Presentation is loading. Please wait.

Presentation is loading. Please wait.

ノニの血圧上昇抑制のメカニズムに関する研究

Similar presentations


Presentation on theme: "ノニの血圧上昇抑制のメカニズムに関する研究"— Presentation transcript:

1 ノニの血圧上昇抑制のメカニズムに関する研究
~ノニのAktに対する影響~ 東洋医薬学研究室 Fig. 2 Phosphorylation rate of Akt in the aorta Introduction P-Akt  ノニ(morinda citrifolia)はインドネシアのモロッカ諸島原産のアカネ科(Rubiaceae)の薬用植物である。これまでに当研究室の研究により、ノニ果汁の動物モデルにおける血圧上昇抑制、脳卒中発症による死亡率を低下させる効果を証明した。今回、本研究はノニ果汁の血圧上昇抑制のメカニズムを検討した。 P-Akt T-Akt A T-Akt B cont noni cont noni Methods Animals   雄性、6週齢のSHRSPラットを、コントロール群とノニ果汁投与群の2群に分け、2群ともに血圧上昇易誘発餌(SP)で飼育した(各n=6)。ノニ果汁投与群には10%のノニ果汁添加した飲水を、コントロール群には普通水道水を自由摂取させた。 Fig. 3 Phosphorylation rate of Akt in the liver P-Akt P-Akt T-Akt T-Akt A B Body Weight and Blood Pressure  ノニ果汁投与開始から1週間毎に体重測定と、無麻酔下で非観血式自動血圧測定装置(UR-1000.ウエダ製作所)を用いて、tail-cuff法により収縮期血圧を測定した。 cont noni cont noni Western Blotting analysis   ノニ果汁の血圧上昇抑制効果がみられた、投与開始5週目の時点に血液を採取し解剖を行い、臓器を摘出、称量をしたあと、肝・大動脈の一部分を速冷したのち、-80℃で保存した。   ウェスタンブロット法による分析は、組織をホモジナイズしたサンプルから一定量のタンパク質をSDS-PAGEにより分離、PVDF膜へ転写し、1次抗体を反応させ、2次抗体(HRP標識抗体)を用いた。バンド密度の定量分析はImage Jソフト(NIH、USA)を用いて行った。 (* P<0.05 vs control) Tab. 1 Measurement of GOT・GPT(U/L) Measurement of GOT・GPT   GOT・GPT測定キット(トランスアミナーゼCⅡ-テストワコー)を用いて、血清中のGOT・GPTを測定した。 GOT GPT cont(n=6) 39.63±3.35 3.34±3.23 noni(n=6) 35.12±5.31 0.97±1.53 mean±SD Results Body Weight and Blood Pressure Fig. 1 Organs Weight of SHRSP (g/kg weight) Tab. 2 A 心臓 肝臓 腎臓 cont 4.176±0.272 32.80±1.85  8.296±0.371  7.886±0.578 noni 4.324±0.204 31.93±1.86 8.227±0.190 7.486±0.338 mean±SD 1.実験開始後、2群ラットは順調に成長し、ノニ果汁投与による体重変化はみられなかった(Fig. 1-A)。   ノニ果汁投与開始後3週目と4週目においてノニ群の収縮期血圧は有意に低下していた(P<0.005)。ノニの血圧上昇抑制作用が再び証明された。(Fig. 1-B) B 2.大動脈において、ノニ群のPhospho-Akt(Ser473)/total-Aktと、Phospho-Akt(Thr308)/total-Akt値はcont群に比べ増加傾向を示した(Fig. 2-A.B)。 * * 3.肝臓において、ノニ群のPhospho-Akt(Ser473)/total-Akt値はcont群に比べ有意に高かった。 Phospho-Akt(Thr308)/total-Akt値も強い傾向性を示した。(Fig. 3-A.B)。 4.血中GOT・GPTの測定結果、両群間に有意な差がなく、ノニの肝機能に対する影響がみられなかった。 (Tab. 1)。 5.ノニ果汁の投与は、各臓器重量に影響がなかった (Tab. 2)。 (* P<0.005 vs control) Discussion   同研究室の研究より、ノニ果汁の血圧上昇抑制、脳卒中発症による死亡率を低下させる効果が発現されたが、我々の成果は再びノニ果汁の血圧上昇抑制作用を証明した。  Aktはタンパク質キナーゼB(PKB)とも呼ばれ、アポトーシスの抑制、細胞増殖、糖・脂質代謝、細胞移動などに関与しており、悪性腫瘍や糖尿病・動脈硬化などの生活習慣病との関連でも研究が進められている。 AktにはThr-308とSer-473などのリン酸化部位が存在する。AktはeNOSのリン酸化を促すkinaseの1つであり、Aktがリン酸化し活性化されることで、eNOSが活性化されNOが産生する。今回の実験では、ノニの摂取により、Aktの活性促進傾向がみられた。この結果から、ノニ果汁の血圧上昇抑制のメカニズムの1つとして、Akt/eNOS系の活性化を介したNO産生量の増加が考えられる。  今後、SHRSPラットを用いてノニ果汁の血圧上昇抑制メカニズムのさらなる研究が必要である。 Reference Herbal hepatotoxicity: acute hepatitis caused by a Noni preparation (morinda citrifolia):  European J Gastroenterology and Hepatology 2005;17(4):


Download ppt "ノニの血圧上昇抑制のメカニズムに関する研究"

Similar presentations


Ads by Google