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Akio Arimoto March 7,2011 Seminar at Tokyo City University
ふしぎな微分 Schwarzian Akio Arimoto March 7,2011 Seminar at Tokyo City University
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Agenda 1.Schwarzian の 一般的性質 2.非線型微分方程式 の解 3.一次元力学系 4.等角写像
2.非線型微分方程式 の解 3.一次元力学系 4.等角写像 5.ガウス超幾何微分方程式 6.2つの完全楕円関数の比が満たす 微分方程式 7.Halphen システム
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Schwarzianの定義
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Schwarzian の性質 2. 一次分数変換を保存する ,
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一次分数変換により保存
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ポアンカレ計量metric 一次分数変換はポアンカレ計量で等距離変換 ユークリッドの長さ ポアンカレ計量での長さ 双曲幾何 フックス群
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Schwarzian の性質 3. 4. 合成関数の微分 , 逆関数の微分
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Schwarzian の性質 5. 6. 7. ,
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非線型微分方程式 の解は 線型微分方程式の解からもとまる。
非線型微分方程式 の解は 線型微分方程式の解からもとまる。 定理:微分方程式 の一次独立な解を、 , とする は の解
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証明
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3.1次元力学系 反復 は周期点(1) はアトラクタ(吸引点)(2) (1)かつ(2) は吸引周期点
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: Schwarzian が力学系を支配 定理 臨界点の個数 吸引周期点の個数 となる を臨界点という
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Example 吸引周期点は1個 の微分は0となれない
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Example 吸引不動点が2つ
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力学系のSchwarzian はマイナス符号
定理 は正の極小または負の極大をもつことができない 定理 臨界点 有限個 周期点は有限個
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4.等角写像 .Gauss が解析関数であることを示した 平面上の伸縮運動 Mercator の射影。
Coppenhagen 王立科学協会が提出した懸賞問題(1822) 2つの解析面の対応が等角であるための条件を求めよ Riemann の博士論文1851 .Gauss が解析関数であることを示した 任意の2領域間の等角写像を与える関数の存在定理
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問題:上半平面を を頂角とする circular linear polygon の内部に移す等角写像 を求めよ
複素上半平面
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異なる実数 答: 実数 微分方程式 の解 が求めるもの これは解析関数である
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特に , ,
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の一次独立な解の組 求める等角写像
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微分方程式の変換
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ガウス超幾何微分方程式 結局つぎの微分方程式が得られる
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定理 上半平面 を 頂角とするcircular linear polygon の内部に移す等角写像は 超幾何微分方程式
の2つの1次独立な解 にたいして で与えられる
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Fuchs型微分方程式 複素関数 に対し2階微分方程式 確定特異点 をもつとするとき
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確定特異点regular singular points
は の確定特異点 大体 極 は で正則(多価でよい)
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決定方程式 の根 は特性根と呼ばれる
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Riemann Scheme 確定特異点 に於ける特性根を 、
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ガウス超幾何微分方程式の登場
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楕円周期関数 は2階線形微分方程式の基本解
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ルジャンドルの微分方程式
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次の変換をつかえばよい
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変換しても基本解の比は保存 基本解 であるから
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の基本解を に関する第一種完全楕円積分の値の比
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も同一の微分方程式を満たす
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基本解 が満たす微分方程式 の基本解を
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変換された非線形微分方程式
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Halphenシステム 部分分数表示
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得られたHalphen システム これからSchwarz 導関数を用いた微分方程式ができる
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Yousuke Ohyama, Systems of Nonlinear Differential Equations Related to Second Order Linear Equaiotns, Osaka J. Math. 33 (1996), Zeev Nehari, Conformal Mapping, Dover 難波誠, 複素関数三幕劇 朝倉書店
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