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4.イオン結合と共有結合 セラミックスの結合様式 [定義] (1)イオン結合・・・
(2)共有結合 ・・・ 陰イオンと陽イオン間での静電気力(ク-ロン力),すなわち正と負の電荷が電気的引力によって生じる結合様式 隣接原子が互いに電子を出し合って安定スピン結合状態を形成し、それを共有することによって生じる結合様式[:配位結合(隣接原子間での最外核電子の交換結合・・・半導体Siの結合様式] イオン結合性結晶・・・酸化物系セラミックス 共有結合性結晶 ・・・非酸化物系セラミックス (半金属-非金属:Si3N4、SiC、BN 金属-非金属:AlN、TiC、TiB2など) 共有結合力>イオン結合力 ∴共有結合性結晶は焼結性が困難(粒同士の反応性に欠ける)で、通焼結性向上を 目的として焼結助剤を添加したり、あるいは高圧力下での焼結法(ホットプレス法など) が行われている
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『ニューセラミックスの概要』 ニュ-セラミックス・・・金属,プラスチックスに次ぐ第3の工業素材
歴史的背景:伝統的セラミックスからニュ-セラミックスへの変革[:図1.1参照] ①伝統的セラミックス・・・『セラミックスの石器時代』 :石器(地球が作った天然セラミックス)→土器(火の発見(~800万年前)に起因 して人間が人工的に作った最初のセラミックス) →陶磁器(窯業製品、珪酸塩工業製品) ②ニュ-セラミックス(ファインセラミックス)・・・『ニュ-石器時代』 ①と②の決定的相異点[:表1.1参照] 伝統的セラミックス・・・天然原料,ニュ-セラミックス・・・人工原料 ↓ ニュ-セラミックスの概念的定義 :精製,精密に調整された化学組成かつ微細均一粒子からなる人工原料を 使って、高度に制御された成形法及び焼結法による焼成品 ∥ 新しい機能を有する材料(構造的特性,機能的特性)に発展
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表1.1 ニュ-セラミックスとオールドセラミックスの比較
図1.1 伝統的セラミックスからニュ-セラミックスへの変革
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『セラミックス』の学術的定義・・・『非金属無機固体材料』[:表1.2参照]
元素の分類:(1)金属性元素 (ex.Al,Zr,Ti,Pbなど) (2)半金属性元素(ex.B,C,Siなど) (3)非金属性元素(ex.O,N,F,S,Clなど) 非金属無機固体材料の定義(分類) :①半金属製元素により構成される物質 (ex.ダイヤモンド,カ-ボン繊維,半導体Si,C60,ナノチューブなど) ②半金属性元素と金属元素及び 半金属元素と非金属性元素間の化合物 (ex.炭化ケイ素SiC,窒化ケイ素Si3N4, 窒化アルミAlN,炭化チタンTiCなど) ③金属性元素と非金属性元素間の化合物[:表1.3参照] (ex.アルミナAl2O3,ジルコニアZrO2, シリカSiO2,チタニアTiO2など)
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表1.2 金属,プラスチックス,セラミックスの比較
表1.3 金属とセラミックスの物性比較例
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ニュ-セラミックス High Technology Ceramics (新しいセラミックス) (高い技術を有するセラミックス)
日本 アメリカ ニュ-セラミックス High Technology Ceramics (新しいセラミックス) (高い技術を有するセラミックス) ファインセラミックス Advanced Ceramics (微細緻密・精密なセラミックス) (先端技術のセラミックス) ↓ 高度な技術を取入れた先端素材・応用産業 [:図1.2,表1.4参照] ∴ニュ-セラミックス製品 ・・・知識集約的製品(高付加価値,省エネルギ-的製品) [:図1.3参照] 図1.2 我が国のニュ-セラミックス の用途別市場規模
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図1.3 ニュ-セラミックスの応用製品例
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表1.4 ニュ-セラミックスの機能・材料・応用製品
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