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スキャナーによる イオン源同位体ビームの監視
イオン源オンラインビームモニターの開発 スキャナーによる イオン源同位体ビームの監視 東大CNS 渡邊 大城 山家 久保野 下浦 畑中(RCNP)、密本(SHI) 理研 小高 加瀬、放医研 後藤、JAERI高崎 横田 2012年3月30日 AVF高度化打ち合わせ 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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What is scanner ? profile detector : movable rod with electron suppressor will be set along a focal plane as shown in a drawing figure. Called “scanner” 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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スペクトロメータ&スキャナー X’ x Probe 監視 入射 監視 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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スキャナー 機構概念図 左 右 30Si10+ 監視 28Si9+ 入射 29Si9+ 監視 Ohshiro
スキャナー 機構概念図 左 右 30Si10+ 監視 28Si9+ 入射 29Si9+ 監視 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ Ohshiro
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スキャナー機構概念図 パルスモーター、プローブ、LS
Probe Beam PM 左LS 右LS Br小 Br大 GB Timing Belt 右LS⇒DS2⇒CW stop 左LS⇒DS3⇒CCW stop パルスモーターの回転方向(CW,CCW)は、モーター正面から見て定義 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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N-DIM&リモートスイッチ N-DIM外観 リモートスイッチ外観(前面パネル) 加速器制御用計算機からスキャナーを制御
連続運転/位置決め運転 左(CW)LS 右(CCW)LS 電源 N-DIM外観 PLC T1 COM T2 電源 加速器制御用計算機からスキャナーを制御 リモートスイッチ外観(前面パネル) 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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リモートスイッチ 目的1 スキャナーの試験(バグ出し) 目的2 N-DIMの代替
目的1 スキャナーの試験(バグ出し) 目的2 N-DIMの代替 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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リモートスイッチ概要 1、外観: 卓上可搬型電子回路 2、制御装置:N-DIMの代替機能を持ったPLCを内蔵
1、外観: 卓上可搬型電子回路 2、制御装置:N-DIMの代替機能を持ったPLCを内蔵 3、駆動能力:ORIENTAL製パルスモーター(PM) 1台 4、運転モード:連続/位置決め運転が選択可能 5、CW、CCW制御:前面パネルの専用スイッチによる 6、プローブ電流測定:外部電流計による 7、サプレッサー電圧供給:外部DC電源による 8、PM駆動電源:PMドライバー・専用DC電源を内蔵 9、外部電源入力:AC100V 10、制御ケーブル:パルスモーター駆動用、リミット信号入力用各10mを装備 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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リモートスイッチ諸元 1、PM駆動パルス信号の周波数は100ヘルツ(最低) 2、PM駆動パルス信号は2位相出力
3、PM位相角度は1.8度/パルス 4、プローブの移動ステップは0.14mm/パルス 5、駆動モードは「直線」または「ジャーク」が選べる 6、高さ=115、幅=200、奥行き=330、重量= kg 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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リモートスイッチ概念図 スキャナー信号出力端子 PLC 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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スキャナー信号出力端子 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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スキャナー動力源 パルスモーター ステップ角度=1.8° PK256-02A VEXTA PM driver
2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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リモートスイッチ構成部品(1) プログラマブルコントローラー(PLC) モード表示 データ表示部 制御命令入力キー パネル写真
2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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リモートスイッチ構成部品(2) リレー 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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リモートスイッチによる スキャナーの試験 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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リモートスイッチの試験項目 大気中での試験 回路チェック パルスモーター回転状況チェック プローブ走行チェック
回路チェック パルスモーター回転状況チェック プローブ走行チェック 左右リミットスイッチ検出チェック プローブ信号線、絶縁抵抗、導通チェック サプレッサー信号線、絶縁抵抗、導通チェック 真空引きでのチェック パルスモーター駆動のチェック 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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準備作業1 リモートスイッチとスキャナーの接続
1、プローブ信号 端子記号 T1 をレコーダー入力のHへ 端子記号 COM をレコーダー入力のLへ 2、サプレッサー信号 端子記号 T2 と端子記号 COM を接続 3、グランド信号 端子記号 COM からの線を真空槽に接続 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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動作モードの他、パルス周波数、位置決め運転のパラメータなどをPLCに設定する。
準備作業2 PLCのプログラミング 動作モードの指定 動作モードの他、パルス周波数、位置決め運転のパラメータなどをPLCに設定する。 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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準備作業3 ビームプロファイルの測定準備 リモートスイッチ ペンレコーダー 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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18O6+イオンビーム生成 ◆2012年3月23日 MC1: 587(A) MC2: 460(A) RF : 133(W)
プランジャー:102(mm) 18O2 : 2.85(mm) He : 1.08(mm) Vac.:4.6×10-5(Pa) Vext: 7.42(kV) Iext: 2.83(mA) Vein: 0.3(kV) Q1: 0.98(A) ※写楽へビーム供給 ※ビームスキャナー試験 18O6+ (80) 18O5+ 18O4+ 16O5+ q/A=1/4 16O6+ q/A=1/2 14N5+ 100 emA f.s. ( ) emA 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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ペンレコーダーによる ビームプロファイル測定
目的:リモートスイッチによるビームプロファイルの確認 問題:スキャナーにプローブ位置を取り込む測定子が付いていない。 対策:ペンレコーダーの目盛情報とスキャン速度からプローブ位置を算出する。 測定器:卓上型ペンレコーダーを用いた 〇レコーダーの設定可能速度 最大600mm/分 〇レコーダーの感度は最大200V、最低10mV 〇プローブを左右の停止位置から一定速度でスキャンしプローブ信号を電圧測定 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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ビームプロファイル測定の結果 FWHM=4mm Wbfwhm= 8 mm Stop 120 mm/scan 18O6+
Recorder speed = 60cm/min Recorder V range = 200 V FWHM=4mm Wbfwhm= 8 mm 18O6+ Start Stop 120 mm/scan 6 sec/scan(注) Buffer 注:PLCのパルス周波数は200Hz 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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Bufferとは ★分析磁石のエッヂから880mm下流にBuffer Slit ★Buffer Slitから約200mm下流にImage点
★プローブの下流15mmにBeam Slit ★Bufferの役割は不要ビームの通過阻止 ★Bufferの幅は70mm ★プローブはBufferを通過したビームを観測する⇒プローブの可動範囲は120mm⇒左右25mmずつカット ★スキャナーの本来の目的=サテライトビーム測定のためには取り去る必要がある⇒設計変更に該当 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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Beam width at Scanner is estimated around
測定結果の検証 ビーム幅の計算 Beam width at Scanner is estimated around 12mm (90%). Scanner @#25と#26の中間 イオン源エミッタンス Ex=138.2 Ez=91.1 [p mm mrad] 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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サテライトビームの観測 ビームプロファイル測定 Stop スキャン Start 結果:サテライトビームは無い
2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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スキャナー ビームプロファイルの間隔 スキャナーで測定した2本のプロファイルは14N4+と18O5+ と判別した。18O6+を調整した時のビームスペクトル図を次ページに示す。 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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14N4+ 18O5+イオンビームスキャン ◆2012年4月20日 MC1: 560(A) MC2: 472(A) RF : 204(W)
プランジャー:102(mm) 18O2 : 2.63(mm) He : 1.5(mm) Vac.:5.4×10-5(Pa) Vext: 7.42(kV) Iext: 2.28(mA) Vein: 0.1(kV) Q1: 1.07(A) スリット:14mm×14mm ※写楽MT終了後 ※ビームスキャナー試験 18O6+ (48) をスキャンした 14N6+と16O7+も スキャナーで測れる 18O5+ 14N5+ 16O6+ q/A=1/4 16O5+ 14N4+ 18O4+ 14N3+ 18O7+ 14N6+ 16O7+ q/A=1/2 100 emA f.s. ( ) emA 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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分析磁石のビーム軌道 焦点面に45度でプローブがスキャンしているので、磁場の高いイオンビームをスリット(SL)に通せば低い磁場のビームはビームに乗って右側に出る(A)。右側ではプローブではフォーカス点より大分手前を切ることになる(A’)。逆に磁場の低いビームをスリットに通せば、高い磁場のビームはビームに乗って左側に出る(B)。左側でプローブはフォーカス点より遠くを測っている(B’)。 このためにプロファイル測定では、ビームA及びBそれぞれをSLに通した状態の磁場を測った。1回目と2回目は連続している。 作図と実際の違いを確認するには、たとえばGIOSによるシミュレージョンの方法がある。右図は概念図である。ビームリジディティが変わるとρが変わり磁場の出口での出射角度が変わる。 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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14N4+と18O5+ のビームプロファイル測定 スキャナー 1回目 2回目 左 A’ B’ 47.18 mT 46.47 mT
Br小 Br大 A’ B’ 18O5+ 左 14N4+ 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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同位体ビーム監視のテスト スキャナー Beam rock Ib=34mA Ib=0 時間
14N4+ CWモードでプローブを移動し14N4+にロック、そのままレコーダーを流した レコーダー感度 50V レコーダー速度 60cm/分 Br大 Br小 時間 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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スキャナー/まとめ オンラインビーム観測のため焦点面直近にスキャナーを取り付けた スキャナーの試験・調整のためリモートスイッチを製作した
リモートスイッチによるスキャナーの駆動、ビームプロファイル測定のテストを行った スキャナーのプローブをビームにロックして同位体ビーム監視を行うテストを行った 今後・・N-DIMへ組み込み実用化する 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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電気回路接続端子の変更 補足 スキャナー信号出力端子とリモートスイッチ(RS)側の入力端子の接続を以下のように変更した。
スキャナー信号出力端子3 ⇒ RS側端子7 に接続 スキャナー信号出力端子4 ⇒ RS側端子8 に接続 スキャナー信号出力端子7 ⇒ RS側端子3 に接続 スキャナー信号出力端子8 ⇒ RS側端子4 に接続 理由:実際の回路に合致させるため 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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サプレッサー電源 補足 サプレッサー電源をT2-COM間につなぐように設計したが、スキャナー試験の結果を踏まえてT2-COM間を直結した。
理由:サプレッサー電極からプローブ電極の間の絶縁抵抗を通じてリーク電流(サプレッサー電圧を起源とする)がプローブ入力回路に流れるため。 対策:サプレッサー電極とプローブ電極の間に保護リングを入れ、リーク電流がプローブ電極に流れないようにする。当面はサプレッサー電圧は印加せず、保護リングで対策が取られてから印加する。 2012/4/11 第6回AVF合同打ち合わせ @住友クラブ
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