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インフレ・デフレは日本にどの様な 影響を与えるのか?
4年7組 小椋 翔太
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1.インフレ・デフレとは? 国内の経済状況を把握する際にその時の国内での経済状況が総需要:総需給の関係がどの様になり、尚且つどっちに傾いているか、によりインフレかデフレどっちよりになるかを把握するための言葉であり経済学で使われる言葉である。 総需要(大):総需給(小)=インフレ 総需要(小):総需給(大)=デフレ
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また、A国とB国の通貨がある時を迎えた途端、均等に近かったお金の価値に大きく差が出てきてしまい、A国のお金でB国の物を買う際に多額のお金が必要となってしまう事になる原因の一つにデフレとインフレが関係しているのではないかと思われています。 A国 : B国 1ドル(相当) = パン一つ ↓ 2ドル(相当) = パン一つ
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2.インフレーションとは? インフレとは、その国の物価が上昇し続けてしまい労働者の賃金に間に合わなくなる現象のことである。主に経済状況が良好の時に発生するものでインフレ=モノがよく売れていると言うことになる。 上記だけは響きが良いように聞こえるが長期で続くと所得が多い人程、+となる素材が多くなるので貧困差が大きく出てきてしまうのが特徴である。
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また、インフレーションは国民の所得に対してモノに対しての需要の方が大きくなるので、
総需要>総需給の図が完成する。これによりインフレは経済の面でもお金だけではなくモノも大きく関わりを持つということがわかる。 C国 一個100円のモノ ↓インフレ突入 一個200円のモノ
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3、デフレーションとは? インフレとは異なり、物価が減少し続けてしまい景気が後退してしまう現象の事である。デフレになってしまうと物価下落→売れたとしても売上げ減少→所得が下がり経済状況が悪化してしまう。そしてここから抜け出せなくなる。この様な現象をデフレスパイラルといい悪循環の幕開けとなる。 売上減少 所得減少 物価下落
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デフレーションはモノの需要に対し、国民は少ない所得をあまり使わず貯金などをしてしまい、お金をモノに対して使わなくなるので、
総需要<総需給の式が完成する。これにより世の中があまりお金が回らないということがわかるようになる。 D国 一個100円のモノ ↓デフレ突入 一個70円のモノ
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4.各国で起きたインフレ、デフレ インフレ(ジンバブエ)
近年で起きたインフレーションの中で有名なのがジンバブエのハイパーインフレである。原因としては、 ①独立後に旧支配層に弾圧的な政策を実施(白人が所有する土地を強制収容する法律)などをした影響で国内の物不足を悪化させ最終的にインフレを加速することになり物価は650万倍にまで上昇。これに対応すべく100億ジンバブエドルが発行されるなど行われた。
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②経済政策の失敗によるインフレーション(ハイパーインフレーション)の影響で更にお金の価値が急降下してしまい、幾度なく行われたデノミネーションによりお金のバランスを直そうと試みたが心及ばず、最終的に100超Z$を発行、2015年には公式に通貨の廃止が決定され、現在ではZ$を回収するまでに至っている。
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Ex.デノミネーションとは? ・デノミネーション(denomination)とは、通貨の単位を表す単語であるが、ここでは単価の切り下げ・切り上げを意味する。大抵は、インフレなどにその国内のお金の価値が急落した際に、切り下げることによりお金の価値のバランス調整が行われることが多いので切り下げが多い。 例 デノミ実行(100の1) 10000円の価値のお金 → 100円の価値のお金 デノミ実行(100倍) 100円の価値のお金 → 10000円の価値のお金
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また、現地ではパン一つ2000億Z$となっていたのでパン一つ買うのにとても手間が掛かったのである。(画像は1枚200000Z$札)
・そしてZ$の最終的の価値は17.5京Z$(175,000,000,000,000,000Z$)に対して5米$と交換している。(2015年6月11日現在) また、現地ではパン一つ2000億Z$となっていたのでパン一つ買うのにとても手間が掛かったのである。(画像は1枚200000Z$札)
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Ex.世界最高額の紙幣 ・Z$の紙幣でもかなりの高額紙幣だがその上があり、1927年から1946年まで使われていたハンガリーのペンゲー(ペンゴ)通貨は第二次世界大戦で未曾有のハイパーインフレーションの影響を受けてしまい、ペンゲー貨の価値が急降下。最終的に1ドル=460,000,000,000,000,000,000,000,000,000ペンゲー貨(46穣)となった。(画像は10億兆(10垓)ペンゲー札となる)
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EX.2 二カ国の共通点 ・ジンバブエとハンガリーの共通点は実物的インフレーションが原因とされており、内容としては戦争や産業構造破壊により供給が需要を下回ることにより発生するインフレのことを指し、例では、ジンバブエでは政策により白人農家が国外に追い出され農業構造が破壊され、また旱魃が影響を与えこれにより極度の物不足が発生。最終的に2億3000万%という超ハイパーインフレーションとなったのである。(日本も第二次世界大戦終戦後直後では300%強のインフレ率を記録している)
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・デフレ(世界恐慌) デフレでは、「ここが特に..」等のデフレは見られないが多くの国に影響を与えたのが1929年に発生した世界大恐慌である。 この世界恐慌ではアメリカ・欧州・東南アジア等世界各国の労働者・企業・国家に多大な影響を与えた問題である。 ニューヨーク証券取引場で株価が大暴落した影響で資本主義や先進国等に影響を与え、数多くの人に影響を与え、その原因などはいまなお論争のネタともなる問題である。
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・元々、この世界恐慌は第一次世界大戦後に農業の機械化による過剰生産とヨーロッパの復興、相次ぐ異常気象による農業恐慌が発生してしまい、働き手の収入が減少→モノが買えなくなってしまいデフレーションに突入→手が負えなくなってしまう自体になってしまったのである。 そして証券パニック等を挟みアメリカでは1933年には約1200万人の失業者、失業率は25%を生み出す事となってしまったのである。
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5.偏りすぎた際の改善策 インフレ(賃金インフレ、輸入インフレetc)
インフレの場合は、政府が実行している財政支出を抑制したり金融業界を若干の引き締めをすることにより抑えることが出来る。全体的にモノに対しての需要を減らすことがインフレを改善するための足建てになるので総需要抑制策が採られる。 しかし、一部or若干のインフレだった場合は景気はおおむね良好なので様子見ということで流されることが多い。
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デフレの場合 デフレの場合は若干のデフレでさえも事態が悪化し、かねないのでいち早くの対応が必要になる。しかし重度の場合の対応策はあまり見つけられてない。1998年に発生したデフレ・スパイラルに対しての中央銀行が行った政策金利 {金融政策の狙いを示すために設定する短期金利(預金、貸出金利etc.に影響)}の水準を実質0%に誘導するゼロ金利政策が功を奏したことがある。
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通常 A君 日本銀行(※中央銀行) 1000万 ← -1000万 数年後・・ 元金+金利=1100万 -1100万(-100万) → 1100万(+100万) ゼロ金利政策 1000万 ← -1000万 元金+金利(ゼロ)=1000万 -1000万(±0) → 1000万(±0)
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Ex.中央銀行とは? 中央銀行とは、国家や国家連合等の金融機構の中枢となる機関であり、日本では日本銀行が当てはまります。
今、私たちが使用している紙幣、通貨も元は日銀の銀行券でありこれを使用して金融政策を行い通貨価値安定を行ったり、他には国債売買や国への資金提供を行ったりもします。
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6.インフレ・デフレどちらの方が良いのか? ・インフレのメリット
※どちらも軽度の場合 ・インフレのメリット モノが良く売れ、それにより事業成績が上がり、従業員の給与が上がるこれによりお金が良く回るようになり、好循環をもたらす様になる。Etc. ・デフレのメリット 物価が下落するので貨幣価値が上がる=インフレの時より同じお金でもより多く買える ←これぐらい 結果 インフレ=好調期 デフレ=低迷期 よってインフレが一番!
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6,まとめ 最後にまとめになりますが、最初はインフレ、デフレは共にメリット・デメリットが存在していてどっちが良いか迷うのではないかと思いましたが、インフレ=好調、デフレ=不調という考えが生まれたので今度からはニュースを見た際に、今の経済はどうなのかを判断出来る様になったのではないかと思いました。
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