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1.出版社の仕事 2.編集者の仕事 3.出版メディアの役割
出版(2) 出版の現場と出版メディアの役割 1.出版社の仕事 2.編集者の仕事 3.出版メディアの役割
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1.出版社の仕事 出版社の仕事=出版活動を担うこと。
出版社の仕事=出版活動を担うこと。 「情報を書籍・雑誌などの印刷物や、CD-ROM, DVDやメールマガジンなど電子的方法によって複製し、頒布・販売の方法で普及させる活動」 日本には4,000以上の出版社が存在。 ←許可・届出を必要としていない。 ←執筆から販売まで“委託”に依存する度合いが大 きい。 ⇒必要な資本はそれほど大きくない。
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出版社の仕事は「編集」「業務・製作」「販売」「広告」「宣伝」に大別される(教科書p. 163)。
編集:企画立案→原稿の執筆依頼→原稿入手→原稿 整理→組み方・体裁の決定→校正→校了 業務・製作:事前原価計算の作成→製作(印刷会社や 用紙・製本会社の手配)→搬入(取次へ) 販売:マーケティング調査→部数決定→販売促進(販 売部数交渉)→配本調整 広告(雑誌の場合):掲載広告の勧誘→広告ページの 決定→広告原稿入稿
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2.編集者の仕事 編集者とは、書籍や雑誌、新聞などの刊行物や論文などの内容を編集する人。 (1)企画の立案 何を出版するのか?
著者を誰にするか? 読者は誰か? “オリジナリティ”はあるか、“売れるか?”の判断 ←時代に合ったトピックか? ←トピックに合った著者? ←企画を持ち込まれた場合の判断? マーケットリサーチ
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(2)原稿の執筆依頼 テーマ? 分量? 締切り 印税・原稿料 ←編集者の人脈が鍵を握る (3)原稿の入手 スケジュールどおりに原稿を書いてもらうのは容易ではない。 ⇔執筆を励ます(催促) ⇔資料集めを手伝う
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(4)原稿整理 入手した原稿に目を通し、内容と形式を整えること。 ←疑問点を著者に質問する。 ←書き直しを依頼する。 ←用字用語の誤りを直す。 ←表記を統一する。 ただし、専門的な書物であり編者がいる場合には、これらの作業は編者に任されることも多い。
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(5)組み方・体裁の決定 文字の書体・大きさ、1ページ当たりの行数、図表や写真の大きさと挿入する位置などを印刷所へ指示する。 (6)校正 校正刷(ゲラ刷り)の誤字誤植を原稿どおりに正しく直すこと。 初校→再校→三校→四校・・・・と呼ぶ。 初校は著者(編者)・編集者が行うが、再校以降は編者・編集者のみというケースもある。
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(7)校了 “校正完了”の意味。校正の責任者が最終チェックを行い、誤りがないことを確認したことを意味する。 “責了(=責任校了)”は、校正責任者が誤りを発見したが、修正が修正者の責任によって修正されるのを条件に「校了」とすることを指す。
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3.出版メディアの役割 (1)あなたは出版メディアに何を期待しますか? 流行を伝播すること? 有名人の秘密を暴くこと?
海外の大衆文化を紹介すること? 政治(家)を非難すること? 世界的なイベント(W杯、サミットなど)の特集を組み解説すること? 出版メディアは、 「ジャーナリズム」「学問」「娯楽」・・・など単一の言葉ではくくることのできない分野
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(2)テレビや新聞では実現しにくいことを期待できるのではないか
①徹底した調査に基づく報道を連載する ⇒国民への問題提起・世論を動かす ②専門家の世界を他の専門家や一般人へ伝達する ⇒知の連携・連鎖 ③読んでほしいもの、後世に残したいものを作る ⇒知の財産 さまざまな分野にまたがる“財産”と考えられる。 e.g. 「冬ソナ」にハマった私たち(林香里)
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参考文献 林香里 (2005) 「冬ソナ」にハマった私たち 文春新書
林香里 (2005) 「冬ソナ」にハマった私たち 文春新書 川井良介 (2004) 出版の現場 天野勝文・松岡新兒・植田康夫(編著) 新現代マスコミ論のポイント Pp 清水英夫 (1995) 出版学と出版の自由 日本エディタースクール出版部
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