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DENSO INTERNATIONAL ASIA CO.,LTD Masao Suematsu, COO & EVP
Business Experiences and Tips for Success in doing Business in Thailand Page 1 / 7 1.デンソーの事業概要 P.2 2.タイ デンソーグループ 概要 P.3 3.デンソーの製品概要 P.4 4.デンソーのアジア事業の沿革 P.5 5.タイ進出の合理性 P.6 6.タイにおける人材マネジメント P.7 DENSO INTERNATIONAL ASIA CO.,LTD Masao Suematsu, COO & EVP 19 May, 2011 at BITEC
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1.デンソーの事業概要 <グローバル デンソーの概要> <デンソーのアジア事業概要> 32の国と地域で事業展開、従業員は連結で12万人
Page 1 / 6 <グローバル デンソーの概要> 32の国と地域で事業展開、従業員は連結で12万人 自動車技術・システム・製品を世界のカーメーカーに提供する自動車部品サプライヤー <デンソーのアジア事業概要> アセアン 18 ベトナム 1 DMVN インド 6 フィリピン 2 DNIN DIIN PAC DTPH DNKI DTPU DNHA DSEC タ イ 8 DNTH SKD DSTH SDM 地域本社 DTTH ADTH (タイ DIAT) DIAT TBFST 拠点数 従業員数 (シンガポール DIAS) マレーシア 2 (’11/3 時点) 従業員数 ASEAN 17,250名 内タイ 7,250名 インド 3,500名 オーストラリア 450名 計 21,200名 地域本社 3 DNMY NWBM シンガポール 1 生産拠点 20 DIAS 販売拠点 2 インドネシア 4 オーストラリア 1 25 DNIA DSIA 合 計 DNAU HDI AINE
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2.タイ デンソーグループ 概要 ☆ 売上規模 : 1,700億円 従業員数 : 7,228名 DSTH DIAT (125名)
Page 2 / 6 ドンムアン空港 DSTH (125名) DIAT (207名) バンボー [営業] 直納営業 市販営業 サービス 品質管理 [テクニカルセンター] [コーポレート] 経理,人事,法務,渉外 広報,生管・物流,システム DTAT (技能教育センター) バンコク スワンナプーム空港 サムロン ウエルグロー バンパコン工場内 ☆ アマタナコン SDM (2,484名) DNTH (2,852名) ADTH (191名) [パワトレ] コモンレールシステム ガソリン用インジェクタ サムロン工場 ウェルグロー工場 バンパコン工場 バンパコン工場内 【稼動;‘04/2】 [電 子] リレー フラッシャ [熱機器] エアコン ユニット エバポレータ [熱機器] コンデンサ ラジエータ 電動ファン オイルクーラ インタークーラ [電機] オルタ スタータ マグネト(ACG) 冷鍛部品 他 SKD (463名) SDM内 [パワトレ] Fポンプモジュール フューエルフィルタ イースタンシーボード 上記以外に、 STB(トヨタ紡織)へ エアクリーナを生産委託 DTTH(127名) DTTH 売上規模 : 1,700億円 従業員数 : 7,228名 TBFST (779名) サムロン工場内 金型・金型部品・ 治工具専用機部品製造 オイルフィルタ DNTH = DENSO (THAILAND) Co.,Ltd. SDM = Siam DENSO Manufacturing Co.,Ltd. DIAT = DENSO International Asia (Thailand) Co.,Ltd. SKD : Siam KYOSAN DENSO Co.,Ltd. TBFST : TOYODABO FILTRATION SYSTEM (THAILAND) Co.,Ltd. DSTH = DENSO SALES (THAILAND) Co.,Ltd. ADTH : Anden Thailand Co.,Ltd.
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3.デンソーの製品概要 Alternator Starter Wiper Motor Air Cleaner
Page 3 / 6 Alternator Starter Wiper Motor Air Cleaner Common Rail System < Motorcycle > Magneto UC Injector MS RS Evap. Radiator HVAC Oil Cooler Compressor (from OGC) Tube Hose Inter Cooler Reserve Tank Condenser
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ASEAN域内FTA(AFTA)開始 (’93-)
4.デンソーのアジア事業の沿革 Page 4 / 6 地域本社/機能会社 生産会社(複合) 生産会社(単独) 関係会社(生産) 70年 75 80 85 90 95 00 05 10 自動車政策 経済動向 アセアン タイ インドネシア マレーシア フィリピン ベトナム シンガポール 豪州・インド 車両国産化規制 完成車/部品輸入禁止 車両国産化率 引上げ 車両国産化規制緩和 関税率引下げ 車両国産化 規制撤廃 エコカー政策(恩典) (タイ・インドネシア) ASEAN域内FTA(AFTA)開始 (’93-) ASEAN域外FTA進展 アジア 経済危機 アセアン経済回復 →拡大 リーマン ショック 新興国市場急拡大 IMV (’04) 車両生産台数 20万台 42万台 33万台 84万台 135万台 119万台 224万台 292万台 第1期 第2期 第3期 DNの 取り組み 各国対応、多品目生産 ASEAN相互補完 開始 強化・拡充 更なる進化 (タイ:25製品、インドネシア:17製品) DNTH (’72) DTTH (’87) SDM (’02) DIAT (’07) 生産品目の集約と相互補完 (小型高機能:集中、バルキー:分散) 狙い : 数量をまとめることによるC/D、品質レベルの向上 TBFST (’02) DN主導 ADTH (’02) 8社 SKD (’03) DNIA (’75) AINE (’97) 4社 HDI (’97) 単独拠点 2社 DNMY(80) NWB (’95) 2社 PAC (’95) 複合拠点 1社 DMVN (’01) 1社 DIAS (’98) DNHA (’99) DTPU (’01) DNIN (’84) DSEC (’11) 7社 DNAU (’89) DNKI (’99) DIIN (’09) 計 25社
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多くの大企業が進出→中小企業の市場形成 (系列の崩壊?) インフラが整っている 仏教国/治安が良い/日本人が非常に多い
5.タイ進出の合理性 Page 5 / 6 <事業環境> アジア市場の高成長 円高の進行 FTAの進展 アジア ASEAN なぜ今、「タイ」に 進出するのか? 日系企業の多くが既に進出している 多くの大企業が進出→中小企業の市場形成 (系列の崩壊?) インフラが整っている 仏教国/治安が良い/日本人が非常に多い
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6.タイにおける人材マネジメント 職場での現象 タイ人気質 マネジメント(ハード&ソフト)
Page 6 / 6 職場での現象 タイ人気質 マネジメント(ハード&ソフト) 第一線で働く社員の声が 管理者に上がりにくい (突然のストライキ・残業拒否) グレンチャイ(遠慮・気遣い) ・タイ人の基本を形成する精神 ・人に迷惑を及ぼすような発言や 行動は絶対にすべきでない ・人を窮地に追い込む発言は 人として恥ずかしいこと ・「質問しない生徒が良い生徒」 ・社員との定期的な懇談会 (福利厚生委員会・組合との懇談会) ・管理者によるきめ細かな職場巡回 会議等の公の場で 自発的に発言することを嫌う ・オフサイトミーティングの実施 ・気軽に発言できる雰囲気づくり 目標設定及び達成に向けた 業務進捗管理が苦手 南の国&農業の国 (年中収穫) ・目標管理制度の導入 ・マネジメント会議での定期的なフォローアップ チームワーク及び部門間協力に対する姿勢が弱い 自分の領域を侵され、 他人の領域を侵すことを 極端に嫌がる ・小集団活動の実施(QCサークル等) ・マネジメント会議における各部活動の共有 ・部門間協力を促すプロジェクト活動の付与 部下を育成しようとしない 仕事を教えると、自分の仕事が奪われる ・明確な基準を持つ評価制度の導入 (管理者の評価項目に「部下育成」を織り込む) 部下を叱る上司に対しては 強い嫌悪感を抱く(職場全体) サムルアム(自己抑制) ・喜怒哀楽を大げさに人前で 表すのは良くないこと(マナー) ・部下に対する指導方法の徹底 (大声で叱らない、別室に呼び1対1でアプローチ) 仕事の裁量を与えられた 部下はやる気が向上 ハイ・キアット ・相手が光栄に感じることをする ・部下に対する指導方法の徹底 (トップダウンでなく、部下に裁量を与え上手く誘導する) 楽しいことの企画は 皆、率先して実施 サバイサバイ、サヌック ・楽しいことが大好き ・手作り会社イベントの開催 (職場旅行・忘年会等の企画・運営を丸ごと任せる) 社員を家族的な愛情で 処遇してほしいと願っている 経営者・上司を家長と みなす考え方 ・福利厚生制度の充実 (充実した医療費補償制度の導入)
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AFTA [ASEAN自由貿易地域] (2010 / 2015)
参考 1 2010年1月より、ASEAN域内、ASEAN-中国、ASEAN-韓国間の関税が、原則撤廃 ASEAN-インド・豪州・日本、および各国間でFTA発効、段階的に関税の低減・撤廃開始 → FTAが各国・各地域で数多く形成(複雑化) 中国 ASEAN・韓国 (2010/2018*) *ベトナムは2016年 ASEAN・中国 (2010/2015) 日本 (05/7月開始) 韓国 (07/6月開始) インド・韓国 (2018) 各国単位でもFTAが発効 ASEAN・日本 (2018) (10/1月開始) 国 インド (08/12月開始) 日本 マレーシア タイ AFTA [ASEAN自由貿易地域] (2010 / 2015) インドネシア ASEAN・インド (2016*/2018) *フィリピンは2018年 フィリピン 【未発効】 タイ インドネシア フィリピン ベトナム ミャンマー ベトナム タイ インド (10/1月開始) シンガポール マレーシア ブルネイ ラオス カンボジア オーストラリア ASEAN 6 CLMV ASEAN・豪州/NZ (多くは2010) ( / ) : 関税撤廃年 (ASEAN 6 / CLMV) 豪州・NZ (10/1月開始) <今後の課題> 各FTAの動向および最新の適用条件を確実に抑え、漏れなく関税低減メリットを享受 ASEAN・インド・中国を一つの地域として捉え、競争力ある生産・供給体制を再構築
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参考2.有望事業展開先国 (国際協力銀行アンケート結果より)
参考2.有望事業展開先国 (国際協力銀行アンケート結果より) 参考 2
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