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林媽利医師を通して見る 「台湾人」のアイデンティティに 対する考察とその現状

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1 林媽利医師を通して見る 「台湾人」のアイデンティティに 対する考察とその現状
鈴木靖ゼミ 3年 白井 魁

2 目次 1. 始めに 2. 林媽利医師紹介と分子人類学 3. 林媽利医師の研究が与えた影響 4. 終わりに 5. 参考文献

3 目次 1. 始めに 2. 林媽利医師紹介と分子人類学 3. 林媽利医師の研究が与えた影響 4. 終わりに 5. 参考文献

4 台湾にある 複雑な問題

5 はじめに 独立か 中華人民共和国との統一か

6 はじめに みなさんは 台湾とはなにか かんがえたことありますか?

7 はじめに ・台湾 中華民国 ・中華民国 中国・台湾 (編 新村出 『広辞苑 第6版』 岩波書店 2008年1月)

8 台湾=中国 台湾人=中国人

9 はじめに 台湾=中国人の国なのか?

10 アイデンティティという 自身の帰属意識は 大切になってくる
はじめに アイデンティティという 自身の帰属意識は 大切になってくる 国家という枠組みで考えるとき

11 はじめに 台湾の人々は どう考えているのか? 皆さんは考えたこと ありますか?

12 はじめに 私達の見解は 台湾人=中国人でいいのでしょうか?

13 私達は台湾の人々が 自身をどのように考えようとしているか
はじめに 私達は台湾の人々が 自身をどのように考えようとしているか 知る必要がある

14 はじめに どのように知る? ある人物を紹介することを通じて

15 はじめに 林媽利医師 台湾馬偕記念医院勤務 台湾における輸血医学の第一人者 近年、分子人類学を 用いた方法で台湾人のルーツを研究

16 彼女の研究が 台湾人のアイデンティティに 影響を与え始めている
はじめに 今回の定義 彼女の研究が 台湾人のアイデンティティに 影響を与え始めている

17 明・清代に移住してきた 中国大陸の民が 原住民と混血し 台湾を構成していった

18 その数が多数であったため 台湾の人々は 中国人 とされていた

19 はじめに 国民党にとっての 「中国人化」 を進める教育により 台湾の人々=中国人 と捉えるようにされていた

20 はじめに しかし今「台湾人」という アイデンティティが 生まれ始めている

21 はじめに 彼女の場合 ルーツという面から 影響を与え始めている

22 目次 1. 始めに 2. 林媽利医師紹介と分子人類学 3. 林媽利医師の研究が与えた影響 4. 終わりに 5. 参考文献

23 林媽利医師の経歴 1938年 台湾人の父と日本人の母の間に生まれる 1954年 台北市第二女中学入学 1957年 私立高雄医学院入学
年(西暦) 出来事 1938年 台湾人の父と日本人の母の間に生まれる 1954年 台北市第二女中学入学 1957年 私立高雄医学院入学 国立台大病理研究所 国立台大医学院病理科に 1978年 テキサス大学医学分院に赴く 1981年 馬偕記念医院検験科主任となる 1983年 国際輸血学会に参加 以降台湾の輸血医学に貢献していく 1984年 華人において見られる稀有な血型、 B3血型の発見 1990年 台湾原住民の血液研究を開始 2001年 「台湾人のルーツ」の研究論文を発表 2004年 ジュネーブ大学との共同主催で 「語言、遺伝子及び考古学より見た、東アジア大陸及び台湾島上の人類の移動推測」 を開催 林媽利医師の経歴

24 林媽利医師の経歴 1938年 台湾人の父と日本人の母の間に生まれる 1954年 台北市第二女中学入学 1957年 私立高雄医学院入学
年(西暦) 出来事 1938年 台湾人の父と日本人の母の間に生まれる 1954年 台北市第二女中学入学 1957年 私立高雄医学院入学 国立台大病理研究所 国立台大医学院病理科に 1978年 テキサス大学医学分院に赴く 1981年 馬偕記念医院検験科主任となる 1983年 国際輸血学会に参加 以降台湾の輸血医学に貢献していく 1984年 華人において見られる稀有な血型、 B3血型の発見 1990年 台湾原住民の血液研究を開始 2001年 「台湾人のルーツ」の研究論文を発表 2004年 ジュネーブ大学との共同主催で 「語言、遺伝子及び考古学より見た、東アジア大陸及び台湾島上の人類の移動推測」 を開催 林媽利医師の経歴

25 幼少の頃は日本語で生活していたこともあり 台湾に戻り、不慣れの生活の中で 自身のルーツにすら疑問をもったのではないか?
年(西暦) 出来事 1938年 台湾人の父と日本人の母の間に生まれる 1954年 台北市第二女中学入学 1957年 私立高雄医学院入学 国立台大病理研究所 国立台大医学院病理科に 1978年 テキサス大学医学分院に赴く 1981年 馬偕記念医院検験科主任となる 1983年 国際輸血学会に参加 以降台湾の輸血医学に貢献していく 1984年 華人において見られる稀有な血型、 B3血型の発見 1990年 台湾原住民の血液研究を開始 2001年 「台湾人のルーツ」の研究論文を発表 2004年 ジュネーブ大学との共同主催で 「語言、遺伝子及び考古学より見た、東アジア大陸及び台湾島上の人類の移動推測」 を開催 幼少の頃は日本語で生活していたこともあり 台湾に戻り、不慣れの生活の中で 自身のルーツにすら疑問をもったのではないか?

26 林媽利医師の経歴 1938年 台湾人の父と日本人の母の間に生まれる 1954年 台北市第二女中学入学 1957年 私立高雄医学院入学
年(西暦) 出来事 1938年 台湾人の父と日本人の母の間に生まれる 1954年 台北市第二女中学入学 1957年 私立高雄医学院入学 国立台大病理研究所 国立台大医学院病理科に 1978年 テキサス大学医学分院に赴く 1981年 馬偕記念医院検験科主任となる 1983年 国際輸血学会に参加 以降台湾の輸血医学に貢献していく 1984年 華人において見られる稀有な血型、 B3血型の発見 1990年 台湾原住民の血液研究を開始 2001年 「台湾人のルーツ」の研究論文を発表 2004年 ジュネーブ大学との共同主催で 「語言、遺伝子及び考古学より見た、東アジア大陸及び台湾島上の人類の移動推測」 を開催 林媽利医師の経歴

27 分子人類学を用いた台湾の人々の ルーツ研究に突入 1938年 台湾人の父と日本人の母の間に生まれる 1954年 台北市第二女中学入学
年(西暦) 出来事 1938年 台湾人の父と日本人の母の間に生まれる 1954年 台北市第二女中学入学 1957年 私立高雄医学院入学 国立台大病理研究所 国立台大医学院病理科に 1978年 テキサス大学医学分院に赴く 1981年 馬偕記念医院検験科主任となる 1983年 国際輸血学会に参加 以降台湾の輸血医学に貢献していく 1984年 華人において見られる稀有な血型、 B3血型の発見 1990年 台湾原住民の血液研究を開始 2001年 「台湾人のルーツ」の研究論文を発表 2004年 ジュネーブ大学との共同主催で 「語言、遺伝子及び考古学より見た、東アジア大陸及び台湾島上の人類の移動推測」 を開催 分子人類学を用いた台湾の人々の ルーツ研究に突入

28 台湾における稀有・特殊な 血液の発見 台湾原住民に頻出していることに気づく 1938年 台湾人の父と日本人の母の間に生まれる 1954年
年(西暦) 出来事 1938年 台湾人の父と日本人の母の間に生まれる 1954年 台北市第二女中学入学 1957年 私立高雄医学院入学 国立台大病理研究所 国立台大医学院病理科に 1978年 テキサス大学医学分院に赴く 1981年 馬偕記念医院検験科主任となる 1983年 国際輸血学会に参加 以降台湾の輸血医学に貢献していく 1984年 華人において見られる稀有な血型、 B3血型の発見 1990年 台湾原住民の血液研究を開始 2001年 「台湾人のルーツ」の研究論文を発表 2004年 ジュネーブ大学との共同主催で 「語言、遺伝子及び考古学より見た、東アジア大陸及び台湾島上の人類の移動推測」 を開催 台湾における稀有・特殊な 血液の発見 台湾原住民に頻出していることに気づく

29 台湾の人々の血液分布の調査や 多くの原住民の血を調査しはじめる 1938年 台湾人の父と日本人の母の間に生まれる 1954年
年(西暦) 出来事 1938年 台湾人の父と日本人の母の間に生まれる 1954年 台北市第二女中学入学 1957年 私立高雄医学院入学 国立台大病理研究所 国立台大医学院病理科に 1978年 テキサス大学医学分院に赴く 1981年 馬偕記念医院検験科主任となる 1983年 国際輸血学会に参加 以降台湾の輸血医学に貢献していく 1984年 華人において見られる稀有な血型、 B3血型の発見 1990年 台湾原住民の血液研究を開始 2001年 「台湾人のルーツ」の研究論文を発表 2004年 ジュネーブ大学との共同主催で 「語言、遺伝子及び考古学より見た、東アジア大陸及び台湾島上の人類の移動推測」 を開催 台湾の人々の血液分布の調査や 多くの原住民の血を調査しはじめる

30 分子人類学を用いた台湾の人々の ルーツ研究に突入 1938年 台湾人の父と日本人の母の間に生まれる 1954年 台北市第二女中学入学
年(西暦) 出来事 1938年 台湾人の父と日本人の母の間に生まれる 1954年 台北市第二女中学入学 1957年 私立高雄医学院入学 国立台大病理研究所 国立台大医学院病理科に 1978年 テキサス大学医学分院に赴く 1981年 馬偕記念医院検験科主任となる 1983年 国際輸血学会に参加 以降台湾の輸血医学に貢献していく 1984年 華人において見られる稀有な血型、 B3血型の発見 1990年 台湾原住民の血液研究を開始 2001年 「台湾人のルーツ」の研究論文を発表 2004年 ジュネーブ大学との共同主催で 「語言、遺伝子及び考古学より見た、東アジア大陸及び台湾島上の人類の移動推測」 を開催 分子人類学を用いた台湾の人々の ルーツ研究に突入

31 林媽利医師の研究 台湾原住民と 東南アジアやポリネシア人との  母系血縁の関係や  台湾独特の母系血縁を発見するに至る          

32 台湾に渡ってきた、 客家、閩南人は 南越族の子孫であり DNA上北方の漢人と異なる

33 林媽利医師の研究 現在の台湾の人々は 原住民の血が流れている       

34 林媽利医師の研究 台湾の人々のルーツが いかに特殊性を 帯びているかを示した      

35 目次 1. 始めに 2. 林媽利医師紹介と分子人類学 3. 林媽利医師の研究が与えた影響 4. 終わりに 5. 参考文献

36 台湾の人々に原住民の血が流れていることで 同じ中国人だから統一すればよいという
林媽利医師の研究が与えた影響 台湾の原住民に関する研究論文 台湾の人々に原住民の血が流れていることで 同じ中国人だから統一すればよいという 風潮に一石を投じることができる 両岸関係に影響を与える

37 林媽利医師の研究が与えた影響 原住民のルーツに対する推論 多くの国外の台湾の留学生が 電子メールで、討論する

38 少数の移民と原住民が混血し 次第に漢化していったことを
林媽利医師の研究が与えた影響 大陸から渡ってきた多数の移民が 原住民と混血していったのではない 従来の台湾の形成に 対する考えを 根本から覆した 少数の移民と原住民が混血し 次第に漢化していったことを 遺伝的に示した

39 台湾独立派の李筱峰氏が 林媽利医師の 著書に序文を寄せている
林媽利医師の研究が与えた影響 台湾独立派の李筱峰氏が 林媽利医師の 著書に序文を寄せている 彼女の研究が 台湾独立派から 大きく迎えられた事例

40 林媽利医師の研究が与えた影響 彼女に対する 反対意見ももちろんある

41 林媽利医師の研究が与えた影響 例えば台湾の インターネット上では・・・

42 林媽利医師の研究が与えた影響 林媽利医師の 研究結果を 台湾独立のための根拠に することに 対する批判サイト

43 林媽利医師の研究が与えた影響

44 林媽利医師の研究が与えた影響 血のルーツというもので 国家の建立を 考えていいのか?

45 林媽利医師の研究が与えた影響

46 林媽利医師の研究が与えた影響

47 林媽利医師の研究が与えた影響

48 林媽利医師の研究が与えた影響 中原の漢人ではない ということだけで 中国人ではない といえるのか?

49 彼女の研究を独立の根拠 とするなら 純血主義にならないか?
林媽利医師の研究が与えた影響 彼女の研究を独立の根拠 とするなら 純血主義にならないか?

50 林媽利医師の研究が与えた影響

51 林媽利医師の研究が与えた影響

52 林媽利医師の研究が与えた影響

53 林媽利医師の研究が与えた影響

54 林媽利医師の研究が与えた影響 Youtubeでも 林媽利医師の 研究に対する 動画は検索を かければhitする

55 林媽利医師の研究が与えた影響 彼女の研究が台湾の人々に 影響を与え始めている

56 目次 1. 始めに 2. 林媽利医師紹介と分子人類学 3. 林媽利医師の研究が与えた影響 4. 終わりに 5. 参考文献

57 終わりに 彼女の研究が台湾の人々の アイデンティティに 影響を与えている現状 台湾の人々が自身の アイデンティティを
どのように考えようとしているか 俺たちは中国人じゃない! いや中国人ではないというのは難しい!俺たちは中国人だ

58 台湾人=中国人 そう安易に結論づけるのは難しい
終わりに 台湾人=中国人 そう安易に結論づけるのは難しい

59 終わりに 大切なのは 住民自決の考え

60 帰属意識をどう捉えるかは 台湾の将来を選択する
終わりに 台湾の人々が 自身のアイデンティティという 帰属意識をどう捉えるかは 台湾の将来を選択する ひとつの決め手となる

61 終わりに 自分たちは ○○や△△だから ××ではなく□□に 属する!!

62 終わりに それは上から決められたものではなく そこに住んでいる人たちが 決めていくもの

63 終わりに 日本も無関係ではいられない なぜか? 台湾のこれからに対し 関わっていく必要がある

64 内政干渉ではない 相互理解、相互協力の姿勢
終わりに 内政干渉ではない 相互理解、相互協力の姿勢

65 終わりに 中立的な立場の存在

66 終わりに 第三者的立場として 台湾を問い直す

67 終わりに 台湾の現状を理解しなくてはならない

68 目次 1. 始めに 2. 林媽利医師紹介と分子人類学 3. 林媽利医師の研究が与えた影響 4. 終わりに 5. 参考文献

69 参考文献・参考資料 作者 劉湘吟 口述 林媽利 『風中的波斯菊-林媽利的生命故事』 圓神出版社 2004年5月
作者 劉湘吟 口述 林媽利 『風中的波斯菊-林媽利的生命故事』 圓神出版社 2004年5月 林媽利著 『我們流著不同的血液:以血型、基因的科學證據揭開台灣各族群身世之謎』  台灣本舗:前衛出版社 2010年7月 編 新村出 『広辞苑 第6版』 岩波書店 2008年1月 編著 遠流台湾館 監修 呉密察 編訳 横澤泰夫 『台湾史小辞典』 中国書店 2010年9月 三橋広夫著 『これならわかる台湾の歴史Q&A』 大月書店 2012年 5月 周婉窈著 監訳 濱島敦俊 石田豪・中西美貴 訳 『図説 台湾の歴史』 平凡社 2008年8月 井尻秀憲 編著 『中台危機の構造-台湾海峡クライシスの意味するもの-』 勁草書房 1997年 1月 早田健文著 『台湾人の本心』 東洋経済新報社 1998年2月 許世楷 盧千惠 著 『台湾という新しい国』 まどか出版 2010年3月 「馬偕記念医院ホームページ」  「blackjack的blog 」 「Youtube」 「google map」


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