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財政-第26講 6.社会保障財政(7) 2008年7月8日 第2限
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公的医療保険② 今後の課題(続) 医療保険財政の危機(続) 後期高齢者医療制度の見直し 混合診療
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公的医療保険②
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今後の課題(続)
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医療保険財政の危機(続) 制度改革の方向性(←第25講) ①給付割合の引下げ ⇔一部負担(自己負担)の引上げ ②保険料の引上げ
⇔一部負担(自己負担)の引上げ ②保険料の引上げ ⇒被保険者(疾病者)の負担が増加 ③医療費の抑制 ⇒被保険者(疾病者)の負担を抑制
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①給付割合の引下げ ~2003年3月 健康保険(政管健保,組合健保) 本人:8割-家族:入院8割・外来7割
健康保険(政管健保,組合健保) 本人:8割-家族:入院8割・外来7割 ⇔3歳未満:8割,70歳以上:9割(高所得:8割) 国民健康保険(自営業者,農業者等) 本人:入院8割・外来7割 2008年4月~ 本人:7割-家族:7割 ⇔義務教育就学前:8割,70歳以上:8割→1年間凍結?(高所得:7割) 本人:7割
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②保険料の引上げ 政管健保 ~1997年8月:月収の8.2% 1997年9月~:月収の8.5%
~1997年8月:月収の8.2% 1997年9月~:月収の8.5% 2003年4月~:総報酬(月収+賞与)の8.2% →cf. 2008年10月~:国→都道府県単位に⇒都道府県による差異? 組合健保 2008年度の赤字分穴埋め ⇒現行:7.4%(平均)+0.8%引上げ(平均)?
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③医療費の抑制 過剰・非効率医療の見直し X線撮影⇔被曝→発がん 低価格の後発薬(ジェネリック)の普及 →2,800億円~3,200億円/年の医療費削減?
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特定健康診査・特定保健指導(2008年4月~) =メタボ健診 40~74歳→腹囲,血糖値,中性脂肪,血圧 被保険者・家族の受診率向上 (2006年度:42%→2012年度:70%を目標) ⇔受診率の低い被用者保険・国民健康保険 →後期高齢者医療制度への支援金を増額 →メタボ該当者等を25%減(~2015年度) ⇒医療費2兆円の削減
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後期高齢者医療制度の見直し 後期高齢者医療制度の導入(2008年4月~) 老人保健制度(~2008年3月)
医療費=給付+自己負担 ※資料25-2 =各保険からの拠出金:50% 公費負担:50% 後期高齢者医療制度(2008年4月~) 医療費=給付+自己負担 =各保険からの支援金:40% 後期高齢者からの保険料:10%
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後期高齢者の保険料負担 被用者保険の被扶養者:負担なし →後期高齢者医療制度の被保険者:負担あり ⇒負担の発生 被用者保険の被保険者:負担あり ⇒低所得者→負担増⇔高所得者→負担減 国民健康保険の被保険者:負担あり
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負担の発生 or 低所得者→負担増への対応 (2008年度:年7.2万円→2015年度:年8.5万円?) ⇒保険料負担の軽減 or 激変緩和措置? ⇔保険料の収入減は国庫負担でまかなう? ※医療保険財政の危機への対応 ⇒後期高齢者医療制度(2008年4月~) =各保険からの拠出金(→支援金)抑制 ⇔後期高齢者に保険料負担
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混合診療 保険診療→自己負担+給付 保険外診療(自由診療)→全額自己負担 ※安全性,有効性に問題=原則禁止 混合診療=保険診療+保険外診療
※安全性,有効性に問題=原則禁止 混合診療=保険診療+保険外診療 →原則全額自己負担 ※安全性,有効性に問題=原則禁止 ex. がん治療=放射線+リンパ球移入 ⇔混合診療原則禁止→違法判決 →自己負担+給付?⇒混合診療が容易に?
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第27講の予定 6.社会保障財政(8) 公的介護保険 社会保険における介護保険 現行の制度体系 給付と負担の現状 今後の課題 総括
講義の総括
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参考資料の出典等 資料25-2…厚生労働省[2007]『厚生労働白書 平成19年版』
資料25-2…厚生労働省[2007]『厚生労働白書 平成19年版』 参考文献(6.社会保障財政-公的医療保険) 中垣陽子[2005]『社会保障を問いなおす-年金・医療・少子化対策』ちくま新書 池上直己[2006]『ベーシック医療問題<第3版>』日経文庫、日本経済新聞出版社 兪炳匡[2006]『「改革」のための医療経済学』メディカ出版
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