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国際連合大学 安井 至 紙節約のため、 デジタルファイルを請求してください。

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1 国際連合大学 安井 至 http://www.yasuienv.net/ 紙節約のため、 デジタルファイルを請求してください。
科学的視点の重要性と メディアリテラシー 国際連合大学 安井 至 紙節約のため、 デジタルファイルを請求してください。

2 第一部 原理原則編

3 一般社会と専門家との情報乖離 乖離の状況は一部で改善されているものの、一部では却って悪化している。 理由 個人主義的な発想が強まっている
ノスィズム的な傾向も テレビメディアの偏重 情報を得る時間的余裕の欠落 新聞を読まない層の出現 科学的情報の理解能力の喪失

4 環境情報伝達の重要性 市民社会と「価値の共有」をするため 以前は、「社会受容性」という言葉が使われた
それ以前は、「説得」という言葉が使われた その作業の根幹を成すのは「情報伝達」である。

5 技術などの拒絶とその理由 1.原子力発電 →厳密すぎる要求 2.臓器移植 →社会文化的な違和感 3.遺伝子組換 →未知の副次的影響
1.原子力発電 →厳密すぎる要求 2.臓器移植  →社会文化的な違和感 3.遺伝子組換 →未知の副次的影響 4.再生可能エネルギー  →既存システム 5.自動化    →雇用の喪失 6.製造拠点海外移転 →雇用の喪失 7.最終処分地、リサイクル →自己中心 8.BSE     →リスクの無理解、リスクゼロ 

6 「共有」すべき広義の情報 共有できる条件 情報の共有がまず第一 提供側から出すべき情報 受領側のスタンス ノスィズム回避
共有できる条件 情報の共有がまず第一 提供側から出すべき情報 価値     リスクベネフィット 知識     完全開示 意味     社会貢献、明確性 動機     なぜ今かの明確な説明 責任     大きな視点からの倫理観 受領側のスタンス ノスィズム回避

7 価値:リスクベネフィットの例 水道水の塩素消毒 ミネラルウォータの規制はなぜ5倍も緩いのか 水道水の役割、塩素の必要性
若干のリスクはある:トリハロメタン 途上国の平均余命と水道 ミネラルウォータの規制はなぜ5倍も緩いのか

8 GDP vs. Life Expectancy

9 知識:完全開示の例 遺伝子組換え食品 BSEのリスク 食べるだけなら、通常の食品より安全 しかし、環境の中で何が起きるか=未知
環境改変の可能性があっても、餓死を救う遺伝子組換え食品なら受容するか? BSEのリスク

10 意味:社会的貢献、明確に 京都議定書を守ったところで、地球温暖化は解決されない=本当 だから意味がない=間違 世界的規模の食糧供給の問題

11 動機:なぜ今なのか メディアが騒ぐからは、動機か??? ダイオキシン 環境ホルモン 国際的な約束(ex.京都議定書)は、動機になるのか???

12 責任:大きな視点からの倫理観 最終処分地は、現状だと必須 しかし、現世代にも、将来世代にも負担にならないような最終処分地を作る責任
徐々に最終処分地を必要とない社会に転換する責任 エコタウンであれば、リスクベネフィット論もあり得る。

13 「共有」するための協同作業 過去の事例を十分に検討・評価する リスクの科学的な解明を十分に行う 大きな時の流れの中で、現在を把握する
未来を見通した議論を行う 未来社会からどのように評価されるか、という視点で、現在を見る お互いの了解事項 宗教戦争にやらないこと。特に、一神教。 「正しい情報を共有する」ことがスタート

14 第二部 有害性誤認編 ヨーロッパの予防原則 とポピュリズムの台頭
第二部 有害性誤認編     ヨーロッパの予防原則    とポピュリズムの台頭

15 RoHS型問題 EUの毒性物質規制 重金属4種 臭素系難燃剤2種 2006年7月、電子電気機器へ使用禁止 Cd、Hg、Pb、Cr6+
PBDE、PBB 2006年7月、電子電気機器へ使用禁止

16 被害者は居るか ソニーPSOne摘発問題。
2001年12月:コントローラ塩ビケーブル中のカドミウム使用が判明。オランダの基準を超している。基準値は、製品重量の0.01%。130万台が出荷停止に。 もし、RoHSを破れば、      ビジネスリスクは大きい。

17 健康被害者は居るのか 鉛に限れば、過去最大の環境問題は、ガソリン中の四エチル鉛 米国では、総量で700万トンの鉛が大気に放出されたとか
日本では、牛込柳町の鉛中毒事件 日本の土壌中の鉛汚染は、順調に低下中。 現在世界での鉛生産量500万トン。0.6%がはんだ。3万トン程度。

18 Sonyの某幹部 RoHS規制は欧州の先進的規制である。中国ですら同様のものを作ろうとしているのに、日本の対応の遅れは情けない。 反論:
RoHSによって生じるリスクは、ビジネスリスクでしかない。ビジネスリスクの存在を理由に規制を求めることは、筋違いである。

19 鉛で公園の土、砂汚染 2004年2月1日 朝日新聞1面 東大:吉永淳助教授 国環研:田中敦主任研究員
2004年2月1日 朝日新聞1面 東大:吉永淳助教授 国環研:田中敦主任研究員 砂場:25.4ppm、表土:67.3ppm 150ppmを超す表土も 「すぐに危険なレベルではないが、身近な場所で乳幼児が鉛汚染にさらされやすくなっている」、吉永談。

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22 Current Demand and Supply
(1000tons) Year After International Lead and Zinc Study Group (ILZSG)

23 End Use of Lead, World The International Lead and Zinc Study Group (ILZSG)

24 End Use of Lead in USA

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26 Performance vs. Human Health Risk
Ecological Risk Depletion Risk Risky Acceptable Minimum Performance Desirable Performance Risk Human Health Risk by Product A Human Health Risk + Other Risks by Product B Safe Performance

27 Performance vs. Human Health Risk
Ecological Risk Depletion Risk Risky Acceptable Minimum Performance Desirable Performance Risk Human Health Risk by Product A Human Health Risk by Product B Safe Performance

28 Performance vs. Human Health Risk
Ecological Risk Depletion Risk Risky Acceptable Minimum Performance Desirable Performance Human Health Risk +Other Risks by Product B Risk Human Health Risk by Product A Human Health Risk by Product B Safe Performance

29 Human Health Risk vs. Others
Risky Human Health Risk Risk Other Risk Solution Safe Stage of Development

30 鉛の情報 ○鉛がヒトの必須元素であると確定はしていない。議論があるところ。
○ヒトは、鉛を食物・飲み物などから多少暴露を受けるが、大部分は、高温状態の鉛のガスあるいは古くなったペンキからの微粒子などから摂る。 ○鉛精錬、鋳造、などの職種にあるヒトの血中濃度は、一般人よりも高い。 ○以前は、有鉛ガソリン中の四エチル鉛が大気中の微粒子の原因であった。途上国ではまだ使用されているが、日本では、1975年にレギュラーガソリンへの四エチル鉛添加が禁止され、その後、ハイオクガソリンへの添加もなくなった。 ○EUでは、2000年1月1日に有鉛ガソリンの販売を禁止したが、イタリアは、古い車が多く、そのため、2年間延期。

31 ○鉛は、水道水の配管として使われてきた。若干水道水に溶け込む。そのため、今でも、鉛管を使っている家では、朝一番のヤカン一杯の水は飲むべきでない。
○鉛白と呼ばれる顔料(化学物質名は塩基性炭酸鉛)などは、以前、壁に塗るペンキに使用されていた。厚く塗られたペンキの剥げ落ちた破片を食べると、子供の血中濃度は上がる。 ○鉛は散弾として狩猟に使用される。この鉛は、小石を飲み込む習性をもった鳥類の一部にとって有害である。 ○猛禽類は、散弾を受けて死んだ動物を食べるため、鉛中毒になる可能性がある。 ○EPAは、ペンキ中の鉛白が原因の子供への影響をもっとも深刻なものとして捉えている。 ○地殻中の存在量は13ppm。自然なレベルは、15~30ppm。以前は、道路の脇などにおける鉛は多いとされていた。例えば、5000ppm。

32 ODCEの対応 1997年 子どもの血中鉛濃度が 10μg/dL 以下になるよう、さらなる方策をとるべき注意を喚起する。血中鉛濃度がこのレベルを超える場合には、さらなる方策が必要。 加鉛ガソリン使用の削減と廃止、子ども用製品中の鉛の除去、塗料及びさび止め剤での鉛の不使用、食物及び飲料水を通じて体内に取り込まれる元となる製品中の鉛の制限、及び、これらを源とする鉛の除去と低減のために、スケジュールと戦略を設定することを表明する。

33 鉛の血中濃度  子供の知能の発達などに悪影響があるとされている。10μg/dLあたり、IQが7.4下がるとする論文がある。それに対する反論もあるようだ。  さらに、3μg/dL以下でも女児の性徴の発達に影響が無いとは言えないとする発表もある。  血中濃度とガソリン中の四エチル鉛の濃度との相関が非常に高い。ガソリン中の四エチル鉛をゼロにすると、血中濃度は、3.1μg/dLぐらいになる。  米国EPAの発表によれば、 「5歳児以下の子どもの血中の鉛濃度平均値は、1976年~1980年の15μg/dLから 1999年~2000年の2.2μg/dLへと     約85%も減少した」.

34 第3部 基本的な環境リテラシー編

35 化学物質の毒性 コア知識 物質が毒かどうかは、量が決める。 量を多く摂れば、すべての物質は天然食品を含めて毒物である。
化学物質の毒性 コア知識 物質が毒かどうかは、量が決める。 量を多く摂れば、すべての物質は天然食品を含めて毒物である。 生物は、毒物を摂取することを前提として防御システムを備えている。 動物の中では、ヒトはもっとも精緻な防御システムをもっている。しかも、大脳の判断で、リスクを避ける能力がある。

36 物質が毒かどうかは量が決める 通称:パラケルスス
本名:アウレオルス・フィリップス・テオフラストス・ボンバストス・フォン・ホーヘンハイム(1493ー1541) スイス人医師。錬金術師。後にバーゼル大学教授。

37 環境問題は正しく認識されているか

38 環境問題の認識 健康問題の認識 ・身の回りの環境は20~30年前に比べて よくなっているか 悪くなっているか ・大気汚染は 同上の質問
        よくなっているか  悪くなっているか ・大気汚染は        同上の質問 ・水質汚濁は        同上の質問 ・ダイオキシン汚染は   同上の質問 この問題の答えのみ、YesもNoもあり得るが、 以下の質問の正解はすべてYes 健康問題の認識 ・乳児死亡率は     同上の質問 ・死産率は        同上の質問 ・平均寿命は       同上の質問

39 性別による違い(環境問題の認識)  環境問題の正しい認識率は男性の方が高い χ2検定(有意水準1%)でいずれの問も差あり 

40 健康問題の正しい認識率は男女間で差がない
性別による違い(健康問題の認識)  健康問題の正しい認識率は男女間で差がない χ2検定(有意水準1%)でQ6、Q7は差なし、Q8は差あり 

41 年令が高くなるにつれ正しい認識率が高くなる
年令による違い(環境問題)  年令が高くなるにつれ正しい認識率が高くなる χ2検定(有意水準1%)でいずれの問も差あり 

42 年令が高くなるにつれ正しい認識率が高くなる
年令による違い(健康問題)  年令が高くなるにつれ正しい認識率が高くなる χ2検定(有意水準1%)でいずれの問も差あり 

43 職業による違い(環境問題)  χ2検定(有意水準1%)でいずれの問も差あり 

44 職業による違い(健康問題)  χ2検定(有意水準1%)でいずれの問も差あり 

45 職業による違い 環境問題、健康問題ともに 職業の違いにより 正しい認識率が異なる傾向が見られた 認識率 高 認識率 低 環境問題 環境研究者
職業による違い  環境問題、健康問題ともに  職業の違いにより   正しい認識率が異なる傾向が見られた 認識率 高 認識率 低 環境問題 環境研究者 大学教員 会社員管理職 会社役員 小学生 中学生 高校生 教員 健康問題 大学生 会社員

46 第4部 情報伝達実験

47 環境問題としてのライフスタイル なぜ問題解決が困難か?
環境問題としてのライフスタイル なぜ問題解決が困難か?

48 (C)Material World / ユニフォトプレス
平 均 寿 命  (歳) 1 日 本      80.9 2 オーストラリア 79.5 3 スウェーデン  79.5 4 スイス      79.3 5 フランス     79.3 6 モナコ      79.1 7 カナダ      79.1 8 アンドラ     78.8 9 イタリア     78.7 10 スペイン     78.7 :  182 マ リ      42.7 183 エチオピア   42.3 184 ウガンダ     42.2 185 ルワンダ     41.8 186 ジンバブエ   40.5 187 ボツワナ    39.4 188 ニジェール   38.9 189 ザンビア    38.5 190 マラウイ    191 シエラレオネ  34.3 健 康 寿 命 (歳) 1 日 本 2 オーストラリア  73.2 3 フランス     73.1 4 スウェーデン  73.0 5 スペイン    72.8 6 イタリア     72.7 7 ギリシャ     72.5 8 スイス      72.5 9 モナコ      72.4 10 アンドラ    182エチオピア   33.5 183マ リ      184ジンバブエ   32.9 185ルワンダ     32.8 186ウガンダ     32.7 187ボツワナ     32.3 188ザンビア     30.3 189マラウイ     29.4 190ニジェール    29.1 191シエラレオネ  25.9 日本人は 世界で最も 健康で長生きです (C)Material World / ユニフォトプレス 健康寿命とは: 病気やけがなく健康に 暮らしていける年齢のことです

49 WHO 日常的なリスクによる損失余命比較 低体重(栄養不足) HIV(エイズ) 大気汚染や 水質汚濁の 世界的に 大きな健康リスクは と
WHO 日常的なリスクによる損失余命比較  損失余命とはそのリスクが無くなったときに、期待できる寿命の増加量を指します。 世界的に 大きな健康リスクは 低体重(栄養不足) HIV(エイズ) 日本でのリスクは小さい 日本では 大気汚染や 水質汚濁の 健康リスクは 世界と比べて小さい (単位・年)

50 大気汚染物質や 有害化学物質の健康リスクは タバコの 10分の1 ~ 100分の1以下
このグラフは、健康リスクを表しています。上にあるものほど健康に悪いものです。 大気汚染物質や 有害化学物質の健康リスクは タバコの 10分の1 ~ 100分の1以下

51 乳児死亡率、死産率推移

52 日本人の平均余命推移

53 日本は世界で一番安全な国 身の回りの健康リスクは重大ではない (大気汚染、水質汚染、食品の有害物) 先進国の人間としてもっと考えることがある
  (大気汚染、水質汚染、食品の有害物) 先進国の人間としてもっと考えることがある    温暖化・エネルギー使用の問題    ゴミ処理の問題 地球的規模で、将来世代のことも少しだけ考えてみよう

54 この20年間でも気温の上昇は続いています 加えて、過去1000 年間の北半球の地上気温の年々の値(青)と50 年平均値(黒)の変動が、温度計によるデータに対して較正された「代替データ」(主な代替データは図中に示した)によって復元された。年々の値における95%の信頼区間が、灰色の領域によって示されている。これらの不確実性は、年代を溯るとともに増大し、また相対的にまばらな代替データを用いるため、観測機器による記録の信頼区間と比 べて常に大きい。それにもかかわらず、20 世紀の気温上昇の率と持続期間は、それ以前の9 世紀のどれよりもかなり大きい。同様に、1990 年代はこの1000 年間で最も暖かい10 年間であり、1998 年は最も暖かい年であった可能性が高い

55 温暖化の原因となる二酸化炭素は急激に増えています。
二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)及び一酸化二窒素(N2O)の大気中濃度の過去1000 年にわたる変化を示す。南極及びグリーンランドのいくつかの観測点における氷床コア及び万年雪から得られたデータ(図中に別々の印で示す)に最近数十年間に大気を直接測定して得られたデータを加えて示す(二酸化炭素では、直線で直接測定部分を示し、メタンでは、地球の平均を曲線で表す)。これらのガスが気候システムに及ぼす正の放射強制力の見積もりを右側の軸に示す。これらのガスの大気中における寿命は10年以上であることから、大気中でよく混合されており、その濃度は地球全域からの排出量を反映する。これら3 種類のデータにより、産業革命以降の工業化時代における人為起源の排出量の大幅な増加による影響が分かる。

56 日本は世界で4番目に多く二酸化炭素を出しています
上位4カ国で世界の半分近くを占めています 加えて、過去1000 年間の北半球の地上気温の年々の値(青)と50 年平均値(黒)の変動が、温度計によるデータに対して較正された「代替データ」(主な代替データは図中に示した)によって復元された。年々の値における95%の信頼区間が、灰色の領域によって示されている。これらの不確実性は、年代を溯るとともに増大し、また相対的にまばらな代替データを用いるため、観測機器による記録の信頼区間と比 べて常に大きい。それにもかかわらず、20 世紀の気温上昇の率と持続期間は、それ以前の9 世紀のどれよりもかなり大きい。同様に、1990 年代はこの1000 年間で最も暖かい10 年間であり、1998 年は最も暖かい年であった可能性が高い 温暖化は先進国が率先して取り組むべき問題です

57 世界の人口と一人あたりのエネルギー消費量(1995年)
日本人のひとりあたりのエネルギー消費量は アジア諸国の   5.5倍 アフリカ諸国の  13倍 例えば日本とアジアを比べてみます。日本はアジア諸国の一員なのに,少ない人口のわりに、使っているエネルギー量がとても多いことが分かります。これは日本の生活の水準の高さを表しています。アジアは人口の多さに比べて、使っているエネルギー量が非常に少ないですね。これはまだまだ,アジア諸国が発展の途中にあることを示しています。 1995年現在で、世界の人口は,57.2億人。2050年には,98.3億人にのぼるだろうと予想されています。 人口が増える上、世界の国々の生活水準も上がる・・・必要なエネルギー量も当然、増えていきます。

58 地球の歴史上、一瞬の間に 大量の化石燃料が使い尽くされようとしています。
エネルギー使用量の長期推移 石油 石炭 天然ガス エ ジ プ ト 鉄器 時代 中期 石器 時代 アメリカ独立 文明 コロンブスの航海 青銅器時代 ルネッサンス   ギリシャ文明 ロ ー マ帝国 衰退 (出典:オレゴン州政府、1975年)

59 クウェート 8人家族 リビング、寝室4、居間、バスルーム4、食堂、キッチン、使用人部屋、地下室(事務所)、バー、室内プール 床面積 437㎡
クウェート  8人家族 リビング、寝室4、居間、バスルーム4、食堂、キッチン、使用人部屋、地下室(事務所)、バー、室内プール 床面積 437㎡ 主な所有品  ラジオ   4台  テレビ   2台  電話    5台  車      4台  PC    1台  ビデオ   2台 1週間の労働時間    父   50時間   長女 60時間   次女 45時間 一人当たりの年間所得       17535 USドル      (約175万円)

60 (C)Material World / ユニフォトプレス
ブータン 13人家族 3階建て 床面積 65㎡ 主な所有品  ラジオ  1台 1週間の労働時間   大人 49時間       (7時間×7日) 一人当たりの年間所得        186 USドル        (約2万円) (C)Material World / ユニフォトプレス

61 (C)Material World / ユニフォトプレス
アメリカ  4人家族 床面積 144㎡ 主な所有品  ラジオ(3) テレビ(2)  電話(5)  自転車(1)  バイク(3) 車(3)  PC(1)   ステレオ(3)  冷蔵庫(1) ミシン(1)  洗濯機(1) レンジ(1)  ドライヤー(1)   フードプロセッサー(1)  コーヒーメーカー(1)  ポット(1) アイロン(1)  電子レンジ(1) 1週間の労働時間    父   40時間   母   20時間       (家事含まず) 一人当たりの年間所得       29240 USドル      (約292万円) (C)Material World / ユニフォトプレス

62 (C)Material World / ユニフォトプレス
日本  4人家族 リビング、食堂、キッチン、バス 床面積 128㎡ 主な所有品  ラジオ(3) テレビ(1)  電話(1)  車(1)  自転車(1) PC(1)  ビデオ・ゲーム機(1)  電子ピアノ(1)  冷蔵庫(1)   電子レンジ(1)  トースター(1)  洗濯乾燥機(1)  炊飯器(1)  こたつ(1) 1週間の労働時間    父   40時間   母   60時間 (C)Material World / ユニフォトプレス 一人当たりの年間所得       32350 USドル      (約324万円)

63 研究の背景・目的 “リターナブルびん”の環境負荷は小さい 飲料容器のうち、“リターナブルびん”は年々減少
「LCA手法による容器間比較報告書<改訂版>」 容器間比較研究会 飲料容器のうち、“リターナブルびん”は年々減少 飲料容器の環境影響は比較的小さい が、生活者のライフスタイルの変化を鋭敏に反映 生活者レベルでの環境情報の普及が課題 生活者への環境情報提供とその効果の把握を目的として、身近な「ビール容器」を取り上げた

64 飲料容器の市場・コスト等について

65 飲料容器のLCAデータについて

66 飲料容器のLCAデータについて

67 事前と事後で選ばれたカードは WEB調査 CLT調査 「カード番号3」が減り、「カード番号1」が増加 カイ二乗値=19.88**
カイ二乗値=15.43* 「カード番号3」が減り、「カード番号1」が増加 CLT調査 【容器情報のみ】 カイ二乗値=18.60** カイ二乗値=14.85* 【カイ二乗検定:自由度7、**=有意水準1%、*=有意水準5%】

68 増 減 > カード番号1とカード番号3の内容 ガラスびん アルミ缶 リユース(60g-CO2/本) リサイクル(120g-CO2/本)
200円/本 お店→資源回収 メーカー負担 200円/本 お店→資源回収 メーカー負担

69 第5部 食に関する場合

70 基本的な情報は? 地球上における人類の存在 人類史における生存 特に、食料というものは何か 命の価値の変遷 他の生命を頂くということ
人類用に準備されたものではないこと したがって、食は、人類にとってチャレンジ 命の価値の変遷

71 普段の不摂生を補う方法は無い 粗食+サプリメント → 駄目 タバコ+サプリメント → やはり有害 ビタミンも取りすぎに注意
粗食+サプリメント → 駄目 タバコ+サプリメント → やはり有害 ビタミンも取りすぎに注意 脂溶性のビタミン ミネラルは毒物ゆえに効果あり 亜鉛の許容範囲の狭さ 都合のよい魔法のような話はウソ

72 社会制度の欠陥 有効という主張を完全否定は不可能 =自然科学というものの限界 これが、怪しい健康食品の存在理由
有効という主張は、販売者が証明すべき:法制化が必要。 しかし、一般的には中途半端な経験談程度 すべては、リスクとベネフィットを自己判断すべきこと メディアの偽情報提供に歯止めがない 食品以外にも、マイナスイオンなど例が多数

73 第6部  信頼できる情報の獲得法

74 環境情報のリテラシー メディアリテラシー メディアによって伝達できる情報と伝達できない情報があることを知る
情報の確度も、メディアによって違うことを理解する 基本的に、情報は「有価」であることを知る 最後に信用できるものは、個人であることを知る。信用できないものも、同様に個人である。

75 メディアの優劣 最下位:民放のTV 最下位:フリージャーナル TBSの白いんげん事件と筑紫哲也氏
理由1:両者とも広告に依存している。すなわち、スポンサーの意向が、正しい情報伝達よりも重要な要素である。 理由2:スポンサーを獲得するには、視聴率・発行部数が重要である。いきおい、センセーショナルな表現になりがち。

76 紙メディア 最下位:新聞 理由1:やはり広告が最大の収入源である。 理由2:記事の大きさよりも、広告の方の占める面積が大きいことが証拠。
理由3:関西系のメーカーは、そんな記事を書いたら、もう情報をやらないぞ、という脅迫を記者に対してするという。 理由4:業界紙は、基本的に「ちょうちん記事」でもっている。 例外:科学面の長い記事は比較的信頼できる。

77 紙メディア2 新聞と変わらない:週刊誌 新聞よりまし:月刊誌 理由1:センセーショナリズムの極致である。 理由2:記者の質が若干疑問。
理由3:広告への依存度がまだ大きい。 新聞よりまし:月刊誌 理由1:広告への依存度がやや下がる。 理由2:じっくり読ませる記事が掲載可能。 理由3:外部の筆者の記事が多くなる。

78 紙メディア3: 単行本:最良であるが、屑も多い。 理由1:やはり売れることが第一条件。 理由2:著者が様々。
しかし、著者の履歴や、過去にどのような本を書いたか、その歴史が分かりやすい。 例:船瀬俊介氏。最近は、地球温暖化の本まで出版しているが、自分のHPで自己紹介しているように、もともと日本消費者連盟。

79 インターネット 以前は、屑情報からなる宇宙、などと表現された。
したがって、自分で情報の真贋を見極めることが可能な人々にとっては、最大の情報源である。 特に、検索エンジンというものの存在が、この世界の有用性を決定的なものにした。

80 インターネット2 Googleの存在は特に大きい。 GoogleバーのPageRankのすごさ。

81 インターネット3 無署名のHP 署名入りのHP Google PageRankが60%以上あれば信用できる??
Google PageRankが60%以上あれば信用できる?? 署名入りのHP 筆者への連絡先があることが条件だが Page Rankが40%以上あれば信用できる

82 結論 その1 安全と安心は違う。安心は、「確信」 and/or「悟り」、によって得られる。
結論 その1 安全と安心は違う。安心は、「確信」 and/or「悟り」、によって得られる。 「確信」、「悟り」は、いずれも、情報の適切な伝達、恐らく、「人→人」の伝達が必要。 文書などによる情報伝達では、不十分。 となると、擬人的なメディアであるテレビの影響は非常に大きい。

83 結論 その2 「確信」によって得た安心は、不信によって揺らぎやすい。
結論 その2 「確信」によって得た安心は、不信によって揺らぎやすい。 特に、行政、企業の僅かな不法行為が扇動者によって拡大され、不信を招きやすい。 「悟り」によって得た安心は、比較的安定。 「ゼロリスク」が存在しないことを分かる。 それには、俯瞰的な情報を与えることが重要。 リスクの比較を可能にする。

84 結論 その3 メディアリテラシーを教えることが重要か? 「メディアは商売である」 世の中を脅かすことがメディアにとって最大の「手柄」である。
結論 その3 メディアリテラシーを教えることが重要か? 「メディアは商売である」 世の中を脅かすことがメディアにとって最大の「手柄」である。 「スポンサー」が最大のステークホルダーであって、「正義のために報道」などをしていない。

85 結論 その4 市民に与えるべき情報 「自ら情報の判断できる能力を備えること」がもっとも重要である。
結論 その4 市民に与えるべき情報 「自ら情報の判断できる能力を備えること」がもっとも重要である。 本当に市民の安全を考慮しているのが、実は、政府・自治体(のはずである)。 それは、市民が本当ステークホルダーだから(しかし、そうなっているか?? 縦割り行政が多くはないか!?)。


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