データベース設計 第２回 データベースモデル（１）

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1 データベース設計 第２回 データベースモデル（１）
データベース設計 第２回 データベースモデル（１） 坂口利裕

2 データモデル データ構造のモデル化 データの依存関係の表し方 データの構成 抽象的／概念的 アプリケーションソフトやハードウェアに依存しない
要素の依存関係 上位・下位のような序列 一致性 データの構成 論理的な配置 物理的記憶装置上の配置 要素の表現形式 データベース設計

3 抽象化のレベル 学籍 外部レベル 個々のアプリケーションからの視点 成績 実世界 予算 独立 概念レベル データベース全体を論理的に規定
ソフトウェア 独立 内部レベル データの物理的な格納方法を規定 ハードウェア データベース設計

4 スキーマとインスタンス Schema Instance 現実世界のデータをデータベースとして扱う際のデータの枠組み
項目の並びだけでなく，項目間で満足するべき条件・規則なども含めた概念 Instance Schemaに従って記録された個々のデータ データベース設計

5 データ表現（１） （コンピュータ内部では）２進数 例）6桁の十進数を記憶するには．．． 106=2x　→ log106=log2x　 → 6log10=xlog2 → x=6log10/log2=6/log102=6÷0.3010= →20（ビット） 整数値→固定長形式 コンピュータのワード長（8，16，32，64ビットなど）に合わせた長さが一般的 実数値→（固定長）浮動小数点形式 整数（仮数部）と倍率（指数部）に分離して管理 例）2345と3とをペアで記憶→2345×103（実際には2進数で） コンピュータのワード長（32，64ビットなど）に合わせた長さが一般的 データベース設計

6 データ表現（２） 文字そのもの～対応番号（コード）で管理 その他の（非数値の）データ
１文字→1バイト（8ビット），ASCII，EBCDIC規格など 非英語圏の文字→JIS，Shift-JIS，EUC，Uni-code（UTF）規格など 可変長文字列 例）長さ＋文字列，文字列＋終端などで処理 その他の（非数値の）データ 静止画像 動画像 音 いずれも表現形式など一定の規格でデジタル（数値）化 データベース設計

7 コンピュータの記憶装置の特性 一次元的配置 アドレス（記憶場所を示す番地）による管理 アドレスが指定されれば，アクセスの速度は一定 1 2
1 2 3 4 5 データ 一定の幅 主記憶装置ではバイト単位 補助記憶装置では装置タイプによりさまざま データベース設計

8 データの保管形式 OS（オペレーティングシステム）によるデータ管理＝ファイル（管理）システム ハードディスクへの保存形式
記録単位：物理レコードと論理レコード ディレクトリなどの管理部＋データ部 セクタ データベース設計

9 データのレコードへの格納 論理レコード アプリケーションプログラム 整数 実数 文字列 基本プログラム（OS） LR1 LR2 LR3
ファイル ハードウェア（ディスクなど） PR1 PR2 PR3 PR4 セクタ（物理レコード） データベース設計

10 代表的なデータベースのモデル （概念レベル）
階層モデル 階層的なつながりを表現したもの 網モデル ネットワーク状のつながりを表現したもの 表モデル テーブル形式で情報を整理・表現したもの データベース設計

11 階層モデル 階層的なつながりを表現したもの 上下（親子）関係あり 上位（親）はひとつに限る トップレベル 2010.10.13
データベース設計 階層モデル 階層的なつながりを表現したもの 上下（親子）関係あり 上位（親）はひとつに限る トップレベル データベース設計 坂口利裕

12 網モデル データ間の依存関係をネットワーク状に表現したもの 対等的関係 対応は１対１，１対多，多対多までさまざま 2010.10.13
データベース設計

13 表モデル 項目と個々のデータを２次元の表で表現 他のモデルに比べて扱いやすい 複雑な関係は複数の表に分割して管理→ リレーショナルモデル
データベース設計 表モデル 項目と個々のデータを２次元の表で表現 他のモデルに比べて扱いやすい 複雑な関係は複数の表に分割して管理→ リレーショナルモデル 名前 性別 住所 電話 データベース設計 坂口利裕

14 練習１（前回の未出席者～提出不要） ホームページよりデータをダウンロード シート“CDDB” シート“住所調べ”
各自のマイドキュメント（Z:ドライブ）に保存 Excelでファイルを開く シート“CDDB” 並べ替えやオートフィルターの練習 シート“住所調べ” シート“CODE”からデータを調べる練習（表引き） データベース設計