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歌舞伎の楽しみ 画狂粋人・今沢章信 3/20/2017 画狂粋人
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1、歌舞伎とは ー他の演劇との違いー 歌舞伎は役者・新劇はドラマ重視 歌舞伎は庶民の娯楽 歌舞伎(旧劇)VS新劇 歌舞伎VS能・狂言
1、歌舞伎とは ー他の演劇との違いー 歌舞伎(旧劇)VS新劇 歌舞伎は役者・新劇はドラマ重視 歌舞伎VS能・狂言 歌舞伎は庶民の娯楽 能は神に奉納・将軍家がパトロン 歌舞伎とオペラの類似性 同期生・女人禁制・目と耳の快感 歌舞伎には演出家がいない。強いて言えば座頭が演出家。観客はご贔屓の役者を見に行く。 新劇は役者よりも演出に期待する人が多い。→蜷川演出 歌舞伎の誕生 1600年7月 女御近衛の主催 お国のややこ踊りを見る会 オペラの誕生 1600年10月 フィレンツrピッティ宮殿 アンリ四世とメディチ家の娘の婚礼 ペーリ作曲「エウリディーチェ」 3/20/2017 画狂粋人
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歌舞伎は役者 新劇はドラマ 役者の顔が大事(演目は小さい) 演目を大書き(役者名は見えない)
歌舞伎は役者 新劇はドラマ 役者の顔が大事(演目は小さい) 演目を大書き(役者名は見えない) 3/20/2017 画狂粋人
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歌舞伎VS能狂言 歌舞伎は庶民の娯楽 ↓ 芝居を観ながら飲んだり食べたり・・・ 能・翁 ↑ 能は神事に奉納 3/20/2017 画狂粋人
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オペラと歌舞伎は同期生 始まりは共に1600年 出雲の阿国屏風(京都四条河原) ↓ ↑ エウリディーチェ (フィレンツツェ)
オペラと歌舞伎は同期生 始まりは共に1600年 出雲の阿国屏風(京都四条河原) ↓ ↑ エウリディーチェ (フィレンツツェ) 3/20/2017 画狂粋人
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2、江戸の歌舞伎は現代劇 事件が起きると直ぐに劇化 忠臣蔵は事件後、僅か一週間で舞台に 流行は歌舞伎から コマーシャルもちゃっかりと入れた
忠臣蔵は事件後、僅か一週間で舞台に 流行は歌舞伎から 舞台で最先端の流行を紹介するのは今もその 名残→ 助六・東海道中膝栗毛 コマーシャルもちゃっかりと入れた 二代目団十郎はコマーシャルの元祖 「助六」には多くのスポンサーがいた 歌舞伎十八番「外郎売」は全編広告 流行の最先端・・・助六の通人が袖から携帯を取り出す・東海道中に名古屋万博の恐竜が登場 助六のコマーシャル 揚巻が酔い覚ましに飲む(袖の梅)福山のうどん・朝顔煎餅(朝顔仙平)・ 外郎売り:小田原に今もある漢方薬・二代目団十郎はここの薬で咽を治したのでお礼に作る 3/20/2017 画狂粋人
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忠臣蔵(判官切腹の場) 歌舞伎と文楽 七代目尾上梅幸八代目松本幸四郎・ 事件後一週間で舞台に!
忠臣蔵(判官切腹の場) 歌舞伎と文楽 七代目尾上梅幸八代目松本幸四郎・ 事件後一週間で舞台に! 3/20/2017 画狂粋人
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流行は歌舞伎から ー市松模様ー 初代・佐野川市松が考案した 石畳の模様は「市松模様」と して大流行しました。 三代目佐野川市松演ずる
流行は歌舞伎から ー市松模様ー 初代・佐野川市松が考案した 石畳の模様は「市松模様」と して大流行しました。 三代目佐野川市松演ずる 祇園町の白人おなよ 作者・東洲斎写楽→ 3/20/2017 画狂粋人
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コマーシャルも ちゃっかり入れた <助六曲輪江戸桜> 助六「寿の字模様の衣装」 大見世「三浦屋」 太夫の「揚巻・白玉」
コマーシャルも ちゃっかり入れた <助六曲輪江戸桜> 助六「寿の字模様の衣装」 大見世「三浦屋」 太夫の「揚巻・白玉」 揚巻の使う丸薬「袖の梅」 蕎麦屋「担ぎ福山」 白酒売り「神田豊島屋」 朝顔仙平「八丁堀の朝顔煎餅」 外郎売「小田原の透頂香」 3/20/2017 画狂粋人
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歌舞伎十八番「外郎売」 二代目団十郎はCMの元祖↓ ↓小田原の薬店「ういろう」の店先
歌舞伎十八番「外郎売」 二代目団十郎はCMの元祖↓ ↓小田原の薬店「ういろう」の店先 3/20/2017 画狂粋人
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二代目団十郎 役者の「氏神」と言われました 「千両役者」という言葉も二代目 から始まったそうです 「助六」「矢の根」を初演
江戸の役者の中で最初に 近松を取り上げました 江戸の文化人の筆頭で「栢延」の 俳名で多くの句集を出しています 「初代二代三代団十郎」 三代国貞→ 3/20/2017 画狂粋人
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3、歌舞伎は動く錦絵 歌舞伎の見得が浮世絵になっている 歌舞伎座の絵看板(肉筆) 舞台・楽屋・道中・死絵・・・ 浮世絵の意外な使われ方
役者絵は当時のブロマイド 歌舞伎座の絵看板(肉筆) 舞台・楽屋・道中・死絵・・・ 観客の要望に答える 浮世絵の意外な使われ方 国立劇場の復活狂言 歌舞伎を見ると「生の浮世絵」を体験することになる。浮世絵の7割は役者絵、江戸の風俗も歌舞伎の舞台に登場する。吉原・相撲を初めとする庶民の生活から武士の世界までも垣間見ることが出来る。 観客は今も昔も役者の全貌を知りたがる→特にその私生活に関心が強かった。ファンの心理は昔も今も変わらない。 国立劇場が長年上演されない狂言を復活する時は演出・衣装が分からないので浮世絵を参考にすることが多い。 3/20/2017 画狂粋人
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助 六 八代目市川団十郎 現十一代目市川海老蔵
助 六 八代目市川団十郎 現十一代目市川海老蔵 3/20/2017 画狂粋人
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白浪五人男・弁天小僧(おかまの走り?) 知らざあ 言って きかせやしょう! 五代目尾上菊五郎 七代目尾上菊五郎
白浪五人男・弁天小僧(おかまの走り?) 知らざあ 言って きかせやしょう! 五代目尾上菊五郎 七代目尾上菊五郎 3/20/2017 画狂粋人
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歌舞伎の裏側 ←頭取部屋 (楽屋の進行係) 総稽古(リハーサル)↓ 3/20/2017 画狂粋人
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浮世絵の意外な使われ方 国立劇場復活狂言 「ごひいき勧進帳」女暫
浮世絵の意外な使われ方 国立劇場復活狂言 「ごひいき勧進帳」女暫 安永2年(1773年)初演 昭和43年(1968年) 200年振りに復活上演・現中村芝翫 昭和49年7代目菊五郎↑ 明治34年5代目歌右衛門 香朝楼豊蔡画→ 3/20/2017 画狂粋人
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4芸の伝承 世界に例を見ない型(演出)の伝承
4芸の伝承 世界に例を見ない型(演出)の伝承 上方(和事)と江戸(荒事)の違い 役者の襲名 周辺の襲名 日本舞踊・邦楽・道具方 大道具の長谷川勘兵衛は15代目 浮世絵師(看板絵師)にもある襲名 現在の鳥居清光は9代目 歌舞伎には演出家がいない。従って型が演出として代々伝わっていった。役者の演技を最高に引き出すのが型である。型は伝承されだけでなく、新しい型を付け加えてゆく。上方は創意工夫を目指し、江戸は伝統の美を大切にする。上方は写実・江戸は様式美。 新劇の場合はむしろ反対に演出家が新しい演出で上演するのが常である。演出家は役者と同じ位、場合によっては役者以上に地位が高い(日本の蜷川) 襲名は役者だけではない、絵看板の鳥居清光は九代目。大道具の長谷川勘兵衛は勘三郎と同じく17代目。初代は日本橋の宮大工の子で以来350年間続いている。回り舞台を作った8世、怪談物の仕掛けを作った11世が有名。 3/20/2017 画狂粋人
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芸の伝承・荒事と和事 和事(吉田屋)↓ 荒事(暫) ↓
芸の伝承・荒事と和事 和事(吉田屋)↓ 荒事(暫) ↓ 坂田藤十郎の 夕霧伊左衛門 ← 現団十郎の 鎌倉権五郎景政 → 3/20/2017 画狂粋人
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