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2016年11月 経済産業省 通商政策局 アジア太平洋地域協力推進室

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1 2016年11月 経済産業省 通商政策局 アジア太平洋地域協力推進室
2016年ペルーAPECの成果 2016年11月 経済産業省 通商政策局 アジア太平洋地域協力推進室

2 2016年ペルーAPECのテーマ及び優先事項・主要論点
  ■APEC2016のテーマ: 質の高い成長と人間開発   (Quality Growth and Human Development)  1.地域経済統合の推進と質の高い成長  (Advancing Regional Economic Integration and Quality Growth) FTAAP(アジア太平洋自由貿易圏) ボゴール目標 サービス貿易促進 連結性強化 等  2.地域的な食品市場の強化     (Enhancing the Regional Food Market) 気候変動と食品市場、食料安全保障、非関税障壁 等  3.アジア太平洋の零細・中小企業(MSMEs)の近代化に向けて    (Towards the Modernization of MSMEs in the Asia – Pacific) 零細・中小企業の国際化、GVCへの統合、電子商取引・デジタル貿易 等   4.人的資本開発   (Developing Human Capital) 教育、雇用訓練、起業・イノベーション 等

3 2016年ペルーAPEC主要会合 開催実績 9月26・27日 食料安全保障担当大臣会合
2016年ペルーAPEC主要会合 開催実績 9月26・27日 食料安全保障担当大臣会合  2月20日~3月4日 第1回高級実務者会合(SOM1)             及び関連会合  5月28・29日   観光大臣会合  6月27~30日   女性と経済フォーラム  8月15日~28日  第3回高級実務者会合(SOM3)  9月9日       中小企業大臣会合 10月5~6日     教育大臣会合 10月14・15日   財務大臣会合 11月15・16日   最終高級実務者会合(CSOM) 11月18・19日   閣僚会議(AMM) 11月17~19日   APEC・CEOサミット 11月20日      首脳と、ABACとの対話 11月21日      首脳会議(AELM) 5月5日~15日  第2回高級実務者会合(SOM2)及び関連会合 5月17・18日   貿易担当大臣(MRT)会合

4 2016年ペルーAPEC閣僚・首脳会議の成果 経済概況・APECの役割 地域経済統合の推進 サービス貿易の自由化 多角的貿易体制の支持
将来への不確実性の高まり、グローバリゼーションへの疑問が保護主義的傾向を助長 付加価値の源泉としてのサービスの重要性の増大。サービスの競争力向上の必要性。 ・APECがグローバルなリーダーシップを維持できるよう努力することを約束。 ○サービスの競争力ロードマップを採択    (首脳宣言 付属書B) アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)構築に向けた取組の推進 ・ボゴール目標の進捗評価を歓迎。ポストボゴールの検討を毎年行うことを指示。 ・サービス分野の競争力強化のため、2025年までに達成する3つの目標を設定。   ①開かれた、予見可能性のあるサービス     市場へのアクセス環境の確保。   ②世界全体のサービス輸出に占める     APECの割合を現在より拡大。   ③APEC域内のサービス貿易を、これまで     の平均伸び率を上回り拡大。 ・13の分野での今後の活動を承認   -製造業関連サービス及び環境サービス     に関する自由化・円滑化・協力の推進。   -ビジネス出張者の移動の円滑化   -サービス分野の統計の改善    等 多角的貿易体制の支持 ○リマ宣言(FTAAPについての提言)を   採択(首脳宣言 付属書A) ○保護主義の抑制 ・2020年末までの延長に合意をしたスタンドスティルと、保護主義・貿易歪曲措置のロールバックを通じ、あらゆる形態の保護主義に対抗するとのコミットメントを再確認。 ・FTAAPは、包括的で質が高く、次世代貿易投資課題を組み込み、対処すべきことを  再確認。 ・今後、次世代貿易投資課題について、FTAやWTO協定等での扱いについて分析を行う。 ・能力構築に関する作業計画策定に着手。 ・最終的なFTAAPの実現に向けた次のステップとしてAPECが取り得る行動について検討。 ○環境物品協定(EGA)交渉 ・環境物品交渉の2016年末までの妥結に向けて更に努力することを再確認。 質の高いインフラ デジタル貿易の推進 零細・中小企業(MSMEs)の近代化 域内の旺盛なインフラ需要に対処し、質の高い経済成長への寄与 新たなビジネス機会の創出と、情報の安全且つ自由な流通等、ルール形成の必要性 グローバル・バリュー・チェーンへのMSMEsの組み込みによる、自由化の恩恵の享受 ・インフラ開発・投資のピアレビュー及び能力構築」の推進を歓迎。(フィリピンと実施中) ・「質の高い電力インフラ・ガイドライン」の完成。 ・デジタル貿易に関する作業の次のステップの承認を歓迎。APEC越境プライバシールールシステム(CBPR)の実施の重要性を確認。 ・MSMEsが質の高い成長と繁栄の実現にとって不可欠な要素であることを認識。 ・裾野産業イニシアティブを歓迎し、2017年の実施を期待。

5 FTAAPの実現に向けたAPECにおける取組経緯(2004-2016年)
2004年 ABAC(APECビジネス諮問委員会)が、アジア太平洋地域をカバーするFTA構想を提言。 米国の提案に基づき、APEC首脳は、長期的展望としてのFTAAPを含め、地域経済統合を促進する 方法及び手段について研究を進めることを合意。 2006年 ◆2010年 APEC首脳は「FTAAPへの道筋」を承認。   「包括的な自由貿易協定」 を追求 APECは、FTAAPの 育ての親(インキュベーター) 2010年 ・FTAAPは、ASEAN+3、ASEAN+6、 TPP協定といった現在進行している地域的な 取組を基礎として更に発展させたものとして追求する。 ・APECは、FTAAPの発展のプロセスにおいて、「リーダーシップ」と「知的インプット」を提供。 ・ APECは、FTAAPに含まれるべき「次世代型」の貿易・投資の課題を整理し、対処することに重要な役割を果たす。 ◆2014年 APEC首脳は「FTAAP実現に向けたAPECの貢献のための北京ロードマップ」を承認。 2014年 ・既存の域内の取組を基礎として、可能な限り早期のFTAAPの実現へのコミットを確認。 ・FTAAP は,APEC のプロセスと並行して,APEC 枠外で実現される。 ・「FTAAP実現に関する共同の戦略的研究」を翌年から  開始し、2016年に研究結果及び、「勧告」を首脳に報告。 ・FTAs/RTAs情報共有メカニズムと能力構築ニーズ・イニシアティブを実施 ・貿易自由化・円滑化等への取組を加速。   2016年 ・「FTAAP実現に関する共同の戦略的研究」を2年間にわたり実施 ◆2016年、 APEC首脳は研究結果を承認するとともに、「FTAAPに関するリマ宣言」を採択

6 FTAAP実現に関する共同戦略研究(Collective Strategic Study)
Table of Contents Chapter 1: Overview   - FTAAPのこれまでの経緯、研究の目的 Chapter 2: Review of APEC Regional Economy  - FTAAPの短期・中期的な経済効果など Chapter 3: Next Generation Trade and Investment Issues  - FTAAPに含まれるべき次世代貿易投資課題の特定 Chapter 4: Measures Affecting Trade and Investment  - 貿易投資に影響する措置と課題に関する分析 Chapter 5: Stock ta0ke of existing RTAs/FTAs in the Asia-Pacific  - 既存のRTA/FTAの自由化レベルや範囲などに関するストックテイク Chapter 6: Taking Stock of Previous APEC Initiatives and Outcomes  - 過去のAPECイニシアティブの成果に関する分析 Chapter 7: Update of Other Analytical Work   - FTAAPに関する過去の分析のアップデート Chapter 8: Ongoing Regional Undertakings -TPP, RCEP等APEC地域での取り組み Chapter 9: Challenges and Opportunities Ahead  - 研究のまとめとFTAAP実現のための課題 7

7 FTAAPに関するリマ宣言の概要 機密性○ ○2016年APEC首脳会議において、FTAAPの実現に関する共同の戦略的研究の結果が報告されるとともに、これを踏まえた提言「FTAAPに関するリマ宣言」に合意。 ○「同宣言」は、将来のFTAAPの実現に向けた、能力構築の作業プログラムの策定や、次世代貿易投資課題の分析と共に、能力構築に関する作業計画、次のステップの検討を指示。 目標と原則 狭義の自由化の実現以上を成すべきもので、包括的で質が高く、次世代貿易投資課題を組み込み、対処。 FTAAPへのあり得べき道筋の完成と拡大 ・TPPやRCEP等の現在進行している地域的取組が基礎。 ・FTAAPの実現に向けたあり得べき道筋の進展に留意。 (TPPの国内手続完了に向けた努力、現代的で、包括的な、質の高い、互恵的なRCEP協定の妥結に向けた交渉加速化の努力等。) ・遅くとも2020年までに、FTAAPの実現に向けた「道筋」の貢献について検証を実施し、作業分野を特定。 ・最終的なFTAAPの実現に向けた次のステップとしてAPECがとり得る行動について検討。 インキュベーターとしてのAPECの役割継続、既存のAPECのイニシアティブの強化 ・FTAAPの実現に向けて、APECは知的貢献や能力構築を通じ、インキュベーターとして重要な役割を果たす。 地域経済統合を推進する新しいイニシアティブ ・次世代貿易投資課題について、FTAやWTO協定等での扱いについて分析を行い、イニシアティブを策定。 ・能力構築に関する作業計画策定に着手(関税、非関税障壁、サービス、投資、原産地規則等)。 8

8 APECサービス競争力ロードマップ 2016年 2020年 2021年 2025年
2016年APEC首脳会議において、サービス貿易・投資を促進し、サービス分野の競争力を強化する目標と具体的な行動を定めた、「APECサービス競争力ロードマップ」に合意。 2016年 APEC全体の行動(全13の行動) 各エコノミーの個別行動 零細・中小企業及び女性の参画促進を含めたGVCの強化 ビジネス出張者の移動の円滑化 「環境サービス行動計画」、「製造業関連サービス行動計画」に基づき、自由化・円滑化及び協力を促進 インターネット技術の急速な発展に関する協力  等         「構造改革のためのAPEC改定アジェンダ」の下で、各エコノミー自身の改革を慫慂。 APECは相互学習や能力構築を促進。         2020年 サービス関連統計を改善 (規制指標等) 2021年 中間評価   2025年の目標達成に必要な進捗状況を評価。 2025年 2025年の3つの目標 ●貿易・投資の規制を斬新的に縮小し、開かれた、予見可能性のあるサービス市場へのアクセス環境を確保。 ●世界全体のサービス輸出に占めるAPECの輸出割合を現在よりも拡大。 ●APEC域内のサービス貿易を拡大。 9

9 APECインフラ開発・投資関連制度ピアレビュー及び能力構築 APECにおける「質の高いインフラ」に係る取組
○昨年5月の総理イニシアティブ「質の高いインフラパートナーシップ」や、APECにおいて、これまで我が国が主導してきたインフラの質に係る取組をもとに、アジア太平洋地域の個別の国・地域(エコノミー)のインフラ開発投資制度を、「インフラの質」の観点から、ピアレビュー・能力構築する仕組みを、我が国から提案し、合意。 ○本年、この仕組みに基づき、フィリピンに対して、ピアレビューを開始。 質の高いインフラパートナーシップ ~アジアの未来への投資~ (2015年5月) APECにおける「質の高いインフラ」に係る取組 2013年 APEC首脳宣言において、アジア太平洋地域の連結性向上や更なる経済成長のためには、インフラの質が重要であることに合意。 「質の高いインフラパートナーシップ」を支える4本柱 第一の柱:日本の経済協力ツールを総動員した支援量の拡大・迅速化 第二の柱:日本とADBのコラボレーション 第三の柱:JBICの機能強化等によるリスク・マネーの供給倍増 第四の柱:「質の高いインフラ投資」の国際的スタンダードとしての定着 2014年 インフラの質において、「ライフサイクル・コスト」、「環境等への影響」、「安全性」といった要素が重要であることを説いた「ガイドブック」を作成。閣僚声明でこれを確認。 2015年 APECメンバーのインフラ開発投資制度について、「インフラの質」等の観点から、個別にピアレビューし、また能力構築を行う仕組みを、我が国から提案し、合意。 レビュー結果に基づく、能力構築支援 レビュー担当国・地域(日本) レビュー対象国・地域(フィリピン) レビュー結果及び 能力構築ニーズの報告 文献、インタビュー等を通じたレビューの実施 レビュー結果及び 能力構築ニーズの報告 レビューチーム レビューチーム を構成 レビューチーム を構成 <レビュー対象> インフラ開発・投資プロジェクトの計画、選定及び実施における、インフラ開発・投資関連法制度、規制及びガイドライン及び実務 10

10 APEC質の高い電力インフラガイドライン
機密性○ APEC質の高い電力インフラガイドライン ○2015年APECエネルギー大臣会合にて、我が国から提案。 ○セミナー開催等を通じ、本年10月の事務方会合(EWG)にて各エコノミーの合意の上、11月のAPEC閣僚会議に報告。 目  火力発電所のライフサイクルでの質向上を目指し、   ①発電所調達時の評価の視点を提示  ②O&Mの質向上のための視点を提示 我が国が有する質の高い電力インフラ+O&Mサービスの拡大にも貢献。 質の6つの構成要素 出力 稼働時間 災害等 ①初期性能 ②可用性 ③停止復旧能力 ・①発電所調達時、②O&M期間、に分けて、質担保のための要件と具体的な評価指標を提示。 ・P/Q審査基準、入札参加資格、のひな形も提示。 性能 ⑥ライフサイクル コスト 電力インフラ (火力発電所) 外部性 ④環境・社会への配慮 ⑤安全性 各国(特にASEAN)への普及を図るため、まずはマレーシア、ベトナム、ミャンマーの電力 公社に対する研修事業を計画中。 11


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