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風量管理の必要性について (管理の背景) 1)省エネに関しては、これまで注目されていない切り口。 1 1 1 1.

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1 風量管理の必要性について (管理の背景) 1)省エネに関しては、これまで注目されていない切り口。 1 1 1 1

2 風量管理の必要性 ①省エネ・省コストの加速 多くのエネルギーを消費する空調設備・・・ その設計には安全率が二重三重に含まれるため、
むやみに送風量や 排気量を増やしていませんか? 多くのエネルギーを消費する空調設備・・・ その設計には安全率が二重三重に含まれるため、 運転にムダが伴います。(一般的に、20%の過大風量) …オフィスビルにおける空調用エネルギーは全消費 エネルギーの50%(搬送30%、熱源20%)に達する と云われています。 1)一般的には、空調設備として、空気を多めに流すことで問題が顕在化することがないため、安全サイドに設計し多めの風量を流しているようです。  例えば、送風機で30,000m3/h(600Pa)の適正風量値に対し、20%多くの風量が流れていたとすると… 送風機の年間電気代だけでも適正運転時の1.7倍になり、 64万円相当の損失になります。(過剰なCO2排出量26.9t) 2 2 2 2

3 風量管理の必要性 ②製品品質の安定性 例えば次のような場面で風量把握は不可欠です。 ◇フィルム・テープ・機能性素材の塗工・乾燥工程の
 風量管理 …例えば、液状レジスト剤などは基材にコーティング後、  オーブンで乾燥工程に入りますが、この乾燥時の排気  風量によって乾燥の度合いが決まります。 …風量が少なく乾燥が不十分な場合は、残留溶剤が多く残り、  柔らかくなります。また、風量が多く乾燥しすぎると  硬くなります。これでは、安定した品質の維持ができません。 1)乾燥のための風量を静圧で制御するケースがありますが、風量は静圧だけの因子で決まらないため、風量の変動を捕えられないことがあります。 乾燥炉の排気ダクトに 正確な数値管理ができる 風量計が付いていますか? 3 3 3 3

4 風量管理の必要性 ③法令順守/作業環境の保全 例えば次のような場面で風量把握は不可欠です。 ◇製薬・食品の製造工程における風量の管理
…各種工程において、温湿度や気流状態など環境因子をも含めた  製造条件の管理は品質を支配するパラメータです。 …少量試作からのスケールアップや受託企業への製造移管に  おいて風量を確認(バリデーション)することは重要です。 ◇スクラバーなどにおける排気風量の管理 …半導体工場や各種研究設備などで発生する有害物質が排出  できない場合、内部環境が悪化し健康被害を起こします。 室内陽圧の維持だけで一定 の換気量が得られると 考えてませんか? 4 4 4 4

5 ⇒一般的に微差圧計などと組合わせることで風量が表示 される。最も多く使われている。 ②熱線式:熱線式風速計
①差圧方式:ピトー管やオリフィスなど ⇒一般的に微差圧計などと組合わせることで風量が表示   される。最も多く使われている。 ②熱線式:熱線式風速計 ⇒ポータブルタイプで簡易計測には適しているが、人的   誤差が生じやすい欠点と多点測定による時間の負担   が大きい。 ③超音波式:超音波流量計 ⇒幅広いレンジアビリティを有しており、圧力損失がない   メリットを持つ。コスト面で難点あり。 5 5 5 5

6 ◆差圧方式① 風速計を用いる測定方法(ピトー管や熱線式風速計が代表)
風量を測定するには ◆差圧方式① 風速計を用いる測定方法(ピトー管や熱線式風速計が代表) ◇動圧(全圧-静圧)から風速を求める。または、放熱量と風速の一義的関係を利用し、放熱量から風速を求める方法。 ◇この風速に流路断面を乗じて風量を求める。 図3:ピトー管を用いた送風機の風量計測に関する規格(JISB8330)とピトー管 ◇計測の要点は、絞り流量計同様、測定断面の気流が整流できているか? ◇流路内を16点以上に等分割し、その中央部で平均風速を捉える。この作業が、風速が変動しない短時間でできるか? 図4:円筒、矩形ダクトにおける風速の測定点(JISB8330)

7 ◆差圧方式② 絞り機構を用いる測定方法(オリフィスやベンチュリー管が代表)
風量を測定するには ◆差圧方式② 絞り機構を用いる測定方法(オリフィスやベンチュリー管が代表) 図1:オリフィスやベンチュリー管による風量計測 ◇流路断面を部分的に絞ることにより、その前後に圧力差が生まれる。 ◇この圧力差と風量に一定の関係があることを利用し、圧力差から風量を求める。 図2:オリフィスを用いた送風機の風量計測に関する規格(JISB8330) ◇計測の要点は、計測環境にあり、機器の前後に十分な直管部や整流格子が設けられているか? ◇オリフィスの場合、プレートのエッジ部の管理ができているか?

8 ◆超音波方式 ドップラー効果を用いる測定方法(超音波流量計)
風量を測定するには ◆超音波方式 ドップラー効果を用いる測定方法(超音波流量計) ◆ドップラー効果について ◇赤い音源が左方向に動いているとすると進行方向の周波数は高まる。 ◇一方、後方の周波数は低下する。 ◆伝播時間差方式 ◇進行方向に発信した音波が受信センサに届く時間T1、対向発信した場合に届く時間T2。 ◇時間差(T2-T1)と風速が比例することを利用。

9 ◆要点 何れの測定方法も測定断面の風速分布がポイント。
風量を測定するには ◆要点 何れの測定方法も測定断面の風速分布がポイント。 ①上下流域に十分な直管がある ②Rエルボ下流域 ◆ ①のように、測定断面の風速分布がフラットになるように、測定の環境を整えられるかがポイント。このような環境で初めて、所定の測定精度が得られる。 ◆ ②や③のような流れの条件下で、平均の風速を捉えることは無理。このような環境で、どのような誤差が生じるか誰も分からない。しかしながら、このように使われるケースが多い。 ③チャンバー下流域

10 風量を測定するには(補足) ◆定常状態における風速分布 ・・・円管の場合・・・ ・・・矩形管の場合・・・ b a a 1/7乗則として広く
(0,0) (0,0) a 1/7乗則として広く 知られる実験式 適用範囲:3*103≦Re ≦105 円管内の式を適用し提案され たが、信ぴょう性疑問

11 従来の風量測定方法と問題点 ◆測定上の留意点
測定方法の多くが、流体力学をベースにしているため、流路内の 風速分布によって測定精度が支配される。 また、測定方法によっても固有の問題を抱えている。 No 計測機器 機器固有の問題点 01 オリフィス ベンチュリー管  絞り機構を有するため自身の圧力損失が大きく、エネルギーを浪費  することになる。 02 ピトー管や 熱線式風速計  分割断面(16分割以上)中心部での多点測定を行い、代表風速を求め  るため、時間的負担が高く、測定者の熟練度によって測定結果が  左右される。 03 共通  測定精度が風速分布に支配されるため、測定点の上流・下流域に十分  な直管部と整流装置が必要。 04  所定の計測環境が得られない時、測定値の妥当性について検証が困難。 05  一般的に、測定精度がフルスケールで表示されるため低風量域での  誤差の悪化が著しい。

12 従来の風量測定方法と問題点 ◇定期校正 しかしながら、実際は・・・ ◇初期校正 これらを確認、検証する手立てがない ◆機器の校正について
ダクト上に設置された風量計も他の計測機器同様、校正が必要。ここ で重要な点は、風量計が設置され使われている環境下で校正が行わ れることにある。 しかしながら、実際は・・・ これらを確認、検証する手立てがない ◇初期校正 風量計は、測定精度が設置された断面の風速分布によって支配される。この風速分布は、ダクトワークにより異なるため、風量計が設置された固有の環境で確かさを調べる必要がある。 ◇定期校正 一旦ダクト上に設置された風量計は、金属ケーシングに覆われているため内部で進行するセンシング部の汚れや目詰まり、劣化などの状態確認ができない。このようなケースでは、測定精度が徐々に悪化するが、気付かずに使われていることがある。

13 製品紹介 ◆複雑に組合わされたダクトの風量計測 ◆既設風量計の指示値の妥当性評価 芝田技研では、混合希釈法を応用した
ガストレ式「混合希釈法」に基づく 風量測定・校正システム 芝田技研では、混合希釈法を応用した ダクト内風量計測サービスを提供 いたします。 1)混合希釈法は、40年程前から提唱されている計測方法ですが、実用化はされていませんでした。この方法をこれから、ガストレ式として説明します。 ◆複雑に組合わされたダクトの風量計測 ◆既設風量計の指示値の妥当性評価 13 13 13 13

14 滴らしたインクの量と、溶かした後の濃度が分かれば、
混合希釈法って? ― ガストレ式風量測定原理 ― ◆ 水に例えると・・・ 2個の容器内の水量を知りたいとき、スポイドで同じ量のインクを両方に滴らします。 よく攪拌して、容器内のインクの濃度を測定してみると・・・ ガストレ式の原理をもう少し説明しましょう。左のビーカーの絵は・・・  容器はビーカーでなくてもタンクでも池でも良い。 水の量が多いと 濃度は薄くなります。 水の量が少ないと 濃度は濃くなります。 つまり・・・ 滴らしたインクの量と、溶かした後の濃度が分かれば、 水の量を求めることができます。 14 14 14

15 注入したCO2ガスの量と、注入した後のダクト内のCO2の濃度が分かれば、
混合希釈法って? ― ガストレ式風量測定原理 ― ◆ ダクト内の風量を計測する場合・・・ 異なる風量のダクトが2本あります。 そこに100%濃度のCO2ガス(トレーサーガスとして採用)を同じ量だけ注入します。 CO2ガスを注入した地点から十分に離れた下流でCO2ガス濃度を測定すると・・・ 風量 風量 CO2注入 CO2注入 風量が多い → CO2ガスの濃度は薄くなります 風量が少ない → CO2ガスの濃度は濃くなります つまり・・・ 注入したCO2ガスの量と、注入した後のダクト内のCO2の濃度が分かれば、 ダクト内の風量を求めることができます。 15 15 15

16 通常の一次側CO2濃度を計測(大気中には400ppm程度のCO2が存在)
ガストレ式の風量計測方法 空調機の風量を測りたいとき、まず 通常の一次側CO2濃度を計測(大気中には400ppm程度のCO2が存在) サンプリング管を用いて、ダクト内空気を採取し、通常のCO2濃度(バックグラウンド)を計測します。 1)一次側のCO2は時々刻々変化する可能性があるため、監視する必要があります。 CO2分子 16 16

17 混合希釈されるCO2濃度は風量によって、異なります。
ガストレ式の風量計測方法 CO2ボンベからCO2パージ管を経由して、ダクト内にCO2ガスを注入します。 CO2ガスを注入し、下流域で混合希釈した二次側空気のCO2濃度を計測 CO2濃度計 CO2パージ管一例 1)風量が多い時はCO2濃度が薄められ、少ない時はCO2濃度は濃い状態を保ちます。 混合希釈されるCO2濃度は風量によって、異なります。 風量が 少ないとき 多いとき サンプリング管を用い、CO2が混合希釈された空気を採取。二次側空気のCO2濃度を分析します。 CO2ボンベ 重量計 17 17

18 ガストレ式の風量計測方法 風量算出 次に示す物理量を基に風量を求めることができます。 ◆ CO2濃度計情報 :一次側/二次側のCO2濃度差
◆ その他密度補正 :空気の温度とダクト内圧力 1)一次側/二次側のCO2濃度の開きと、どれだけCO2をダクト内にパージしたかを基に風量を求めます。測定においてのポイントは、CO2分析計などの計測機器が所定の精度を満たしているか?更に、二次側のCO2が十分混合されているか?が重要です。そのために・・・。 注入開始 注入停止 18 18

19 製品紹介 ガストレ式風量計測サービス ◆特長 ◆補足 ◇ 測定原理が流体力学に依らないため、流れを整流する必要がなく、
  送風機、エルボやダンパー下流域の乱れた流れでも正確に測定   できる。 ◇ 風量の大小(50~200,000m3/h)に拘わらず、短時間で容易に   計測ができる。 ◇ 流れを追跡するトレーサーガスに分析が容易なCO2ガスを採用する   ことで、即座に風量を求めることができる。 ◆補足 ◇ ダクトへのCO2ガス注入時間はおよそ2分程度で、混合時の到達   濃度は約2,000ppmです。(人間の長期安定限界5,000ppm ) ◇ 1回の計測でダクト内に注入するCO2量は 0.1kg(50m3/h)~20kg   ( 200,000m3/h)です。

20 既設風量計の指示値と、ガストレ式での風量測定値の相関を 調べることで、既設風量計の校正をダクトに
既設風量計のキャリブレーション  常設型風量計の妥当性評価 既設風量計の指示値と、ガストレ式での風量測定値の相関を 調べることで、既設風量計の校正をダクトに 設置したまま行うことができます。 1)この方法で、既設の風量計の指示値が適切であるかどうかをダクトに設置したままで検証し、補正も行えます。 経年劣化等による 測定誤差を補正 できます。 既設風量計 (例:ピトー管) ガストレ式測定風量 Qgt 既設風量計測定風量 Qpt 既設風量計をガストレ測定値に合わせる校正ライン 既設風量計の指示値 20 20

21 JIS規格の吸込みノズルを風量測定原器とし
送風機 パージ管設置 ダクト サンプリング管設置 ダクト(400*400)‏ 吸込みノズル (真の風量計測)‏ チャンバー CO2パージ ガスサンプリング JIS規格の吸込みノズルを風量測定原器とし 混合希釈法による風量計測値と比較 スプレーノズルなどで、CO2を ダクト内にパージすると拡散が加速します ダクト内を等分割するように多点でサンプリングすることで平均的なCO2濃度が測れます 21 21 21

22 ◆ 試験結果抜粋 実用上十分な測定精度が 得られています 22 22 22 No 設定 風速 (m/s)‏ 試験環境 吸込みノズル指示値
CO2計測値 混合希釈法演算 誤差 (%)‏ 気圧 (Kpa)‏ 温度 (℃)‏ 湿度 (%)‏ 空気密度 (kg/m3)‏ 検出静圧 (Pa)‏ 演算風量 (m3/h)‏ 演算風速 (m/s)‏ 入口CO2 濃度(PPM)‏ 出口CO2 濃度(PPM)‏ パージ流量 (g/s)‏ 風量 (m3/h)‏ 風速 (m/s)‏ 01 5.0 100.2 17.9 32.9 1.195 330.9 2861 4.97 462.6 997.1 0.760 2822 4.90 -1.4 02 17.4 32.4 1.197 331.9 2863 492.2 1520.0 1.466 2811 4.88 -1.8 03 16.4 33.7 1.201 332.1 2859 4.96 575.6 1859.6 1.847 -1.3 04 8.0 16.1 39.3 1.202 845.9 4570 7.93 506.6 1141.0 1.449 4504 7.82 05 6.5 15.8 41.5 1.203 553.1 3690 6.41 500.0 1288.9 1.444 3612 6.27 -2.1 06 14.6 48.8 1.208 336.8 2871 4.98 487.6 1531.7 1.502 2840 4.93 -1.1 07 3.0 15.3 44.6 1.206 140.6 1856 3.22 516.3 2147.0 1815 3.15 -2.2 22 22 22

23 製剤機械メーカーにおける既設風量計の キャリブレーション
事例1a 製剤機械メーカーにおける既設風量計の キャリブレーション ◆試験装置全体像 ◇フローコーター ◇風量計仕様   機種:多孔ピトー管   材質:SUS製   サイズ:φ150D   設置:3年 CO2ガス 注入 二次空気 サンプリング 一次空気 サンプリング 試験対象風量計 No 操作盤設定風量 ガストレ式計測値 某社風量計 エアメジャー 一次空気 CO2濃度 (ppm) 二次空気到達CO2濃度(ppm) 風量 Qgt (m3/min) 風速 Vgt (m/s) 風量計誤差vsガストレ (%) 風量 Qae (m3/min) 風速 Vae (m/s) 風量 Qam (m3/min) 風速 Vam (m/s) 01 7 6.6 - 406 1460 6.91 6.5 1.3 02 10 9.4 408 1930 10.14 9.6 -1.4 03 13 12.3 410 13.16 12.4 -1.2 04 16 15.1 2280 16.55 15.6 -3.3 05 18 17.0 407 2310 18.65 17.6 -3.5 06 409 2120 6.87 1.9 07 1890 9.91 9.3 0.9 08 12.93 12.2 0.5 09 2290 15.97 0.2 17 16.0 412 2500 17.09 16.1 -0.5

24 事例1b 試験報告書抜粋

25 『ガストレ式風量計測方法』の活用場面 ○○○研究開発センタ(スクラバー) (独)建築研究所 都内ゴミ清掃工場 群馬県警察学校
◆建材燃焼における有害ガス発生量計測のため風量計設置(煤やタールによる機能低下を調査) ◆使用環境下で既設風量計(多孔ピトー管方式)の校正を実施 ◆酸排気系統の風量管理 ◆塩ビ製の簡易風量センサを設置しガストレ方式で検量線(風量と検出差圧の関係)導出 ◇使用状態でキャリブレーションするため正確な風量管理が可能 ○○○研究開発センタ(スクラバー) (独)建築研究所 1)風量計測に関する業務のみが、主たる事業。 ◆燃焼用供給空気量の管理 ◆使用環境下で既設風量計(エリプス型ピトー管)の校正を実施。 ◇ガストレ方式に対する測定誤差 ㊀23~28%存在 ◆射撃訓練場の排気風量管理 ◆ステンレス製の簡易風量センサを設置しガストレ方式で検量線導出 ◇使用状態でキャリブレーションするため正確な風量管理が可能 都内ゴミ清掃工場 群馬県警察学校 25 25 25

26 ガストレ式風量計測の留意点 ガストレ式の使い分け ①継続的に風量を監視するには、常時トレーサーガス (CO2)を注入し続けなければならない。
→後述のGTセンサーやエアメジャーで解決 ②実用上、問題のないレベルに測定精度を高めるには、  高価な計測機器が必要。 1)計測のアウトソースは芝田技研にお願いします。 →計測のアウトソースで解決  ・・・結論・・・ ガストレ式は一時的な風量計測に限定した 使い方がベスト。 26 26 26 26

27 芝田技研では、次に示す機能をもって風量計評価の基準と考えています。
継続的に風量を測りたいとき 風量計に望む機能 芝田技研では、次に示す機能をもって風量計評価の基準と考えています。 ◇機能‐1 :測定値が正確か? 風量を測定しているにも拘らず、測定値に大きな誤差を有する場合、その誤差を含んだ指標で風量が管理されるため、省エネ/省コスト以前の問題が発生します。 1)この機能-1,2はこれまで、ほとんどのケースで困難だった機能です。 ◇機能‐2 :定期的な校正が設置状態でできるか? 風量計は、他の測定機器と異なり、測定断面における風速分布が測定精度を大きく支配します。この風速分布は、ダクトパターン(ダクトの組合せ) により左右されるため、実際に使われている環境下で測定値の校正をする必要があります。 27 27 27

28 風量計に望む機能 ◇機能‐3 :圧力損失は低いか? ◇機能‐4 :設置制約が緩和できるか?
例えば、送風量30,000m3/hの運転条件で損失がΔPf = 100 Pa の風量計を用いていたとすると、年間の経済損失146,000円 余剰CO2は6t(ランニングのみ)に達します。 このような風量計は、省エネや省コストを加速するツールとして適当ではないと思います。 1)圧力損失が高い製品を使うことは、ダクトの中で無駄な電灯を付けているようなものです。 ◇機能‐4 :設置制約が緩和できるか? 精度を維持するための必要直管部を短縮することで、設計の自由度が高まり、最適設計ができます。 28 28 28

29 ガストレ式の弱みを補うために ①ガストレ校正風量計『GTセンサー』 ②整流機能付き多孔ピトー管風量計『エアメジャー』
継続的に風量を監視する機器への提案 次に示す風量計のあるべき姿を踏まえた 常設型風量計  Ⅰ)初期測定値が正確かどうか使用している状態で検証 Ⅱ)定期的な校正が設置状態でできるように  Ⅲ)圧力損失が少ない Ⅳ)設置の制約が緩い(どの場所にでもつけられる) 新しい商品の開発 ①ガストレ校正風量計『GTセンサー』 ②整流機能付き多孔ピトー管風量計『エアメジャー』 29 29 29 29 29 29

30 GTセンサは「混合希釈法(トレーサーガスCO2) 」を用い、 現地でゲージングする、業界初の風量計(差圧方式)です。
常設型風量計の提案① ガストレ校正風量計 『 GTセンサー 』 GTセンサは「混合希釈法(トレーサーガスCO2) 」を用い、 現地でゲージングする、業界初の風量計(差圧方式)です。 風量の表示や 信号出力 (オプション扱い)‏ 着脱型GTRの製品形状 短管組込型(丸型) GTI の製品形状   30 30 30 30 30 30

31 GTセンサーの構造 常設型風量計の提案① ◆GTRを例に説明 ◇全圧測定孔で検出する圧力は全圧 と呼ばれ Ptで表します。
◇静圧検出孔で検出する圧力を静圧  (局所)と呼び Ps’で表します。 一例とて角パイプ。 いろんな形状や 材質に対応 できる。 ◇この全圧と静圧の差を動圧(見掛け)と呼び、Pvで表します。 即ち、Pv=Pt-Ps’ (Pt) (Ps’) ◆この動圧 Pvと風速 Vには一義的な関係がありますが、後述のとおり、ガストレで検量線を求めるまでは、どのような関係があるのか解りません。 圧力 測定孔a 測定孔b 差圧検出体の形状・組合(例) 31 31 31 31 31 31

32 GTセンサーの測定原理① ガストレ式で風量を測りながら GTセンサーの動圧を検出し 風量が多い時 グラフ上にプロットします。 ガストレ式
ガストレ式計測風量 Q (m3/h)‏ GTセンサー差圧 P (Pa)‏ ガストレ式 計測風量 Q = 40,000 (m3/h)‏ GTセンサー動圧 Pv = 80 (Pa)‏ 二次空気 サンプリング GTセンサー CO2ガス  注入 一次空気 サンプリング 32

33 GTセンサーの測定原理② 風量を変えて先と同じように 風量と動圧をグラフ上に 風量が中くらいの時 プロット(2個目)します。 ガストレ式
ガストレ式計測風量 Q (m3/h)‏ GTセンサー差圧 P (Pa)‏ ガストレ式 計測風量 Q = 30,000 (m3/h)‏ GTセンサー動圧 Pv = 45 (Pa)‏ 二次空気 サンプリング 一次空気 サンプリング 33

34 GTセンサーの測定原理③ 風量が少ない時 風量を変えてGTセンサーの 設置特性(風量と動圧の関係) を調べることで検量線ができます。
ガストレ式 計測風量 Q = 20,000 (m3/h)‏ GTセンサー動圧 Pv = 20 (Pa)‏ GTセンサー差圧 P (Pa)‏ ガストレ式計測風量 Q (m3/h)‏ 二次空気 サンプリング 一次空気 サンプリング 34 34

35 GTセンサーの動圧(Pv)と検量線から、
GTセンサーの測定原理④ 風量を常時モニター GTセンサーの動圧(Pv)と検量線から、 CO2をパージしなくても 風量(Q)が求められるようになります。 GTセンサー動圧 Pv = 60(Pa)‏ GTセンサー GTセンサー差圧 P (Pa)‏ 風量 Q (m3/h)‏ 風量はグラフから Q=35000m3/h 35 35

36 ◆ GTRは既設ダクトへの後付け設置、および定期的な点検が必要な 排気系統の風量測定に最適です。
GTRの形状(写真の材質はSUS304) 角ダクト設置例 丸ダクト設置例 ◆ GTRは既設ダクトへの後付け設置、および定期的な点検が必要な   排気系統の風量測定に最適です。 ◆ 各種材質に対応できます。(SUS316製・PVC製など) 36 36 36 36 36 36

37 ◆ GTIは ダクト短管に収納された風量センサです。 ◆ 新設ダクトへの風量計設置に適しています。
丸型 GTI 400 Dの製品形状   ◆ GTIは ダクト短管に収納された風量センサです。 ◆ 新設ダクトへの風量計設置に適しています。 ◆ 写真は亜鉛鋼板(SEHC・塗装処理)短管。  SUS製の短管に収納した製品もご用意できます。 37 37 37 37 37 37

38 GTセンサーの特長 常設型風量計の提案① ◆ 高精度 ±3%OR
◆ 安価を実現 ◆ ダクト形状、ダクトワークによらず正確な風量が測定できます。     (必要直管部大巾短縮) 1)ガストレ式でキャリブレーションしなければ、設置状態でこれだけの測定精度は得られません。 ◆ 広く材質を選べます(標準はSUS304製、その他PVC・SUS316など) ◆ センサー自身の圧力損失(風速10m/secにて6Pa)が少ないため、   エネルギーの浪費を抑えます。 ◆ センサーの着脱機能でメンテナンス性向上 。      (着脱型 GTRの特徴) ◆ 既設ダクトへの設置が簡単で工事費を削減できます。 (着脱型 GTRの特徴) 38 38 38 38 38 38

39 この先の話は、ガストレ式 風量計測と無関係。 従来の常設型風量計を 改善した風量計の提案。
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40 整流格子を内蔵したことで、様々なダクトワークの場面で設置の自由度が
常設型風量計の提案② エアメジャー(AMA) 整流格子を内蔵したことで、様々なダクトワークの場面で設置の自由度が まし、測定値の信頼性が高まります。 丸型ユニット   整流部 流体圧力検知部 (センサー) 風量の表示や 信号出力 (オプション扱い)‏ 角型ユニット   整流部 流体圧力検知部 (センサー) 40 40 40 40

41 エアメジャーの製品概要 常設型風量計への提案② 優れた設置特性
   従来型風量計の普及の妨げと考えられた必要直管長さを、整流格子を内蔵することで、大幅に削減しました。この効果により、風量計取り付け場所の制約から解放され、最適なダクトワークが行えます。 低い圧力損失    内蔵の整流格子は、風量計測上もっとも厄介な旋回流を抑えることのみを目的とした格子構造です。これにより、風の抵抗による圧力損失が低くなりエネルギーロスを最小限に抑えることができました。 コンパクト設計    センサー部と整流部分を一体化したことで、狭い設置環境への取り付けも可能になりました。 廉価での提供    精密な機械加工を廃し、大幅なコスト削減を達成。 41 41 41 41

42 エアメジャーの測定原理 常設型風量計への提案② ◆角型ユニットを例に説明 ◇全圧測定孔で検出する圧力は全圧 と呼ばれ Ptで表します。
◇静圧検出孔で検出する圧力を静圧  (局所)と呼び Ps’で表します。 ◇この全圧と静圧の差を動圧と呼び、  Pvで表します。  即ち、Pv=Pt-Ps’ (Pt) (Ps’) ◇この動圧 Pvから、風速 Vや風量  Qを求めることになります。  (動圧 Pvは風速 Vと空気密度 ρ  により支配されます) 42 42 42 42

43 エアメジャーの特長 常設型風量計への提案② ◇◇◇優れた性能◇◇◇ 幅広い風速域V=2.5~25m/secで、精度良く測れます。
特異なセンサ形状により、検出差圧が高まり、読み取り誤差を少なく見積もることができます。(ピトー管の2~3倍の差圧) センサに開孔する測定孔は、JISB8330の送風機の風量測定試験の規格に準拠し多数(小口径の角型ユニットでは50mmピッチ)設けています。 センサ材質をステンレスとアルミの2種類用意したことで、用途に応じた最適な選択ができます。 43 43 43 43

44 常設型風量計への提案② エアメジャー角型ユニット 44 44 44 44

45 常設型風量計への提案② エアメジャー丸型ユニット 45 45 45 45

46 エアメジャーの使い勝手(必要な直管長さ)
常設型風量計への提案② エアメジャーの使い勝手(必要な直管長さ) 46 46 46 46

47 『エアメジャー 』の活用場面 ◆納入先 某食品会社 ◆状態 ダクトへの取付け風景 ◆型番:AMA1600×500 ◆仕様
  某食品会社 ◆状態   ダクトへの取付け風景 ◆型番:AMA1600×500 ◆仕様   センサ部/SUS304   整流プレート/SUS304   ケーシング/ボンデ鋼板   (粉体塗装処理) ◆型番:   AMA1200×1300 ◆仕様:   全溶接タイプ   センサ部/SUS304   整流プレート/SUS304   ケーシング/SUS304 ◆型番:   AMA150D ◆仕様:   全溶接タイプ   センサ部/SUS304   整流プレート/SUS304   ケーシング/SUS304 ◇用途   製剤機械における   風量管理

48 株式会社 芝田技研 1)風量計測に関する業務のみが、主たる事業。 48 48 48


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