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情報社会における問題解決 -計画問題を中心として-
平成28年5月25日 情報科学序説 情報社会における問題解決 -計画問題を中心として- 情報科学部 安部 恵介
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<本講義の目的> 情報技術の社会への応用について考える。 計画問題を中心とした問題解決の事例 問題解決の方法の概要を説明する。 最適化手法
計画問題を中心とした問題解決の事例 問題解決の方法の概要を説明する。 最適化手法 オペレーションズ・リサーチ
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1.情報社会における問題解決 プラントシステムエンジニアリング技術 情報制御システム構築技術 産業用IT応用システムの構成要素
○原子力・発電・鉄鋼・水処理・各種産業プラント プラントシステム技術 ○電力系統制御・交通システム・ITS ○ビル管理・防災情報・配水管理・道路施設管理 新たなソリューションの提供 情報管理 広域監視 情報化・システム化による製品の革新 プラント管理 保守管理設備管理 プラント監視制御 情報制御システム構築技術 インターネットイントラネット 技術 進展する情報通信技術の駆使 マルチメディア技術 セキュリティ技術 計算機技術 ミドルウエア技術 産業用IT応用システムの構成要素 通信技術 データベース技術 マイクロプロセッサ技術
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情報社会における問題解決 問題解決の方法 解法 アルゴリズム 計算手順 プログラミング
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レポート課題 (1)本講義で説明した問題の中で、興味を持った問題を2つ挙げ、その概要について述べよ。
(2)以下のどちらかを選択して回答せよ。 ・身近な問題の中で、本講義で述べた手法により解決できると思われる問題を1つ挙げ、問題と解決方法を説明せよ。 ・今後、計算機によりどのようなことが出来るようになれば便利だと思うか、自由に論ぜよ。
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列車群制御 駅 駅 A A B 列車 遅延 B C C ・遅延増大現象 ・ダンゴ運転
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早く元の状態に復旧するにはどうすれば良いか?
1.遅れた列車を急がせる 2.前の列車を待たせる 3.前後の列車を遅らせる
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列車群制御 対応策:前後の列車間隔の調整 制御理論・・・・最適制御(離散型線形レギュレータ) 分散制御--自律分散システム
<遅延増大現象> 遅延の発生 遅延の増大 遅延列車への乗客集中 乗降時間の増加 対応策:前後の列車間隔の調整 制御理論・・・・最適制御(離散型線形レギュレータ) 分散制御--自律分散システム
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xt+1=Axt+But ut xt コントローラ 制御対象 制御
制御 「与えられた目的を達成するために、適当な入力 を加えることにより対象システムを操作する。」 制御対象 xt+1=Axt+But ut xt 時刻調整 列車位置 コントローラ
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ナビゲーションシステム
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GPSで位置を測定するためには何機の衛星が必要か?
1.1機 2.3機 3.4機 4.5機以上
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GPS衛星 i の送信時刻:Ti 受信機の受信時刻:t GPS衛星 i の位置:座標( Xi , Yi, Zi ) 受信機の位置:座標 (x, y, z) 電波の速さ:C C2(Ti-t) 2=(Xi -x) 2+(Yi -y) 2+(Zi -z) 2 連立方程式
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(目的点) 3 3 B C F 3.6 1 2 2.2 E A 1.3 D 4 (出発点) B 3 C 3 F (目的地) 2.2 1 3.6 2 1.3 4 E D A (出発地)
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(目的点) 3 3 B C F 3.6 1 <経路探索木> 2 2.2 E A A 1.3 D 4 4 2 (出発点) 3.6 B D 1.3 グラフ理論 C 2.2 E 1 3 3 離散数学 3 C 2.2 F C 3 D F B 2.2 3 1.3 3.6 3.6 3 2 E D 4 B F A F A A A
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オペレーションズ・リサーチ(OR) <問題解決の方法> 1.在庫管理 2 .待ち行列 3 .階層的意思決定 4 .ゲーム理論 5 .シミュレーション 6 .線形計画 7 .金融工学
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ワインを何カ月おきに注文するのが最もお得でしょうか?
1.1カ月に1回 2.3カ月に1回 3.6カ月に1回 4.1年に1回
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・経済的発注量(EOQ) 在庫費と発注費の和が最小となるロットサイズ(一度に注文する量) ・在庫の補充方法 発注点法:現在の在庫量を基準 定期発注法:一定日数おきに発注 ・ABC分析 優先順位をつけて管理 ・リードタイム ジャストインタイム、かんばん方式
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店に入れるまで、だいたい何分くらいかかるでしょうか?
1.10分 2.20分 3.30分 4.1時間以上
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ATM、エレベータ、電話回線、サーバ、等
・顧客の到着パターン ・サービスのパターン ・待合室の大きさ ・フォーク型 一列に並んで空いたところを順次利用 ・心理的要因
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AHP(階層的意思決定) ・ひとつの基準による二者択一を積み重ねることにより、多くの候補の優劣を総合的に判定する。 ・各評価基準の重要度を算出 ・評価基準ごとの代替案の重要度を算出 ・総合重要度を算出 ・一対比較で得られた行列の固有値を用いて、整合的に重要度を算出する。
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囚人はどのように行動するでしょうか? 1.2人とも自白しない 2.1人だけ自白する 3.2人とも自白する 4.分からない
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ゲーム理論 戦略的状況における意思決定理論 ・協力ゲーム:提携が可能(日米安保) ・非協力ゲーム(領土問題) 囚人のジレンマ ナッシュ均衡:お互いに最適反応している状態 (相手が戦略を変えなければ、自分だけ戦略を変えても得をしない)
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どのパチンコ台で打つのがいいでしょうか?
1.A 2.B 3.C 4.分からない
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シミュレーション 理論的な解析が難しい複雑なシステムに対し、モデルを作って実験し、結果を予測する モンテカルロ・シミュレーション 乱数を使う(擬似乱数) 近年、米国が核実験禁止に積極的 これまでの核実験で蓄積した膨大なデータをもとに、確度の高いシミュレーションが可能になった
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金融工学 資産運用やリスクマネジメントにかかわる数理的技術の総称 ・現代ポートフォリオ理論:マーコビッツ 複数の金融商品を組合せてより良い資産構成を作る(1950年代)。 ・デリバティブ(金融派生商品)の価格理論:ブラック、ショールズ( 1970年代) ・ブラック・ショールズ・マートンの公式 オプション価格を価格変動率から算出
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<人工知能> コンピュータの進歩 ・チェスの世界チャンピオンに勝利 ・全米クイズ王に勝利 ・将棋でプロ棋士(高段者)に勝利
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<ビッグデータ> ・Twitter ・自動車 ・コンビニ ・回転すし
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<人工知能の進歩> ・囲碁の世界チャンピオンに勝利 ・自動車の自動運転 ・医療診断 ・ロボット
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レポート課題 (1)本講義で説明した問題の中で、興味を持った問題を2つ挙げ、その概要について述べよ。
(2)以下のどちらかを選択して回答せよ。 ・身近な問題の中で、本講義で述べた手法により解決できると思われる問題を1つ挙げ、問題と解決方法を説明せよ。 ・今後、計算機によりどのようなことが出来るようになれば便利だと思うか、自由に論ぜよ。
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