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1.IHE-J活動全体報告   (1) 臨床企画委員会より(岡崎)                   (2) 技術検討委員会より(篠田)            2.核医学WF検討WG報告

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1 1.IHE-J活動全体報告   (1) 臨床企画委員会より(岡崎)                   (2) 技術検討委員会より(篠田)            2.核医学WF検討WG報告   (1) 概要(はじめに)(岡崎)                    (2) 検討方法等                          (3) 結果報告                              3-1 オーダーから予約取得まで(奥田)       3-2 予約確定から薬品発注まで(奥田)      3-3 投与受付から薬品投与まで(奥田)       3-4 薬品投与後から検査まで(奥田)       3-5 検査実施後からレポート作成まで(桑鶴)       3-6 レポート作成後から患者説明まで(桑鶴)   (4) 臨床委員会でのコメント事項 (江本)  適宜   (5) 技術的検討事項(細羽)           適宜 3 今後の方針 4.質疑応答  

2 IHE-J臨床企画委員会 2003年検討状況 昨年は皆様のご協力を得て X線画像検査の基本的運用を定め 本年のコネクタソン実施に向けて
     本年のコネクタソン実施に向けて         現在邁進しています。          深謝申し上げます。 今年は、同様の手法で核医学運用を検討しました。   その検討状況を報告させて頂き、皆様のご意見を得てさらに効果的な検討結果にする予定でいます。 検討結果は、IHE-J技術検討委員会へ提案されIHE-J   としての技術拡張有無を検討する基本資料になります。      本日の意見交換宜しくお願い申し上げます。

3 2003年度臨床企画委員会委員の活動 9月 核医学運用検討サブワーキングスタート 月例で開催し、本報告へ
9月 核医学運用検討サブワーキングスタート      月例で開催し、本報告へ 10月 内視鏡検討ワーキングスタート 12月 RSNAにて検討状況報告      IHE-NAの核医学検討WGとリエゾン 1月  病理検討委員会スタート 今後 循環器部門運用検討を予定

4 臨床企画委員会委員 臨床企画委員会 ○江本 豊 (藤田保健衛生大学) 大林 勇雄 (JIRA) ○岡崎 宣夫 (アリゾナ大学)
    臨床企画委員会 ○江本  豊     (藤田保健衛生大学)                                          大林 勇雄     (JIRA)                 ○岡崎 宣夫    (アリゾナ大学)                   奥  真也    (埼玉医科大学総合医療センター)                  奥田 保男     (岡崎市民病院)                  安藤  裕     (慶応大学)                  桑鶴 良平     (東京女子医大)                  近藤 博史     (鳥取大学)                  細羽  実      (京都医療技術短大)                  松田 恵雄     (埼玉医科大学総合医療センター)                  山本  裕     (横河電機)          内視鏡    東福寺幾夫  (オリンパス)                  横井  英人  (千葉大学)          病理      2名ほど追加予定

5 2003年臨床企画委員会 本日の検討目的 核医学運用に焦点を当てた基本的運用を 明らかにする。
 明らかにする。 基本的運用とは、昨年同様概ね70%以上の施設で同様の運用を実施していることとした。 「2002年臨床企画委員会のX線運用報告」との相違を明らかにする。 2003年IHEーNAのテクニカル及びIHE−J臨床企画委員会2002年の技術提案の適用評価を目的にした。

6 検討に際して IHEの枠に、こだわらずに 基本的運用を考慮 登場人物の果たすべき 責任範囲を意識して検討(法的範囲)
登場人物の果たすべき             責任範囲を意識して検討(法的範囲) 資料はドラフトです。字句などはこれから 修正する予定ですので、内容チェックお願いします。

7 基本的運用検討方法 核医学業務ワークフローの図式化と ドキュメント化(6ステップ検討) ①オーダから予約取得まで (目次3.1)
核医学業務ワークフローの図式化と             ドキュメント化(6ステップ検討)  ①オーダから予約取得まで           (目次3.1)  ②予約確定から放射性医薬品発注まで   (目次3.2)  ③薬品発注以後から放射性医薬品投与まで(目次3.3)  ④放射性医薬品投与後から撮影(処理を含む)完了まで                               (目次3.4)  ⑤検査実施後からレポート作成まで      (目次3.5)  ⑥レポート画像の参照と患者説明まで     (目次3.6)

8 運用アンケート調査 アンケートは、日本医学放射線学会、放射線科専門医会および日本核医学会を通じて本検討に対する調査協力を依頼した
協力を受諾した施設数は、52である。 有効回答は36施設(回答率は68%)。    内訳: 11私立大学病院(31%)、          7国立大学病院(19%)、          7公立・公的病院(市立・日赤・労災・厚生)(19%)          5都道府県立病院(15%)          3国立病院(8%)          3私立病院(8%)   なお、核医学診療を行っている施設数は全国で1219施設 目次 3.X.1.2 と4.2.X章4.3章 各項にアンケート結果を示す

9 以下IHEと述べた場合の検討対象は上記範囲である IHEのまま活用できるか IHE外のソリューションを必要とするか
IHE-NA2003年及びIHE−J臨床企画委員会2002年の技術提案と基本的核医学運用の比較 (技術提案はすでにIHE-JのHPに公開してある)   以下IHEと述べた場合の検討対象は上記範囲である  IHEのまま活用できるか  IHE外のソリューションを必要とするか  IHEへ追加をするとしたらどうするか     に分けて検討結果を示している 目次 3.X.2 章 のIHEの技術フレームワークとの比較に結果を示す

10 核医学管理簿 (3.3)(5.7) 4.1 5.9 IHE-NA NEWーPF For NM 5.4 5.10 会計 核医学部門 基本運用
核医学管理簿  (3.3)(5.7) 4.1 5.9 IHE-NA NEWーPF For NM 5.4 5.10 会計 核医学部門  基本運用 HIS 複数タイミング 4.2 臨床医  オーダ     臨床情報  C-O IHE 5.6 4.3 4.4 注射予約 検査予約(複数回) 予約 3.1 RIS オーダ進捗管理 ①オーダ確定 ②薬剤発注 ③薬剤注射 ④検査実施 ⑤レポート C-Oを部門がチェック  1 R-Oを追加    C-Oを削除してR-O    C-Oのオーダ番号利用  2 C-Oをすべて削除新規 放射線科医師 R-O 端末隣に  OPから  オーダ GW 3.2 3.2 IHE ⑥参照 3.6 3.3 5.2 5.5 薬剤 部門 事務 3.4 IHE 4.3、 5.7  物流 薬品管理 3.5 5.8 5.1 複数回、複数日撮影 検査終了決定時問題  変更→納品中止 高額薬剤の無駄を省く 5.3 画像処理 3.4 シングルレポート

11 3.1 オーダから予約取得まで

12 3.1.1:運用検討事項 3.1.1.1:想定したシナリオ上の基本運用について (1) (2) 図 -2:オーダーから予約取得・患者説明まで
外来受診 外来診察 核医学 検査の オーダーを 発行する 核医学検査の 予約を取得 受信する 帰宅 図 -2:オーダーから予約取得・患者説明まで (1) (2) 予約の説明 来院日 確認 患者 担当医 検査室 部門 システム オーダー 医務課 Modality Server Report

13 ・投与日と撮影日 ・撮影予約が複数日 ・オーダコメントなど (1)予約取得 (ア) 医師がオーダリングシステム等の仕組みを用いて
   オーダ入力し予約を確定する。 (イ) 医師がオーダ内容を放射線部門に電話をし、          核医学検査室側で予約を確定する。 (ウ) 患者が直接、核医学検査室に来訪し予約を確定する。 (2)患者説明 ・投与日と撮影日 ・撮影予約が複数日 ・オーダコメントなど

14  アンケート情報 <質問>オーダエントリーシステムに於いて核医学オーダを発行する場合、 投与予約と撮影予約は別々に扱われていますか? 予約上問題はありますか?

15 3.1.1.3:特殊運用の有無 ・放射性医薬品の在庫状況との関連 核医学検査には放射線医薬品の確保が必須 ・放射線医薬品の半減期の問題
検査の順番 検査がおこなえない期間が生じる 3.1.2.  IHEの技術フレームワークとの比較    IHEのまま活用できるか 予約は現在、IHEのスコープ外である→比較検討対象は存在しない。

16 図 -3:核医学検査における予約「枠」の技術的取り扱い
 IHE外のソリューションを必要とするか 図 -3:核医学検査における予約「枠」の技術的取り扱い CT検査 核医学検査 オーダー 何月何日何時から 検査です。 何月何日何時から注射です。 その後何月何日何時から検査です。 さらに何月何日何時から検査です。 そのためには、予約枠確保の概念が必須 予約の枠組みがないと ・確認時に煩雑 ・予約票の印刷等が困難 ・間違いが起こりやすい 後日検査 予約 検査予約 当日検査 注射・投与 検査会計 核医学における特殊性に配慮する必要があることを提言する

17 3.1.2.3 IHEへ追加をするとしたらどうするか 3.1.3. 例外運用事例
IHE-Jへは、独立したプロファイルとして「予約プロファイル」を考え、 現在の業務フローと連携するような仕組みの必要性を考慮するよう、 リコメンドする。(予約の理想型は4章で言及する。) なお、オーダ時点で付加される詳細情報の伝達は、レポート生成上 不可欠であることから、その重要性を考慮するよう指摘しておく。 3.1.3. 例外運用事例 A:電子システムが停止している状況下での緊急核医学検査のオーダ。 B:保留された予約枠について確定の連絡がないまま、患者が来院するケース。 C:予約された検査枠では臨床的検査結果が得られない場合などがある。

18 3.2 予約確定から放射性医薬品発注まで

19 3.2.1. 運用検討事項 3.2.1.1 想定したシナリオ上の基本運用について (3) 図 -4:予約検証から放射性医薬品の発注まで 患者
3.2.1. 運用検討事項  想定したシナリオ上の基本運用について 図 -4:予約検証から放射性医薬品の発注まで 核医学 検査の オーダーを 受信する 検査確定 薬剤 発注 (3) 患者 担当医 検査室 部門 システム オーダー 医務課 Modality Server Report

20 ●核医学検査予約とその施行に関し、検査室側の検証が入る
-放射線医薬品の種別 -撮影方法(手技) ●依頼時にはオーダ目的と詳細な臨床情報が依頼医から  核医学部門へ伝えられる必要がある。 ●核医学における検査では、放射性医薬品の取得が必須な点で、  他検査とは異なる。 -放射線医薬品の発注・納品 -発注などに関わる管理部門 -アイソトープ協会、薬剤メーカー -レセプト病名 ●放射性医薬品発注後の検査キャンセルについて、他検査より  許容性が低い。 -保存期間(半減期) -他の患者に使用

21 3.2.1.2 アンケート情報 <アンケート項目>核医学検査の確定 核医学検査依頼の内容確定はいつ誰が行いますか?
 アンケート情報 <アンケート項目>核医学検査の確定  核医学検査依頼の内容確定はいつ誰が行いますか? <アンケート項目>発注・納品 放射性医薬品の発注・納品はどの様に行われていますか?

22 ・放射性医薬品の発注が予約と連動して自動化されている場合は、 変更やキャンセル・投与対象の変更に対し、会計・物流システム
:特殊運用の有無 ・放射線部門でのオーダの変更率が高い 予約の取得と予約の確定が必ずしも同一判断ではない ・放射性医薬品の発注が予約と連動して自動化されている場合は、  変更やキャンセル・投与対象の変更に対し、会計・物流システム  との連携がスムーズに行われる必要がある。 放射線科医よるオーダの変更率が高い ・納入される放射性医薬品の投与対象(患者)があらかじめ  決まっている

23 ステータス管理 3.2.2 IHEの技術フレームワークとの比較 放射線医薬品の発注・納品・管理 管理部門が分散
3.2.2 IHEの技術フレームワークとの比較 放射線医薬品の発注・納品・管理 管理部門が分散 予約-オーダエントリーシステム 撮影-RIS 薬剤発注-物品管理 薬剤の保存-放射線部門 ステータス管理

24 3.2.2.1 IHEのまま活用できるか 「進行状況ステータス」 複数のステータスが必要 受付・薬剤投与・検査終了・読影終了
 IHEのまま活用できるか IHE−J臨床企画委員会報告書2002 「進行状況ステータス」 一種類のステータスしか返さない 複数のステータスが必要 受付・薬剤投与・検査終了・読影終了

25 3.2.2.2 IHE外のソリューションを必要とするか 3.2.2.3 IHEへ追加をするとしたらどうするか
日本では、薬剤部や物流を管理する物品管理部門が、放射性 医薬品の発注・納品を管理している場合が存在することから、 進行状況ステータスや放射線部門での実施情報を他部門で 利用可能な「共通の仕組み」を、本プロジェクトが率先して用意 すべきと考えられる。特に、日本における業務について部門連 携の仕組みとして、今後策定されることをリコメンドする。  IHEへ追加をするとしたらどうするか 将来的観点では、複数部門システム、特に物流システムへの 情報交換プロファイルは標準化する価値がある。この点を技術 委員会へ提案しておくことにする。

26 3.2.3. 例外運用事例 ・放射線部門でのオーダの変更率が高い 放射線部のシステムから依頼オーダを削除・変更する仕組み

27 3.3 薬品発注以後から放射性医薬品投与まで

28 3.3.1. 運用検討事項 3.3.1.1 想定したシナリオ上の基本運用について (5) (4) (6) (7) (8) (9) (11)
3.3.1. 運用検討事項  想定したシナリオ上の基本運用について 注射のため 来訪 投与 (注射等) 実施 会計 入力 会計実施 送信 会計に移動 会計算定 帰宅 ケース・運用による 受付 オーダー 受信 進行状況 (受付済) ステータス 処理 操作 受付済処理 (投与済) (会計済) 図 -5:患者の来院から放射性医薬品投与まで (4) (5) (6) (7) 検査・ケース・運用による (8) (9) (10) (11) (12) 患者 担当医 核医学 検査室 部門 システム 医務課 Modality Server Report

29 (ア)放射性医薬品の投与と検査開始のタイミングについて
  ・放射性医薬品の投与後、適切な時間経過後検査がスタートする。   ・直後(投与直後から放射性医薬品の循環動態を含む)検査開始。   ・当日(数分から数時間経過後の)検査開始。   ・後日(数日間経過後の)検査開始。 (イ)放射性医薬品の投与に関する特殊事項  ・放射性医薬品を、運動負荷等の特殊な環境下で投与する場合。  ・安静・遮光・遮音の環境で投与する場合。  ●放射性医薬品の投与に関係した処置について以下の点に留意する必要がある。 (1) 放射性医薬品投与に向けた前処置が必要な検査が存在する。(ヨードブロック等) (2) 放射性医薬品投与直前の処置が必要な検査が存在する。(排尿・水負荷等)  ●放射性医薬品を使用した場合、医療法施行規則に定められている、   帳簿(管理簿)への記載を行う必要がある。

30 3.3.1.2 アンケート情報 <アンケート項目>帳簿(管理簿)の記載 放射性医薬品の帳簿(管理簿)記載は何時行われていますか?
 アンケート情報 <アンケート項目>帳簿(管理簿)の記載 放射性医薬品の帳簿(管理簿)記載は何時行われていますか? 放射性医薬品の使用帳簿(管理簿)をシステム化していますか? またその場合に、問題点はありますか?

31 3.3.1.3 特殊運用の有無 放射性医薬品の取り扱い(入手・使用・廃棄)は帳簿(管理簿)への記載が 義務づけられている。
 特殊運用の有無 放射性医薬品の取り扱い(入手・使用・廃棄)は帳簿(管理簿)への記載が 義務づけられている。 医療法施行規則第30条の23 第2項 「病院又は診療所の管理者は、帳簿を備え、診療用放射線照射装置、 診療用放射線照射器具及び診療用放射性同位元素の入手、使用及 び廃棄並びに放射性同位元素によって汚染されたものの廃棄に関し、 次に掲げる事項を記載し、これを1年ごとに閉鎖し、閉鎖後5年間保存 しなければならない。」となっており、 (1) 入手、使用又は廃棄の年月日 (2) 入手、使用又は廃棄に係る診療用放射線照射装置    又は診療用放射線器具の型式及び個数 (3) 入手、使用又は廃棄に係る診療用放射線照射装置    又は診療用放射線器具に装備する放射性同位元素の種類    及びベクレル単位をもって表わした数量 (4) 入手、使用又は廃棄に係る診療用放射性同位元素    又は放射性同位元素によって汚染された物の種類及び    ベクレル単位をもって表わした数量 (5) 使用した者の氏名又は廃棄に従事した者の氏名    並びに廃棄の方法及び場所の事項を記載しなくてはならない。

32 3.3.2. IHEの技術フレームワークとの比較 3.3.2.1 IHEのまま活用できるか
3.3.2.  IHEの技術フレームワークとの比較  IHEのまま活用できるか 投与自体を検査と考えれば、IHE−J臨床企画委員会報告書2002の報告 における検査の連続と考えられる。ただし、核医学検査におけるワークフロー を明確にする観点から、投与後から撮影までの待機時間や生理・生化学的 根拠による臨床運用について検討する必要がある。  IHE外のソリューションを必要とするか ・検査立ち会い医師のスケジュール ・他科、他施設でおこなわれる検査の確認 半減期が長い放射線医薬品の場合に特に注意が必要  IHE-Jへ追加をするとしたらどうするか 放射性医薬品投与に関する進行状況ステータスメッセージの追加 (実装によりOFへの実施入力により、OPで放射性医薬品投与を 確認可能なメッセージ交換の仕組み)は、必要性が高いと考えられる。

33 3.3.3. 例外運用事例 ・連絡の不備や患者の勘違いにより、連絡無しに患者が来院しない -薬剤が無駄になる ・予定日以外に来院
3.3.3. 例外運用事例 ・連絡の不備や患者の勘違いにより、連絡無しに患者が来院しない -薬剤が無駄になる ・予定日以外に来院 -検査ができない -放射線医薬品を分注

34 3.4 放射性医薬品投与後から撮影(処理を含む)完了まで
3.4 放射性医薬品投与後から撮影(処理を含む)完了まで

35 3.4.1. 運用検討事項 3.4.1.1 想定したシナリオ上の基本運用について (14) (13) (15) (16) (18) (17)
3.4.1. 運用検討事項  想定したシナリオ上の基本運用について     検査実施 画像送信 画像受信 処理画像 作成 保存 エビデンス 文書保存 実施情報送信 実施情報 受信 検査のため 来訪 受付 入力 会計実施 送信 検査を 受ける 会計 帰宅 オーダー 進行状況 (受付済) ステータス 受付処理操作 受付済処理 (会計済) (検査済) 図 -6:放射性医薬品投与後から撮像(処理を含む)完了まで 画像処理 処理情報 (13) (14) (15) (16) (17) (18) (19) (20) (21) (22) (23) (24) (25) (26) 患者 担当医 核医学 検査室 部門 システム 医務課 Modality Server Report

36 ●検査開始時に必要な情報が、検査担当の技師に届いている必要がある。
-投与量により収集時間(撮影時間)を変化させる -眠剤投与の必要な小児 ●検査時の情報が読影医に申し送られる必要がある。 ●複数回(複数日程)の撮影をもって検査を構成している場合、最終的な  撮影終了の通知を他に送る必要がある。 -フィルム運用は明示的 -モダリティの撮影終了(検査終了)ボタンを押すことが、  一連の撮影終了とは限らない -バラバラに画像保管装置上に収容されていては意味がない -追加撮影についても、画像や数値結果の統合可能とする  仕組みが必要である

37 3.4.1.2 アンケート情報 <アンケート項目>追加撮像の登録方法 核医学検査の撮影終了後に追加撮影をする必要が生じた場合、システム的に
 アンケート情報 <アンケート項目>追加撮像の登録方法 核医学検査の撮影終了後に追加撮影をする必要が生じた場合、システム的に どの様に対応していますか?

38 3.4.1.3 特殊運用の有無 3.4.2. IHEの技術フレームワークとの比較 核医学検査における特殊運用としては、複数回に渡る検査や
 特殊運用の有無 核医学検査における特殊運用としては、複数回に渡る検査や 日にちをまたぐ検査等が存在することである。 3.4.2.  IHEの技術フレームワークとの比較 CT検査 核医学検査 検査実施 注射会計 会計実施 検査会計 オーダー 撮影終了 投与終了 放射性医薬品投与 複数回撮影を実施する検査では、 一回の撮影終了が 全ての撮影終了ではない。 ここが検査終了 図 -7:核医学における検査終了のタイミング

39 3.4.2.1 IHEのまま活用できるか 3.4.2.2 IHE外のソリューションを必要とするか
十分カバーされている。 →検査を終了させるタイミングが、画像を見てから実施される場合がある →複数回の撮影により全体の検査が構成されている 本報告は、技術的な対応には言及しないが、今後の課題として何を 以て検査を終了とするかの定義が必要である。  IHE外のソリューションを必要とするか 完了処理してしまった検査に対して撮影を追加する場合 ・人為的に完了を削除 ・新たに撮影項目など追加 ・検査の再完了を実施 どのようにしてセキュリティを保つかなどの病院運用規定に従った方法で、ソリューションできる必要がある。

40 3.4.2.3 IHE-Jへ追加をするとしたらどうするか
特別な追加機能は、必要としないが検査完了後に撮影追加の可能性があり、 特別な対処が必要になることを参考運用として記載しておくことをリコメンドする。 3.4.3. 例外運用事例 ・複数回の撮影で成り立つ検査が多く、かつレポート作成時に  追加検査を指示することが多い ・検査を実施しても会計は発生させないなどの特殊な対応が必要になる。  病院の運用規定に従った、例外処理に対応できる仕組みが必要になる  ため注意を要す

41 3.5 検査実施後からレポート作成まで

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43 3.5.2. IHEの技術フレームワークとの比較 3.5.2.1 IHEのまま活用できるか?
3.5.2.  IHEの技術フレームワークとの比較  IHEのまま活用できるか? IHEでは、レポート作成業務は新しいプロファイルとしてReport Workflowが提唱されている。このなかで、読影のいろいろな方法として11のユースケースを提示している。IHE-Jではこれらに照らし合わせて検討を始めている。読影業務としては、日本においても大きな違いはないと思われる。DICOMのStructured Reportingについても日本医学放射線学会などが研究会を開くなどして研究を進めている。 検査画像以外でレポート作製に必要とされる情報がある。(4.2章参照)これらの情報はEvidence Documentとして扱う方法が考えられる。しかしながら、この情報をどのアクターにどのタイミングで入力するかの検討が必要である。  IHE外のソリューションを必要とするか? 病診連携におけるレポート参照については、IHE以外のソリューションが必要になる場合がある。IHEのIT infrastructureでは患者情報を複数のシステムで共有する方法がされ始めているが、レポートをどのように共有するかという詳細については、議論されていない。  IHEへ追加をする必要があるか? 基本的にIHEそのままで、導入可能とおもわれるが、IHE-Jとしてのnational extensionの影響は排除できない。

44 3.6 再診・レポート画像の参照と患者説明まで 臨床部門では、検査が済み次第、画像とレポートを参照できるようにしている。特に急ぐ場合や、生理学的に高度な判断が必要な場合は、患者と同行して検査を実施する場合もあり、自分でレポートを作成し、画像をそのまま持ち帰り患者へ説明する場合もある。外来では、検査結果が揃っていることが、患者と応対するまでに分かることが重要になる。

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46 4核医学運用での特例注意事項 4.1 会計のタイミングについて 4.2 発生情報適切な記録と連携について
4.1 会計のタイミングについて 4.2 発生情報適切な記録と連携について    検査時に必要な伝達情報のアンケート結果     読影時に必要な伝達情報のアンケート結果 4.3 核医学検査における確定した予約の変更・キャンセルについて 4.4 理想的な予約管理について

47 5. 核医学検査のIHE適応についての考察 5-1 検査スケジュールと画像取得・保存 5-2 核医学検査に特有な例外処理
5-1 検査スケジュールと画像取得・保存 5-2 核医学検査に特有な例外処理 5-3 画像の後処理に関するスケジュール 5-4 核医学検査に特有な画像種の表示等 5-5 放射性医薬品の投与 5-6 臨床情報 5-7 放射性医薬品を含む材料管理 5-8 診断報告書 5-9 医事会計 5-10 IHEのNational Extensionとの関係

48 今後について

49 今後について 核医学運用検討により全体にわたる検討事項が明確になった。(重要課題) 日本での運用には、 1 予約統合プロファイルを検討する
   日本での運用には、     1 予約統合プロファイルを検討する         オーダの確定方法         オーダの入力方法         部門から         主治医が     2 物流(薬剤管理)     3 会計 これらの問題は、IHE全体の問題と考えられるので重要提案

50 部門システムから新規オーダ 部門側でオーダに問題を発見した場合 (核医学ではその頻度が高い)
電話して担当医が新規オーダ 担当医と相談の上、部門で新規オーダ 部門でオーダする場合は この問題は、IHE全体の問題と考えられるので重要提案


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