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蝶の研究part2 蝶の好む花 神根中学校 大西湧介.

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1 蝶の研究part2 蝶の好む花 神根中学校 大西湧介

2 動機 これまで行ってきた吸水についての研究が宅地 造成のために続行不可能になってしまった。
これまで行ってきた吸水についての研究が宅地 造成のために続行不可能になってしまった。 新たな観察場所を探していたところチョウの種類 によって集まる花が違うことに気付いた。 フィールドを通り過ぎるだけのアゲハチョウを採 集することは難しいのでアゲハチョウの好む花の 条件を調べてトラップのようなものを作れないか と考えた。

3 資料から 『モンシロチョウの謎』(著者吉原順平)によると モンシロチョウが花を選ぶ基準に匂いは含まれ ないと記されていた。
『モンシロチョウの謎』(著者吉原順平)によると モンシロチョウが花を選ぶ基準に匂いは含まれ ないと記されていた。 そこで今回の研究内容から匂いを除外し色と形 に注目して調べる ことにした。

4 実験1 色の違う折り紙を同じ花形に切り、中心にペット ボトルのキャップに蜜を入れて設置。(大型)
色の違う折り紙を同じ花形に切り、中心にペット ボトルのキャップに蜜を入れて設置。(大型) 原色で小形の花を作りペットボトルのキャップに 巻きつける。(小型原色) 蛍光ペンで小型の花に彩色する。(小型蛍光) 花の上で5秒過ごしたものを            1回とする ↑小型・蛍光

5 実験①結果 8月6日 30.5℃ 14:30~15:30 蝶の数30頭 板橋区立昆虫公園 大型 赤 黄 青 橙 緑 黒 10 3 12 15
8月6日 30.5℃ 14:30~15:30 蝶の数30頭                  板橋区立昆虫公園 大型 赤  10 3 12 15 小型 原色 3 1 6 蛍光 4 3 5 7 1 ※色紙の上に5秒以上留まったものを1とする

6 実験①からの考察 ・橙の色紙に一番多く集まった。 ・黒、緑、蛍光白の色紙に集まらなかったのは、 自然には無い色だからと思われる。
・黒、緑、蛍光白の色紙に集まらなかったのは、 自然には無い色だからと思われる。 ・緑には休憩に来るものが多く、蛍光緑では休 憩に来た個体が、偶然吸蜜行動をとったように 見えた。 ・実験②に使う色は最も蝶を集めた橙色にする。

7 実験② 橙色のフェルトでほぼ実物大のヒマワリ型、ア サガオ型、コスモス型、ユリ型の花を作り、緑色 の棒の先に固定。花の中心に蜜を染み込ませ たコットンを乗せて設置。 実験①と同様に5秒以上とまったものを1回と数 える。 ↓設置状況

8 実験②結果 8月15日 30℃ 10:00~14:00 蝶の数13頭 8月16日 29℃ 10:00~14:00 蝶の数20頭
8月15日 30℃ 10:00~14:00 蝶の数13頭 8月16日 29℃ 10:00~14:00 蝶の数20頭                  板橋区立昆虫公園 ヒマワリ型 アサガオ型 コスモス型 ユリ型 ナミアゲハ 5 6 15 クロアゲハ 12 3 コミスジ (2) (1) (3) 合計 17 11 18 コミスジはアゲハチョウ科でないため合計から除外 3/21/2017

9 比較実験 大きい花の方が集まりが良かった。
一番集まりの悪いコスモス型を大きくしたところ 一番集まったユリ型とほぼ同じ数が集まった。 近くに蜜をしみこませた同色のフェルトの塊を 置いてみたが集まらなかった。 ユリ型 コスモス(通常) コスモス(大型) 9 3 7 ※コミスジを含む

10 実験②比較実験からの考察 ・蝶は大きい花に集まった。(飛びながら見つけ やすいため?) ・蜜が多く溜まっている花は滞在時間が長かっ た。
・蝶は大きい花に集まった。(飛びながら見つけ やすいため?) ・蜜が多く溜まっている花は滞在時間が長かっ た。 ・蟻が多く来るとすぐに蝶は花から離れてしまっ た。 ・花弁に強度がないコスモス型は、蝶が乗ると 重さでしなりすぐに蝶は逃げてしまった。 ・同色でも花型で無いものには興味を示さない。

11 これまでの結果を踏まえて 蝶が長く滞在する花の条件は 1 橙色であること 2 大きくて目立つこと 3 花弁に強度があること
   蝶が長く滞在する花の条件は  1 橙色であること  2 大きくて目立つこと  3 花弁に強度があること  4 アリなどの他の生き物がいないこと  の4つと考えられる。 

12 実験③ 実験①・②から、最もはっきりした条件の花を野 外に設置し吸蜜行動をとるか観察する。
実験①・②から、最もはっきりした条件の花を野 外に設置し吸蜜行動をとるか観察する。 ナミアゲハの蝶道(蝶の通り道)に実験②でナミ アゲハを一番多く集めたユリ型を複数設置して 観察する。

13 実験3結果 蝶が吸蜜している様子 は見られなかったが、い つもはまっすぐ通り抜け る所を何度か旋回をし ていくようになった。 9月5日 6日
9月5日 6日 蝶が吸蜜している様子 は見られなかったが、い つもはまっすぐ通り抜け る所を何度か旋回をし ていくようになった。 ↓設置前 ↑アゲハチョウの軌跡 ↓設置状況 ↓設置後 3/21/2017

14 実験3からの考察 ・今までは通り過ぎるだけだった場所を旋回し ていくようになったことから、蝶からみると少し 興味をそそられる花だったと思われる。 ・しかし吸蜜を行わないため、何か条件が抜け ていると思われる。 ・旋回するだけでも充分採集する隙はできると 思うので、来年の採集時に試してみたいと思う。

15 研究のまとめ ・アゲハチョウは橙色を好む。 ・形にはある程度こだわり大きく目立つものを好 む。
・形にはある程度こだわり大きく目立つものを好 む。 ・花の模型を野外に置くとある程度ひきつける ことは出来るが吸蜜には至らずあたりを旋回す る。

16 今後の課題と反省 ・フェルトがやわらかく張りが無かったため、 他の素材での実験もしてみたい。
  ・フェルトがやわらかく張りが無かったため、 他の素材での実験もしてみたい。   ・アゲハチョウの吸蜜の基準には匂いが含まれているのか検証してみたい。   ・時間の制約があり多くのデータを集めることが出来なかった。

17 感想 今までは採集して調べるものが多かったが、観 察実験を行うのは初めてだったので捕りたい気 持ちを抑える事が大変だった。
今までは採集して調べるものが多かったが、観 察実験を行うのは初めてだったので捕りたい気 持ちを抑える事が大変だった。 布で花を作る事が意外に難しかった。 実験の際、蚊に刺されてとても大変だったが色 紙の花の上で吸蜜しているチョウの姿はなんだ か微笑ましかった。 今回の研究で協力、施設を貸して下さった板 橋区立昆虫公園のみなさん、ありがとうござ いました。


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