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大学生におけるSNSの利用と社会的心理・対人関係との 関連について
長根研究室 10E1909Z 河井健介
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はじめに ・SNS(Social Networking Service)とは・・・ SNSは、人と人とのつながりを促進・サポートするコ ミュニティ型のWebサイトのこと。 友人・知人間のコミュニケーションを円滑にする手段 や場を提供し、つながりを通じて新たな人間関係を構 築する場を提供する会員制サービス。
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問題と目的 ・現代社会におけるインターネットの急速な発達により、 若年層のネット―ユーザーのほとんどがSNSを利用し ている。 ・インターネット上では対人不安や孤独感を低減できる 場合もある、という先行研究もある。 現代の若者のSNSの利用状況と現実世界での対人関係にはどのような関連があるのか。
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仮説 Ⅰ.SNSの利用頻度と社会的心理傾向には関連がある。 Ⅱ.SNS上の友人の数と対人関係、コミュニケーション・ スキルには関連がある。 Ⅲ.SNSの利用状況や社会的心理傾向・対人関係は、 性差による違いがみられる。
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方法 調査対象 千葉大学学生69名(男性30名、女性39名) 調査時期 2013年11月 調査方法 無記名の質問紙調査 ・SNSの利用状況 ・社会的心理傾向(社交性、他者信頼性) ・対人関係性尺度(内向型、外向型) ・コミュニケーション・スキル尺度(基本スキル、対人ス キル)
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結果① SNSを頻繁に利用している人ほど社交的であるという結果が得られた。
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結果② SNS上の友人数が少ない人ほど、対人関係において内向的な傾向がみられる。 SNS上の友人数が多い人ほど社交的な傾向がみられる。
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結果④ 男性より女性の方が他者を信頼している。 男性より女性の方が外向性が高い。
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考察①【仮説Ⅰについて】 ・SNSは、人とつながることを目的としているので、社交 性の高い人ほど興味を持ちやすく、利用頻度もおおく なるのではないか。 ・SNSで多くの人とつながるということが他者を信頼して いるということにはなっていない。
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考察②【仮説Ⅱについて】 ・コミュニケーション・スキルにおいて関連が見られな かったことから、現実世界とインターネット上での行動 は区別して考えられている。 ・対人関係、社期的心理傾向には関連が見られるので、 現実世界とインターネットは別物と考えていながらも、 少なからず心理傾向がSNSの利用に影響していると 言える。
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考察③【仮説Ⅲについて】 ・女性は、自分以外の他者の存在を大切にしており、他 者を信頼することで人とつながっていると言える。 ・男性は、一つの物事にこだわりを持ったりすることが 多いが、女性はいろいろなものに興味・関心を抱くこと が多いと言える。
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まとめ ・心理傾向とSNSの利用状況は関連していることが分 かった。 ・さらに被調査者を多くすることでもっとはっきりとした有 意差が見られるのではないか。 ・インターネットはより身近なものとなり、私たちに与える 影響がさらに大きくなっていくということを踏まえて、今 後の研究を進めていく必要がある。
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