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日本電子出版協会 出版データフォーマット標準化研究委員会 （イースト株式会社） 渋谷 誠
電子出版交換フォーマット JepaX 日本電子出版協会 出版データフォーマット標準化研究委員会 （イースト株式会社） 渋谷 誠
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日本電子出版協会(JEPA) 1987年設立 日本の電子出版の普及促進と情報提供 が目的
出版社、印刷会社、コンピュータメーカー、ソフトハウスなど１３７社が参加
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立ち上がる電子書籍市場 米国 Rocket eBook発売（昨年） Open eBook仕様発表（９月）
Open eBook仕様発表（９月） Microsoft Reader発表（９月） JepaX
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立ち上がる電子書籍市場 国内 ブックオンデマンド総合実証実験 Webサイトでの電子書籍販売 http://www.ebj.gr.jp/
コンテンツパラダイス ( ザウルス文庫 ( まんがの国 ( EBOOK.CO.JP ( 電子書店パピレス (
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電子書籍市場の課題 電子読書インフラの整備 コンテンツの充実 携帯型ビューワー 縦組み、ルビ、外字サポート 著作権保護、課金システム
既存書籍のデジタル化 新刊書のデジタル版同時発売
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既存書籍のデジタル化 どのフォーマットにするか？ ルビはどうする？ 外字はどうする？
現在使用可： プレーンテキスト、HTML、T-Time、Book Jacket 将来登場予定： Open eBook日本語、NetEB、文庫本DTD 電子書籍コンソーシアムのテキスト系フォーマット ルビはどうする？ 外字はどうする？
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共通フォーマットへの期待 中立的な中間フォーマット 各種の「配布フォーマット」に変換可能 日本語独自の問題への対処
外字、ルビ、縦組み、文字コード 「単純ですぐに使える」ものであること 仕様が一日も早く決まること
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JEPAでの仕様策定作業 ３月： ５月： ７月： ８月： ９月： 検討開始 TEI, DocBook, ISO-12083 などを調査
３月： 検討開始 TEI, DocBook, ISO などを調査 ５月： 0.1仕様 第１回ミーティング メーリングリストで検討開始 ７月： 0.7仕様 JEPAで説明会開催 サンプル文書、XSLも公開 ８月： 0.8仕様 DTD公開 ９月： 第２回ミーティング 0.9仕様一般公開
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公開しているもの（１） http://x.jepa.or.jp/jepax/ 仕様 0.9 仕様書 0.9 DTD JepaX フォーマット
HTML フォーマット Word フォーマット 0.9 DTD
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公開しているもの（２） サンプル文書 基本サンプル 実用書 小説 論文 全要素を使った文書 JepaX 0.9仕様書 テンプレート
「ワープロここが不思議」 （講談社ブルーバックス） 「パソコン悠々漢字術」 （一部のみ・公開準備中） 小説 論文
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公開しているもの（３） 他フォーマットへの変換として XSLスタイルシートのサンプル JepaX → HTML JepaX → T-Time
JepaX → Open eBook
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JepaXのコンセプト
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中間フォーマットの意義 どのフォーマットでも同じ作業が必要 これらが完了後の状態で蓄積 必要に応じて配布フォーマットへ変換
ルビ、外字を探す 段落を区切って見出しを取り出す 書誌情報を作成 これらが完了後の状態で蓄積 必要に応じて配布フォーマットへ変換 フォーマット依存のスタイル・レイアウト情報を付加 交換用フォーマットとしても安心して使える 表計算のCSV、ワープロのRTFのようなもの
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HTMLではだめなのか？ タグの多さと用法の混乱 論理構造が記述しにくい 日本語用仕様の欠如 書誌情報が記述できない
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JepaXの基本方針 交換・蓄積用フォーマット 各種の最終配布フォーマットへ変換可 必要最低限の簡潔さ Free & Open
外字の指定方法を規定 使用文字コードの規定 半年で完成させる
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JepaX仕様の詳細
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文書形式 検証済みXML文書 ファイルのEncoding ＤＴＤは仕様とともに公開 Unicode(UTF-16)を推奨
<!DOCTYPE jepax PUBLIC “-//JEPA//DTD JepaX 1.0//JA” “ > ファイルのEncoding Unicode(UTF-16)を推奨 使用できる文字についての規定あり
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全体構造 トップレベルに６つの要素 jepax jepaxinfo bookinfo cover front body back
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jepaxinfo要素 ファイル自身に関するメタ情報 使用文字コード 推奨される組み方向 外字指定の方式 追加した独自属性
使用文字コード <char-exp type="windows"/> 推奨される組み方向 <pref-layout flow="horz"/> 外字指定の方式 <giset-desc value="mojikyo">… 追加した独自属性 <xtype-desc element="div" value="ト書き">… <class-desc element="em" value="blink">…
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bookinfo要素 書誌情報 現在は必要最低限のものだけ <isbn> <series-title>
<c-code> <book-title> <book-subtitle> <edition> <series-title> <book-author> <pub-date> <publisher>
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cover ,front, body, back 要素
それぞれdiv要素のみからなる <cover> 「カバー」や「見返し」や「帯」などに書かれていた内容 <front> 「まえがき」「序文」「目次」などの本文の前に配置される内容 <body> 文書の主たる内容 <back> 「あとがき」「解説」「索引」などの本文の後に配置される内容
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div要素 div + head div note + title subtitle author p ブロック要素 リスト要素
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階層定義の例 <div type=”章”> <head> <no>第一章</no> <title>電子出版の歴史</title> </head> <div type=”節”> <head> <no>１．</no> <title>黎明期</title> <subtitle>CD-ROM辞書の時代</subtitle> </head> ・・・ (本文) ・・・ </div> </div>
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論理構造の表現 div要素ひとつだけを使う 入れ子にして階層を表現 属性 type で階層に意味を付加
"部", "章", "節", "項1", "項2", "項3",… "序文", "謝辞", "献辞", "目次", "あとがき", … "囲み","とびら","索引",… 以上にあてはまらない場合は、属性 xtype で任意の名称も設定可能
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div要素以下の階層 div要素 リスト要素（３種） ブロック要素（４種） 文字列(CDATA) インライン要素（１１種）
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リスト要素 HTMLのリストを踏襲 ただし、内容モデルは異なる 順序なしリスト 順序つきリスト 定義リスト
<ul>, <li> 順序つきリスト <ol>, <li> 定義リスト <dl>, <dt>, <dd>
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ブロック要素（１） パラグラフ 整形テキスト 表 <p> <pre>
パラグラフ <p> 整形テキスト <pre> 表 <table>, <caption> ,<tr>, <th>, <td>
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ブロック要素（２） 外部ファイルデータ <float>, <caption>, <res>
外部ファイルデータ <float>, <caption>, <res> <float> <caption> <no>図１</no> <title>JepaXのロゴ</title> </caption> <res mimetype="image/gif" src="jepaxlogo.gif"> </float>
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インライン要素（１） 汎用インライン要素 強調 <span> 属性 type で意味を指定, xtype で独自定義可
<span type=”URL”> 強調 <em> 強調方法の指定はない <em>何の料金も</em>支払う必要がない
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インライン要素（２） 参照（内部リンク） キーワード <ref> 属性 idref で参照先を指定 <key>
<ref idref=”fig13” type=”figure”>図13</ref>参照 キーワード <key> 属性 reading で「読み」を指定 <key reading="サカモトリョウマ">坂本龍馬</key>
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インライン要素（３） 縦横文字切り替え 割注 <byflow>, <ht>, <vt>
縦組み用と横組み用の文字列を併記 <byflow> <ht>上の</ht> <vt>右の</vt> </byflow>表において 割注 <mlg> 括弧内で２行に分けて表記する注
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インライン要素（４） ルビ 上付き、下付き <ruby>, <rb>, <rt> W3C案に準拠
<ruby><rb>株式会社</rb><rt>かぶしきがいしゃ</rt></ruby> 上付き、下付き <sup>, <sub>
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インライン要素（5） 改行 インライン画像 <br> <img>
<img mimetype="image/gif" src="jepaxlogo.gif">
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インライン要素（6） 字形イメージ <gi> 属性 set で「字形分類体系」を指定 <jepaxinfo>中にその「分類体系」の説明を記述 <giset-desc value="mojikyo"> … </giset-desc> 属性 name で字形イメージの番号／名称を指定 属性 alt で「代替表示文字列」を指定 森 <gi set="mojikyo" name="58562" alt="鴎" />外 深<gi set="mojikyo" name="04894" alt="（土川）" />経済特区
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文字指定の方法（１） 通常の文字コード 文字名称を使う 環境によっては表示できないこともある 欧文のみ á； ü
© ™
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文字指定の方法（２） UCS文字番号 <gi>要素 XMLの仕様で規定されている方法 ㈱ JepaXで規定した方法
<gi set="mojikyo" name="47268" />
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JepaXでの文字コード ３つのタイプを設定
完全Unicode環境用 Windows環境用 汎用環境用 <jepaxinfo>中にどれであるかを記述 <char-exp type="windows"/> 相互変換は可能
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表示環境と文字指定
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