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サウンドスケープ・デザイン 音を切り口としたデザイン活動

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Presentation on theme: "サウンドスケープ・デザイン 音を切り口としたデザイン活動"— Presentation transcript:

1 サウンドスケープ・デザイン 音を切り口としたデザイン活動
導入音で環境(空間)を演出するデザイン   環境と共生する音 環境音を活かすデザイン   風景の一要素としての音への配慮を忘れない 「音への気づき」のデザイン   音名所、残したい音風景  サウンドスケープ・デザインと一口に言っても、様々なタイプのものがあります。  一般的にサウンドスケープ・デザインと認識されている者は、音で環境あるいは空間を演出するデザインするといったタイプのものです。  あとで紹介致しますが、この近くにあります「カッパの泉」のように、街ゆく人を音で楽しんでもらおうといった趣旨のデザインです。   こういった音をデザインするにあたって重要なことは、回りの空間と調和した音づくりをすることです。環境と共生する音、環境に心を開く音のデザインが求められます。  また、サウンドスケープ・デザインというのは、特に音を対象としない視覚領域のデザインにも、適用できるのです。たとえば、景観のデザインを考えるときに、そこに当然含まれる音への配慮を忘れないデザインというのが、サウンドスケープ・デザインの一種と考えられるのです。音は、風景を構成する一要素あのです。例えば、水辺の景観をデザインする際に、水音を活かすデザインといった事例がこの種のデザインに含まれます。  さらに、音名所、残したい音風景といった事業も、「音への気づき」のデザインとして、一種のサウンドスケープ・デザインと考えられるのです。別に新しい音を導入しなくても、音名所、残したい音風景として認識し直すことで、シンボリックな存在として、音の持つ意味合いが変容するのです。 1

2 導入音(音楽等の人工音)で 空間を演出するデザイン
音だけをデザインするのではない 周囲の環境との調和を計る 対象空間,景観の特性を考慮 地域の文化、歴史等も 環境と共生するデザイン 地域のシンボルに  これから、様々なタイプのサウンドスケープ・デザインについて、実例を紹介しながら、その実体やあり方について考えてみたいと思います。  まずは、空間を演出するデザインするといったタイプのサウンドスケープ・デザインをものについて、紹介したいと思います。 先ほども申し上げましたように、 こういった音をデザインするにあたって、周囲の環境との調和を計ることが重要になってきます。商店街のような場所では、にぎわいのデザインが有効なこともありますし、しずけさのデザインが求められる地域もあります。  地域のシンボルとして、住民に愛されるような存在の音がデザインできれば、理想的です。

3 東京タワー展望台における サウンドスケープ・デザイン
2002年4月のリニューアルを契機に施された 「展望」を際だたせるために,環境演出音はすべて音量を小さく設定 演出音に気づかない人も さりげない,めだたない デザイン 特別展望室 大展望室 2F 1F I would like to introduce another example of soundscape design to decorate environment. This project was also directed by Hisao Funaba. This project is the soundscape design of observatory of Tokyo Tower. When the renewal of observatory of Tokyo Tower was planed, Hisao Funaba proposed this decoration type soundscape design, and this proposal was accepted. She introduced the modest ambient music to create comfort atmosphere in the observatory. Main role of the observatory is viewing. Ambient music plays second string to the view from the observatory. But, the role of the sounds is not small.

4 快適な音環境創造 心地よい音を提供+いらない音を抑制 →2重の効果を生みだした音環境デザイン 空間演出音を施す効果を運営サイドが認め,「音環境」に対する意識が高まった 音による空間演出を効果的にするため,有線放送,場内アナウンスを停止 結果,リニューアル前に比べ,ずいぶん「静か」になった(従業員の意見)

5 案内ディスプレー アナウンスに代えて情報提供
Of course, the introducing music contributed to atmosphere in the observatory. In this case, soundscape design also caused another interesting effect. Introducing ambient music created comfort acoustic environment in the observatory. Workers of Tokyo Tower have noticed importance of beauty of acoustic environment. And, they have become enthusiastic about conservation of comfortable acoustic environment. Actually, to keep comfortable environment, they stop announcements. They use message displays instead of using public announcements. Eventually, quieter acoustic environment have been created by introducing ambient music. 案内ディスプレー アナウンスに代えて情報提供

6 光の祭典 神戸ルミナリエ (電飾)1995~ 鎮魂と都市の再興、再生への夢と希望 光と音のコラボレーション(1996~) 前田耕造
光の祭典  神戸ルミナリエ (電飾)1995~ 鎮魂と都市の再興、再生への夢と希望 光と音のコラボレーション(1996~) 前田耕造  最後に、サウンドスケープ・デザインに行うにあたって、トータルに音環境をデザインする必要性があり、その際どのような点を考慮すべきかを述べさせていただきます。  まず、必要なの音、必要でない音の吟味が必要とされます。特に、日本では、必要のないアナウンスが多すぎます。  そういったものを整理してからこそ、音によるエンターメイントが生きてくるのです。  また、導入しようとする音とそこに存在している音との調和にも配慮する必要があります。ちょうど、音楽でハーモニーを考えるようなものです。  当然、音と景観の調和にも、配慮が必要です。  こういったサウンドスケープ・デザインを効果的に進めるためには、サウンド・デザイナーやいろんな専門家の意見や計画を調整するコーディネータの存在が欠かせません。

7 安全面から見た「音」の効果? 事故等があったとき,BGMはそのまま流し続けるように指示
客の心理を安定させる効果を期待(実証されているわけではないが)   (花火大会での事故をうけて)

8 環境音を活かす(音への配慮を忘れない)デザイン
新しい音を加えるだけが、サウンドスケープ・デザインではない 本来、音は風景の一部である そこにある音を活かすデザイン そこにある音を意識したデザイン 「きっかけ」「しかけ」のデザイン 思想としてのサウンドスケープ・デザイン   新しい音を加えるだけが、サウンドスケープ・デザインではありません。 本来、音は風景とともにあり、風景の一部であるとも言えます。景観のデザインのような、視覚デザインを行う場合に積極的に音を活かすといった姿勢が、サウンドスケープ・デザインの一つの形として成立しうるのです。

9 (故)木島安史:主人が作曲家なので音環境で趣向をこらしたい
瀧廉太郎が聞いた音を再現 来館者が通追体験 鳥越けい子 瀧廉太郎記念館(大分県竹田市) -造園に音のデザインを盛り込む- (故)木島安史:主人が作曲家なので音環境で趣向をこらしたい

10 暗渠となっていた溝川を復元しその水の流れる音を再現
竹の葉音を出すために孟宗竹を植林 暗渠となっていた溝川を復元しその水の流れる音を再現 雀の鳴き声を響かせるために水のみ場を作成 下駄の音を響かせるために下駄を置く They planted bamboo grove to make murmur of bamboo. They created a watering place to gather sparrows to make their chirpings. They also recreated a ditch to make murmur of stream. They placed Geta in the entrance of the garden for visitors to walk around and make footsteps. (Prof. Torigoe thought these sounds created Rentaro Taki’s sensitivity to sounds. So, he could create many excellent music.) 再生音などに頼らない ランドスケープ・デザイン の中で音を活かす

11 竹の響き 雀の鳴き声 溝川の響き 下駄の音    ↓ 廉太郎の感性を 育んだ 瀧廉太郎記念館(大分県竹田市) -造園に音のデザインを盛り込む-

12 Wave Wave Wave (小名浜,いわき市) 庄野泰子
波の音を聞く装置 海の上の大きな山形の網:そこに横たわると,波の音が聞こえてくる。 波の音はすでに存在している。 しかし,誰も気にとめようとはしない。 Wave Wave Wave  (小名浜,いわき市) 庄野泰子  I would like to show you another example of soundscape design to use environmental sounds. In this case, sounds already existed. Taiko Shono designed the equipment to hear sounds of waves. The name of this equipment is “Wave Wave Wave.” This facility is large mountain-shape net above the sea. According to Taiko Shono’ s aim, by lying on this net, people can listen to sounds of waves. Sounds of waves already exist, but people are not conscious of these sounds. People can become conscious of sounds of waves by this equipment. Furthermore, we can connect with environment via sounds. Sounds in environment are resource and property, and we can make use of benefit of sounds for landscape design.

13 Wave Wave Wave この装置のおかげで,人は波の音を意識するようになる。音を通して,我々は環境とつながることができる。
音は,財産であり,資源である。 それをデザイン に活かす。  People can become conscious of sounds of waves by this equipment. Furthermore, we can connect with environment via sounds. Sounds in environment are resource and property, and we can make use of benefit of sounds for landscape design. Wave Wave Wave

14 This is another type equipment to hear sounds of waves placed in the same area.
Umi-Tsukushi (小名浜)

15 This plate shows the structure of Umi-tsukushi
This plate shows the structure of Umi-tsukushi. The tube is connected to the sea. So, we can listen to sound of wave and sound of window.

16 振動エネルギーをキャッチして金属片が触れあう音を発音する装置
西鶴屋橋でのサウンド・インスタレーション

17 彩の国 音かおりの里(大宮:さいたま) 音と かおり 音と遊ぶ空間 田中直子 聞き耳の椅子 ささやきの壁 周囲の音が聞こえやすく
聞き耳の椅子  周囲の音が聞こえやすく ささやきの壁  曲面の壁づたいに、音が遠方まで反射しながら届く 彩の国 音かおりの里(大宮:さいたま)

18 回音壁(天壇)

19 いい音、心地よい音、住民に愛される音、 地域を象徴する音を募集する 地域の音文化を掘り起こす 「音への気づき」のデザイン
音名所・残したい音風景 いい音、心地よい音、住民に愛される音、  地域を象徴する音を募集する 地域の音文化を掘り起こす 「音への気づき」のデザイン

20 残したい福岡の音風景21選 博多祇園山笠、博多織の機織の音、博多どんたくのしゃもじ、海の中道の波音、キャナルシティの噴水・・・

21 音名所の募集,広報を通じて, 身近な音,音環境に興味を持つ  →各音の持つ意味が変容する 新たに音を導入したことと等価な効果  =「音をデザイン」  →気づきのデザイン 「音名所」「残したい音風景」事業は  デザイン活動と位置づけられる

22 様々なレベルにおける サウンドスケープ・デザイン
都市デザイン:音から都市イメージの掘り下げ、音名所、街の音さがし 都市計画:サウンドスケープの発想を生かした敷地計画、シンボル的な音 環境設計:ゾーン計画、ウォーター・フロント計画に水辺のサウンドスケープを生かす 装置設計レベル:サウンド・オブジェ、サウンド・インスタレーション(からくり時計など)


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