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~認知症患者の透析拒否への関わりを通して~

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1 ~認知症患者の透析拒否への関わりを通して~
もう透析にはいきません!  ~認知症患者の透析拒否への関わりを通して~ 医療法人社団スマイル クレア焼山クリニック1) 医療法人社団スマイル 博愛クリニック2) ○木曾早苗1)、永谷美子1)、河野純子1)、吉田純子1)、原田美香1) 好川明美1)、藤井恵子1)、2)、宮園和也1)、鎌田正彦1)、桐林慶1)

2 【はじめに】 超高齢社会を迎え、透析医療においても 認知症患者への対応は避けては通れない 課題である。今回、当院外来透析中の認知症
  超高齢社会を迎え、透析医療においても 認知症患者への対応は避けては通れない 課題である。今回、当院外来透析中の認知症 患者の透析拒否に遭遇した。それに対する 我々医療スタッフ、家族、地域包括センターの 支援により透析を再開することができた一例を 報告する。

3 【症例】 年齢: 73歳 性別: 女性 (Sさん) 病名: 慢性腎不全 アルツハイマー型認知症 2型糖尿病 原疾患: 糖尿病性腎症
年齢: 73歳 性別: 女性 (Sさん)         病名: 慢性腎不全                     アルツハイマー型認知症 2型糖尿病 原疾患: 糖尿病性腎症 透析歴: 3年7ヶ月  透析状況: 週3回(火・木・土)4時間 I-HDF   家族構成: 夫と次男の3人暮らし 人柄: 穏やか 明るい      

4 【透析導入までの経過】 H21年 腎機能低下にて 入院し、食事拒否 妄想・幻覚出現した為、精神科への 転院加療となる。 最終診断は「せん妄」
H21年     腎機能低下にて 入院し、食事拒否           妄想・幻覚出現した為、精神科への           転院加療となる。           最終診断は「せん妄」 H23年7月  左上腕シャント設置       H23年11月 アドヒアランス不良にて受診、内服           の自己中止などあり腎不全増悪 H23年12月14日 透析導入 H23年12月19日 当院外来透析フォロー開始

5 【透析再開までの経緯 1】

6 【透析再開までの経緯 2】

7 【透析再開までの経緯 3】

8 【透析再開までの経緯 4】

9 【Sさんに関わった支援者】 家族 ケアマネージャー 医師 地域包括センター クリニック 患者 看護師 介護ヘルパー 臨床工学技士
介護タクシー業者

10 【考察】 何が問題であるかを見極める。 患者、家族の不安を一緒に考え、軽減できるよう力になる。
【考察】  何が問題であるかを見極める。 患者、家族の不安を一緒に考え、軽減できるよう力になる。 常に患者、家族の考えに寄り添い、信頼関係を再構築する。 介護保険(地域包括センター)などの情報提供を行い、家族・介護支援スタッフとの連携を図る。

11 【結語】 認知症患者の透析拒否を解決する事の 難しさを学んだ。しかし、そのことに向き合う ことで、透析を再開出来たのは、大きな成果
 認知症患者の透析拒否を解決する事の 難しさを学んだ。しかし、そのことに向き合う ことで、透析を再開出来たのは、大きな成果 だと考える。

12 中国腎不全研究会 COI開示

13 【臨床経過】 HD HD HD HD HD HD HD HD K (mEq/L) BUN (mg/dL) BW (kg) 5/2 5/11 5/16 5/29, 30, 6/1, /4, /6 CTR 61.0% CTR 64.8% CTR 59.4% 5.0 72 120 +1.8kg BUN:119.6 +3.9kg +2.9kg K:4.7 K:4.5 4.5 70 90 BUN:81.2 4.0 68 60 3.5 66 30 透析拒否が続いた期間 3.0 64 5月2日 5月9日 5月16日 5月23日 5月30日 6月6日


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