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2を基本として、より嗜好性を高めるために1を付与する場合が多い
粒子の応用例?① DDSキャリア 体内の薬物分布を、量的・空間的・時間的にコントロールすることで、副作用の影響を抑えながら、目的部位での薬効を高めるための技術。アプローチは大きく分けて2通り。 1.アクティブ・ターゲティング 標的組織に対して、特異的な抗体など分子認識機能を付与することで標的指向性を高める方法 (生物学的アプローチ) 2.パッシブ・ターゲティング 標的組織が有する物理的特徴を利用して、粒子径や親水・疎水性などの制御により標的指向性を高める方法 (物理化学的アプローチ) 2を基本として、より嗜好性を高めるために1を付与する場合が多い サイズと生体反応 これらの性質を生かして、目的とする細胞・組織へのターゲティングを行なっている。 特に、腫瘍組織(がん)の場合は、血管新生が盛んなことから、EPR効果を利用したターゲティングを行なうことが多い。そのため、サイズが数~数百nmであることが多い。(polymerが主体) <例>血管内投与における粒子径の関係 有機物でないことを考えると、使命を果たした後は、バラバラになって、代謝(~数nm)されるか、貪食細胞に捕獲される(100nm~1μm)方がよい? OXYGENIXホームページより抜粋 EPR効果(Enhanced Permeation and Retention effect): がん組織にある新生血管は正常組織の血管に比べて物質透過性が高いため、分子サイズの大きな高分子化合物がより多くがん組織に透過・移行する。さらに、がん組織ではリンパ管による高分子化合物の回収機構が不完全なため、高分子化合物はがん組織内に滞留し易い。この現象をEPR効果という。1986年に熊本大学の前田浩によって提唱された。
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イメージ 特徴 課題 ・ 集合体は破壊できるのか? ・ 数nmの結晶粒が析出できるのか? ・ 貪食細胞に取り込まれた場合の細胞 毒性は?
・ 表面積が大きい、サブμオーダーの凹凸 がある。(薬剤を担持させやすい?) ・ 多結晶の凝集体? (ばらばらにできるのか?) ・ 磁性体 イメージ 結晶粒 薬剤など 超音波?、磁場? で破壊 放出終了 穴あき(すきま)の 部分に薬剤を担持 患部で徐々に放出 課題 ・ 集合体は破壊できるのか? ・ 数nmの結晶粒が析出できるのか? ・ 貪食細胞に取り込まれた場合の細胞 毒性は? ・ ターゲティングの方法は? 外部磁場で集める? 貪食細胞 代謝 分解 粒径が小さい場合 粒径が大きい場合
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粒子の応用例?② 磁性微粒子① ハイパーサーミア 磁性微粒子②
生体での利用を目的とした磁性微粒子としては、MRI用造影剤、ハイパーサーミア用微粒子などがある。 1.MRI用造影剤 MRI造影剤には常磁性のガドリニウムや鉄などが使用され、周囲のプロトンとの相互作用により造影効果を示す。 鉄系では、酸化鉄のコロイドが使用されている。(フェリデックス[田辺製薬]など) ・MRI造影剤の説明 2.ハイパーサーミア用微粒子 磁性微粒子を送り込んだ病変部(腫瘍)に対して、外部から高周波磁場を印加することにより、ヒステリシス損失 等により発熱させて、組織を破壊、その他治療法に対する感受性を高めて治療する。 ハイパーサーミア 実施研究機関・企業(とりあえず見つけたもの) ・ 金沢大学、富山医科薬科大学、日新産業、澁谷工業、名糖産業 Dextran Magnetite(DM)デキストランを修飾したマグネタイトナノパーティクル ・ 名古屋大学、中部大学、日本化薬、第一高周波工業、戸田工業: モノクローナル抗体をつけたリポソーム(150nm)でくるんだマグネタイトナノパーティクル(10nm) ・ 愛媛大学、キシホ、サムウェイ: 微粒子は不明 8MHzで加熱 ・ 東北大学: ハイパーサーミアステント ・その他:ドイツ、オーストラリアで臨床応用へ向けたベンチャーあり。 磁性微粒子② その他の磁性微粒子としては、アフィニティカラム用磁気ビーズなどがある。 1.カラム用ビーズ ターゲットとなる細胞等に特異的な抗体を修飾した磁気ビーズを用いることで、目的の細胞を分離抽出する。 Dynabeadsが有名。
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