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Stress 1 [5min] Rest 1 Stress 2 [1imn] Rest 3 [3min] Rest 2
2) エンコーダー 3) 記録・表示 1) センサー Stress 1 [5min] Rest 1 暗算 計19分 Stress 2 [1imn] Rest 3 [3min] 過呼吸 Rest 2 精神生理学的ストレスプロファイル (Psychophysiological Stress Profile: PSP)(14) ストレス負荷に対する自律神経系を中心とした生体機能の反応には、ある程度安定したプロファイルが存在するとされる。PSPはこの概念を元に、バイオフィードバックなどで用いられる複数の精神生理学的指標を同時に測定し、主に自律神経系を中心とした心身の機能評価を、ストレスに対する反応という観点から精神生理学的に行う方法である。測定や表示が分かりやすく、日常臨床における精神的ストレス評価に適している。
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ストレス・プロファイル (Psychophysiological Stress Profile: PSP) の健常人の例
EMG 1 SCL MA HV MA HV EMG 2 TEMP MA HV MA HV HR BVP MA HV MA HV BVP-Amp RR MA HV MA HV RESP ストレス・プロファイル (Psychophysiological Stress Profile: PSP) の健常人の例 (マルチチャンネル・バイオフィードバックシステム、ProComp Infinity™/ BioGraph Infinity (Thought Technology Ltd., Montreal) による) 測定指標 EMG1: 前額筋電位, EMG2 右肩僧帽筋筋電位, SCL: スキンコンダクタンス, TEMP: 皮膚温, HR: 心拍数, BVP: 指尖容積脈波, RR: 呼吸回数, BVP-Amp: 容積脈波振幅, RESP: 呼吸波 MA: 暗算ストレス, HV: 過呼吸負荷
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図 3(a) 図 3(b) 図 3(c) EMG 1 SCL 自覚的スコア EMG 2 TEMP POMS EMG 1 SCL 自覚的スコア
MA MA EMG 2 TEMP POMS MA MA 図 3(a) EMG 1 SCL 自覚的スコア MA MA EMG 2 TEMP POMS MA MA 図 3(b) EMG 1 SCL 自覚的スコア MA MA EMG 2 TEMP POMS MA MA 図 3(c)
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図 3. ストレス・プロファイル(Psychophysiological Stress Profile: PSP)の心身症患者の例
プロトコールは図1に準ずる(暗算ストレスのみ)。使用機器は図2と同じ。各指標も図2, 表 1に準ずる。 自覚的スコア: PSP自覚的スコア(表 2)のうち、精神的緊張感のスコア、POMS: 気分調査票(表 2) a) 書痙のケース。図2の健常例に比べて暗算ストレスに対する筋電位の反応が高く、過度の筋緊張がみられる。また、スキンコンダクタンス、皮膚温も変動が大きく、ストレスに対する過剰な反応がみられる。自覚的スコアではストレス負荷前に高い緊張感があってストレス中~後は低下しており、生理指標の変化と対照的である。 b) 緊張型頭痛のケース。前額、僧帽筋とも筋電位のベースラインが高く、前額は暗算ストレスで逆に低下している。通常時の筋緊張が強いために、暗算という作業ストレスが緊張の低下を導いたと思われる。スキンコンダクタンスは高い反応でストレス後に緊張が持続する、回復遅延のパターンを呈している。自覚的スコアでは平均値に比べてストレスに対する高い反応がみられ、図3(a)と逆のパターンを示している。 c) 熱中症後の自律神経機能異常のケース。全体にストレスに対する反応がほとんどみられず、合目的的な反応ができない状態が捉えられている。自覚的スコアでは、緊張感は比較的小さいが変化はあり、生理指標と乖離している。POMSでは気分の異常が大きく、状況に適応できない生理機能の代わりに、気分の異常が高くなっている様子が伺える。
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