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平成14年度 第48回栃木県 小学校社会科教育研究会

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1 平成14年度 第48回栃木県 小学校社会科教育研究会
平成14年度 第48回栃木県 小学校社会科教育研究会 第6学年提案 河内支部 授業者 南河内町立緑小学校 松原 伸夫 提案者 南河内町立祇園小学校 川島 啓

2 考える力についての考察 小学校歴史学習の在り方とは 新学習指導要領の趣旨・内容の理解から 歴史認識の考え方
歴史学習における考える力の育成とは 考える内容の概念化とは

3 小学校歴史学習の在り方とは 通史ではなく,人物の働きや文化遺産を中心とした歴史学習 歴史嫌いの子どもにしない 歴史的事象を削る
「今昔の違い」「時代相」「変化」これがわからなければ歴史ではない 時代がわかる典型的なものを一つ いろいろな活動や体験を工夫することは良いことであるが、それが歴史を見る目に繋がらなければ意味がない

4 新学習指導要領の趣旨・内容の理解から 改定内容の吟味 ・目標の改善要点 ・内容の改善要点
歴史学習の改善 ・第6学年においては、人物の働きや文化遺産を中心にした歴史学習が一層充実するよう、改善を行う ・歴史上の代表的な事象にとどめて学習するようにし,網羅的な学習にならないようにする。

5 歴史認識の考え方 歴史認識で重要な観点 ・推理を重んじること ・与えられた情報の中から,ぎりぎり推論を積み重ねて真実に迫ること(体験の重視) ・「推理」という過程は,歴史家が歴史を研究する際に必ず行っていること ・生活の中から歴史を見ること ・政治史に重きをおくのではなく、生活史に注目させること 歴史観 「歴史的世界の構造やその発展についてひとつの体系的な見方」 歴史意識 「様々な社会事象を時間の推移の観点で捉える意識」 歴史認識 「体系的見方とまでは至らないが、様々な歴史事象に対してなされる知的向きあい方」

6 歴史学習における考える力の育成とは 考える力の育成において重要な点として ・自分なりの推理 ・人物の思いへの共感 ・歴史事象を「なぜ」と問うこと ・自分なりの歴史認識を持つこと 考える力とは 歴史事象から歴史認識を持つ事で,概念的知識理解へと繋いでいくこと

7 考える内容の概念化とは 知識の分類とは 事実関係的知識と価値関係的知識
概念的知識とは その単元で習得させたい法則性で、原因と結果の関係が明示され,個別事象を超えた法則性を示すことである 説明的知識とは 概念的知識と具体的事象を総合して説明できることである 原因・結果の関係を述べた概念的知識 「真に知るとは原因を通じて知ること也」 「因果関係が科学の公準である」 「認識とは第一に因果律を確証することである」

8 研究の概要 本単元で考えさせたい内容 単元構想の工夫 比較・関連・総合して考えるための学習活動の工夫 考える力の評価の工夫 授業の展開

9 本単元の概要 考える内容の具体化「奈良の大仏はどうして造られたのか」その巨大制と仏教から迫る歴史事象の事実
考える内容の概念化「天皇制中央集権国家はどうやって成立したのか」について大仏造営から迫る歴史認識

10 歴史認識のウェッビング

11 大仏造営 事実認識のウェッビング

12 大仏造営 考える内容のウェッビング

13 考える内容の具体化と概念化 事実的知識 概念的知識 考えた結果 比較 関連 総合
(具体的な社会事象に関する知識) 概念的知識 (一般化できるような知識) 考えた結果 比較 関連 総合 聖武天皇は,仏教の力を信じて、巨大な大仏を造り,全国から材料や労働力を集め、国家の全ての人々に大仏造営事業をわからせ,海外にも天皇の力を示した。 時の支配者は,国家事業を行うことにより,その力の誇示と支配体制の確立を望んでいた。また、人々の信頼を得るために信仰心や抽象的な事物が必要であった。

14 単元構想の工夫① 単元構想としては、大仏の事実理解から始まり大仏を造る原因と大仏を造る条件を整理し、そこから比較・関連・総合して大仏造りが成功した訳を考える事で当時の時代認識を確立させたい

15 大 仏 大きい 造り方 だれが 大仏のプロフィール 八段重ね鋳造法 材料 値段 働いた人数 聖武天皇 行基 国君麻呂 農民
大 仏 大きい 造り方 だれが 大仏のプロフィール 八段重ね鋳造法 材料 値段 働いた人数 聖武天皇 行基 国君麻呂 農民 大仏造営事業の基礎基本

16 律令制の力 仏教の力 大仏を造る原因 大仏を造る条件 時代背景 人々は苦しんでいた 聖武天皇の願い 大仏の力で人々を救う 仏教の考え
仏を信じることで災いから救われる 材料 各地から税として集めた 働く人 行基が地方から集めた 労役制で集めた 技術 国君麻呂の技術 渡来人の知恵(大陸文化) 法律で税制が決まっていた 仏教の力 律令制の力

17 大仏を造る原因 仏教の力 大仏を造る条件 律令制の力 大仏造りが成功した理由 なぜ大仏はできたのか 人々の願い、聖武天皇の願い、天皇の命令、律令制の整備、海外文化の取り入れ 時代認識 大仏造営を可能にした 天皇中心の国家の仕組みが整った

18 単元構想の工夫② 単元として主に何を比較・関連・総合させようとしたか 関連内容の工夫点→大仏造営と当時の時代背景を関連させる
 関連内容の工夫点→大仏造営と当時の時代背景を関連させる  比較内容の工夫点→大仏造営の原因と大仏造営の条件を比較させる  総合内容の工夫点→大仏造営の様々な立場から人物の思いを考えさせる

19 関連内容の工夫点 聖武天皇の願い 大仏造営 世の中の状況 大陸文化の摂取 政治の仕組み 関連 仏教の仕組み 人々の生活 当時の時代背景 認識
天皇の力 仏教の力 律令国家の確立 海外へのアピール

20 比較内容の工夫点 比較 何が大仏造営の成功にとって大きかったのか 行基の存在 (民衆を集める力) 農民 (労働力) 聖武天皇 (天皇の力)
仏教の力 (信仰心) 海外文化 (技術力) 大宝律令 (法律の力)

21 総合内容の工夫点 人物の思いを推理する 比較したもの 総合 時代の認識 関連したもの 自分ならどうするか考える 概念化

22 比較・関連・総合して考えるための学習活動の工夫
体験的導入学習 ワークシート方式における歴史事象の基礎基本を重視した学習 グループ追究における関連内容の複線化とフロップ発表会形式 原因と条件比較による話し合い学習 漫画吹き出し方式における多面的なものの見方の追究

23 体験的導入学習 大仏の手を実物大で作成する 大きさの実感から課題の導き

24 歴史事象の基礎基本を重視した学習 ワークシートによるポイントをおさえた学習 資料の読み取りを重視した学習

25 関連内容の複線化 グループ追究学習 関連内容の複線化 フロップにまとめる作業を通じての内容の理解 フロップ発表による他者との比較
話し合いによる練り合いの場

26 多面的なものの見方 人物の思いを推理する学習 心のシートの活用 吹き出し方式による人物の願いを重視したワークシートの活用
漫画方式による学習のまとめ

27 考える力の評価の工夫 単元の基礎基本を重視した評価計画の工夫
評価内容の厳選による指導のポイント・着目させる点・考える内容・評価のめやす・評価法などの明確化

28 評価計画の工夫 評価内容の厳選化 指導のポイント 着目させる点 考える内容 評価のめやす 評価法

29 ・児童の変容について ・考える力の育成にスポットを当てて
授業の実際 ・児童の変容について ・考える力の育成にスポットを当てて

30 導入体験

31 大仏造営作業の着色学習

32 調べる1 大きさのひみつ

33 調べる2 どうやってつくったの

34 調べる2 だれがつくったの

35 大仏プロフィール        大仏の事実調べ

36 追究活動 大仏の大きさから

37 追究活動  大仏はどうやって造ったのか

38 話し合い活動 「どうして大仏は造られたのか」
話し合い活動  「どうして大仏は造られたのか」

39 まとめ 大仏物語漫画作り

40 児童の思考ウェッビング(導入時)

41 児童の思考ウェッビング(授業後)

42 心のシート


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