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Published byしのぶ あかさか Modified 約 5 年前
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AO入試合格者に対する入学前学習課題としての 大学入試センター試験受験の試み (大学教育学会 第32回大会 愛媛大学 2010/6/5)
横浜市立大学 アドミッションズセンター 出光 直樹 10月下旬に合格が決まるAO入試の合格者に対して、 入学前学習課題として大学入試センター試験の受験を課した。 手間のかからない方法により、合格者の緊張感を維持し、 学習(に取り組む姿勢)の振り返りや、入学(後)に向けて気を引き締める効果が見られた。
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実施の背景 2005年度: 国際総合科学部 設置 2006年度:英語に関する入学前教育
特別選抜: 指定校制の推薦入学、AO入試、 海外帰国生、外国人留学生 2006年度:英語に関する入学前教育 必修英語科目の単位認定・進級要件 (TOEFL500相当)への対応 TOEFLの模試・解説、TOEFL受験、 ネイティブ教員による講座 対象者は12月までに合否が決まる 推薦、AO入試、帰国生の合格者
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2009年度:AO入試の実施時期を、 ◇10月中旬出願~12月上旬合格発表から、 ◆ 9月上旬出願~10月下旬合格発表に変更
2009年度:AO入試の実施時期を、 ◇10月中旬出願~12月上旬合格発表から、 ◆ 9月上旬出願~10月下旬合格発表に変更 入学後の追跡調査により、AO入学者の成績は、一般入学者より良好 さしせまった問題は無いが、大学側にも、合格者側(高校も含む)に負担の無い形を検討 → 大学入試センター試験に着目
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大学入試センター試験に着目 高大接続に関する各種の議論から お茶の水女子大学の実施例を発見
AO入試の出願時期が、センター試験出願(10月上旬)の前となり、指示が徹底可能 一般選抜入学者と同じ経験をさせる 手間がかからない
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実施方法 AO入試の募集要項に明示 10月上旬(センター試験出願期間中)に送付する2次面接の受験案内にて、センター試験への出願を念押し
12月下旬の入学手続にて、自己採点結果の報告書(アンケート含む)を配布 1月下旬までに、報告書を郵送提出
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AO入試募集要項への記載内容
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1年目の課題と2年目の工夫 最初に実施した2009年度では、4月に届く 「試験成績の本人開示」結果の提出を求めたが;
センター試験出願時に、開示申請の有無を間違える者 (後から申請できない) 入学後の提出指示では集約が不十分 2年目は、自己採点結果報告を主眼に 入学前の緊張感がある段階での対応 本人の振り返りを意図
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2010年度の結果 AO入試入学手続者49名の内、センター試験の出願が認められなかった(早期卒業による)外国学校出身者1名を除く、48名全員が報告書を提出。 一般選抜合格者の平均得点率81%~73%に比べると、平均62%~50%と、20ポイント程度低い。 国際教養学系・経営科学系:3教科3科目 理学系:3教科5科目 英語は比較的健闘している。
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自由記述は、38名が回答。 AO合格後も勉学意欲が維持 →出来た/出来ない 思うように得点できなくてショック・反省
AO合格後も勉学意欲が維持 →出来た/出来ない 思うように得点できなくてショック・反省 一般受験組と同じ緊張感を経験したことが 良い刺激になった 入学(後)に向けての新たな決意を表明
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考察 メリット 課題 手間がかからない 取り組む内容はわかりやすい 振り返りの良い機会にはなる 高校サイドでの、受験指導の状況は?
大学入試センターにとって、実は“迷惑” 競争試験に対する“ノイズ”としての進路決定済み受験者。
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