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食生活のコーチングから 健康美へのアプローチ

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Presentation on theme: "食生活のコーチングから 健康美へのアプローチ"— Presentation transcript:

1 食生活のコーチングから 健康美へのアプローチ
医療法人社団新虎の門会 新浦安虎の門クリニック     発表者 ○関根未穂  大前由美 大前利道 沼本美由紀                                       佐々木美香子 森田リサ 長谷佳織 食生活のコーチングから健康美へのアプローチについて 発表させて頂きます。 健康美というテーマにしたのは食生活のコーチングが体の健康だけでなく心や肌のも含めた トータル的な健康につながっていると考えたからです。

2 食生活のコーチングとは 一方的な栄養指導ではなく、対象者の生活環境や食習慣など問いかけのコミニュケーションをしていく事で、対象者自身に現在の生活習慣に対する危機感を認識して頂く。 「自発性」を尊重しながら、指導や指示ではなく支援、支持を重視していくスタイル。 食生活のコーチングとは 一方的な栄養指導ではなく、対象者の生活環境や食習慣など問いかけのコミニュケーションをしていく事で、 対象者自身に現在の生活習慣に対する危機感を認識して頂く事だと考えています。 対象者の「自発性」を尊重しながら、指導や指示ではなく支援、支持を重視していくスタイルにより お互いが理解納得の上取り組む事ができると考えます。 2

3 自発性を促すには ①「栄養指導」ではなく「食事相談」 であることを認識する ②問いかけにより対象者の考え方・
①「栄養指導」ではなく「食事相談」               であることを認識する ②問いかけにより対象者の考え方・ 習慣・願望・将来のイメージを探る ③小さなことでも出来たことに対し 共感し評価する そして対象者の自発性を促すためには 以下の3点がポイントだと考えます。 一つ目は「栄養指導」ではなく「食事相談」であることを支援者側が認識する事 二つ目は問いかけにより対象者の考え方・習慣・願望・将来のイメージを具体的に探る事 三つ目は小さなことでも出来たことに対し共感し評価する事が大切だと思います。 3

4 症例 H25年4月からH26年3月までに保健指導の対象となり、支援が終了となった44名の中で、顕著な結果が確認できた40代の男女2名を報告する。 以上のような点を意識しながら H25年4月からH26年3月までの1年間で保健指導の対象となり、 支援が終了した44名の中で、顕著な結果が確認できた40代の男女2名の事例をご報告させていただきます。

5 40代女性Aさん 身長 159.2cm 体重 74.2kg 腹囲 97.0cm BMI 29.3 血圧 138/81 空腹時血糖値 126
HbA1c(NGSP) 6.7 LDLコレステロール 144 まず1症例目です。 40代女性Aさん 身長159.2㎝、体重74.2kg、腹囲97㎝でかなりの肥満体系でした 血圧、血糖、コレステロールいずれも基準値よりも高めの対象者です 5

6 Aさんの背景と問題点 家族構成・夫 子供2人(男女) 職業・・・学童保育の指導員 食生活・・炭水化物が大好き 仕事後に毎日甘い物を食べる
家族構成・夫 子供2人(男女) 職業・・・学童保育の指導員  食生活・・炭水化物が大好き      仕事後に毎日甘い物を食べる      思春期の子供と同じだけ食べる 運動・・・全くしない 性格・・・明るくおおらか Aさんの背景と問題点です。 家族構成はご主人様とお子様二人 職業は学童保育の指導員をされており 食生活は炭水化物が大好きで、仕事後に毎日甘い物を食べる習慣がありました。 また思春期の子供と同じだけ食べていたということでした。 運動は全くしておらず、性格は明るくおおらかという印象を受けました。 6

7 Aさんの目標とアドバイス ○体重を6㎏減少させたい ○3L→Lにサイズダウン ○疲れやすい体から解放されたい ○糖質過多の生活を改善
 →ビタミンB群不足解消  →AEGs(糖化最終生産物)の発生抑制 ○鉄分の補給→コラーゲン合成 ○間食にはチーズ・ナッツ・ヨーグルト ○ウォーキングを開始 初回面談時の目標とアドバイスです。 目標は体重6キロ減少。洋服のサイズを3LからLにダウンさせたい また非常に疲れやすい体から解放されたいとのことでした。 私からのアドバイスは 糖質過多の生活を改善させることでビタミンB群の不足を解消し、イライラからくる過食を防ぐようにアドバイスしました またAEGs(糖化最終生産物)の発生を抑制することで、肌の老化や組織のアンチエイジングを促すことを提案しました。 さらに鉄分の補給により貧血予防と主にコラーゲン合成を促し、肌に弾力と潤いを与えたいと考えました。 間食には糖質を殆ど含まないチーズやナッツまた無糖のヨーグルトや無調整の豆乳などを提案し 可能であればウォーキングを始めるようにアドバイスをしました。 7

8 指導用フォローシート 【2回目】 2週間で-2kg。炭水化物を 控えて野菜からよく噛んで 食べている。 ⇒good! すごく頑張って
⇒good! すごく頑張って いますね。無理しすぎないように して下さいね。 【5回目】 3ヶ月で-11kg。野菜やタンパク質をしっかり摂り、ウォーキングも続けている。無理なくできている。 ⇒ひとまわり小さくなりました。 お肌のツヤも良く、とてもキレイ です。イキイキされていますね。 指導にあたってはこちらに示したフォローシートを活用しました。 初回を含め7回対象者とコンタクトを取ることができ、その時の状況確認とアドバイスを 書き留めるためのシートです。このシートを活用することで支援の時に起こりがちな 指導内容忘れなどを防ぐことができ次回の支援時に役立つ結果となりました。 こちらの表は実際活用したシートですが細かく見にくいので 2回目と5回目を表記しました。 状況を聞き取り、何か一つでも褒め、応援また支援をすることを意識いたしました。 8

9 40代女性Aさんの半年後 -10.7㎏ -14.0㎝ 身長 159.2cm 159.2cm 体重 74.2kg 63.5㎏ 腹囲
BMI 29.3 25.0 血圧 138/81 132/78 空腹時血糖値 126 89 HbA1c(NGSP) 6.7 5.8 LDLコレステロール 144 136 -10.7㎏ -14.0㎝ Aさんの半年後の結果です。 本人のご努力により体重は10キロ以上、腹囲も14センチ変化しました。 血糖値などの検査値も大きく改善しました。 当初の3Lの洋服がぶかぶかになり目標通りLサイズの洋服が着れるようになったとの事で 洋服を買う楽しみが増えたとおっしゃっておりました。 肌もツヤツヤと若返りイキイキした印象に変わっており、私自身も支援させて頂きとても 嬉しかった対象者のひとりです。 9

10 40代男性Bさん 身長 171.8cm 体重 72.1kg 腹囲 85.0cm BMI 24.4 空腹時血糖値 101
HbA1c(NGSP) 5.9 LDLコレステロール 151 続いて2症例目のBさんについて報告します。 40代男性、身長171.8㎝、体重72,1キロ、腹囲85㎝とメタボリックにギリギリ該当する 症例です。 10

11 Bさんの背景と問題点 家族構成・妻 子供2人(女) 職業・・・会社員(デスクワークが主) 食生活・・炭水化物・揚げ物が大好き
家族構成・妻 子供2人(女) 職業・・・会社員(デスクワークが主) 食生活・・炭水化物・揚げ物が大好き      大学時代をアメリカで過ごす      ジャンクフードや塩分を好む      缶コーヒー1日10本飲む      休日は昼から飲酒の習慣あり 運動・・・全くしない 性格・・・真面目時々、精神安定剤を服用 Bさんの背景と問題点です 家族構成は奥様とお子様が二人で、職業はデスクワークが主な会社員です 食生活は炭水化物や揚げ物が大好きで、大学時代アメリカで過ごした経験からか ジャンクフードや塩分を好むとのことでした。さらに缶コーヒーを1日10本近く飲む習慣があり かなり乱れた食生活を送っていたようです。運動も全くせずお昼から飲酒の習慣があり 時々精神安定剤を服用するなど、心のバランスも崩れていると感じました。 正直支援を迷う対象者でしたが、本人の変わりたいという願望を感じたので 支援を決意しました。 11

12 Bさんの目標とアドバイス ○腹囲を2㎝減少させたい ○食べる・飲む以外でストレス発散したい ○週末子供と遊ぶ元気が欲しい
○週末子供と遊ぶ元気が欲しい   ○糖質過多の生活を改善 ○アルコールを控える ○ビタミンB群・たんぱく質の積極摂取 ○コーヒーを控え水を心がけて飲む ○ストレッチ~ウォーキングの開始 Bさんの目標とアドバイスです ご自身からは腹囲を2センチ減少させたい。食べる飲む以外でストレスを発散させたい。 また子供と遊ぶ元気を取り戻したいと目標を述べられました。 私からは先程のAさんと同様に糖質過多の生活を改善し、アルコールを控える事。 今までアルコール摂取が多かった事からも分解代謝に欠かせないビタミンB群が多くふくまれる 豚のひれ肉もも肉、かつおやまぐろ、また大豆製品や玄米などをしっかり摂る事 また精神安定や幸せ感に関与するセロトニン分泌のためにもたんぱく質も積極的に 摂取することを指導しました。 また糖質過多の缶コーヒーを控え、のどが乾いたら水を飲むようにすること、 運動はまずはストレッチからそしてウォーキングなどをおすすめしました。 12

13 栄養指導用ツール フードモデル カロリー表 Bさんは保健指導を受けるのも初めてとの事でしたので
視覚から訴えることのできるフードモデルやカロリー表などを活用しました。 Bさんからは特にフードモデルは具体的な必要量が目で見ることができ大変わかりやすかったと 言って頂けました。実際の炭水化物の量や1日の野菜の必要量、またジャンクフードのカロリーなど ご理解していただけたようです。 13

14 精神安定剤をほとんど服用せず精神状態安定
40代男性Bさんの半年後 身長 171.8cm 171.8cm 体重 72.1kg 68kg 腹囲 85.0cm 79.0cm BMI 24.4 23.0 空腹時血糖値 101 98 HbA1c (NGSP) 5.9 5.6 LDLコレステロール 151 105 -4.1㎏ -6.0㎝ 精神安定剤をほとんど服用せず精神状態安定 Bさんの半年後の結果です 体重は約4.1kg 腹囲も目標を上回る6センチ減少しました。 検査数値も改善がみられ、何より期待していたのは 精神安定剤を服用せずに精神状態が安定しているということでした。 休日の昼間から飲んでいたアルコールも減り、缶コーヒーも無糖のものを 1、2本程度でその他は殆ど水に変わったとご報告を受けました。 体の栄養改善だけでなく心の栄養改善にもつながったと感じる事ができ、 指導者として非常に嬉しい症例でした。 14

15 結果 食生活のコーチングと継続した支援から対象者との信頼関係が深まり、食事や健康に対する意識の向上、また正しい生活習慣や数値の改善、精神状態の改善がみられた。 指導用フォローシートの活用により、対象者との半年間のコミュニケーションを視える化させることができた。 栄養指導用ツール(フードモデル・カロリー表)により、対象者の理解促進をすすめることができた。 以上非常に上手くいった2症例ではありますが 食生活のコーチングと継続した支援から対象者との信頼関係が深まり、食事や健康に対する意識の向上、 また正しい生活習慣や数値の改善さらには精神状態の改善がみられました。 指導用フォローシートの活用により、対象者との半年間のコミュニケーションがしやすく、「視える化」させることができました。 そして指導用ツール(フードモデル・カロリー表)により、対象者の理解促進をすすめることができたと言えます。 15

16 「からだの栄養」=「心の栄養」 糖質の過剰摂取防ぐ ビタミンB群 タンパク質 鉄分 セロトニンの原料 (幸福感) 血糖値を上げ過ぎない
AEGs(糖化最終生産物)を抑制し 肌老化を防ぐ ビタミンB群 糖質分解・代謝に必要 不足すると倦怠感やイライラ 鉄分 コラーゲン合成 タンパク質 セロトニンの原料 (幸福感) 私自身が指導の中で日頃感じているのは、栄養とは体だけでなく心にも強く影響し 対象者の人生に大きく関与しているという事です。 糖質の過剰摂取を防ぐことで血糖値を上げ過ぎないことはもちろん AEGsを抑制し肌老化を防ぐ事ができますし、ビタミンB群は糖質の分解代謝に必要で不足すると倦怠感に繋がります。 鉄分補充はコラーゲンの合成に必要で肌の弾力や張りに影響し たんぱく質はセロトニンの原料になり、うつ病の抑制や幸福感に繋がります。 バランス良い栄養摂取を指導する事で、対象者が栄養についての理解を深め、人生をも変えるきっかけとなる事が 出来れば非常に嬉しく思います。 16

17 まとめ ○「受け身」になりやすい保健指導から「自発性」を尊重し支援する保健指導を継続していくには、 食生活のコーチングは重要だと認識できた。
○体・心・肌の健康をサポートする上で、糖質を過剰に取り過ぎない、たんぱく質・ビタミンB群・ 鉄分の摂取は必要であり、結果として健康美に繋がり有効だった。 ○支援者が対象者に対し想いを持ち、真摯に向き合うことで成功へ導くと確信できた。 最後に今回の支援を通じて、以下の3点を感じました。 「受け身」になりやすい保健指導から「自発性」を尊重し支援する保健指導を継続していくには、 食生活のコーチングは重要だと認識することができました。 体・心・肌の健康をサポートする上で、糖質を過剰に取り過ぎない、タンパク質・ビタミンB群・鉄分の摂取は必要であり、結果として健康美に繋がり有効でした。 そして最後に支援者が対象者に対し想いを持ち、真摯に向き合うことで成功へ導くと確信できました。 以上発表を終わらせて頂きます。 ご清聴ありがとうございました。 17


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