のコントラクトロジ提供を 中期視点で取組 バランスよく稼ぐ 体制を構築し 持続的な成長を 目指す (43%) 自動車 666億円(48%) 133億円(9%) 既存顧客のニーズ深耕 が中心 海外ネットワーク網と高 いサービスレベルを新規 /既存顧客に訴求 (57%) 国内(64%) 国際(36%) 海外ネットワークのさらなる強化・ 自動車事業の顧客基盤の拡大
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参考資料
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参考1.事業の種類別セグメントの概要 08年3月期 09年3月期 売上高 営業利益 増減額 増減率 %
(単位:百万円) 08年3月期 09年3月期 売上高 営業利益 増減額 増減率 % 国内物流 94,858 3,761 83,342 △ 11,516 △ 12.1 654 △ 3,107 △ 82.6 国際物流 60,845 3,045 51,427 △ 9,418 △ 15.5 1,407 △ 1,638 △ 53.8 その他 6,197 199 5,493 △ 704 △ 11.4 43 △155 △ 78.1 計 161,902 7,006 140,263 △21,639 △13.4 2,104 △4,902 △ 70.0 ※各セグメントの売上高は、連結消去後の数値です。 売上高構成割合 (単位:百万円) 次に事業の種類別セグメントについてご報告いたします。 ○ 国内物流は売上の約6割を占め、国内におけるロジ業務が中心でございます。 自動車関係の生産台数・船積台数が好調な環境にありまして、これに加えて猛暑の影響 により飲料関係も伸びました。 ○ 国際物流は、アジア・欧州は堅調でございましたが、前期の後半からの引き続き日本発着 の航空貨物並びに米州が低迷しており、減収・減益となりました。 ○ その他事業は、前期にかなりの減益でありました企業向けの引越し、重量物の移設並び に人材派遣等を行うその他事業については、当期については回復をし、プラスとなりました。 ○ さらに、今年4月よりグループをあげて固定費削減プロジェクトに取り組み、固定費につい ては、計画費比で7億円の削減、対前年比1億円の固定費削減を実現しております。 ○ 続いて燃料費については、フォワーディングにおいて当社グループは、ほぼ100%フェー ルサーチャージとして転嫁されています。国内の燃料費については、かなりアウトソース化が 進み、燃料費の占める割合が少ないこともあり、対前年同期比で約1億円程度の負担増と なっています。 ○ 従いまして燃料費の負担増が、固定費の圧縮でちょうど見合ったような計算になっており ます。 国内物流: 11月よりの自動車生産・輸出台数の急激かつ大幅な減産・減少 国際物流: アジアは比較的堅調な動き、日本発着航空貨物・米州の低迷が継続
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参考1.所在地別セグメントの概要 08年3月期 09年3月期 売上高 営業利益 増減額 増減率 % 日本 米州 欧州 アジア 消去・全社 計
(単位:百万円) 08年3月期 09年3月期 売上高 営業利益 増減額 増減率 % 日本 133,341 5,461 113,908 △19,432 △14.6 1,028 △4,432 △81.2 米州 5,148 380 3,777 △1,370 △26.6 88 △291 △76.6 欧州 7,670 875 7,366 △304 △4.0 585 △290 △33.1 アジア 15,741 432 15,210 △531 △3.4 499 66 15.5 消去・全社 ― △143 △ 98 45 計 161,902 7,006 140,263 △21,639 △13.4 2,104 △4,902 △ 70.0 ※各セグメントの売上高は、連結消去後の数値です。 売上高構成割合 (単位:百万円) 次に所在地別セグメントについてご報告いたします。 ○ 米州では減収減益となり、それ以外の地域については増収・増益となっております。 ○ 日本については日本発着の航空輸出入を担当するバンテックワールドトランスポート 単体がこちらに含まれており、減収・減益ではありましたが、これを上回るような国内で好調 であった状況でございます。 ○ 米州については景気後退の影響を受けて全般的に厳しい状況であります。 ○ 欧州についてはイギリスの自動車関係が好調、また大陸のロジ・フォワーディングも堅 調な 動きでございます。 ○ アジアについても東南アジアの自動車関係が伸びており、また中国も自動車海上輸出等 が伸びているような状況でございます。 ○ 為替の影響について当社グループとしてみた場合、為替自体は直接的な為替差損益とい うことでは円高により差益が出る構造となっており、前期の119円から106円と円高になってい ます。この結果として為替差益として7千5百万円が営業外収益として計上されています。 ○ また海外の子会社が円建てにした場合に目減りする影響については、全体の売上げで 10億円、営業利益で4千万円弱ということでかなり限定的でございます。 ○ ポンドも234円から210円とかなり円高になっており、欧州を中心として影響を受けておりま すが、現地通過ベースで見るともう少し良いという結果でございます。
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参考1.業績の推移(通期及び四半期) ○ こちらは四半期ごとの推移ということで、これからセグメント別に四半期ごとの説明を
○ こちらは四半期ごとの推移ということで、これからセグメント別に四半期ごとの説明を いたしますが、全体のまとめでございます。 ○ 売上高、利益ともに推移を示しておりますが、 先程累計で売上高が3.2%の増収、 営業利益で3.8%の増益ということでご説明をいたしましたが、 ○ この第2四半期だけをとってみますと売上高が408億円で前年同期比1.5%増収、 営業利益が15億8千4百万円で1.3%の増益ということになります。 (百万円) 07/03 08/03 09/03 1Q 2Q 3Q 4Q 4Q 売上高 34,361 36,054 39,399 41,292 37,967 40,180 42,246 41,509 39,843 40,801 35,640 23,978
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参考1.事業の種類別セグメント 国内物流事業の推移
参考1.事業の種類別セグメント 国内物流事業の推移 +8.5% +75.2% 国内物流の四半期別の推移を示しています。 ○ 左側に過去3期の実績を示していますが、平成19年3月期は、日産さんの国内生産台数 が120万台を下回った年であり、この年は国内物流事業が減益となっています。 ○ 平成20年3月期はかなり改善しており、今年度に入りまして営業利益が前年同期比で 第1四半期が75.2%、第2四半期が8.5%の増益、累計では31.0%の増益となっています。 ○ 主な増収・増益となった背景については、生産台数をはじめとして自動車関係が好調な 環境であったことと飲料関係の増加、また自動車関係がメインとする港運部門も伸びたと いうことであります。 ○ ここで赤字先の問題についてコメントさせて頂きます。 平成19年3月期の第4四半期に再生法適用会社であるICタグ事業の買収をしており、 これに関連して赤字の倉庫を引き継いでおり、国内物流のマイナス要因でありました。 ○ これを平成20年3月期に特別損失を出して終結しており、他の赤字先の会社も含めて、 第2四半期累計で1億8千万円の営業利益の改善効果が出ております。 ICタグ事業自体については、11月11日に発表をいたしましたが、来年1月1日をもって 会社自体もバンテックに吸収して、さらなるコスト削減効果を狙う予定にしています。 07/03 08/03 09/03 (百万円) 1Q 2Q 3Q 4Q 売上高 84,486 94,858 83,342 18,197 19,860 22,397 24,030 21,661 23,603 25,050 24,544 23,825 24,917 20,584 14,014 日産生産台数 1,197,937 1,263,333 1,050,487 277,637 297,988 304,698 311,614 230,064 286,544 350,858 395,867 317,943 331,855 247,417 153,272 日産輸出台数 617,384 725,525 624,486 144,434 152,287 178,243 142,420 119,970 155,451 228,299 221,805 185,821 214,636 154,476 69,553 出典:日本自動車工業会
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参考1.事業の種類別セグメント 国際物流事業の推移
参考1.事業の種類別セグメント 国際物流事業の推移 △26.9% 次に国際物流の推移でございます。 ○ 左側に過去3期の実績の推移を示していますが、平成19年3月期に30.1%増益と いうかたちで非常に伸び、平成20年3月期も高いレベルで推移しています。 ○ 四半期については、主にアジアや欧州については比較堅調に推移していますが、 日本発着の航空輸出入や米州、これが前年度の下半期から停滞しており、足踏み状態が 継続しています。 ○ この結果、営業利益の累計で前年同期比で約31%、第1四半期で約35%程度、第2四 半期で約27%程度の減益という結果になっています。 △34.8% △54.0% △90.0% (百万円) 07/03 08/03 09/03 1Q 2Q 3Q 4Q 売上高 59,946 60,845 51,427 14,574 14,641 15,268 15,462 14,766 15,169 15,592 15,318 14,257 14,395 13,712 9,061
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参考1.所在地別セグメント 「日本」の推移 ここから所在地別の状況についてご説明させていただきます。
参考1.所在地別セグメント 「日本」の推移 +14.0% +9.0% ここから所在地別の状況についてご説明させていただきます。 ○ 日本については、「国内物流」と「その他事業」の全て、国際物流のうち日本発着の 航空貨物を担当するバンテックワールドトランスポートの単体がこちらに入っております。 ○ 国際物流のうち日本発着の航空貨物を担当するバンテックワールドトランスポートの 単体が、第2四半期累計で減収減益となっております。 ○ しかし国内物流・その他事業でカバーをして、日本のセグメントとしては、増収増益の 結果となっています。 (百万円) 07/03 08/03 09/03 1Q 2Q 3Q 4Q 売上高 125,926 133,341 113,908 28,613 29,904 33,035 34,372 31,254 32,922 35,366 33,797 32,840 33,854 28,199 19,015 営業利益率 4.4% 4.1% 0.9% 3.5% 5.9% 4.7% 2.9% 3.7% 5.4% 3.1% 4.0% -
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参考1.所在地別セグメント 「米州」の推移 次は、米州の状況でございます。
参考1.所在地別セグメント 「米州」の推移 △79.2% △5.2% 次は、米州の状況でございます。 ○ 左の過去3期では、平成19年3月期に飲料関係の海上輸出、自動車関係のノック ダウン並びに梱包輸出といった要因で倍増近く伸び、このときが一つの稼ぎ頭であり ました。 ○ これらがいずれも昨年の下期あたりから状況が変わってきまして、大手自動車メー カーの東南アジア向け梱包輸出が現地生産での開始に伴いアメリカ国内でのビジネス がなくなった等のいくつかの個別要因が重なったのに加え、昨今のサブプライムによる アメリカ自体のマーケットの縮小、減少している日本発の航空輸出のなかでも特に北米 向けが減少しているといった3つの理由で減収・減益ということで、第2四半期は水面下 スレスレという状況でございます。 ○ ここをボトムに経費対策で改善の努力をしているところでございます。 △77.0% △99.1% (百万円) 07/03 08/03 09/03 1Q 2Q 3Q 4Q 売上高 5,768 5,148 3,777 1,367 1,394 1,469 1,537 1,408 1,435 1,169 1,135 987 968 1,052 768 営業利益率 8.6% 7.4% 2.4% 8.0% 8.2% 12.0% 5.9% 11.3% 7.5% 6.3% 3.4% 3.3% 0.2% 1.6% 4.8%
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参考1.所在地別セグメント 「欧州」の推移 +5.3% △2.4% △19.5% △80.6% 次は、欧州の状況でございます。
参考1.所在地別セグメント 「欧州」の推移 +5.3% △2.4% △19.5% △80.6% 次は、欧州の状況でございます。 ○ 過去3期、増収・増益で推移をしており、特にサンダーランドの英国日産に隣接する場所で ロジビジネスを行っているバンテックヨーロッパが一つの稼ぎ頭となり、欧州のフォワーダーに ついては主にオランダ中心として大陸で行っていますが、こちらについても堅調ということであり ます。 ○ 今年度に入りましていずれも堅調で推移をしておりますが、第1四半期と第2四半期で比べる と第2四半期が為替の影響もあり若干落ちていますが、ベースとしては、イギリスの日産関係の ロジビジネス、大陸でのフォワーディング例えば電子関係、農機等を中心として堅調に推移し ている状況でございます。 (百万円) 07/03 08/03 09/03 1Q 2Q 3Q 4Q 売上高 5,158 7,670 7,366 1,166 1,269 1,216 1,505 1,602 1,832 1,914 2,321 2,082 2,035 2,008 1,240 営業利益率 10.0% 11.4% 7.9% 6.1% 8.8% 11.1% 13.0% 10.6% 9.1% 11.6% 13.6% 8.6% 8.1% 9.0% 5.0%
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参考1.所在地別セグメント 「アジア」の推移
参考1.所在地別セグメント 「アジア」の推移 +114.3% +18.2% +14.9% △27.6% 次は、アジアの状況でございます。 ○ 過去3期、平成19年3月期にタイを中心としてロジビジネスの立ち上げ費用の影響もあり、 若干減益となっていますが、その後効率化が進み、前年度また今年度に入ってからも増収 増益を維持しています。 ○ 東南アジアのタイやマレーシアの自動車や電子関係のフォワーディングが好調(タイにつ いてはロジも)、もう一つは中国、特に上海を中心とした自動車関係のロジ・フォワーディング、 電機関係のフォワーディングといったところが堅調に推移をしており、今年度も増収・増益が 続いています。 07/03 08/03 09/03 (百万円) 1Q 2Q 3Q 4Q 売上高 14,253 15,741 15,210 3,213 3,485 3,678 3,876 3,702 3,989 3,796 4,254 3,933 3,942 4,379 2,954 営業利益率 2.5% 2.8% 3.3% 3.1% 3.7% 3.5% 0.0% 1.5% 2.2% 4.1% 3.2% 2.7%
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参考2.キャッシュ・フローの状況
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参考3.連結ベースのバランスシート 67,763 74,906 64,858 16,304 26,060 22,105 ネット有利子負債残高
(単位:百万円) 07年3月期 08年3月期 09年3月期 総資産 67,763 74,906 64,858 自己資本 16,304 26,060 22,105 有利子負債残高 19,641 17,671 20,509 現金及び現金同等物 (うち現金及び預金) 6,509 (6,519) 14,463 (11,974) 11,292 (11, 302) ネット有利子負債残高 13,122 5,697 9,207 自己資本比率 24.1% 34.8% 34.1% D/Eレシオ 1.2倍 0.7倍 0.9倍 ※ 自己資本比率・・・(純資産-少数株主持分)/総資産、 D/Eレシオ・・・有利子負債/自己資本 最後にバランスシートについて簡単にご説明いたします。 ○ 総資産、自己資本ともに微増減の状況でございます。 ○ 特に大きな変動はありませんが、特記すべき点としましては、今回有利子負債が十数億円増 えているのは、九州の土地の設備投資等で17億円の設備投資をしている関係でございます。 ○ ただDEレシオについては、ある程度のレバレッジをかけるということで1倍以内を目標にして いますが、現状では0.7倍ということで、十分にその範囲に収まっているということでございます。 ○ 今年6月末にコミットメントライン、3年のシンジケートローンで総額100億円の組成をしています。 これは3年間、0.25%のスプレッドでいつでも借りられるということであります。 ○ あわせて既存の借入では、全て短期だったものを74億円ほど3年の長期に転換して財務安定 性の強化を図っております。 ○ 現金預金残が有価証券運用等も含めて120億円弱あり、それに加えてこのコミットメントライン により全体で200億円弱の流動性、つまりいざというときに使える資金を確保しているという状況 にあります。 ■ 財務基盤強化 ・ コミットメントラインの組成(3年、総額100億円) ・ 社債の発行(5年、20億円)
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参考4.財務関連の指標
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株式会社バンテック 問合せ先 http://www.vantec-gl.com/ 担当部署: 経理財務部 IR課 045-410-0325
問合せ先 横浜市西区花咲町六丁目145番地 担当部署: 経理財務部 IR課
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