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Common Sense No.3 2010.10.1 佐藤陵一 予定価格 希望社 制限価格 希望社本来の見積額
「朝日」 Common Sense No.3 佐藤陵一 〔公共事業〕 企業-「多すぎる利益」が出たからと返還を申し出る 「ありあえない話」-発注の岐阜県 “おゃッ”と思う記事が朝日新聞に報道された。入札のそもそもと下請けや労働者にどう影響するのか、論点がありそうである。 予定価格 59,315,000 入札会社 入札金額 入札金額/予定価格 H建設 55,000,000 92.73% O建設 52,900,000 89.18% M建設 51,620,000 87.01% T建設 51,300,000 86.49% 希望社 51,000,000 85.98% 落札 制限価格 50,964,858 (下回る と失格) U建設 5,092,2000 85.85% 失格 I建設 50,896,000 85.81% G建設 50,888,000 85.79% Y建設 50,500,000 85.14% Y社 50,436,000 85.03% i建設 50,417,775 85.00% A工業 46,200,000 77.99% 希望社本来の見積額 42,000,000 71.15% (失格) 指名20社中、入札は12社。7社が85%台で入札。6社は制限価格を下回り失格。 最低制限価格は事後公表だが「パターンでだいたいわかる」(建設業関係者)という声にある通り、この工事でも、最低制限価格付近への入札が集中した。桑原代表は、「役人が決める価格は、民間の相場より高い。そんな中、業者は、自ら積算せずに、最低制限価格をめがけて入札するだけ。この官僚主導のしくみに一石を投じ、競争を促すために差益返還を申し出た。 最低制限価格をめぐる全国的な流れは、建設業界保護を目的として「引き上げ」の傾向にある。しかし、桑原は、納税者の視点を持つべきとし、「廃止・引き下げ」を訴える。(東京新聞、2010.3.29) 〔「希望社」の入札改革の提言〕 原則一般競争入札。(1000万円以上)落札者決定はすべて総合評価方式で行う。 一般競争入札において以下を廃止する。 1.最低制限価格(落札額の下限を拘束)←より安い発 注の可能性を疎外する。 2.低入札調査基準価格←同上。 3.予定価格(落札額の上限を拘束)←談合誘発の原 因である。 ●”安い”金額での発注は、「品質確保の支障」 「下請けへのしわ寄せ」の問題が指摘される。(s)
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