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第7回 社会福祉の法制度
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社会保障(Social Security )
個人的リスクである、病気・けが・出 産・障害・死亡・老化・失業などの生活 上の問題について貧困を予防し、貧困者 を救い、生活を安定させるために、 国家または社会が所得移転によって所得 を保障し、医療や介護などの社会的サー ビス(Social benefits)を給付する制度 個人のリスクを国・社会が保障する
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社会保障の機能 社会的セーフティネット リスク分散 所得再分配 家族・社会・経済の安定
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1.社会的セーフティネット ○不慮の事態に対する安定と安心をもたらす ○トランポリンのように人を成長させる効果も
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2.リスク分散 危機管理の一種。互いに相関の低い、ま たは逆相関のリスクを組み合わせること で、全体のリスクを軽減させようとする こと。
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3.所得再分配 高所得者から低所得者へ富を移転させること 垂直的再分配…高所得層→低所得層 水平的再分配…同水準の所得層間 貧富の差を緩和
階層の固定化とそれに伴う社会の硬直化を阻止 垂直的再分配…高所得層→低所得層 水平的再分配…同水準の所得層間
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4.家族・社会・経済の安定 家族機能の代替 仕事と家庭の両立 ワーク・ライフ・バランスの推進 経済安定機能
好況期には増税で景気の過熱を防ぎ、 不況期には社会保障制度で所得の低下に 歯止めをかける スタビライザー機能という
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社会保障の体系 広義の 社会福祉 狭義の社会福祉
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社会保障の体系 社会保険 社会扶助 保険の技術を用い、保険料を財源とし て給付を行う仕組み
租税を財源にして保険の技術を用いず に給付を行う仕組み
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ライフサイクルからみる社会保障 保健・医療 所得保障 社会福祉 労災・雇用 公衆衛生 一生涯必ず何らかの医療保険に加入してい る
年金は所得保障の意味合いを持つ 老齢のほか、障害・遺族年金もある 社会福祉 保育、障害、介護をカバー 労災・雇用 公衆衛生
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国民皆保険・皆年金 すべての国民が何らかの公的な ①医療制度 ②年金制度 に加入できるように整備された状態 1961年に達成
海外では例の少ない大きな成果
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5つの社会保険 加入者の保険料で運営
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社会扶助の種類 公的扶助 社会福祉 公衆衛生 生活保護制度「最後のセーフティネット」 社会手当:児童手当、児童扶養手当など
福祉六法に応じた分野 地域福祉、災害福祉など、現代の複雑多岐 にわたるニーズに対応 公衆衛生 快適な衛生環境と健康づくり 保健所、保健師
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社会保障の前提 ベヴァリッジ報告では、「ゆりかごから 墓場まで」を網羅する社会保障を円滑に 進めるため、3つの前提も示されている 児童手当
総合的保健・医療 完全雇用(政策) 経済が永遠に成長することが前提 失業者なく、保険料・税収が確保できる
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日本型雇用の前提 終身雇用 年功序列 企業別組合 +性的役割分業(男は仕事、女は家事)
多くの国民が上記のライフコースを歩む ことを前提に、戦後の社会保障が作られ ている。
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