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Corporate Social Responsibility
有賀ゼミの皆様 企業の社会的責任(CSR)について 2004年11月17日 日本興亜損害保険株式会社 岩坂 健志 Corporate Social Responsibility
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Corporate Social Responsibility
<どちらも社会の一員> 人の責任 会社の責任 Corporate Social Responsibility
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企業の社会的責任=Corporate Social Responsibility
<CSRとは?> 企業の社会的責任=Corporate Social Responsibility 「マルチステークホルダーの中心として、本業を通した社会貢献を行うとともに、各ステークホルダーと共存共栄しながら、持続可能社会の実現に貢献すること」 消費者の社会的責任=Consumer Social Responsibility 「消費者・個人株主としてCSRを果たしている企業を選択し、自らも環境等に配慮した生活をおくることにより、持続可能な社会に貢献すること」 Corporate Social Responsibility
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30人が子供、70人が大人、そのうち7人がお年寄り。 70人が有色人種で、30人が白人
<世界がもし100人の村だったら> (持続可能な社会(1)) 52人が女性、48人が男性 30人が子供、70人が大人、そのうち7人がお年寄り。 70人が有色人種で、30人が白人 61人がアジア人、13人がアフリカ人、13人が南北アメリカ人、12人がヨーロッパ人、後はみな太平洋地域の人々 20人は栄養が十分ではなく、1人は死にそう、15人は太りすぎ すべての富のうち、6人のアメリカ人が59%を持っていて、74人が39%を、20人が残りの2%を分けあっている。 すべてのエネルギーのうち20人が80%を使い、80人が20%を分けあっている。 出展:「世界がもし100人の村だったら 池田 香代子/再話 C.ダグラス・ラミス/対訳 (マガジンハウス 2001)
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<世界の変化を1秒に縮めたら> (持続可能な社会(2)) ・人口が2.4人増え、0.3人が飢えで命を落としている ・252トンの化石燃料を使用 ・世界で40万kWhの電力を使用 ・二酸化炭素(CO2)762トン排出、うち384トンが大気に蓄積 ・大気中の酸素(O2)が707トン減少 ・地表の平均気温上昇0.00000000167℃(10年で5.8℃) ・5100㎡の天然林が消失、2300㎡の耕地が減少 ・グリーンランドの氷の融解1600トン ・中国の砂漠化78㎡ ・0.002種(7分に1種)の生物が絶滅 ・自然災害に65万円の保険金が支払われている 出展:Think the Earth Project 「一秒の世界」(ダイヤモンド社) Corporate Social Responsibility
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<企業の存在意義> 「企業はその業務を通して人々を幸せにする社会的意義を有し、その存続条件として利益をあげ続けなければならない」 設立目的 (社会的ニーズ) 利益 (存続条件) + 業務を通して社会的ニーズの継続的な達成 (幸福な社会への貢献) Corporate Social Responsibility
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<企業の影響力> 「企業は国家並みの影響力を持っている」 Corporate Social Responsibility
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<マルチステークホルダー> 株主 投資家 メディア 金融機関 NGO 政府 投資的社会貢献 事業活動による社会革新 企業倫理・社会責任 取引先 住民 従業員 お客様 Corporate Social Responsibility
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<企業評価の新しいモノサシ> CSRは 各国の価値観 習慣によって 異なる 経済 財務諸表 (BS・PL) 企業 環境 社会 環境報告書 CSR報告書 トリプル・ボトムライン Corporate Social Responsibility
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<許せない!企業の行為> (CSRと企業リスク(1)) CSR ・リコール隠し (54.0%) ・環境破壊 (45.0%) ・談合/癒着 (27.1%) ・個人情報流出 (26.7%) ・脱税 (25.0%) ・セクハラ (9.0%) ガバナンス コンプライアンス 情報開示 環境 人権 *複数回答 出展:東洋経済臨時増刊「環境・CSR」(2004・9・8) 500人Web調査 Corporate Social Responsibility
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<「良い会社」「悪い会社」> (CSRと企業リスク(2)) 働きやすく 社会に貢献している 企業が良い会社 赤字は 悪い会社にあらず 出展:東洋経済臨時増刊「環境・CSR」(2004・9・8) 500人Web調査 Corporate Social Responsibility
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<CSRの流れ(1)> 環境問題 南北問題 人間性の回復 グローバル社会 バランス 競争性 (重要視されていた価値) 人間性 効率性 社会性 (忘れられていた価値) 成長から持続可能へ Corporate Social Responsibility
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<CSR経営の流れ(2)> 理念・行動指針 情報開示 (ディスクロージャー) ステークホルダー への貢献 対話 (コミュニケーション) 環境 リスクマネジメント コーポレートガバナンス 持続可能な社会の実現 Corporate Social Responsibility
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<CSRの構造と日本興亜におけるCSR>
独立系総合損保 独自の営業基盤 CS ⇒ お客様相談 保険商品・サービス ⇒ リスクコンサルティング 環境対応型保険 CR ⇒ ホットライン24(事故受付) コールセンター 金融 ⇒ 社会的責任投資 広報 ⇒ ブランド戦略・情報開示 ディスクロージャー誌 ホームページ・メセナ 社会活動 ⇒ 環境対応・ISO14001取得 環境情報誌「Risk Review」 環境セミナー 福祉財団 ⇒ ジェロントロジー C:事業活動を通した社会革新 B:投資的社会貢献活動 企業 戦略 CSR 企業理念・行動指針 リスク管理(体系) コンプライアンス IR 企業の 存続条件 A:企業倫理・社会責任 Corporate Social Responsibility
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(地域コミュニティー・NPO・宗教法人)
<社会的責任投資(SRI)とは> (Socially Responsible Investment, SRI) 収益性・安全性ばかりでなく 社会的・倫理的要因を考慮した投資 ソーシャルスクリーン (69%) 株主行動 (43%) コミュニティー投資 (0.3%) (12%) (個人投資家・機関投資家) (地域コミュニティー・NPO・宗教法人) (Active) Corporate Social Responsibility
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<SRI各国事情・動向> 【米 国】 ・社会的責任投資の発祥の地(30年の歴史) ・市場規模2.2兆ドル(235兆円)(2003年) ・最近数年で急激な伸び(残高は過去6年でほぼ倍、1997年1.2兆ドル) ・SRI投資家のフォーラム、SRI基準の専門機関 ・インデックス(Domini400, DJWS, GMIA,GMUA ) 【英国・欧州】 ・市場規模2360億ポンド(45兆円) ・企業社会的責任担当大臣の設置(2000年3月) ・公的年金において社会的責任投資方針の公開の義務づけ(2000年7月) (年金の60%が何らかのかたちでSRIを採用) ・インデックス(FTSE4Good)、SRI基準の専門機関 ・ドイツ、フランス、スイスが米英に追随 【日 本】 ・少ないが急激な伸び 1500億円 [ISO] 企業の社会的責任基準の作成開始 SRIは すでに起きている未来 Corporate Social Responsibility
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<SRIの投資行動における特徴> 1.「企業の社会責任(CSR)を遂行している企業への投資にはアルファが存在する」という投資戦略。 2.従来の銘柄選択基準にSRI基準を加えること (一部潜在して行っていたことを顕在化させること) 従来の銘柄選択基準 SRI基準 + 3.独自のSRI基準を持つこと *FMの数だけSRIがある Corporate Social Responsibility
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<SRIの基準例(日本)> 経営理念 ガバナンス コンプライアンス 情報開示 環境保護 顧客対応 リスク管理 従業員 社会貢献 Corporate Social Responsibility
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<SRIの基準例(米国)> たばこ (96%) ギャンブル (86%) アルコール (83%) 軍事産業 (81%) ネガティブスクリーン 労働条件 (38%) 環境保護 (79%) 人権 (43%) 女性保護 (23%) 動物保護 (15%) Corporate Social Responsibility
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<エピローグ> (実は古くて新しいCSR) 「会社は、お客様と社会に貢献したお釣りを利益としていただくものです。」 (松下幸之助) 「利益以外何も生み出さないビジネスは 貧しいビジネスである。」 (ヘンリー・フォード) 「商売は、売り手良し、 買い手良し、世間良し」 (近江商人の三方良し) 「人に人格・人徳があるように、 会社にも社格・社徳が必要です。」 (盛田 昭夫) Corporate Social Responsibility
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<もっと勉強したい人> 斉藤槇「企業評価の新しいモノサシ」生産性出版 大和総研「大和レビュー春季号(2004 No14)」 P・F・ドラッカー「イノベーションと企業家精神ーその方法と実践(上)(下)」ダイヤモンド社 水谷雅一「経営倫理学のすすめ」丸善ライブラリー 谷本寛治「CSR経営」中央経済社 エイミー・ドミニ(山本利明訳)「社会的責任投資」木鐸社刊 足達英一郎・金井司「CSR経営とSRI」金融財政事情研究会 斉藤槇「社会起業家」岩波新書 木内孝「新学問のすすめーエコ経済への道」プラネット出版 高巌他「企業の社会的責任」日本規格協会 岩坂健志著・上田和勇編「現代金融サービス入門」白桃書房 Corporate Social Responsibility
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<いつでもご質問ください> 日本興亜損害保険株式会社 総務部社会活動推進室 ℡03-3593-5410 Corporate Social Responsibility
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