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学校環境衛生の問題点 温度、湿度分布 教室の換気 化学物質の汚染 ダニアレルゲン 学校給食の衛生 飲み水の衛生管理 水の循環利用 アスベスト

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0 学校薬剤師会・研修会 学校環境衛生の基準など    リオンテック株式会社             河野 通泰 RT リオンテック株式会社 リオンテック株式会社 資料

1 学校環境衛生の問題点 温度、湿度分布 教室の換気 化学物質の汚染 ダニアレルゲン 学校給食の衛生 飲み水の衛生管理 水の循環利用 アスベスト
教室の換気    化学物質の汚染 ダニアレルゲン  学校給食の衛生   飲み水の衛生管理  水の循環利用   アスベスト エコスクール   殺虫剤・農薬等の利用 RT リオンテック株式会社 リオンテック株式会社 資料

2 都立学校・学校環境衛生基準と文科省基準の比較(抜粋)
都立学校・学校環境衛生基準と文科省基準の比較(抜粋)    RT リオンテック株式会社

3 空気環境の測定について RT リオンテック株式会社

4 検査方法 検査事項 検査方法 温度 アスマン通風乾湿計 相対湿度 CO2濃度 検知管 換気回数計測 気流・粉じん量 NO2・CO・細菌類
   検査方法 温度 アスマン通風乾湿計 相対湿度 CO2濃度 検知管 換気回数計測 気流・粉じん量 NO2・CO・細菌類 HCHO濃度 トルエンなど5物質 CO2の増減により測定 DNPH-HPLC GC/MS 同等性能以上, または相関性 を有する機器 学校環境衛生の基準において,検査は毎学年2回の定期的に実施され以下のように場所や階数などを規定されています. 検査方法についても温湿度に関してはアスマン通風乾湿計,CO2の計測には検知管を用いることになっていますが,同等性能以上であったり,相関性を有する機器であれば代替として使用することが出来ます. ・毎学年2回定期 ・各階1以上       ・授業中,机上の高さ ・各教室1カ所以上   (望ましくは中央と四隅の5カ所) RT リオンテック株式会社 リオンテック株式会社 資料

5 教室の換気(学校環境衛生の基準より) 40人 30人 小学校 2.2 1.6 中学校 3.2 2.4 高等学校 4.4 3.3
換気回数 (回/時) 条件:180m3   40人 30人    小学校    2.2     1.6     中学校    3.2      2.4  高等学校   4.4 3.3    *CO2発生量:0.011m3/人・時 (小学生)     CO2発生量:0.016m3/人・時 (中学生)     CO2発生量:0.022m3/人・時 (高校生・大人) 学校の教室の換気回数は一般に小学校で毎時約2.2回 中学で3.2回 高校で4.4 回で決められておりますが、部屋の容積や人数が変わることによってこの数値は変化し ていきますので、各部屋毎に換気回数を把握することは重要であります。 RT リオンテック株式会社 リオンテック株式会社 資料

6 普通教室の換気 第1種換気の例 RT リオンテック株式会社

7 新しいCO2計の使い方 RT リオンテック株式会社

8 温熱・CO2測定の自動化 連続測定値の扱い 平均値±標準偏差 例 CO2濃度 平均値(1,065)+標準偏差(450)=1,515(ppm)
  連続測定値の扱い  平均値±標準偏差    例 CO2濃度 平均値(1,065)+標準偏差(450)=1,515(ppm) RT リオンテック株式会社 リオンテック株式会社 資料

9 CO2計測法の進歩 解消 固体電解質型ガスセンサ NDIR 検知管法 ・安価 ・簡便 ・簡易測定法 読み取り個人差 なし
 ・安価  ・簡便  ・簡易測定法 NDIR (非分散赤外線ガス 分析計) ● 高価 ● 持ち運びに不便 ● 読み取りに対する個人差 ● ランニングコスト 解消 固体電解質型ガスセンサ   読み取り個人差   なし  ・簡便(操作性,ポータビリティ)  ・安価(ランニングコスト不要)  ・多点測定・ 連続測定(モニタリング) 二酸化炭素を計測する機器に求められるニーズですが 現在は検知管やNDIRなどの機器が使用されておりますが一長一短があります. 検知管方式であれば安価で簡便に計測できる反面,ランニングコストや読み取りに対する個人差,また人が付きっ切りで計測しなければならないなどの意見がございます.また,赤外線ガス分析計法(NDIR)は,JIS規定でもあり、非常に精度の良い結果が得られるものの,機器が高価であったり,持ち運びに不便であったりです. そこで,簡便で安価なCO2濃度の計測というニーズに対し,固体電解質型CO2センサTGS4161を用いた簡易CO2モニターFCDR-02を開発したので報告させていただきます.特に重要視したのは簡便,操作性,ポータビリティに優れること,安価であること,そして連続測定ができモニタリングが可能なことです. RT リオンテック株式会社 リオンテック株式会社 資料

10 CO2測定器(RT-50)の特徴 温湿度付きデジタルCO2モニター ・ 小型な固体電解質CO2ガスセンサを搭載
・ 持ち運びに便利な小型性・軽量性 ・ ボタンを押すだけの簡単操作 ・ データ収集のためのメモリ機能搭載 ・AVE,MAX,MINの演算処理機能 固体電解質CO2センサ 昨年からさらに改良を加え、リオンテック(株)と共同開発したCO2簡易 濃度計(RT-50)の特徴を説明します。 (クリック) センサには小型の固体電解質CO2ガスセンサを搭載し、 本体としては片手で持てる手軽な大きさです。 CO2濃度以外に温度・湿度を測定が出来、データ収集機能を有し、本体で も測定後に測定値の平均、最大、最小が見れるのと、パソコンへデータ 送信機能があります。 室内のCO2濃度基準である1000,1500ppm以上になるとLEDで表示をし、 一目で基準以上であると判ります。 ・基準濃度以上でのLED表示機能 RT リオンテック株式会社 リオンテック株式会社 資料

11 学校教室での測定 例 1日の授業中のCO2挙動 測定:・空気質環境調査 ・換気の有無による換気回数調査 自然換気 機械換気 普通教室
学校教室での測定 例 測定:・空気質環境調査      1日の授業中のCO2挙動     ・換気の有無による換気回数調査        自然換気        機械換気  自然換気 授業中の挙動 機械換気 夕方     夜     朝      昼        夕方        1日目           2日目   普通教室 測定場所:普通教室         特別教室(パソコン室)        特別教室(音楽室) 測定としては1日の授業中のCO2、温度、湿度の挙動および換気の有無 による換気回数調査として自然換気の場合と機械換気の場合をこのような スケジュールで2日間かけて実施しました。 (クリック) 測定場所としては普通教室、パソコン室、音楽室です。 RT リオンテック株式会社 リオンテック株式会社 資料

12 空気質環境調査<1日の授業中のCO2濃度、温度、湿度変化>
学校環境 衛生の基準 建築物衛生法 CO2 このデータは冬の日野市Y小学校音楽室を1日測定したCO2濃度、温度、湿度のデータ です。 2時間目、4時間目、そして午後に使用された状況です。 1時間目の時は空き時間で無人だったためCO2濃度は400ppm付近で変化ありませんが、 暖房が入り温度、湿度の変化が始まっています。 その後2時間目が開始されるか、少し手前の時間からCO2濃度が上昇し、生徒が入って きて授業が始まったことがうかがえます。授業終了と共にCO2濃度は減衰していること から生徒がいなくなったことを示しており、このような挙動を繰り返し、本教室では 750ppm以下の範囲で推移していることから、換気が良好に行われていることが明瞭に 確認出来ました。 このように授業時間と対応したデータをまとめることにより、より鮮明にCO2濃度の 変化を理解すること出来ます。 測定場所: 日野市Y小学校音楽室 測定日:2007/01/19 RT リオンテック株式会社 リオンテック株式会社 資料

13 換気回数ソフトの開発 CO2測定器(RT-50)+換気ソフト 簡便なシステムの開発
簡便なシステムの開発    -この濃度計を用い、学校の教室、事務所、住宅などで空気質環境  (温度、湿度・CO2濃度)の連続測定をしてグラフ化        学校長への報告書の同時作成           -さらに誰でも手軽に換気回数を求め   られるマクロボタンで自動演算処理 (Seidelの式を用いる)  またCO2簡易濃度計と換気ソフトを組み合わせた簡便なシステムの開発 を行いました。 (クリック) 教室、事務所、住宅などでCO2濃度、温度、湿度を測定し、得られたデー タをエクセルで空気質環境の時間変化を自動処理でグラフし、 さらに複雑な計算を行わなくても誰でも手軽に換気回数を求めれるよう、 生徒数や部屋の容積などの諸条件を入力する以外はほぼボタンを押すだ けの単純作業で自動演算処理し換気回数を求めるソフトを開発しました。 これにより専門的な知識がなくても、換気量を知り室内空気環境の維持に 役立つと考えます。 RT リオンテック株式会社 リオンテック株式会社 資料

14 CO2(RT-50)測定<自然換気と機械換気測定の実例>
ドライアイス ドライアイス CO2 機械換気測定 授業中 自然換気測定 このデータは冬の江東区O小学校音楽室で1日目の夕方に自然換気測定 を実施し、2日目の昼過ぎに機械換気測定を実施した時のデータです。 それぞれドライアイスをつかって約4000~5000ppmまでCO2濃度を上昇 させ、その後の換気による減衰量を測定した時のデータです。 また途中の時間帯は授業中も連続して測定しております。 なお、横軸は測定開始時間を0としてプロットしています。 このように換気測定をする場合も、連続的な時間的変化のデータを取得 しておくことによって途中の変化が明瞭に把握しやすくなります。 測定日:2006/12/18~19 測定場所: 江東区O小学校音楽室中央 RT リオンテック株式会社 リオンテック株式会社 資料

15 換気回数調査 CO2濃度の減衰 <機械換気測定の実例>
平均0.91回/h さきほどのデータを用い、機械換気をしたときのCO2濃度の変化と換気回 数を横軸時間でプロットしたデータです。 なお、本実験ではCO2の減衰を約2時間で中止したデータを用い、その後 の挙動をソフトで近似式を用いて処理しております。 演算処理し約0.91回/hという結果を得られております。 測定日:2006/12/19 測定場所: 江東区O小学校音楽室中央 RT リオンテック株式会社 リオンテック株式会社 資料

16 換気回数調査のまとめ <各教室の自然換気と機械換気の比較>
このようにして得られた各教室の自然換気および機械換気の換気回数を まとめるとこの図のようになりました。 自然換気としては約0.2~0.4回となり、機械換気は江東区O小学校で は0.8回程度、日野市Y小学校では約1.6回程度となっております。 機械換気の相違については廊下側下部に“がらり”の有無による差では ないかと推定しております。 (備考) 平均値を図にしている      夏と冬では顕著な差、傾向は見られなかった。      また機械換気は弱運転で窓10cm開けをしている。 江東区O小学校  日野市Y小学校  RT リオンテック株式会社 リオンテック株式会社 資料

17 NDIRとの相関性(換気回数) N=20 リオンテック株式会社 資料
          NDIRとの相関性(換気回数) N=20 また同時に測定した精度の高いNDIR(非分散型赤外吸収法)と比較したところ 図のように相関性があり、濃度計および換気ソフトとしても有効であると判った。 (備考) 予稿集原稿は途中データで発表データは追加データがある RT リオンテック株式会社 リオンテック株式会社 資料

18 CO2ガス測定と換気の重要性 現状-教室の気密化、省エネルギー推進により・・・ →著しい換気不足 問題-室内で換気不足が起きると・・・・・
   シックハウスの問題などの健康被害が深刻化 無駄なく、効率よく換気を行うためには室内の CO2濃度の挙動および換気回数を知ることは重要 近年建築物の気密化、省エネ推進により、著しい換気不足が起きています。 室内で換気不足が起きると、CO2濃度が高まることによる集中力が低下し、有害揮発性 有機化合物など由来のシックハウス、シックスクールの問題等の健康被害が深刻化して きております。 (クリック) また室内のCO2濃度基準は、建築物衛生法では1000ppm以下、学校環境衛生の基準で 1500ppm以下に抑えるような適正な換気を励行することが定められております。 このため、無駄なく、効率よく換気を行うためにも室内現場でCO2濃度の挙動および 換気回数を知ることは重要であります。 昨年に発表した固体電解質型CO2センサを用いた簡易濃度計を用い、かつ並行して 開発した換気回数ソフトを使い、今回実フィールドとして東京都学校薬剤師会のご 協力を得て都内の2つの小学校で冬・夏に2回環境調査に参加させていただき、そ の時に得られたデータを色々な角度から解析することにより、実用性の確認および 今後室内環境の研究調査などで手軽にかつ簡便に活用できないかという切り口で発 表させていただきます。 RT リオンテック株式会社 リオンテック株式会社 資料

19 CO2 計(RT-50)のまとめ ●空気質環境(CO2濃度、温度、湿度)の定期測定時に 連続的、自動的に簡単に時間的な変化の把握ができる
 連続的、自動的に簡単に時間的な変化の把握ができる  また同時に複数の測定点のデータ収集が可能   (定期測定報告書の作成が容易である) ●NDIR法と比較してもほぼ同等の性能を有し、学校環境衛生の  基準に定める換気回数の把握が容易にできる ●特定建築物や住宅などの空気環境調査にも利用可能 以上まとめますと ●空気質環境(CO2濃度、温度、湿度)を連続的、自動的に  測定し、簡単に時間的な変化の把握が明確になる。  特に授業単位(教室の使用有無)の情報を加えることにより  詳細な検証が行える。  また少人数の測定者で、同時に複数地点のデータ収集が可能 ●換気ソフトを用い精度の高いNDIR法と比較してもほぼ同等の  性能を有し、換気回数調査をするに十分な特性があることが判り、  学校環境衛生の基準に定める法的に必要性の高い換気回数の  把握が容易となった。 ●TVOCモニターを併用しTVOC濃度を同時測定すること等により、  さらなる換気量と空気質の関連を把握ができ、室内環境の改善  に寄与できる。         本調査にあたり東京都学校薬剤師会会員の諸先生、         技術指導を賜った村松 學先生に深謝します RT リオンテック株式会社 リオンテック株式会社 資料

20 その他の学校環境基準への対応 RT リオンテック株式会社

21 簡便機種の開発 HCHO計 VOC計 HCHO NO2 併用測定 学校現場で測定用 TVOC計 タブを使用 FP-30
学校現場で測定用  タブを使用 FP-30 HCHO計 VOC計 HCHO NO2 併用測定 TVOC計 91pl リオンテック株式会社 資料

22 マイティチェッカーの使い方 学校基準 唯一適合品
マイティチェッカーの使い方           学校基準 唯一適合品 誰でも簡単に検査が出来ます ゴミ取り袋 という専用の集塵袋を用います 22 22

23 床・ふとん類の良・否判定 屋内塵性ダニの検出 ELISAMethod・簡易法
ゴミ採取         家庭用掃除機による      アレルゲンの抽出     抽出液による      アレルゲンの検出      マイテイチェカー    レレベルの判定       - ± + 2+ RT リオンテック株式会社 23

24 アレルゲン測定法 匹数計数法 酵素免疫測定法 簡易測定法 RT リオンテック株式会社

25 騒音の測定    測定方法: 等価騒音レベルを測る 窓あけ  55dB以下 窓締め  50dB以下 NL-26 騒音計 RT リオンテック株式会社

26 風速の測定 空気吹出し量の測定 リオンテック・風速計 RT リオンテック株式会社

27 給食施設への対応 拭き取り検査 ATPふき取り検査 へ  ルミテスター PD-10N RT リオンテック株式会社 リオンテック株式会社 資料

28 教室内の浮遊粉じん測定 浮遊粉じん量  10μm以下の粒子を測定 粉じんの粒度分布 微粒子PM2.5μm以下の粒子の 人体影響? 28 28

29 セミナーのまとめ 学校環境の定期測定への提言 1 これからのCO2測定 ①検知管測定 PC利用の自動測定へ 測定の効率化 簡易測定器の活用
  測定の効率化    簡易測定器の活用             「報告書」の同時作成 ②教室の換気方法の改善へ 2 VOC・アレルゲン・騒音測定  教室の環境測定に活用 RT リオンテック株式会社 リオンテック株式会社 資料

30 学薬セミナー  ご静聴有り難う御座いました お問い合わせ先 TEL   RT リオンテック株式会社


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