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過疎と農林水産業.

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1 過疎と農林水産業

2 福知山市の過疎化 2年門永

3 福知山市 面積 周囲 広ぼう 海抜 市役所の位置 東西 南北 最高 最低 東経 北緯 552.57平方km 174.2km 37.1km
135度07分 35度17分

4 数値で見る福知山市

5 人口

6 人口をグラフ化すると・・・

7 就業人口 就業人口の変化

8 就業人口をグラフ化すると・・・

9 数値からわかること 人口、従業人口自体は全体的に増加している。 しかし、 その一方で市街地の空洞化の危険性、
 その一方で市街地の空洞化の危険性、  農村部での過疎化がすすんでいる。

10 空洞化・・・?? 人口が増えている一方で、 世帯数も急激に増加し、 核家族化も進行している。

11 福知山市の農業生産の推移

12 1935年の天田郡 当時の農業は一般的には、米麦が中心。 しかし、天田郡は養蚕が一番多く、麦は少ない。 養蚕は5624戸。
牛飼農家は4731戸。

13 近年の農業生産 米の専業化が進んだ 養蚕が2戸のみになりほぼ0に 牛飼農家は17戸だけに

14 大きな変化をまとめると・・・ 一番多かった養蚕農家 5624戸 ⇒ 2戸 牛飼農家 4731戸 ⇒ 17戸

15 さらなる問題として・・・ 林野で収穫されていたマツタケなどが 収穫量がほぼ0に 米専作化が進んで、 多様な生産物を生み出していた林野が
  収穫量がほぼ0に 米専作化が進んで、 多様な生産物を生み出していた林野が 放置されていることがわかる

16 農林業センサスからみる 福知山市農村構造の変化

17 1960年と2000年の比較

18 1960年ごろ 1960年・・・・・・ 高度経済成長が始まったころ 生産面では戦前の構造を引き継いでいた。 米麦中心で、養蚕は衰退していた。
⇒米麦中心+零細な畜産を結合した小規模農家が中軸

19 農家数、農業人口の変化 農家数、農業人口ともに減少している。 これらは、1.5ha以下の小規模農家が脱農したため

20 数値からみてとれたこと 技術的・経済的に高度化し商品生産を強化しているものもある しかし、圧倒的に縮小・解体へと向かっている

21 農家経営の推移 2年山本

22 福知山市山間部での農業の推移 ~TK家の変遷を通して見る~
(1)農地改革 の頃 (2)高度経済成長期 (3)現在 1930年代           1970年代           2000年代

23 福知山市の人口推移 年代別に人口推移を見てみると・・・    ←(1)農地改革→    ←(2)高度経済成長期→        ←(3)現在→

24 (1)農地改革の頃 つまり!! 水田、畑、桑畑を開墾し1ha程を経営 山畑で小豆、そば、材木の生産を15年サイクルで回す
⇒地域の資源を有効に利用し、営々とした労働により経営と生活を維持していた ⇒「田を固め、牛を飼い、蚕を飼育する」という三本柱が形成

25 高度経済成長期~農業の機械化~ ・1950年以降に動力利用の機械が普及しだす        ↓ ・農耕方法が変わり、牛で農耕する時代ではなくなった

26 (2)高度経済成長期 養蚕では採算がとれなくなった 牛を売ったお金で耕耘機を購入 国際貿易により安い織物や外材が手に入ることから圧迫された
その結果… →現金収入を求めて、勤めに出る人が出現した

27 (3)現在のK家 50a 余りの経営を自力でやっている 山間部農村であることもあるが、機械や車がないと生活できない

28 集団による農業の維持・発展が求められるが、多くの個別経営では発展の継続が困難化している
高齢化と後継者問題 【福知山市西中筋地区の2000年の販売農家】 農業従事者の平均年齢は60.5歳 同基幹的従業者数の場合は69.7歳  集団による農業の維持・発展が求められるが、多くの個別経営では発展の継続が困難化している

29 原因は何か?? 跡継ぎの無い家や集落外に居住する人で、農地を売ってお金に換えるという考えが生まれた
外へ通勤する方が苦労が少ないならそれで良いということから、土地を子孫へ受け継がせる責任感の欠如 都会へ出たら、村祭りの当番といっても帰れない 独居老人が増えている

30 農業と過疎 一年 篠崎拓也

31 問題点 個人経営が困難に・・・・ 農地を手放し・・・・ 農業の危機!!

32 状況の打破のために 個人が難しいなら全体で! ⇒農地全体をまとめて管理して 無理のない経営を行う組織の必要性

33 京都府福知山市 ~農区と営農組合で推進する水田農業の再構築~   あぐ里興

34 設立 1.あぐ里興の設立 1984年 集団転作のため結成 ⇒一定活動後、行き詰まり休眠 1993年 再起動 農地受託組織として始動
  1984年 集団転作のため結成    ⇒一定活動後、行き詰まり休眠    1993年 再起動     農地受託組織として始動 組合長理事  田中 昭男氏

35 活動  ・農地利用調整    農地を効率的に使うため個人に土地を    配分  ・機械などの設備の充実    トラクタ、田植え機、コンバイン、    乗用管理機など

36 成果 農地利用の効率化と半自動の給水管理装置 、大型機械の導入による省力化 →あぐ里興所属の農家の全体の生産量の上昇
 農地利用の効率化と半自動の給水管理装置   、大型機械の導入による省力化 →あぐ里興所属の農家の全体の生産量の上昇 →ムダの排斥で省力コストを実現

37 今後の方針   高齢者の労働力の取り込み   →商品作物(大豆、枝豆、野菜)の    生産を追及  

38 まとめ 福知山の近年の人口増加 第3次産業によるものであり、 農業によるものではない ※農業人口は激減! ⇒本当の発展のためには 農業の発展も必要である

39 しかし…  高度成長期に福知山の農業の生産が困難に  なったのを考えると、  今後の発展は極めて厳しいことに注意

40 解決のために ・都市部の発達に結合した農村部の発展 ・都市部と農村部との交流 ・農業の再建 ・長い目で見た取り組み が必要 交流の例

41 都市部と農村部との交流 都市部と農村部が一緒に発展すると言ってもそれぞれが互いを知らないというのはよろしくない!!
都市部の人々の農村部での農業体験   例)農業体験ツアー 都市部と農村部が一緒に発展すると言ってもそれぞれが互いを知らないというのはよろしくない!! 共同で何かをすることで新たな繋がりが生まれる可能性も!!

42 まとめ・感想 ・一度過疎化してしまうと、第三次産業の発展で 都市部の人口が増加したとしても農村部での人 口回復が困難であり、過疎の克服は厳しい。

43 出典 中国・近畿 中山間地域の農業と担い手 14章 5・6節 荒木幹雄 著 あぐ里興ホームページ


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