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Published byあきお しろみず Modified 約 7 年前
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Boxed Economy Foundation Model: 社会・経済のエージェントベースモデリング のためのフレームワーク
情報処理学会 数理モデル化と問題解決研究会(MPS43) Boxed Economy Foundation Model: 社会・経済のエージェントベースモデリング のためのフレームワーク 井庭 崇 千葉商科大学政策情報学部, フジタ未来経営研究所 慶應義塾大学政策・メディア研究科後期博士課程 中鉢 欣秀 慶應義塾大学 SFC研究所 松澤 芳昭 海保 研 武藤 佳恭 慶應義塾大学 環境情報学部 Good afternoon, In this presentation, I would like to give you a quick overview of our research in Boxed Economy Project. Today, I would like to show what we have done and what kind of progress we have made during the last several years. BESP is the platform of our model. It is not the simulated model itself but it is something we always need to conduct a simulation based research.
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エージェントベースアプローチによる 社会・経済モデルのこれまで・・・
井庭崇, 「エージェントベース経済シミュレーションのためのエージェント設計論」, 『オペレーションズ・リサーチ:経営の科学』, 日本オペレーションズ・リサーチ学会, 10月号, 2001年10月
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井庭崇, 「エージェントベース経済シミュレーションのためのエージェント設計論」, 『オペレーションズ・リサーチ:経営の科学』, 日本オペレーションズ・リサーチ学会, 10月号, 2001年10月
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本発表の提案 本発表では、 エージェントベースアプローチによって 社会・経済モデルを記述するための
モデル・フレームワーク(メタモデル)を提案する。 Boxed Economy Foundation Model
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本発表の提案による先行研究の拡張 本発表の提案 超領域的な 社会科学への試論 エージェントベース 社会システム論 シミュレーション
[西部 1989] エージェントベース シミュレーション のためのツール (Swarm, MAML, RePast, Ascape, KK-MAS) 社会システム論 [公文 1978, 1994] UML(統一モデリング言語) によるビジネスモデリング [ErikssonPenker 2000] [Marshall 1999] プログラミング支援だけでなく モデリング支援も 記述だけでなく 操作も可能に エージェントの フレームワーク [Bruun 2002] 複雑系科学 [金子・池上 1998] [井庭 1998] 動的に変化 するモデル の記述・操作 より柔軟で汎用的な モデル記述 本発表の提案 進化経済学 [塩沢 2000] [江頭 2002]
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本発表の提案に対する評価軸の設定 「未踏の領域」であるので、自ら評価軸を設定する。
①現在記述が難しく、かつ必要であるモデル記述の要件を述べ、それらが、提案モデルフレームワークで記述可能であることを示す。 ②提案モデルフレームワークに基づいて作成したモデルを例示する。 井庭崇, 竹中平蔵, 武藤佳恭, 「人工市場アプローチによる家庭用VTRの規格競争シミュレーション」, 情報処理学会「数理モデル化と応用」論文誌, Vol.42, No.SIG14 (TOM5), 2001年12月発行
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Agenda 1 2 3 4 5 社会・経済の新しいモデル化への取り組み モデル・フレームワークとは
Boxed Economy Foundation Model (BEFM) 4 BEFMによるモデル記述例 5 まとめ 「Boxed Economy Foundation Model: 社会・経済のエージェントベースモデリングのためのフレームワーク」
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社会・経済における組織・制度・知識・技術の生成と進化を内生的に表現したい。
社会科学におけるフロンティア領域 社会・経済における組織・制度・知識・技術の生成と進化を内生的に表現したい。 進化経済学会, 塩沢由典, 『方法としての進化』, シュプリンガー・フェアラーク東京, 2000 江頭進, 『進化経済学のすすめ』, 講談社, 2002 出口 弘, 『複雑系としての経済学:自律的エージェント集団の科学としての経済学を目指して』, 日科技連, 2000 etc. …
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求められる複雑系・進化的なモデル ① 社会が、異質性と多様性のある主体から構成されているということ。 =
② 主体が原子論的な意味でのアトムではなく、内部状態をもっているということ。 ③ 情報や知識が生成され、伝達され、解釈されるということ。 ④ 主体間の関係やその意味が動的に変化するということ。 = ① 内部状態 ② ③ ④
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井庭崇, 福原義久, 『複雑系入門:知のフロンティアへの冒険』, NTT出版, 1998
複雑系(Complex System) システムの構成要素の振舞いのルールが、状況によって動的に変化する 構成要素の生成や消滅,内生的なルール生成などを含む 全体 相互作用 構成要素 井庭崇, 福原義久, 『複雑系入門:知のフロンティアへの冒険』, NTT出版, 1998
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複雑系(Complex System) システムの構成要素の振舞いのルールが、状況によって動的に変化する
構成要素の生成や消滅,内生的なルール生成などを含む 全体 相互作用 構成要素
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複雑系(Complex System) u システム 【システムの振舞いのルール】 x=… y=… z=… 内部状態 u=…
システムの状態が変化すると、振舞いのルールの関数の形が変わったり、新たに変数が加わったりする。 u=… 【内部状態の値の軌跡】 相空間(phase space) u
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厳密には、「開いた力学系」が必要だが・・・
力学系的なアプローチ 時間が与えられていて、状態が時間とともにあるルールに基づいて発展していく。 「力学系の表現されている相空間、ルールといったものを固定して考えたのでは不十分であり、相空間の次元、ルールなどの点で『開いた力学系』という道具立てが必要になる。」(金子・池上 1998) 金子邦彦, 池上高志, 『複雑系の進化的シナリオ』, 朝倉書店, 1998
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擬似的に表現するための道具立て モデルフレームワーク
社会・経済のモデルによく現れる基本構造を「モデル・フレームワーク」として設定し、その上で動的に変化するモデルを実現するという戦略をとる。 主体と振る舞い、状態、関係性、情報の組み合わせの変化 モデルフレームワーク
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Agenda 1 2 3 4 5 社会・経済の新しいモデル化への取り組み モデル・フレームワークとは
Boxed Economy Foundation Model (BEFM) 4 BEFMによるモデル記述例 5 まとめ 「Boxed Economy Foundation Model: 社会・経済のエージェントベースモデリングのためのフレームワーク」
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モデル・フレームワークとは モデルによく現れる構造を抽出し明示化したもの。
モデル要素を構造化したり操作したりするための注目点と構成原理を提供する。 概念モデル・フレームワーク 設計モデル・フレームワーク
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概念モデル・フレームワークの役割 社会・経済をモデル化する際に,共通して(もしくは多くの頻度で)登場する構造を抽出したもの。
現実世界の認識のための準拠枠 モデルを記述するための語彙 コミュニケーションのためのコード
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設計モデル・フレームワークの役割 概念モデルとして得られたものを、シミュレーションとして実現するためのフレームワーク。
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Agenda 1 2 3 4 5 社会・経済の新しいモデル化への取り組み モデル・フレームワークとは
Boxed Economy Foundation Model (BEFM) 4 BEFMによるモデル記述例 5 まとめ 「Boxed Economy Foundation Model: 社会・経済のエージェントベースモデリングのためのフレームワーク」
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Boxed Economy Foundation Model (BEFM)
現実の社会・経済をオブジェクト指向分析によって抽象化したもの。 エージェントベースアプローチによる社会・経済モデルの基本デザインを提供。 概念モデル・フレームワーク 設計モデル・フレームワーク BEFMに基づいて作成されたモデルは、Boxed Economy Simulation Platform (BESP)上でシミュレートできる。 ※ オブジェクト指向に基づき、UML(統一モデリング言語)で記述する。
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BEFM 概念モデル・フレームワーク
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BEFM 概念モデル・フレームワーク
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World, Space, Clock World :対象世界を表現する。 Space:空間を表現する。 Clock :時間を表現する。
BEFM 概念モデル・フレームワーク World, Space, Clock World :対象世界を表現する。 Entity (AgentとGoods)を配置できる。 Space:空間を表現する。 Clock :時間を表現する。
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Entity, Agent, Goods Entity:世界に存在する実体 Agent:社会・経済における個人や社会集団
BEFM 概念モデル・フレームワーク Entity, Agent, Goods Entity:世界に存在する実体 具体的には、Agent および Goods Information を付随させることができる。 Agent:社会・経済における個人や社会集団 Goodsを所有することができる。 複数のBehaviorをもつ。 他のAgentとRelationをもつ。 Goods:Agentに所有 され、交換されるもの。
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Information Information:Entityが保持する情報 BEFM 概念モデル・フレームワーク
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Behavior Behavior:エージェントの行動 BEFM 概念モデル・フレームワーク
Agentは、複数のBehaviorをもつことができる。 複数のBehaviorは、並列的に動作する。
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Relation, Channel Relation:あるAgentから他のAgentへの関連性 Channel:コミュニケーション・パス
BEFM 概念モデル・フレームワーク Relation, Channel Relation:あるAgentから他のAgentへの関連性 Agentは、複数のBehaviorをもつことができる。 複数のBehaviorは、並列的に動作する。 Channel:コミュニケーション・パス Relationに基づいて開設される。 BehaviorとBehaviorをつなぐ。
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BEFM 設計モデル・フレームワーク
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状態機械としてのBehavior BEFM設計モデル・フレームワークでは、Behaviorを「状態機械」(state machine)として定義している。 例: SendRequestBehaviorのステートチャート図 状態 遷移 イベント (トリガー) アクション
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コンポーネントビルダー DEMO! コンポーネントビルダー 状態遷移図の スケルトンの ソースコードを 自動生成!
/* * AbstractPurchaseVCRBehavior.java * Copyright (c) 2002 Boxed-Economy Project. All rights reserved. */ package org.boxed_economy.formatcompetition.model.behavior; import org.boxed_economy.besp.model.fmfw.behavior.AbstractBehavior; import org.boxed_economy.besp.model.fmfw.ChannelEvent; import org.boxed_economy.besp.model.fmfw.behavior.Action; import org.boxed_economy.besp.model.fmfw.behavior.CompositeState; import org.boxed_economy.besp.model.fmfw.behavior.Event; import org.boxed_economy.besp.model.fmfw.behavior.GuardCondition; import org.boxed_economy.besp.model.fmfw.behavior.State; import org.boxed_economy.besp.model.fmfw.behavior.StateMachineFactory; import org.boxed_economy.besp.model.fmfw.behavior.Transition; /** * AbstractPurchaseVCRBehavior public abstract class AbstractPurchaseVCRBehavior extends AbstractBehavior { * This method automatically generated from AbstractBehavior Builder * Don't touch by hand protected void initializeStateMachine() { //factory StateMachineFactory factory = this.getStateMachine(); //states State initialState = factory.createInitialState(); CompositeState 市場シェア情報依頼準備 = factory.createCompositeState("市場シェア情報依頼準備"); CompositeState 市場シェア情報待ち = factory.createCompositeState("市場シェア情報待ち"); CompositeState 規格情報待ち = factory.createCompositeState("規格情報待ち"); CompositeState vTR待ち = factory.createCompositeState("VTR待ち"); State terminalState = factory.createTerminalState(); 状態遷移図の スケルトンの ソースコードを 自動生成! 私たちの開発した作成支援ツール コンポーネントビルダー ※IBM and othersが無料で提供する開発ツールのプラットフォーム「eclipse」のプラグインとして開発した。 ※状態遷移図の記述エディタおよび、Javaプログラムの生成機能がオリジナル部分。 DEMO!
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コンポーネントビルダーによって自動生成されたコード
/* * AbstractPurchaseVCRBehavior.java * Copyright (c) 2002 Boxed-Economy Project. All rights reserved. */ package org.boxed_economy.formatcompetition.model.behavior; import org.boxed_economy.besp.model.fmfw.behavior.AbstractBehavior; import org.boxed_economy.besp.model.fmfw.ChannelEvent; import org.boxed_economy.besp.model.fmfw.behavior.Action; import org.boxed_economy.besp.model.fmfw.behavior.CompositeState; import org.boxed_economy.besp.model.fmfw.behavior.Event; import org.boxed_economy.besp.model.fmfw.behavior.GuardCondition; import org.boxed_economy.besp.model.fmfw.behavior.State; import org.boxed_economy.besp.model.fmfw.behavior.StateMachineFactory; import org.boxed_economy.besp.model.fmfw.behavior.Transition; /** * AbstractPurchaseVCRBehavior public abstract class AbstractPurchaseVCRBehavior extends AbstractBehavior { * This method automatically generated from AbstractBehavior Builder * Don't touch by hand protected void initializeStateMachine() { //factory StateMachineFactory factory = this.getStateMachine(); //states State initialState = factory.createInitialState(); CompositeState 市場シェア情報依頼準備 = factory.createCompositeState("市場シェア情報依頼準備"); CompositeState 市場シェア情報待ち = factory.createCompositeState("市場シェア情報待ち"); CompositeState 規格情報待ち = factory.createCompositeState("規格情報待ち"); CompositeState vTR待ち = factory.createCompositeState("VTR待ち"); State terminalState = factory.createTerminalState(); //actions Action 知人に使用規格を尋ねる = new Action() { public void doAction() { 知人に使用規格を尋ねる(); } public String toString() { return "知人に使用規格を尋ねる"; }; Action 市場シェアを記憶する = new Action() { 市場シェアを記憶する(); return "市場シェアを記憶する"; Action useBehaviorを起動する = new Action() { useBehaviorを起動する(); return "useBehaviorを起動する"; Action 市場シェアを尋ねる = new Action() { 市場シェアを尋ねる(); return "市場シェアを尋ねる"; Action 購買前評価を行う = new Action() { 購買前評価を行う(); public String toString() { return "購買前評価を行う"; } }; Action 規格情報を記憶する = new Action() { public void doAction() { 規格情報を記憶する(); return "規格情報を記憶する"; Action vCRを注文する = new Action() { vCRを注文する(); return "vCRを注文する"; Action 周辺シェアを計算する = new Action() { 周辺シェアを計算する(); return "周辺シェアを計算する"; //guard-conditions GuardCondition 規格情報 = new GuardCondition() { public boolean isMatched(Event e) { return 規格情報(e); GuardCondition すべての返答を受け取った場合 = new GuardCondition() { return すべての返答を受け取った場合(e); GuardCondition vTR = new GuardCondition() { return vTR(e); GuardCondition 市場シェア情報 = new GuardCondition() { return 市場シェア情報(e); //transitions Transition transitionVTR待ちToTerminalState = factory.createTransition(); Transition transition市場シェア情報待ちTo規格情報待ち = factory.createTransition(); Transition transition市場シェア情報依頼準備To市場シェア情報待ち = factory.createTransition(); Transition transitionInitialStateTo市場シェア情報依頼準備 = factory.createTransition(); Transition transition規格情報待ちTo規格情報待ち = factory.createTransition(); Transition transition規格情報待ちToVTR待ち = factory.createTransition(); //states setting //structure of states this.setInitialState(initialState); this.addState(市場シェア情報依頼準備); this.addState(市場シェア情報待ち); this.addState(規格情報待ち); this.addState(vTR待ち); this.addTerminalState(terminalState); //transitions setting transitionVTR待ちToTerminalState.setEvent(ChannelEvent.class); transitionVTR待ちToTerminalState.setGuardCondition(vTR); transitionVTR待ちToTerminalState.addAction(useBehaviorを起動する); transition市場シェア情報待ちTo規格情報待ち.setEvent(ChannelEvent.class); transition市場シェア情報待ちTo規格情報待ち.setGuardCondition(市場シェア情報); transition市場シェア情報待ちTo規格情報待ち.addAction(市場シェアを記憶する); transition市場シェア情報待ちTo規格情報待ち.addAction(知人に使用規格を尋ねる); transition市場シェア情報依頼準備To市場シェア情報待ち.addAction(市場シェアを尋ねる); transition規格情報待ちTo規格情報待ち.setEvent(ChannelEvent.class); transition規格情報待ちTo規格情報待ち.setGuardCondition(規格情報); transition規格情報待ちTo規格情報待ち.addAction(規格情報を記憶する); transition規格情報待ちToVTR待ち.setGuardCondition(すべての返答を受け取った場合); transition規格情報待ちToVTR待ち.addAction(周辺シェアを計算する); transition規格情報待ちToVTR待ち.addAction(購買前評価を行う); transition規格情報待ちToVTR待ち.addAction(vCRを注文する); //connection of transitions transitionVTR待ちToTerminalState.setSourceState(vTR待ち); transitionVTR待ちToTerminalState.setTargetState(terminalState); transition市場シェア情報待ちTo規格情報待ち.setSourceState(市場シェア情報待ち); transition市場シェア情報待ちTo規格情報待ち.setTargetState(規格情報待ち); transition市場シェア情報依頼準備To市場シェア情報待ち.setSourceState(市場シェア情報依頼準備); transition市場シェア情報依頼準備To市場シェア情報待ち.setTargetState(市場シェア情報待ち); transitionInitialStateTo市場シェア情報依頼準備.setSourceState(initialState); transitionInitialStateTo市場シェア情報依頼準備.setTargetState(市場シェア情報依頼準備); transition規格情報待ちTo規格情報待ち.setSourceState(規格情報待ち); transition規格情報待ちTo規格情報待ち.setTargetState(規格情報待ち); transition規格情報待ちToVTR待ち.setSourceState(規格情報待ち); transition規格情報待ちToVTR待ち.setTargetState(vTR待ち); } /** *知人に使用規格を尋ねる */ protected abstract void 知人に使用規格を尋ねる(); *市場シェアを記憶する protected abstract void 市場シェアを記憶する(); *useBehaviorを起動する protected abstract void useBehaviorを起動する(); *市場シェアを尋ねる protected abstract void 市場シェアを尋ねる(); *購買前評価を行う protected abstract void 購買前評価を行う(); *規格情報を記憶する protected abstract void 規格情報を記憶する(); *vCRを注文する protected abstract void vCRを注文する(); *周辺シェアを計算する protected abstract void 周辺シェアを計算する(); *規格情報 protected abstract boolean 規格情報(Event e); *すべての返答を受け取った場合 protected abstract boolean すべての返答を受け取った場合(Event e); *vTR protected abstract boolean vTR(Event e); *市場シェア情報 protected abstract boolean 市場シェア情報(Event e);
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コンポーネントとBoxed Economy Simulation Platform
BEFM設計モデル・ フレームワーク 作成したコンポーネントは、Boxed Economy Simulation Platformにプラグインして実行できる。 Model Components Presentation Components BEFM provides the design of the software architecture of social simulation for sharing and reusing of the components among the simulation builders. Frameworks keeps the components on track by defining the rule for designing the components developed in the future, although it is usually difficult to combine the components developed by independent groups due to the inconsistency. Note that the frameworks proposed so far do not support to share the simulation models among two or more simulation builders. The modular simulation program is the program which can be divided into components (pieces of modules) and but also organized well under the framework. It enables us to reuse the components among the simulation builders, so that it will accelerate the P2P sharing of the models and components. Java VMw BESP Boxed Economy Simulation Platform
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Boxed Economy Simulation Platform
コンポーネントの共有・再利用が可能 we proposed ``Boxed Economy Foundation Model'‘. It is a model framework for agent-based economic/social models. This model framework defines the set of concepts for modeling economy/society, and it supports to recognize, describe, and share the objects in the model through the modeling process. BEFM is an abstract of the real society from the viewpoint of economy, and consists of 12 major elements. Their class definitions and the relations between them are described. Since we don’t have an enough time to describe the design in full detail To execute the simulation based on BEFM, there is a platform called ``Boxed Economy Simulation Platform'' to control the actual execution and manage the results. BESP Boxed Economy Simulation Platform
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Agenda 1 2 3 4 5 社会・経済の新しいモデル化への取り組み モデル・フレームワークとは
Boxed Economy Foundation Model (BEFM) 4 BEFMによるモデル記述例 5 まとめ 「Boxed Economy Foundation Model: 社会・経済のエージェントベースモデリングのためのフレームワーク」
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家庭用VTRの規格競争モデル
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家庭用VTRの規格競争モデル 日本における家庭用ビデオテープレコーダー(VTR)の規格競争モデルを取り上げる.
井庭崇, 竹中平蔵, 武藤佳恭, 「人工市場アプローチによる家庭用VTRの規格競争シミュレーション」, 情報処理学会「数理モデル化と応用」論文誌, Vol.42, No.SIG14 (TOM5), 2001年12月発行 局所的シェア 大域的シェア 選好 方式選択(多項ロジットモデル) 効用関数
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家庭用VTRの規格競争モデル 分析フェーズ
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概念モデル・フレームワークに基づく AgentとBehaviorの洗い出しと定義
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Behaviorの流れの明確化 アクティビティ図 (=フローチャート) <<type>>
情報収集してビデオテープレコーダーを購入する
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概念モデル・フレームワークに基づく Relationの洗い出しと定義
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概念モデル・フレームワークに基づく Goodsの洗い出しと定義
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概念モデル・フレームワークに基づく Informationの洗い出しと定義
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Behavior間の相互作用の明確化
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エージェント間取引の1シナリオ Clock 消費者 調査会社 販売店
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家庭用VTRの規格競争モデル 設計フェーズ
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設計モデル・フレームワークに基づく AgentとBehaviorの設計
概念モデル 設計モデル
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設計モデル・フレームワークに基づく Goodsの設計
概念モデル 設計モデル
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設計モデル・フレームワークに基づく Informationの設計
概念モデル 設計モデル
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設計モデル・フレームワークに基づく Relationの設計
概念モデル 設計モデル
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設計モデル・フレームワークに基づく Behaviorの状態遷移の設計
概念モデル(アクティビティ図) 設計モデル(状態遷移図)
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SurveyCompany: SurveyBehavior
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Consumer: ReplyFormatBehavior
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Consumer: RecognizeVCRNeedsBehavior
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DiffusionControlFunction:PermitVCRNeedsBehavior
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Consumer: PurchaseVCRBehavior
SurveyCompany: SurveyBehavior Consumer: ReplyFormatBehavior
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Shop: SellVCRBehavior
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Consumer: UseVCRBehavior
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Behaviorの動的な生成と消滅 DEMO!
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シミュレーション結果 参考 井庭, 竹中, 武藤(2001) 消費者間の相互作用が全くない場合 消費者間の局所的な相互作用がある場合
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シミュレーション結果 参考 井庭, 竹中, 武藤(2001)
井庭崇, 竹中平蔵, 武藤佳恭, 「人工市場アプローチによる家庭用VTRの規格競争シミュレーション」, 情報処理学会「数理モデル化と応用」論文誌, Vol.42, No.SIG14 (TOM5), 2001年12月発行 局所的シェア 大域的シェア 選好 方式選択(多項ロジットモデル) 効用関数
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人工証券市場モデル①
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BehaviorType別に意思決定戦略を設定
板寄せ約定方式による市場 DEMO!
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人工証券市場モデル②
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人工証券市場モデル②のAgentとBehavior
ザラバ約定方式による市場 Lux (1995)および Chen/Lux/Marchesi (2001)を拡張し、制限値幅制度がもたらす効果を分析 山田悠, 井庭崇: 「制限値幅が市場効率性に与える影響の分析: 人工市場アプローチによる分析」, Poster Session, 第7回進化経済学会 (2003)
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Behaviorによる意思決定Behaviorの取り替え
各エージェントが、自分の採用するOrderBehaviorの種類(性格)を,市場の動向に合わせて変更する。
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Sugarscapeモデル
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動的に変化する「環境」をAgentとして表現
砂糖の山などの環境を制御する部分をEnvironmentエージェントとする. DEMO!
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投票選挙モデル
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経済以外の領域の社会モデルにも適用可能 田中(2003)の選挙投票シミュレーションでは、演説やテレビ、会話、インターネットなどの選挙に関する情報別に、有権者同士の相互作用の影響を分析するために,有権者の投票行動のプロセスを,BEFMでモデル化している。 ・田中潤一郎: 「エージェントベースシミュレーションによる個人行動の相互作用の研究: 選挙運動のWEB解禁に伴う有権者の投票行動を事例に」, 慶應義塾大学政策・メディア研究科修士論文 (2003) ・田中潤一郎, 井庭崇: 「個人間コミュニケーションが選択行動に及ぼす影響分析: 選挙における有権者の情報交換と候補者選択を事例に」, Poster Session, 第7回進化経済学会 (2003)
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Agenda 1 2 3 4 5 社会・経済の新しいモデル化への取り組み モデル・フレームワークとは
Boxed Economy Foundation Model (BEFM) 4 BEFMによるモデル記述例 5 まとめ 「Boxed Economy Foundation Model: 社会・経済のエージェントベースモデリングのためのフレームワーク」
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本発表の提案 本発表では、 エージェントベースアプローチによって 社会・経済モデルを記述するための
モデル・フレームワーク(メタモデル)を提案した。 Boxed Economy Foundation Model
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本発表の提案と先行研究との比較 本発表の提案 超領域的な 社会科学への試論 エージェントベース 社会システム論 シミュレーション
[西部 1989] エージェントベース シミュレーション のためのツール (Swarm, MAML, RePast, Ascape, KK-MAS) 社会システム論 [公文 1978, 1994] UML(統一モデリング言語) によるビジネスモデリング [ErikssonPenker 2000] [Marshall 1999] プログラミング支援だけでなく モデリング支援も 記述だけでなく 操作も可能に エージェントの フレームワーク [Bruun 2002] 複雑系科学 [金子・池上 1998] [井庭 1998] 動的に変化 するモデル の記述・操作 より柔軟で汎用的な モデル記述 本発表の提案 進化経済学 [塩沢 2000] [江頭 2002]
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本発表の評価軸と提案・考察 自ら評価軸を以下のように設定し、考察を行った。
①現在記述が難しく、かつ必要であるモデル記述の要件を述べ、それらが、提案モデルフレームワークで記述可能であることを示した。 ②提案モデルフレームワークに基づいて作成したモデルを例示した。
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Boxed Economy Foundation Model: 社会・経済のエージェントベースモデリング のためのフレームワーク
情報処理学会 数理モデル化と問題解決研究会(MPS43) Boxed Economy Foundation Model: 社会・経済のエージェントベースモデリング のためのフレームワーク 井庭 崇 千葉商科大学政策情報学部, フジタ未来経営研究所 慶應義塾大学政策・メディア研究科後期博士課程 中鉢 欣秀 慶應義塾大学 SFC研究所 松澤 芳昭 海保 研 武藤 佳恭 慶應義塾大学 環境情報学部 Good afternoon, In this presentation, I would like to give you a quick overview of our research in Boxed Economy Project. Today, I would like to show what we have done and what kind of progress we have made during the last several years. BESP is the platform of our model. It is not the simulated model itself but it is something we always need to conduct a simulation based research.
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