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サプライ・チェインの設計と管理 第8章 製品設計とサプライ・チェイン設計の統合 pp
東京商船大学 久保 幹雄
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ここで学ぶこと 製造のための設計(Design for Manufacturing)からロジスティクスのための設計(Design for Logistics)へ 「ロジスティクスのための設計」の方法 効率的な保管・輸送のための設計 同時(並列)処理:モジュール化とデカップリング 遅延差別化 押し出しと引っ張りの境界 納入業者統合 マスカスタマイゼーション
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ロジスティクスのための設計(Design For Logistics: DFL)
製造のための設計(Design for Manufacturing) 製品設計の段階で製造工程を考慮すること ->ロジスティクスへ拡張 方法: 製品を効率的に包装・保管できるように設計(イケア社,ラバーメイド社,砂糖の輸送の例) 製品(部品)のモジュール化とデカップリング生産方式(プリンタ生産の例) 遅延差別化
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遅延差別化 (Delayed Differentiation)
多品種の製品をどの時点で差別化するか? なるべくサプライ・チェインの下流で行う! 方法 工程順序の再編成(ベネトン社のセーター生産の例->ロジスティクス工学(第5章:安全在庫配置モデルのペケトン社の例参照),ハードディスクの例) 共通化(プリンタの例)->最終工程を倉庫 モジュール化->最終工程を小売店 標準化->差別化をしない
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押し出し-引っ張り境界 押し出し(push)と引っ張り(pull)->第5.6節参照 完成品 (赤) 完成品 (青) 外部需要
染色前の セーター 染色工程 完成品 (黄) 製品(多品種) 押し出し-引っ張り境界 or 遅延化境界
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練習問題 ヒューレット・パッカード社の事例分析(8.1.7節)を行うExcelを作成せよ.具体的には,p.206の表8.1からp.222の表8.2を作成せよ.
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納入業者統合 (Supplier Integration)
第6章の物流(ディストリビュータ)統合の納入業者(ベンダー)版 部品の納入業者を設計段階から関与させる: 通常の部品供給(設計段階からは関与しない) ホワイトボックス:非公式な仕様決定への参加 グレイボックス:共同開発 ブラックボックス:納入業者が独自に設計(仕様のみメーカーが決める)
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納入者統合の種類の選択 自社(メーカー)のもつ技術の確認
社内にない専門技術が必要+他の製品開発から分離可能->ブラックボックス 社内にない専門技術が必要+他の製品開発から分離できない->グレイボックス 社内に必要な部品に関する技術をもつ->ホワイトボックス 納入業者のブックシェルフ 納入業者リスト(ブックシェルフ,書棚)をもち,それらの中から最新技術をもった業者を選択し,提携を行う.
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マスカスタマイゼーション 従来の生産方式 マスカスタマイゼーション 多品種(高度に差別化された製品)を大量生産する!
大量生産:少品種を大量生産する. 手工業生産:多品種(高度に差別化された製品)を少量生産する. マスカスタマイゼーション 多品種(高度に差別化された製品)を大量生産する! ナショナル自転車の例 デルコンピュータの例
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