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あげおの星 ご自由にお取り下さい 催し案内 4月~6月のイベント予定 上尾天文台のご案内 4月4日は皆既月食。
上尾市自然学習館 上尾天文台 2015年4月1日発行 No.57 皆既月食とは太陽に照らされている月が地球の影に入ることです。影に入っても全く見えなくなる訳ではありません、地球の大気による散乱光によって赤く見えます。 夕日が沈んだ後、雪山が赤く見えることがあるのと同じ現象です。山梨では富士山が赤く見えることがあって『赤富士』と呼ばれ縁起が良いとされています。 富士山をはさんで山梨県とは反対側の静岡県では朝に『赤富士』が見られて、北斎の版画にもなっています。4月4日は土曜日で上尾天文台でも観望会で観察できます。 当日の月の出は17時50分頃です。部分食の始まりは19時14分、東南東の空で高度が15度です。(真上が90度ですから1/6の高さ) 催し案内 電話: FAX: 夜間天体観望会 太陽の観察・天文相談 上尾市大字畔吉178 毎週 土曜日 夜 :00 ~ 21:00 (6~8月は19:30~21:30) (雨曇天時は中止、当日17時の天候にて判定) 毎週土・日曜日 13:00 ~ 16:45 (太陽観測は日没で終了) 皆既食は20時54分~21時6分の間で、わずか12分です。(今回は月が地球の影の端を通過するので短時間) 部分食の終わりは22時45分です。 おとめ座のスピカが月の10度ほど下にあります,月食中の恒星の見え方の変化を見るのもおもしろいと思います。晴れたらぜひご覧ください。 春の大三角の彼方 -- おとめ座超銀河団!! 私たちの銀河は棒渦巻銀河《ぼううずまきぎんが》だといわれている。銀河の中心は星がたくさん集まったバルジで、そこから外側に向けて渦巻状の腕《うで》のように、星々の流れがいくつか伸びている。夜空に見える天の川は銀河系の腕を横から見ているのだ。 夏の星座の天の川は幅が広い。秋や冬の星座の中にも天の川はあるがその幅はせまい。 ところが、春の星座には天の川は見当たらない。 4月~6月のイベント予定 ★4月 4日(土) 午後7時~9時30分 「皆既月食観望会」 ★4月18日(土) 午後1時30分~3時 「太陽光発電のはなし」 ★5月17日(日) 午後1時30分~3時 「最新の天体写真でみる宇宙の姿」 ★6月27日(土) 午後2時~3時30分 「浮沈子を作ろう」 りょうけん座 子持ち銀河(M51) これは、春の星座の方向は銀河系の腕からはなれているからだ。望遠鏡だと銀河系外のはるか遠くにある銀河をたくさん観ることができる。アークトウルス、スピカ、デネボラの春の大三角の周囲には、M87などおとめ座銀河団がかくれていて、その中心部にある銀河を望遠鏡でたくさん見つけることができるだろう。 おとめ座銀河団の中心部まで私たちの銀河系から約5000万光年だ。銀河系から近いアンドロメダ銀河(M31)までの約250万光年と比べて20倍も遠くにある。さらに、私たちの銀河系やM31、さんかく座銀河(M33)など約50の銀河から成る局部銀河群も、おとめ座銀河団も、「おとめ座超銀河団」というもっと大きな銀河の集まりの一員なのだ。局部銀河群はその辺境にあるにすぎない。 中世までは地球は宇宙の中心だと考えられていた。今では、地球も太陽も、銀河系も局部銀河群までもが、宇宙の中心ではないことが分かっている。 上尾天文台のご案内 催し案内は表紙にもあります 天文台の主な設備 カセグレン式 40cm 反射望遠鏡 1基 クーデ式 15cm 屈折望遠鏡 (車椅子対応) 1基 12.8cm フローライト屈折望遠鏡 3基 Hαフィルター付 屈折太陽望遠鏡 1基 貸し出し用望遠鏡 6基 もっとおどろくことに、おとめ座超銀河団とその周辺数億光年内のほかの超銀河団はすべて、うみへび座・ケンタウルス座超銀河団の領域にあるグレート・アトラクター(巨大な引きつける者)へ向かって動いているのだ。それらが意味することは何だろう。春の大曲線の行き着く先、おとめ座、うみへび座をながめて、宇宙の拡がりを感じずにはいられない。 上尾市・丸山公園の自然学習館にある市立天文台です。クーデ式15cm屈折望遠鏡は、車椅子に座ったまま天体を観測できます。天文台には車いす対応のトイレも完備されています。 上尾駅西口より循環バス「ぐるっとくん」平方循環で自然学習館下車(本数が少なく最終が早いので注意してください)。駐車場あり(午後9時閉鎖)。 おとめ座 ソンブレロ銀河(M104)
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春の星空めぐり 天文トピックス (4月~6月) 明るく賑やかだった冬の星座たちは西へ移り、春の星座たちが見えるようになってきました。今年の春の夜空は、明るい惑星が姿を見せています。 4月 4日 皆既月食が見られるが、次ページに詳細を掲載する 5月 7日 5月23日 6月 7日 6月20日 水星が東方最大離角となって、夕方の西空に見えるが、日没時の高度が18度とかなり低いので、双眼鏡などを使って見つけてみよう。位置を確認し望遠鏡で見ると、三日月状に欠けた形が確認できる。水星を見つけるチャンスは意外と少ない。上尾天文台は西側の竹藪に視界をさえぎられるので望遠鏡で見るのがむづかしいときが多い。 夕方、西の空に明るく輝いているのが金星です。そして南西の空には、木星が輝き、東の空からは土星が上ってきます。 春の星座たちを紹介しましょう。北の空の上に「ひしゃく」の形をした星の並びがあります。「ひしゃく」というのは、水をくむ道具で、昔はどこの家庭にもありましたが、今では、神社で口や手を清めたり、お墓参りでお花に水をあげたりするときくらいしか見 土星が衝(太陽の光が正面から当たっている状態)となって、良い観測条件になるが、20時の高度が16度なので、観望会で見るには6月に入ってからの方が高度も上がって見やすくなる。 今年の土星は輪の傾きが大きく、細部が見られる。最大の傾きは2017年になるが、その後は傾きが小さくなり、2024年にはほぼ真横になる。これは公転面に対して、自転軸が27度ほど傾いているためで、このような見え方の変化が約15年周期で繰り返される。 かけなくなってしまいました。 「春の大曲線」から目をはなして南の空を見ると大きな鎌の形というか「?」を左右逆にした星の並びがあります。これが「しし座」の頭から胸にかけての部分です。「?」の「.」にあたる星が、一等星のレグルスです。そして、「しし座」のしっぽの先あるのがデネボラで、このデネボラとアークトウルスとスピカを結んでできる三角形を「春の大三角」と呼んでいます。 この「ひしゃく」を横から見た形とよく似ているのが、有名な「北斗七星」です。「北斗七星」は、星座で言うと「おおぐま座」のおしりからしっぽの部分にあたります。「北斗七星」の「ひしゃく」の柄の部分のカーブをのばしていくとオレンジ色に輝く星があります。これが「うしかい座」の一等星アークトウルスです。カーブをさらにのばしていくと今度は白く明るい星があります。これが「おとめ座」の一等星スピカです。 春は夜空を見るにはとてもいい季節です。ぜひ夜空を見上げてください。 さらにカーブをのばしていくと台形の形をしたやや暗い四つの星があります。これが「からす座」です。これらのカーブのことを「春の大曲線」と呼んでいます。 金星が東方最大離角となり、太陽から45度ほど離れて見えるので、日没後の西空にマイナス4.3等の明るさで輝く。 望遠鏡で見ると半月状に欠けた状態が見られる。表面は厚い炭酸ガスの雲で覆われているので模様は殆ど見えないが、真っ白に輝く姿はまさにビーナスの名にふさわしい。 夕空に金星、木星、月齢3.9の細い月が集まる。 双眼鏡では見かけ視界50度で、倍率5倍以下なら同一視野に見ることができるがこの条件をクリヤーできる双眼鏡は数少ないと思われる。挑戦してみよう。 写真に撮りたい場合はハーフサイズで100㎜でぎりぎり収まる。明るい星ばかりなので、三脚に取り付けて高感度にして、数秒の露出をかければ固定撮影できるかもしれない。標準レンズ以下の広角なら、より撮りやすくなるし、地上風景も視野に入れるとまとまった感じになる。
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