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平成28年度 スクールソーシャルワーカーシンポジウム 継続的な関わりの有効性について考える
平成28年度 スクールソーシャルワーカーシンポジウム 継続的な関わりの有効性について考える <15:30~17:00> コメンテーター 吉田 圭子氏(岐阜県教育委員会学校安全課課長補佐) シンポジスト 石橋 佳之氏(池田町立池田中学校長) 横幕 昌代氏(大垣市立安井小学校生徒指導主事・教育相談担当) 田部 宏行氏(岐阜県教育委員会・西濃地区SSW&SSWSV) コーディネーター 宮嶋 淳氏(中部学院大学教授&岐阜県教育委員会SSWSV) SSW=スクールソーシャルワーカー、 SV=スーパーバイザー
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スクールソーシャルワーカー活用の焦点 ①不登校 ②いじめ ③暴力行為 ④児童虐待 ⑤友人関係の問題(②を除く) ⑥非行・不良行為(③を除く) ⑦家庭環境の問題(④、⑪を除く) ⑧教職員等との関係の問題 ⑨心身の健康・保健に関する問題 ⑩発達障がい等に関する問題 ⑪貧困の問題(⑦を除く) ⑫その他 これらの課題に、どのように関わるのか 課題を解消するのに どのくらいの時間がかかるのか
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H27. 全国の活用状況 第1位・・・不登校 第2位・・・貧困対策 第3位・・・その他 (複合的な問題)
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SSW実践の 進捗状況 チェック・フロー
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SSWのPDCAサイクル 力の蓄積 学校のニーズ 状況把握 モニタリング 見立て(アセスメント) 介入(支援) ケース会議 チーム
アプローチ 力の蓄積
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すべての子ども を排除しない 「学校」「地域」づくり
すべての子ども を排除しない 「学校」「地域」づくり 健全さも非行も今ここで生じている出来事(行為・行動)であり、 その子どもと家族を取り巻く文化の表出である。 人と人との関係が肯定的で、相互承認され、いっしょに生きていこうという 気持ちが普通のことになる 身体的心理的社会的スピリチャルな側面での健康が維持された関係で、 一人ひとりが解放されている(=安心・自由・自信を持っていられる) 子どもたちを排除しない「学校クラスター」づくりの特徴 NZ教育省は、非行に至った子どもたちを排除するのではなく、肯定的な学校風土を形成することを優先的に実践している。 健全さも非行も今ここで生じている事象・事案(行為)であり、文化の表出である。したがって、行為者である子どもを全体として否定し、排除しなければならないことではない。 このことを背景として、教育省は3つのコアを示し、「学校風土の改善」を目指している。 NZの学校施策において、各学校は1~10までのランキング付けがされる。上位(10が最上)のランキングに入る学校は、地域から認められ、寄付金も増え、成績の良い、健全な子どもたちが集まる。 親もランキングをみて、学校を選択するのである。 「高いレベル」とは、このことを指している。 また「生徒間格差」は、学校のランキングによって、当然に学力差が生じるし、課外活動の内容も左右され、生活体験全体としても格差が生じる。 これは相矛盾するようであるが、公平さよりも地域の力を信じることにプライオリティをおいている、NZ政府の教育行政施策上の意図と読み取れよう。 そう読み取ってみると、第3のコアはより明確となる。 権限を持つ学校が学校としての努力をし、保護者や市民、地域を巻き込もうとしたにもかかわらず、市民からの信頼を得られなければ、政府が支援するというものである。 NZ教育省がめざす学校を取り巻く地域状況(風土化)
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学校コミュニティの概念図 学校コミュニティ(クラスター)(図3)とは、場所ではない。 学校を介して出会う人と人との関係である。 学校コミュニティの肯定的な学校風土とは、人間関係的健康が保持された状態が学校を介する人々の間で持続されている状態。 ゆえに、「学校+well-being」が包括的に成り立つと示唆されていると考えるものである。 出典:Ministry of Education, 2012, “Positive School Climate in all New Zealand Schools and Kura”
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