Presentation is loading. Please wait.

Presentation is loading. Please wait.

第7章 どのように為替レートを 安定化させるのか

Similar presentations


Presentation on theme: "第7章 どのように為替レートを 安定化させるのか"— Presentation transcript:

1 第7章 どのように為替レートを 安定化させるのか
はじめて学ぶ国際経済

2 ◆本章で学ぶこと ①不胎化を伴わない為替介入 不胎化を伴う為替介入 ②マンデル=フレミング・モデルを利用し、 開放マクロ経済における金融政策と財政政策 の効果 ③通貨危機

3 1.為替介入 ◆日本の通貨当局による為替介入 為替介入・・・
為替相場の安定を図るため,通貨当局が外国為替市場において自国の通貨・外貨を売買すること。

4 ◆為替介入と外国為替管理 固定為替レート制度が採用される場合 通貨当局が目標とする公定レートから、市場レートが乖離することがある ↓
              ↓ 通貨当局は市場レートを公定レートへと誘導  ①外国為替管理  ②為替介入

5 誘導方法① 外国為替管理 公定レート以外で外国為替取引を行うことを法律で規制。 誘導方法② 為替介入 外国為替市場の市場メカニズムを活用する方法。 民間取引による需要と供給が公定レートで等しくない場合に需給ギャップを埋めるよう通貨当局が外国為替取引を行い、公定レートに市場レートを誘導する。

6 ◆為替介入と不胎化政策 借方 貸方 国内信用残高 ハイパワードマネー 外貨準備残高 資産 負債 通貨当局のバランスシート

7 不胎化政策・・・ 国内信用残高を調節して、為替介入による通貨発行残高の変化を相殺すること 不胎化政策を伴わない政策 通貨当局が為替介入による外貨準備高の変化を通貨発行残高に影響させる為替介入 不胎化政策を伴う政策 外貨準備残高の変化を国内信用残高の調節によって通貨発行残高に影響させない為替介入

8 ◆為替介入の効果 ①不胎化政策を伴わない為替介入
民間取引による外国通貨に対する超過需要を減少させ、通貨当局による為替介入と相まって需要供給を等しくさせるように作用する。 ②不胎化政策を伴う為替介入 1)シグナリング効果・・・民間経済主体の予想将来為替レートを                     変化させることを通じた効果 2)リスク・プレミアム・・・為替リスクを嫌う危険回避的な投資                    家による国際分散投資を通じた効果 によって為替レートに影響を及ぼすことがある。

9 2.マクロ経済政策 ◆マンデル=フレミング・モデル 実物部門と金融部門との相互作用によって、マクロ経済変数(GDPや金利、為替レート)が決定
金融政策と財政政策がマクロ経済変数にどのような影響を及ぼすかを分析 変動為替レート制度と固定為替レート制度のもとでの政策効果を比較

10 マンデル=フレミング・モデル(図7-3) IS=生産物   市場均衡 金利 LM=貨幣市場     均衡 i=i* 自国金利 =外国金利 GDP

11 変動為替レート制度下の 財政政策の効果(図7-4)
IS IS’ 金利 LM i=i* GDP

12 固定為替レート制度下の 財政政策の効果(図7-5)
IS IS’ 金利 LM LM’ i=i* GDP

13 変動為替レート制度下の 金融政策の効果(図7-6)
IS IS’ 金利 LM LM’ i=i* GDP

14 固定為替レート制度下の 金融政策の効果(図7-7)
IS 金利 LM LM’ i=i* GDP

15 3.通貨危機の原因 通貨危機・・・ 自国通貨の減価を止めるために通貨当局が外国為替売り・自国通貨買いの為替介入を続けて、外貨準備残高を失うこと ①ファンダメンタルズに基づく通貨危機 ②自己実現的な通貨危機 ③金融危機を伴う通貨危機 金融のグローバル化の進展とともに、その深刻度と他通貨への伝染が問題となっている。

16 ①ファンダメンタルズに基づく通貨危機 ・通貨当局が維持しようとする固定為替レート ・マクロ経済政策などのファンダメンタルズに よって決定される為替レート この二つの間に矛盾がある場合に、投機家による投機攻撃を受けて発生する通貨危機

17 ②自己実現的な通貨危機 ファンダメンタルズが悪化していなくとも、 通貨価値が下落するという主観的な予想に基づいて投機攻撃を行う投機家が 多数存在する時に、実際に通貨価値下落の危機が発生する。

18 ③金融危機を伴う通貨危機 通貨危機が金融危機を引き起こすメカニズム 金融危機が通貨危機を引き起こすメカニズム
<通貨危機によって自国通貨が減価したと想定> ・自国通貨が減価したことにより外国通貨建て債務の自国通貨建ての価値が増大 ・一方、自国通貨が減価しても、自国通貨建て債権は増加しないので債務が債権を  超過する可能性 多くの国内金融機関が外貨建て債券を多く負っている場合に、 共通して債務超過に陥る⇒金融危機 金融危機が通貨危機を引き起こすメカニズム <国内的要因により金融危機が発生したと想定> 公的資金投入によって銀行や預金者が救済される場合に、これらの資金が直接的に中央銀行の国内信用を拡張させることによって調達されるならば、 国内信用拡張が利子率を低下させ、外国為替市場で自国通貨を減価させる圧力が発生⇒通貨危機

19 ◆通貨危機の伝染効果 ①貿易上における価格競争上の関係を通じた つながり ②マクロ経済政策、マクロ経済環境の類似性 ③金融危機の国際的連鎖

20 ◆世界金融危機 サブプライム・ローン問題 ギリシャ財政危機 2008 リーマン・ショック
2008 リーマン・ショック サブプライム・ローンの債務不履行に伴い、サブプライム・ローン証券化商品の資金回収不能による打撃 (米のみならず欧州金融機関も保有) ギリシャ財政危機 2009 財政赤字が露呈 ギリシャ財政への信認が失墜、ギリシャ財政危機に発展するとともに他の財政赤字が大きいユーロ諸国への波及が懸念されている ユーロの暴落


Download ppt "第7章 どのように為替レートを 安定化させるのか"

Similar presentations


Ads by Google