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当院マンモグラフィー健診の推移 医療法人社団新虎の門会 新浦安虎の門クリニック ○堀内 純 大前 利道 大前 由美
よろしくお願いします。 医療法人社団新虎の門会 新浦安虎の門クリニック ○堀内 純 大前 利道 大前 由美 沼本美由紀 南 佳織 永山 健二 2018/9/18
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はじめに 当院は人間ドック、企業成人病健診・定期健診、政府管掌健診等を行う人間ドック施設である。健診のオプション検査の一つとして2000年にマンモグラフィーを導入し、乳癌の早期発見、早期治療を目標として検査を行ってきた。導入当初は健診マンモグラフィーの受検率は低く、検査のほとんどは視触診からの二次検査、あるいは自覚症状からの精査として行われていたが、2006年度のデータでは健診マンモグラフィー受診率18.7%、検査成績は精検率5.7%、乳がん発見率0.24パーセントとなっており、今年度の受診者数はさらに上昇の傾向にある。 当院は人間ドック、企業成人病健診・定期健診、政府管掌健診等を行う年間約1万人の受検者を抱える人間ドック施設である。健診オプション検査の一つとして2000年にマンモグラフィーを導入し、乳癌の早期発見、早期治療を目標として検査を行ってきた。導入当初は健診マンモグラフィーの受検率は低く、検査のほとんどは視触診からの二次検査、あるいは自覚症状からの精査として行われていたが、2006年度のデータでは健診マンモグラフィー受診率18.7%、検査成績は精検率5.7%、乳がん発見率0.24パーセントとなっており、今年度の受診者数はさらに上昇の傾向にある。 2018/9/18
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【目的】 当院マンモグラフィー受診者数の推移より乳がん健診のニーズを探り、また乳がん健診の方法について考察する。 【対象】 2002年度から2006年度に健診マンモグラフィーを受けられた方1504名。 (26歳~78歳、平均年齢44.9歳) そこで目的です。 当院マンモグラフィー受診者数の推移よりの乳がん健診のニーズをさぐり、 また受診者における年齢構成、乳腺密度の分布より乳がん健診の今後の方向性について検討してみました。 対象は2002年度から2006年度に健診マンモグラフィーを受けられた方 1504名(26歳~78歳、平均年齢44.9歳) 撮影はCC,MLOの2方向撮影を基本としております。 2018/9/18
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成績1:健診MMG受検率 成績1です.まずは受診率の推移を見てみますと、スライドの通りとなりました。導入当初は健診マンモグラフィーの受診者が少なく、全女性受診者の1パーセントにも満たない状況で検査のほとんどは視触診からの2次検査や自覚症状からの精査を目的としておこなわれていました。 2004年度から上昇に転じ始め、その年の受診率は3.2%、2005年度は11.7%、そして2006年度には18.7%にまで上昇しています。 2004年度からの上昇は、各マスメディアへのマンモグラフィーの露出による自然増とおもわれますが、当院でも受診率上昇のために健保組合へ乳がんの現状、マンモグラフィーの説明する文書を送付し、積極的に働きかけてきたことが奏功したものしたものとおもわれます。 2018/9/18
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成績2:年齢階級別MMG受検者数 次に年齢階級別に受診者数の推移をみてみます。 受診者増加の大きかった
2005年度と2006年度のデータを比較してみますと、30代~40代の受診者数の増加が大きく、この年代の関心の高さがうかがえます。ちょうどこの年代は日本人女性の乳癌罹患の上昇するところと一致し、受診者数の上昇は乳がんの早期発見に寄与することができるのではないかと思われます。しかし、この年代の乳腺濃度は不均一高濃度から高濃度が多く、乳腺に重なる疾患を見逃してしまう可能性も否定できません。 2018/9/18
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成績3:年齢階級別乳腺濃度 実際、2006年度受診者の乳腺濃度を年齢階級別にみてみますとスライドの通りとなり、40代の受診者では6割、さらに30代の乳腺においては、8割以上が不均一高濃度および高濃度の乳腺であることがわかりました。 以上の結果を踏まえて考察です。 2018/9/18
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課題・考察 1.受検者増に対応できる体制の整備 2.更なる受検率上昇への努力 3.乳腺超音波検査による乳がん健診の提供
以下の3つについての課題が挙がり、それづれについて考察しました。 2018/9/18
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受診者の増加 1.受検者増に対応できる体制の整備 待ち時間が長くなる。 検査が午後になってしまう。
まず一つ目ですが 成績1で提示したグラフから今後も受検者数は増加すると予想されます。 今年度の7月末日までの時点で前年度受診者数の7割を超えていました。 検査枠や対応するスタッフの問題、待ち時間などの問題が生じ始め、 当院環境(検査枠、対応スタッフ数など)の制限等により、検査が午後からになってしまう 場合もあります。受診意欲低下の原因となってしまう可能性がありますので 対策として、撮影スタッフの補充やそれに伴う検査予約の集約、検査時間枠の見直しなどを 行い改善を行いました。 対策:スタッフの補充、時間枠の見直し・・・・・etc 2018/9/18
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2.更なる受検率上昇への努力 受診率 全国 17.6% 千葉県 22.8% 地元自治体 18.9% 当院 11.7% 当院(18年度)
受診率の比較(平成17年度) 受診率 全国 17.6% 千葉県 22.8% 地元自治体 18.9% 当院 11.7% 当院(18年度) 18.7% 健保組合、企業等への働きかけ 地域保健に貢献すべく自治体との協力 また、さらなる受診率向上に向けての努力が必要と思われます。 スライドの票は、全国、当院の所在する千葉県及び浦安市の 平成17年度のマンモグラフィー検診受診率との比較ですが 当院はまだ低い状態にあります。 これまで契約健保組合や企業等へ、文書等での受診勧奨をおこなってきました。 被保険者にはMMGが導入されている企業は多いものの、配偶者には導入されてい ないケースもあるため、引き続き働きかけ、受診率の向上に努めたいと思います。 また地域医療に貢献するために、自治体との協力も図っていきたいと思います。 現在、所在する自治体ではMMG健診を市の健診センターのみで担っていますので、 受診人数、時間などの制限があり、受ける意思があっても乳がん検診がうけることが できていない方がいるかもしれません。当院がその一部を担うべく、今後訴えていきたいと思います。 (厚生労働省統計表データベースより) 2018/9/18
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3.乳腺超音波検査による乳がん健診の提供 30代、40代の受検者の増加 (高濃度乳腺の増加) 妊娠中の受診者
(高濃度乳腺の増加) 妊娠中の受診者 マンモグラフィーのみのでは乳腺に重なる腫瘤を見逃してしまう可能性も考慮し、乳腺超音波検査による乳がん健診の導入も必要。 3つ目です。 成績2、3より壮年期の受診者数増加が顕著である。30代、40代の乳腺濃度は不均一高濃度、高濃度でそれぞれ受診者の6割、8割を占めるため、マンモグラフィーのみでは乳腺に重なる腫瘤を見逃してしまう可能性も考慮し、乳腺超音波検査による乳がん健診の導入も必要と考えました。 また、健診受診時に妊娠されていてMMGをキャンセルされる方もいました。この時点から、出産、授乳期を含めると結構な期間乳腺の検査を受ける機会を逃しますので、健診時に超音波検査による乳がん健診を提供し疾患の存在を否定して上げる必要もあるのではないかと考えています。 放射線の影響を考慮しなくてもいい 超音波検査の提供 2018/9/18
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まとめ 当院での乳がん健診は、従来の視触診にマンモグラフィー加えておこなわれてきた。受診率、受診者数も順調に伸びてきたが、総受診者数における~40歳代の占める割合が7割以上であることから、乳腺超音波検査も含めた総合的な乳がん健診の提供が必要と思われる。 当院での乳がん検診は、従来の視触診にマンモグラフィー加えておこなわれてきた。受診率、受診者数も順調に伸びてきたが、総受診者数における~40歳代の占める割合が7割以上であることから、乳腺超音波検査も含めた総合的な乳がん健診の提供が必要と思われた。 当院では本年度の4月より、視触診、MMG、超音波を組み合わせた乳がん健診を開始した。 マンモグラフィーにかかわるすべてのスタッフは、精度管理中央委員会のどくえい、技術講習に参加しライセンスを 取得し、また超音波検査ではジャッツ主催の乳房超音波講習会に参加し、質の向上に努めている。 地域保健の向上のため、また乳がんで悲しむ人が少しでも減るように今後も努力していきたいと思います。 ご清聴ありがとうございました。 2018/9/18
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