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第2回山口県英語教育フォーラム 生徒が輝く授業を求めて −授業改善の先に見えたタスク・システム・仲間のパワー−
SEL-Hiの成果を高校教育に今後どう生かすか? 今井 康人 北海道函館中部高等学校 第2回山口県英語教育フォーラム 生徒が輝く授業を求めて −授業改善の先に見えたタスク・システム・仲間のパワー− 2009年11月22日(日)14:45〜16:15 ハルトピアやまぐち 北海道函館中部高等学校 今井康人
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どんな英語を教えていますか Descriptive English 英語には多くの種類がある Key fob (アメリカ)
Beeper (カナダ) Alarm remote (ニュージーランド) 「Standard English」 Descriptive English
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音読・暗写・多読のメソッド 音読はなぜ有効か 効果的な音読教材は何か どのくらい音読すべきか 授業での音読活動はどうしたらいいのか
ペアワーク音読を授業に入れると効果的
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暗写の有効性 なぜ、日本人に暗写が必要か どのくらい必要か どの段階で必要か 教材は何が良いか
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成功する多読と失敗する多読 失敗する多読 成功する多読 環境をどう作るか 予算はどうするか 辞書も単語帳も使わないのになぜ語彙 が増えるのか
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英語教育の主な問題点 英文和訳主体の授業 大学入試の影響 生徒が動く授業になっていない 解決策1:王監督の苦悩からの成功
解決策2:「心ときめく」瞬間の共有
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現在の取り組みから 音読・暗写を軸とした授業構築 「HCラウンドシステム」 40人に一人の英語教員で効果的な教授方法
「同じパッセージを何度も読み、聞き、書くという 古くて新しい学習方法」読売新聞山内記者
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感動だけが生徒を変える 色々なタスクを用意することが授業 者の役目のひとつ かわる空き時間の使い方→英語力 が伸びる教員
ハンドアウトの工夫は生徒への愛情
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HCラウンドシステムの紹介 苦しみの果てに見えた光明 生徒がどのくらい活動しているか 50分の授業で 生徒の英語力がどれくらい向上しているか
ゴールは何か そのために何が必要か
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Post-Reading Practice
Listening for Gist コロケーションによる概要把握 CDを2回聴いてタスクに挑戦 Vocabulary Practice 予習で内容理解を徹底する Pass and Catch それぞれの生徒の 意見を英語で交換 ラウンドシステム 英語Ⅰ・Ⅱ・Rの教科書の 各パート毎に このような活動をすることで 英文を脳内に定着できる Reading Practice 1行1分の割合で 音読練習と暗記 Recitation 暗写テスト 教科書の英文を Input Post-Reading Practice Error Correction Back Translation 色々なタスクに挑戦し、 理解を深め、習熟していく While-Reading True or False Q’s Dictation 重要ポイントを中心に 習熟していく
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HCラウンドシステムの効果 生徒を常に刺激する 生徒の英語力が向上する どのクラスも同じように伸びる 生徒と教員の信頼関係ができる
教員の英語力が伸びる どの教員でもできる
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ラウンドシステムで変わる現場 教科書の英文 → Active levelまで習熟すること 教科書の英文が言える、書けるまで指導
音読と暗写が生徒の英語力を変える 進研模試SS55オーバーが50%を越えた3年生 爆発的な進学実績の伸長
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Total G5以上 31→47→90 G6→22
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Reading G6以上 31→47→90
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Listening G6以上 28→80→121
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Writing G5以上 0→70→83
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授業改善の背景 転勤 授業内容と生徒指導の重要性 赴任してからの驚き 努力で解決できるのに?進学校なのに? 何が原因なのか
転勤 赴任してからの驚き 生徒 → 英語が嫌いだという率直な声 努力で解決できるのに?進学校なのに? 何が原因なのか 授業内容と生徒指導の重要性
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格闘の始まり 当時35歳の自分 二人が同じ学年の担任になる 改革の始まり 数字が解決の糸口になるだろう
一人ではできないが、二人ならできるかも知れない 二人が同じ学年の担任になる 改革の始まり 数字が解決の糸口になるだろう <模試試験の成果>
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改革の1歩(14年前) Nativeを授業に 本物に触れさせよう 定期テストにListening問題の導入
2年生での英語Wでは自由英作文の指導 ALTの添削→全国指導主事会議で発表
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目標設定 1学年「英語を嫌いにさせない」 英検準2級全員 2学年「英語力が上がる」 英検2級 3学年「骨太の英語力」 センター試験8割
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大成功 改革の足がかり 生徒指導のプロが教科指導でも成功する 進研模試の結果 → 数字 担任団の結束→communication
進研模試の結果 → 数字 生徒指導のプロが教科指導でも成功する 担任団の結束→communication 「生徒のためになるのか」 3年後 大成功 なのに、変えたくない教員たちの評価
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英語科が変わっていった 一度始まった改革は止まらない 少数派から多数派へ 小さな組織改革から 次々とでてくるアイデア
人事異動も行われ、人が変わる 第1印象を大切にして仲間を増やす 少数派から多数派へ 小さな組織改革から 英語科が変わっていった
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ワンパラグラフが書けるようにする緻 密な指導が有効 OCⅠは少人数にどうするか
英語WとOCⅠの指導(SELHi) リライトの重要性 論理性のある確かな英語の構築 量で解決しない自由英作文 ワンパラグラフが書けるようにする緻 密な指導が有効 OCⅠは少人数にどうするか
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SELHiから 評価委員の存在 成功しているSELHi うまくいかないSELHi
自分たちは生徒のために何がしたい のか、明確にすることができるか
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SELHiの成果 英語科組織の再生 共通目標設定による教員意識の改革 Output活動重要性の再確認→発信力
言語習得という観点からみた授業改革 Output活動重要性の再確認→発信力 そのためには、十分なInputが必要 英語科組織の再生
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英語科組織論 なぜ、英語科がまとまらないのか 生徒によって英語教授方法は変わる 教員協力で学校は変わる 今までの常識は本当に真実なのか
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英語科組織論 本音こそ改革のエネルギー 英文和訳が問題や教員の行動様式も 制御? 固定観念を壊すことから始まる
教員集団こそ、コミュニケーションが重要 本音こそ改革のエネルギー
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教員間の協力体制 コミュニケーション不足解消でかなり解決 とはいえ、総務的雑務への対応 キャプテンの役割と環境設定
コミュニケーション不足解消でかなり解決 とはいえ、総務的雑務への対応 キャプテンの役割と環境設定 オブザーバーの設定(先輩を大切に) 各分野のプロパー育成(個人の特性) 校外視察によるメンバーの交流
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目標達成のための校内人事 誰が担任になるか(十分な準備→成功) プロパーをどこに配置するか 次年度につなげる人事(事業の継続性)
キャプテンが先を見通す キャプテン←共通目標→管理職 キャプテンが各先生方の個性を生かす
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マネジメントの発明者 P・F・ドラッカー(1909~2005) 経営学者ドラッカーの本には「こうやったら 儲かる」とは書いていない。
「普通の人が最高の仕事をするにはどうした らいいか」 個人が幸せになるための社会形態の追究
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ドラッカー理論を教育に 「人が生き生きとするために、どうしたらいいの か」 「理論は現実に従う。」 「企業にとって利益は目的ではない。
明日も事業を続けるための条件なんだ。」 「進学実績が学校の目的ではない。 明日も良い教育を続けるための条件なのだ。」
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教育の真実 主語は常に「生徒は」であるべきだ。 正しい方向に向かって行くのであれば、必ず成功 する。 教育の心理とは、「生徒の笑顔」である。
教育→生徒の正しい判断に基づく創造力の育成
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評価が重要 → GTECなどの外部テストの導入
何が教員を変えるか 仲間がすべて 思いを一つに 他人を否定しない 答えは一つではない→時間はかかる 一人から → 複数へ 評価が重要 → GTECなどの外部テストの導入
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評価の重要性1 進研模試ができる生徒 GTECができる生徒 指導の成果を知りたい教員 どれだけできるのか知りたい生徒 生徒に何を求めるのか
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評価の重要性2 英語教育の正しい方向性 テスト作成は大変な仕事 適切なテスト 項目応答理論 センター試験のGTEC化→3年生の秋にGTEC
英検との違い 教材の充実 英語教育の正しい方向性
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学校を超えたチーム力 これからの英語教育 英語科組織の活性化 共通目標設定による教員意識の改革 チームでの取り組みによる効果
言語習得という観点から実施される授業 スーパー教師一人より3人の地道な教員 3本の矢→チーム力→感動 学校を超えたチーム力
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これからの英語教育 未来を作るのは私たちである 将来はどうなるのだろう 未来がどうなるのだろうではなく
世界の優れた生活様式を日本の生活に導入する べきだ、もちろん日本の良さは残して。 それは誰ができるのか
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これからの英語教育 強みを生かす 連携することの勇気 聞く姿勢、理解する姿勢、納得する姿勢 正しい行動→継続→大きな成果
感動する教材から生徒の豊かな笑顔
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生徒の幸せのための英語学習 受験が目的なのか→じつは通過点 生徒の人生は高校を卒業してからが長い
本当の幸せ 生徒の笑顔 生徒の歓声 言語習得の喜びは卒業してからも味わってほしい
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最後に 生徒の心に栄養を与える英語教育 英語の授業が活性化→生徒が変わる→学校が変わる 共通の願い
「山口県をはじめ、すべての学校が向上すること」 またお会いしましょう。ご静聴ありがとうございました。 英語教育今井塾
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