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「さぁ、いぐけ」 ~高齢者にやさしい 市街地へ~
第3章 フィールドワーク及び調査結果 「さぁ、いぐけ」 ~高齢者にやさしい 市街地へ~ 宇都宮大学中心市街地研究チーム 齊藤香織 加藤沙織 これから宇都宮大学、中心市街地研究チームの発表をはじめます。発表者は齊藤・加藤です。よろしくお願いします。 今回、私たちの提案テーマは「高齢者にやさしい中心市街地へ」です。 中心市街地は駅や商店街の他、市役所や郵便局など都市機能がそろっている場所で、市の要です。 多くの市民にとって身近でよく利用する場であると思いますが、特に高齢者に焦点を当ててみると、交通量が激しいことや中心市街地までアクセスしにくいために容易に足を運べないという環境に今あるのではないでしょうか。 こうした彼らの行動を考えてみると、中心市街地は高齢者にとって行き来しやすい場。また、高齢者のニーズを満たせる場所であるべきではないか?と私たちは考えました。 そこで、このような中心市街地の現状を改善する提案を行いたいと思います。
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提案の目標 ①高齢者が安全に回遊できる環境提供をしたい!! ②高齢者が中心市街地へ楽に行き来できるようにしたい!!
第3章 フィールドワーク及び調査結果 提案の目標 ①高齢者が安全に回遊できる環境提供をしたい!! ②高齢者が中心市街地へ楽に行き来できるようにしたい!! ③子供~高齢者まで誰もが行き交う中心市街地にしたい!! 提案の目標は次の3つです。 まず、中心市街地を高齢者が安全に回遊できる環境にすること。次に、高齢者が市街地へ楽に行き来できるようにすること。 そして最終的な目標として子供から高齢者まで誰もが行きかう中心市街地にしたいと考えています。
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フィールドワーク調査結果から ① 中心市街地内道路の安全性 ⇒歩行者にとって安全か? ② 宇都宮の隠れた魅力を再確認
第3章 フィールドワーク及び調査結果 フィールドワーク調査結果から ① 中心市街地内道路の安全性 ⇒歩行者にとって安全か? ② 宇都宮の隠れた魅力を再確認 ③ バス会社ごとの時刻表、バス停 分かりにくい案内板 ⇒バス情報の錯綜 ⇒利用者に分かりにくい 中心市街地の現状を知るために私たちはフィールドワークを行いました。 宇都宮の市街地を他市のものと比較し、高齢者の立場で中心市街地を利用した際の課題を発見しようとしました。 比較した都市は群馬県前橋市と茨城県水戸市です。 フィールドワークの調査結果はお手元の提案集(○○ページ)をご参照ください。 フィールドワークの調査結果から導き出された宇都宮市の課題は次の3点です。 1つ目は、中心市街地内道路における歩行者の安全が守られていないこと。 2つ目は、歩けば発見できる魅力ある場所や店舗がある中、それが広く知られていないこと。 3つ目は、バス情報に関してですが、現在はバス会社ごとに時刻表やバス停をまとめているため情報が錯綜し、利用者にとっては分かりにくくなっていることです。 この課題を受けて、高齢者に対する安全性とサービスという観点から私たちは提案を行いたいと思います。
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~歩行者天国化計画~ 提案1 第3章 フィールドワーク及び調査結果
第3章 フィールドワーク及び調査結果 提案1 ~歩行者天国化計画~ まずは歩行者の安全を確保するために、中心市街地内の一部を歩行者天国にする計画を考えました。
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提案1~歩行者天国化計画~ 第3章 フィールドワーク及び調査結果
第3章 フィールドワーク及び調査結果 提案1~歩行者天国化計画~ 場所はオリオン通りからのびる日野町通りとパルコ前から中央郵便局までのバンバ、みはし通りです。この図でいうとピンクで示したところです。 このエリアには中央郵便局やパルコなどの大型ショッピング施設が立地しています。そのため、休日ともなると交通量は一気に増加します。しかし先ほどの課題でも述べたように、このみはし通り・バンバ通りは車道・歩道ともに狭く危険であるため歩行者にとっては危険なエリアです。特に、バンバ通りは車道が狭い上に休日はパルコへの駐車待ちの車で大変混雑し、その車の間を歩行者・自転車が通るという場面をよく見かけます。
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提案1~歩行者天国化計画~ ⇒安全性の確保 ・歩道を歩車分離する *歩車分離・・・歩行者と自転車の分離 第3章 フィールドワーク及び調査結果
第3章 フィールドワーク及び調査結果 提案1~歩行者天国化計画~ ・歩道を歩車分離する ⇒安全性の確保 *歩車分離・・・歩行者と自転車の分離 そのような危険を回避するために、このエリアを歩行者天国にします。 また、歩行者と自転車の通る道をカラー分けをすることでより安全性を高めることができると考えます。
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提案1 ~歩行者天国化計画~ 歩行者・自転車分離歩道 イメージ (写真は前橋市 H19.10.17撮影) 中心市街地内循環バス「きぶな」
第3章 フィールドワーク及び調査結果 提案1 ~歩行者天国化計画~ 歩行者・自転車分離歩道 イメージ (写真は前橋市 H 撮影) 中心市街地内循環バス「きぶな」 →歩行者天国内を走行 (写真は前橋市 H 撮影) こちらはカラー分けのイメージです。写真はフィールドワーク時の前橋市のものです。 左上の写真は歩行者・自転車分離歩道です。 さらに私たちは、この歩行者天国の利便性を高めるために、現在も走行している市内循環バス「きぶな」とパトカー、救急車などの特別車両の2つは歩行者天国内を走行可能とするシステムを考えました。つまりトランジットモールの考えです。 右下の写真は歩行者天国内を走行する前橋市の市内循環バス「マイバス」の写真です。 このように宇都宮の中心市街地を走る「きぶな」が一部ではありますが、歩行者天国内を走行できるようにすることで、高齢者を はじめ多くの市民にとってより利便性が生まれると考えます。
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提案2 ~バス情報整理計画~ 第3章 フィールドワーク及び調査結果
第3章 フィールドワーク及び調査結果 提案2 ~バス情報整理計画~ 次にバス情報の改善を目的としてJR宇都宮駅前バスターミナルのバス情報を再整理することを提案します。
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提案2~バス情報整理計画~ <JR宇都宮駅前バスターミナル> ・会社別→行き先ごとに再整理 ・案内板・路線マップを一新 ⇒バス情報の明確化
第3章 フィールドワーク及び調査結果 提案2~バス情報整理計画~ <JR宇都宮駅前バスターミナル> ・会社別→行き先ごとに再整理 ・案内板・路線マップを一新 ⇒バス情報の明確化 (サービスの向上) 宇都宮駅のバス乗り場(現在) ①、②、⑤~⑬乗り場 関東バス ③、④乗り場 JRバス ⑭、⑮乗り場 東野バス この表のように、現在このバスターミナルのバス停は各バス会社ごとに設置されており、同じ方面に行くにも複数のバス乗り場が存在するといった状況になっています。しかし利用者にとっては行き先ごとにまとめられていたほうが分かりやすいのではないかと考えました。そこで、バス停を会社別から行き先ごとに整理し、バス停の位置を示した案内板と、利用者に配布する路線マップを作成します。 現在もバスの案内板は1番と5番乗り場付近に設置されており路線マップも存在しますが、バス停再整理後は情報が新しくなるのでこの2つを作り直します。 そうすることでバス情報が明確になり、より市民の立場に立ったサービスにつながると考えられます。 宇都宮駅バス停(H 撮影)
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拡大 整理後の行き先別表示 イメージ バス案内看板イメージ図 第3章 フィールドワーク及び調査結果 行き先 経由地 会社名 ・ 路線番号
第3章 フィールドワーク及び調査結果 整理後の行き先別表示 イメージ バス案内看板イメージ図 発車番号 行き先 経由地 会社名 ・ 路線番号 ①のりば 駒生営業所 馬場町・伝馬町・作新学院前 関東バス 1 馬場町・伝馬町・作新学院前・とちぎ健康の森 関東バス 2 作新学院前 馬場町・伝馬町 関東バス 3 ②のりば 真岡 鐺山・橋場・中島 東野バス 3 益子駅前 鐺山・橋場・七井 東野バス 4 鐺山・延生・七井 東野バス 5 芳賀温泉センター入り口 芳賀水橋 JRバス 4 祖母井 JRバス 5 拡大 こちらは私達が作成した再整理後バス案内看板と行き先別表示のイメージ図です。 (声を張り上げて!!強調!!) この表は発車番号・行き先・経由地・会社名・路線番号ごとに分け、同じ方面に行くバスを会社は関係なくまとめたものです。 例えば、真岡・益子方面に行きたいときはバス会社を考慮することなく2番乗り場に行けば目的の方面に行けるようになります。この表示をこちらのバス案内看板や路線マップにも掲載します。 このようにバス会社は違っても1つの乗り場から同じ方面にバスが出るという環境になると高齢者には分かやすく、その他の利用者にとってもやさしいサービスとなるのではないでしょうか?
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課題 ①「歩行者天国化計画」 →パルコ駐車場 ②「バス情報整理計画」 →バス会社の協力体制 第3章 フィールドワーク及び調査結果
第3章 フィールドワーク及び調査結果 課題 ①「歩行者天国化計画」 →パルコ駐車場 ②「バス情報整理計画」 →バス会社の協力体制 最後に、この提案についての課題も述べようと思います。 まず、「歩行者天国化計画」についてですが、バンバ通りに車が進入できなくなる事でパルコの駐車システムに支障が出てしまうということです。
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駐車場の車の流れ パルコ設置の駐車誘導板 第3章 フィールドワーク及び調査結果
第3章 フィールドワーク及び調査結果 駐車場の車の流れ この写真が現在パルコの駐車システムです。右の図で説明しますと、車は駅前大通りからバンバ通りに入り駐車し、出るときは直接大通りへ出るようになっています。図では赤い点線のルートです。そのためバンバ通りを歩行者天国にするとこのシステムに支障が出てしまいます。 しかしこれについては解決策を考えました。これまでバンバ通りから駐車場に入っていたルートを変更し、下の図の赤い矢印のように県道35号線方面から入るようにすることでこの課題は解決されるのではないでしょうか? 詳しくは論文集(○○ページ)をご覧ください。 パルコ設置の駐車誘導板
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課題 ①「歩行者天国化計画」 →パルコ駐車場 ②「バス情報整理計画」 →バス会社の協力体制 第3章 フィールドワーク及び調査結果
第3章 フィールドワーク及び調査結果 課題 ①「歩行者天国化計画」 →パルコ駐車場 ②「バス情報整理計画」 →バス会社の協力体制 次に、「バス情報整理計画」についてですが、大きな課題として3つのバス会社の協力体制の構築が難しいのではないかという点が上げられると思います。 以上で発表を終わりにします。ご清聴ありがとうございました。 (以上で私たちの提案発表を終わりにしますが、最後にこの調査、提案を通して感じたことを言いたいと思います。 それは、高齢者にとって町が使いやすい環境にあるということは誰にでも使いやすいということです。今後高齢化が進むなか、より多くの高齢者が町を快適に歩けるような環境になっていくことを強く望みます。)
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