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大学における労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS)の一例: 医学部におけるホルムアルデヒド対策
大和 浩1)、永渕祥大1)、西賢一郎1)、角谷 力1) 江口将史1)、瀧上知恵子1)、太田雅規1)、茅島康太郎2) 亀田高志2)、森晃爾2)、明星敏彦1)、田中勇武1) 産業医科大学 1)産業生態科学研究所、2)産業医実務研修センター
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産業医大の労働安全衛生活動 1995年〜:職場巡視(1回/月) 2004年:OHSMSを導入 作業環境測定にて 第3管理区分 職場巡視
ホルムアルデヒドの曝露を指摘 作業環境測定にて 第1管理区分 効果確認 作業環境改善
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産業医大の安全衛生活動 中央安全衛生委員会(年2回) ●職場巡視:毎月3研究室、約50の研究室を3年で1巡
大学病院 安全衛生委員会 (毎月) 大学等 安全衛生委員会 (毎月) 委員長:森副学長 産業医:亀田高志 衛生管理者:大和 事務局本部等 安全衛生委員会 (毎月) 2007年4月 第146回委員会 ●職場巡視:毎月3研究室、約50の研究室を3年で1巡 ●作業環境測定(有機則、電離則、事務所則) 巡視→指摘→測定→優先順位決定→改善→評価 ●安全衛生委員会(毎月):労災事故の原因分析・予防 過重労働対策 復職面談 呈示
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産医大におけるOHSMS: 作業環境管理上の問題点と対策の状況
2004~5年 2007年 有機溶剤:ホルムアルデヒド 解剖学実習室 第3管理区分 第1 解剖学処置室 第3管理区分 第1 病理学研究室 第3管理区分 第1 病理学所見検討室 第3管理区分 第1→呈示 法医学解剖室 第3管理区分 第1 解剖学保管庫 第3管理区分 保護具 その他 建物周囲の鳩対策 検討中
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病理学所見検討室:対策前の状況 作業環境測定:ホルムアルデヒド第3管理区分 検討室の 保管庫の 天井排気 天井排気 17m3/分
廊 下 廊下から見えないように ドアを閉めて作業を行う →メイクアップ・エアなし (新鮮空気の供給がないと排気されない)
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病理学所見検討室、第3管理区分 B測定:3300 ppb 保管庫 900 ppb 740 ppb 5.0m 2600 ppb ホルマリン
の調整 臓器の水洗 650 ppb 1500 ppb 5.4m 廊下
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病理学所見検討室:改善の内容 天井排気(全体換気)を水洗作業と作業台用の局所排気として利用
天井排気:17m3/分 → 流し :3.4m3/分 作業台:3.8m3/分
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メイクアップ・エアを利用したプッシュプル
廊下から入った空気は部屋の中央を通り、奥の保管庫へ流れ込む 保管庫入口にスクリーンで漏斗型の吸引口を作り効率アップ ワンタッチで設置可能 0.5m/s 廊下側の出入口に目隠しとなり、かつ、メイクアップ・エアが確保 可能なカーテンを設置
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メイクアップ・エアを 利用したプッシュプル
床上作業は、保管庫入口に限定 風速: 0.5~0.6 m/s
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B測定:3300 ppb → 25 ppb以下 900→25 ppb 保管庫 740→ <25 ppb 2600→ <25 ppb 5.0m 1500→26 ppb 650→29 ppb 廊下 第3管理区分から 第1管理区分に改善 5.4m
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結語:研究組織(医学部)においてもOSHMS活動は有用であった
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