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藤女子大学人間生活学部 内田博 現代資本主義分析

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Presentation on theme: "藤女子大学人間生活学部 内田博 現代資本主義分析"— Presentation transcript:

1 藤女子大学人間生活学部 内田博 現代資本主義分析
アメリカの金融制度 藤女子大学人間生活学部 内田博 現代資本主義分析

2 銀行融資の減少 ↑ 社債・CP発行 1984年→2005年 45.8%→61.2%
企業の資金調達 銀行融資の減少 社債・CP発行 1984年→2005年 45.8%→61.2%

3 預貯金から市場性資産(株式、社債、投信、年金)へ 1984→2005 預貯金 24.4%→13.2% 市場性資産 40.4%→61.2%
家計の資金運用 預貯金から市場性資産(株式、社債、投信、年金)へ 1984→2005 預貯金 24.4%→13.2% 市場性資産 40.4%→61.2%

4 金融機関の性格 預金機関から市場型金融機関(年金、投信、証券化)へ 資産シェアの変化1977年→2005年 預金機関57.1%→25.9%
市場型18%→50.6% 

5 民間負債に占める証券化商品、社債、CP等の比率は、 1977年→2005年 26.8%→59.3%
金融手段の性格 民間負債に占める証券化商品、社債、CP等の比率は、 1977年→2005年 26.8%→59.3%

6 1)家計における貯蓄の累積 2)金融の技術革新 3)金融の規制緩和・自由化
背景 1)家計における貯蓄の累積 2)金融の技術革新 3)金融の規制緩和・自由化

7 貯蓄の累積 1980年代半ばから、1999年をピークとして貯蓄資産の対GDP比は上昇、 2000年に一度落ち込むが、再び上昇基調 ↓
有利な資産運用先を求めて、預貯金から市場性資産へ 投信や年金という機関を通じて、金融市場へ間接的に参加(=機関投資家)

8 投信に向かう家計資産 年金:既述 投信:70年代までは一部富裕層向け 家計金融資産に占める比率は1980:1.3→2005:13.2
株式ファンド、債券ファンド、MMF MMF:短期金融市場資産を運用対象とする(短期国債、CPなど):市場金利が上昇したのに、銀行金利の上限が規制されていた70年代末から爆発的に普及 →資金調達側でのCPの普及 →その他のファンドへの道筋を作る

9 1)新興市場の創設:ベンチャー企業向株式市場 2)ジャンクボンド市場:非優良企業向債券市場 3)証券化商品:各種資産を証券化して運用
金融市場の革新 1)新興市場の創設:ベンチャー企業向株式市場 2)ジャンクボンド市場:非優良企業向債券市場 3)証券化商品:各種資産を証券化して運用

10 証券化商品 1)住宅ローン担保証券:既述 2)85年:自動車ローンの証券化 3)86年:クレジットカード債券の商品化
→2005年:消費者信用の28%が証券化 →銀行やノンバンクにとって、市場性のない資産を市場化し、資金調達手段を多様化する武器の一部 4)商業不動産ローンの証券化(90年代):預金銀行や生保から投資銀行へ

11 証券化商品 5)ABCP:企業の売り掛け債券等を銀行が買い取り、それをまとめてCP化(2005年:CP市場の57%)→CPを発行できなかった非優良企業も間接的にCPで資金調達 6)債務担保証券(CDO):社債や貸出債権からなる資産を証券化した資産担保証券→ジャンクボンドなどを活用 *MMFを通して資産がこうした証券化商品に流入

12 金融自由化 資産の証券化=市場化→価格変動リスクの発生→最終的資金提供者がリスクを負担
最終的資金提供者:より流動性の高い形態で資産を保有することでリスク回避、新たな資産を市場化することでリスク回避 →デリバティブの発達→さらなる証券化=市場化

13 銀行の場合 系列の不動産融資部門から、ローンを大量に買い集め不動産担保ローンを組んで、資本市場向けに販売、ただし買い取り資金そのものについては、本体のバランスシートをできるだけ利用しない形で、リスク回避 証券化に不向きな資産(友好関係にある企業の資産等)は、証券化せずバランスシートで保有 デリバティブのプレーヤー、トレーディング、コングロマリット化によるリスク回避

14 生保の場合 資産構成の面で、 不動産抵当ローンなどの流動性の低い長期固定的な資産の比率を下げ、 市場性資産の比率を増大させる
社債・証券化商品・株式→投資銀行との競合 商業不動産ローン:ローンのオリジネーターから資金提供者へ:投資銀行が商業不動産ローンを証券化し、生保がそれを購入・保有


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