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防災工 学地震の概要と建物を中心にした被害
十勝沖地震 -1986- 防災工 学地震の概要と建物を中心にした被害
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目次 ・十勝沖地震の概要 ・十勝沖地震 -主な被害- ・津波による被害 ・地震被害写真 ・地震による建物被害 ・十勝沖地震のその後
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十勝沖地震 1986年 5月16日 青森県東方沖で発生 マグニチュード 死者 負傷者 建物全壊 建物半壊 7.9(深さ0km) 52人
1986年 5月16日 青森県東方沖で発生 マグニチュード 死者 負傷者 建物全壊 建物半壊 7.9(深さ0km) 52人 330人 673 3004 青森県かで道路損壊多数。津波による浸水529、船舶の流失沈没127。
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十勝沖地震 -主な被害- この地震による被害は、山・崖崩れによるもので、青森県で23ヶ所、岩手県で9ヶ所で発生し、解くに青森県の死者・行方不明者45人の大部分が生き埋めになった犠牲者だった。前3日の降雨が、地盤を緩めたことが原因だった。さらにこの地方の地質は洪積層の火山灰でそのうえに軽鬆土「黒ボク」と呼ばれる軽石を含んだ黒土があり、この土に雨水がしみこんで飽和状態になった時点に地震がきて一段と振動がはげしいものとなったとおもわれる。
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津波による被害 この地震により、北海道から九州にかけての太平洋沿岸で津波が観測された。津波の最も大きかった八戸(青森県)の北岸部および岩手県沿岸の野田港・大槌(おおつち)湾【室浜(むろはま)5.7m-最高値観測点】・船越湾・宮古湾などでは、推算潮位上(すいさんちょうい:計算上の潮位)5m以上に達した。津波の高さの最大(cm)は、北海道で花咲70・釧路130・函館120、東北地方で八戸(湊)238・宮古206・大船渡(赤崎)115・大船渡(湾奥)125・鮎川120・小名浜57・布良24、第1波到達時刻は八戸(湊)が最も早く10時19分であった。 この津波により、北海道や青森・岩手両県の一部海岸では、浅海漁業施設破壊・家屋浸水等の被害が発生した。
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つぶれた家の前で、余震におののきながら、 不安の一夜を過ごした五戸町志戸岸の住民
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惨たんたる東北本線
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地震による建物被害 1968年の十勝沖地震では、鉄筋コンクリート造建物において柱が極めてもろく破壊する、短柱のせん断破壊が数多く発生しました。
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函館大学の鉄筋コンクリート造4階建ての校舎(左上写真)の1階が完全に潰れてました。その他にむつ市庁舎(右上写真)、八戸市庁舎、三沢商業校舎などの耐震性が大きいと考えられていた鉄筋コンクリート造の建物が被害を受けました。鉄筋コンクリート造の建物の被害は注目とともに大きな衝撃を与えました。
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県立三沢商業高校は昭和42年12月増築完成したばかりの鉄筋コンクリート3階建ても支柱が折れて1階がつぶれ校舎は二つに折れたかたちとなった。
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十勝沖地震のその後 柱にせん断破壊が生じると,ある階全体が瞬時につぶれる恐れがあるので、人命確保の観点からも必ず避けなければなりません。1968年の十勝沖地震をうけた1971年の建築基準法の改訂では、それまで30センチメートル程度の間隔で巻いていたせん断補強筋をその2~3倍の密度にするように変更されました。
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