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Excelによる実験計画法演習 小木哲朗
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統計量
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Excel による統計量の計算 - データから平均、メジアン、平方和、分散、標準偏差の各統計量を求める
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t 検定
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Studentのt検定 (問題) 2台の機械A、Bで製造される部材の大きさを比べるため、Aからn=10個、Bからm=9個をサンプリングし、以下のデータを得た。 A: (mm) B: (mm) 機械Aの部材の母集団分布が N(μ1,σ12)、機械Bの部材の母集団分布が N(μ2,σ22) に従うとき、μ1とμ2の値は等しいか。σ12, σ22は未知とする。
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Student の t 検定手順 等分散を仮定した場合の母平均の差の検定手順 1) 帰無仮説 H0:μ1=μ2 対立仮説H1:μ1≠μ2
2) 有意水準αを定める α=0.05 3) 棄却域Rを求める |t0| ≧ t (n+m-2, 0.05) = t (17, 0.05) = 2.110 4) データ x11, x12, …, x1n、x21, x22, …, x2n から検定統計量 t0 の値を計算する 5) t0 が棄却域にあれば有意と判定 |t0|=2.47 ≧ t (17,0.05)=2.110 となり有意、H0は棄却
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Excel によるStudentの t 検定 - TINV(確率,自由度) t分布の%点の算出(両側確率)
- TDIST(値, 自由度, 尾部) t分布の確率の算出(値以上の確率) (尾部=1:片側検定、尾部=2:両側検定) - TTEST(配列1,配列2,尾部,種類) 尾部2:両側P値、種類2:等分散
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分析ツールによるStudentの t検定 「データ」→「データ分析」→「t検定:等分散を仮定した2標本による検定」 - データ - 選択画面
- 分析結果
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Welch の t 検定手順 等分散を仮定しない場合の母平均の差の検定手順 1) 帰無仮説 H0:μ1=μ2 対立仮説H1:μ1≠μ2
2) 有意水準αを定める α=0.05 3) 棄却域Rを求める S1=114.9、 S2=94.89 V1=S1/(n-1)=114.90/9=12.77、 V2=S2/(m-1)=94.89/8=11.86 φ*=(V1/n+V2/m)2/((V1/n)2/φ1+(V2/m)2/φ2) =(12.77/ /9)2/((12.77/10)2/9+(11.86/9)2/8)=16.9 |t0|≧t(16.9,0.05)=0.1*t(16,0.05)+0.9*t(17,0.05) =0.1* *2.110=2.111 4) データx11,x12,…,x1n、x21,x22,…,x2nから検定統計量t0の値を計算する 5) t0が棄却域にあれば有意と判定 |t0|=2.48≧t(16.9,0.05)=2.111 となり有意、H0は棄却
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Excel によるWelchの t 検定 - TINV(確率,自由度) t分布の%点の算出(両側確率)
- TDIST(値, 自由度, 尾部) t分布の確率の算出(値以上の確率) (尾部=1:片側検定、尾部=2:両側検定) - TTEST(配列1,配列2,尾部,種類) 尾部2:両側P値、種類3:等分散でない
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分析ツールによるWelchの t検定 「データ」→「データ分析」→「t検定:分散が等しくないと仮定した2標本による検定」 - データ
- 選択画面 - 分析結果
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1元配置分散分析
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1元配置分散分析 (問題) ある化学製品の製造において、4種類の反応温度で製造を行い、反応温度と強度に関する次のデータを得た。これより反応温度によって強度に差があると言えるか。またどの反応温度が最適か。
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1元配置法の手順 1)偏差平方和を求める 総平方和 ST、 A間平方和 SA、 誤差平方和 Se ST = SA+ Se 2)自由度を求める
STの自由度 φT= n-1 、SAの自由度 φA=a-1 、 Seの自由度 φe=a(r-1) φT =φA+φE 3)分散分析表をまとめる 4)F0 を自由度(ΦA,Φe)の F分布に従って検定 F0≧F(φA,φe;α) なら有意水準αで有意
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平方和の計算方法 ・修正項 CT=(全データの和)2/全データの個数 ・総平方和 ST=(個々のデータ)2の和 – CT
・A間平方和 SA= (A1のデータの和)2/A1のデータ個数 +(A2のデータの和)2/A2のデータ個数 +… +(Aaのデータの和)2/Aaのデータ個数 - CT
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Excel による1元配置法 分散分析表の作成
F0= 9.67 ≧ F(3,8; 0.05) = 4.07、 F0= 9.67 ≧ F(3,8, 0.01) = 7.59 → 有意水準 1% で有意(**)
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分析ツールによる1元配置法 「データ」→「データ分析」→「分散分析:一元配置」 - データ - 選択画面 - 分析結果
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2元配置分散分析
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2元配置分散分析 (問題) 次のデータから、因子A、Bが特性値に影響していると言えるか。また、どの条件が最適か。
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2元配置法の手順 1) 偏差平方和を求める 総平方和 ST A間平方和 SA B間平方和 SB、 A×B間平方和 SAXB 誤差平方和 SE
2) 自由度を求める STの自由度 φT=n-1 SAの自由度 φA=a-1 SBの自由度 φB=b-1 SAXBの自由度 φAXB=(a-1)(b-1) Seの自由度 φe=ab(r-1) 3) 分散分析表をまとめる 4) F0をそれぞれの自由度のF分布に従って検定
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平方和の計算方法 ・修正項 CT=(全データの和)2/全データの個数 ・総平方和 ST=(個々のデータ)2の和 - CT ・A間平方和
SA=(A1のデータの和)2/A1のデータ個数+(A2のデータの和)2 /A2のデータ個数+…+(Aaのデータの和)2/Aaのデータ個数 - CT ・AB間平方和 SAB=(A1B1のデータの和)2/A1B1のデータ個数+(A1B2のデータの和)2 /A1B2のデータ個数+…+(AaBbのデータの和)2/AaBbのデータ個数 - CT ・A×B平方和 SA×B=SAB-SA-SB ・誤差平方和 Se=ST-SA-SB-SA×B
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Excel による2元配置法 分散分析表の作成
主効果A:F0=32.89≧F(1,8;0.05)=5.32 F0=32.89≧F(1,8;0.01)= %有意 主効果B:F0=4.82≧F(3,8;0.05)=4.07 F0=4.82<F(3,8;0.01)=7.59 5%有意 A×B効果: F0=1.32<F(3,8;0.05)=4.07
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分析ツールによる2元配置法 「データ」→「データ分析」→「分散分析:繰り返しのある二元配置」 - データ - 選択画面 - 分析結果
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