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本授業のねらい(講師向け) (1)「租税の意義と役割について考えさせるとともに、国民の納税の 義務について理解させる。」

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1 本授業のねらい(講師向け) (1)「租税の意義と役割について考えさせるとともに、国民の納税の 義務について理解させる。」
中学校学習指導要領(平成27年3月) 第2章第2節 社会 公民的分野2(2)イ 「統計資料などを有効に活用しながら租税の大まかな仕組みやその特徴にも触れ、 国民生活に大きな影響力をもつ財政を支える租税の意義や税制度の在り方につい て考えさせる」 中学校学習指導要領解説(平成26年1月) 社会編第2章第2節 公民的分野 2(2)イ 「国民が納税の義務を果たすことの大切さを理解させるとともに、税の負担者として 租税の使いみちなどについて理解と関心を深めさせるなど納税者としての自覚を 養う」 (2)「社会の諸問題に着目させ、自ら考えようとする態度を育て」る。 中学校学習指導要領(平成27年3月) 第2章第2節 社会 公民的分野1(2) 本授業で用いる教材『ハロー・タックス』とは、名古屋国税庁が作成した、次の教材を示している。 中学生用「ハロー・タックス」(平成30年度版) 事前の打合せに際しては、駐車場の使用許可・撮影許可のほか、テレビ・HDMIケーブル・延長コード・座席表(指名のため)等の設備を確認する。 また、教材としてハロータックスの有無を確認するとともに、本資料の8頁をディスカッション用に印刷のうえ事前配布を依頼しておくことが好ましい。 さらに、担当教諭とグループ割りについて事前に打ち合わせておき、 当日は、授業開始前に黒板に、グループ毎の記載スペースをつくっておく。

2 租税教室 ●年●月●日 ●●中学校にて みなさん、こんにちは。 税理士の〇〇〇〇といいます。
今日は、〇〇先生に貴重な時間をもらいまして、授業をさせてもらいます。 次の世代を担うみなさんには、良い社会を築いていってもらいたいので、どのような税金の仕組みをつくっていくのがよいのか考えてもらう授業をしていきたいと思います。

3 講師紹介 〇〇〇〇〇 税理士(ぜいりし) 現在のお客様の職業・業種 納税者の立場にたって、税金に関する仕事を行う。
個人や企業からお金をもらって、税務署に提出する書類の作成、 手続きを行う。また、依頼者からのさまざまな税に関する相談に 応じる。 現在のお客様の職業・業種 そのまえに、簡単に自己紹介をさせていただきます。 (中学のある地域とのかかわりを中心に、自己紹介) (税理士の場合には、税理士の職業紹介も行う) ~開始から5分

4 今日の授業の流れ 1.税のルールは誰が決めるか 2.税金の色々な仕組みを知ろう 3.税金を納めるルールについて考えよう 4.まとめ
(講義5分 教材:『ハロー・タックス』・本資料) 2.税金の色々な仕組みを知ろう (講義15分 教材:『ハロー・タックス』・本資料) 3.税金を納めるルールについて考えよう (ディスカッション10分、発表12分 教材:本資料) 4.まとめ (3分) そこで、今日の授業では、良い社会を築くための税金のルールを考えていきたいのですが、 いきなり、ゼロからルールを考えるといっても、無理ですから、 なぜ税金のルールを誰が決めるのか。 また税金の集め方にはどのようなものがあるのかをまず勉強していきたいと思います。

5 1.税のルールは誰が決めるか (1)なぜ税金があるのか。
国や地方公共団体が、社会資本(道路、上下水道など)の整備や公共 サービス(教育、警察、消防、医療、介護、福祉、行政など)の提供を行う ため。 ⇒いわば「会費」(『ハロー・タックス』1頁) (2)税金をどのように集めたらよいか 「会費」といっても、会員(国民)を自由に辞められるわけではない。 そんな中、無制約に「会費」を課されても困るし、逆に集めないということ も困る。 集め方を明確にする必要がある。 そこで、公共の福祉のためにルールを決めて、その範囲内で、税金を納 めることにしよう。           (講義5分 教材:『ハロー・タックス』・本資料) では、さっそく、税のルールは誰が決めるかについて考えていきたいと思いますが、 まずはじめは、なぜ税金を納めなければならないのかについて考えていきたいと思います。 何人かに聞いてみたいと思います。 座席表から選ばせてもらいますね。 まずは〇〇さん。 次に〇〇くん。 ありがとうございました。 じつは、いろいろな意見がありますが、ハロータックスの1頁を見てください。 一般的には、国や地方公共団体が、道路、上下水道の整備を行ったり、教育・警察・消防・医療・介護などのサービスを提供するために必要だからと考えられています。 いわば、会費という言い方もされていますが、 わたしたちの生活に密接にかかわっていることがわりますね。 ところで、会費といっても、税金には、普通の会費と違うところがあります。 スポーツクラブだったら会費が高いからといってやめられますが、国民は簡単にやめられるものではありません。 そんな中、無制約に会費を課されても国民は困ります。 すなわち、義務の程度を明確にしておく必要があります。 そこで、日本では、公共の福祉のためにルールを決めて、その範囲内で、税金を納めることにしました。

6 日本国憲法 第三章 国民の権利及び義務 一部抜粋 29条(財産権) 一部抜粋 財産権は、これを侵してはならない。
日本国憲法 第三章 国民の権利及び義務 一部抜粋 29条(財産権) 一部抜粋 財産権は、これを侵してはならない。 財産権の内容は、公共の福祉に適合にするやうに、法律で これで定める。 30条(納税の義務) 国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負ふ。 ⇒ 国民に大きく影響をあたえるので、どのように税金を納め るかは、 (議員を通じて)国民自身が決めよう。 それが、日本国憲法の権利及び義務の規定です。 では、何人かに読んでみてもらいたいと思います。 教科書の巻末に日本国憲法がのっていると聞いています。 開いて条文を読み上げてもらおうと思います。 では、まず29条を〇〇くん読んでもらっていいですか。 つぎに30条を〇〇さん読んでもらっていいですか。 ありがとうございました。 まず、29条で財産権について公共の福祉の制限を受けることを定めました。 すなわち、稼いだお金は自分のものですよ。基本的に、国はそのお金を取ってはいけないですよと定めつつ、公共の福祉のために法律で制限できるとしたわけです。 同様に公共の福祉のために、 30条では、国会が決めた法律にしたがって、国民は税金を納めなければならないと定めました。 ここで重要なことは、 公共の福祉のためとはいえ、国民に大きく影響をあたえることなので、どのように税金を納めるかは、議員を通じて、国民自身が決めていこうということです。 そこで、今日は、税金を納めるルールをみなさん自身に考えてほしいと思います。 ~開始から10分

7 2.税金の色々な仕組みを知ろう キーワード 累進課税制度(所得の開きを縮める仕組み)(『ハロー・タックス』2 頁、3頁)
国の借金(〇〇〇兆円)  (『ハロー・タックス』5頁) 租税負担率(〇〇% 米国、欧州は?)『ハロー・タックス』8頁) 小さな政府(低福祉・低負担) (『ハロー・タックス』9頁) 大きな政府(高福祉・高負担) (『ハロー・タックス』9頁) 公平の原則 (『ハロー・タックス』10頁)            (講義15分 教材:『ハロー・タックス』・本資料) そのために、現在の税金の色々な仕組みをもう少し勉強していきたいと思います。 まずは、累進課税制度を知りましょう。『ハロー・タックス』3頁をみてください。 〇〇さん、所得税を説明している囲み記事の本文三行を、読んでもらっていいですか。 ありがとうございました。 では、所得金額が200万円の場合、最高何%の税率が課されていますか。 そうですね。10%ですね。 それでは、所得金額が400万円の場合、最高何%の税率が課されていますか。 そうですね。20%ですね。 経済力のある人により大きな負担を求める、いわば、所得の開きを縮める仕組みですね。 ところで、税金は、社会資本整備や公共サービスの提供のためといいましたが、 現在日本では、それに必要なお金が、税金として集めているお金では足りず、世界中から借金しています。その残高はどれくらい大きいのでしょうか。5頁みてください。 〇〇さん、いくらでしょうか。 ありがとうございます。これを国民の人口で割ると、1人あたり700万円になります。 この借金をどうしていったらよいでしょうか。 そこで、現在の国民の税金の負担率を調べてみましょう。8頁を見てください。 国民の儲けに対する税金の割合を租税負担率といいます。 さて、日本はいくらでしょうか。〇〇さん ありがとうございます。 では、アメリカは何%でしょうか。〇〇さん ありがとうございます。日本と同程度といえますね。 では、スウェーデンは何%でしょうか。 ありがとうございます。日本より高いですね。 では、 一般的に、アメリカなど、低福祉・低負担の国はなんというでしょうか。 ヒントは9頁にあります。 〇〇さん そうですね。小さな政府 反対に、スウェーデンなど高福祉・高負担の国を、なんというでしょうか。 〇〇さん、 そうですね。大きな政府 ディスカッションでは、国の借金をどうするか、大きな政府をつくっていくか、小さな政府にしていくのかも踏まえて、税率を考えていってくださいね。 ディスカッションの前に重要な点をもうひとつだけ考えておきましょう。 公平の原則です。 〇〇くん読んでもらっていいですか。 垂直的公平のための仕組みとして、たとえばどんなものがあるかわかりますか。 そうですね。累進課税制度ですね。 ディスカッションでは、どのようは集め方が公平なのかを考えていってくださいね。 ~開始25分

8 3.税金を納めるルールについて考えよう 公平に税金を集めよう! 大きな政府vs小さな政府、公平とは?(累進課税を採用するか)
グループ毎に話し合って、②の答えを黒板に。 集め方の   工夫:            (ディスカッション10分、発表12分 教材:本資料) もうけた お金① 集める 税金② 手元に残る お金①-② Aさん 700 万円 Bさん 250 万円 Cさん 50 万円 合計 1,000 万円 では、6人くらいの班をつくってください。 ここに記載されたAさんからCさんからどのように税金を集めるか考えてください。 具体的には、大きな政府を目指すのか、小さな政府を目指すのか、それによって平均的な税率が変わりますね。 また、公平の原則の観点で累進課税制度を採用するかでもかわります。 そして、②の答えを黒板に書いてください。 また、どうしてその数字になったのかも聞きますので、こたえられるようにしてくださいね。 なお、もうけたお金を書いていますが、もうけた以外の要素も自由に仮定を置いてもらってもいいです。 時間は10分です。では初めてください。 開始後35分~ では、数字が埋まったので、なぜこのようなこたえになったのか、答えていってもらいましょう。 まず、〇〇班 次に〇〇班 〇〇班 ありがとうございました。 ~開始後47分

9 4.まとめ 税金は、わたしたちの生活に密接に関係がある。 税金のルールは、わたしたち自らが考えていく必要があ る。
ルールを考えるためには、経済や政治について多くのこ とを知る必要がある。 公民の学習を通じ、経済や政治についての理解を深め ていってください。 (3分) 税金は、わたしたちの生活に密接に関係がある。 税金のルールは、わたしたち自らが考えていく必要がある。 ルールを考えるためには、経済や政治について多くのことを知る必要がある。 公民の学習を通じ、経済や政治についての理解を深めていってください。 本日はありがとうございました。 ~開始後50分


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